蹴鞠談議2

2017:J2:12節:H:vs徳島ヴォルティス「長澤マジック2初尽くしの力戦を制し連敗ストップ」

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岡山vs徳島:3-2 得点者:23前川 大河(11島屋 八徳)、30豊川 雄太(17朴 亨鎮)、27塚川 孝輝(17朴 亨鎮)、16渡 大河(11島屋 八徳)、20藤本 佳希(8石毛 秀樹) 観客数:8,931人

1、チーム情報&評点

評価基準

良:1~5:悪

審判

主審:上村 篤史:2.5 副審:武部 陽介、馬場 規:2.5

H:岡山

監督

長澤 徹:2.0

スタメン

30豊川 雄太:2.0 8石毛 秀樹:1.5、10大竹 洋平:2.5 17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン):2.0、16関戸 健二:2.5、27塚川 孝輝:1.5、21加地 亮:2.5 14喜山 康平:2.5、39篠原 弘次郎:3.0、3久木田 紳吾:2.5 22一森 純:2.5

リザーブ

GK:13櫛引 政敏 DF:4近藤 徹志、2澤口 雅彦 MF:5渡邊 一仁、26田中 奏一、11三村 真 FW:20藤本 佳希

途中交代

10大竹 洋平→20藤本 佳希:2.0 21加地 亮→26田中 奏一:3.0 30豊川 雄太→11三村 真:2.5

寸評

監督:長澤 徹:前節良かった選手を巧く起用し、交代カードでも勝利を呼び込んだ。 GK:22一森 純:2失点を喫するも立ち上がりの絶体絶命の1対1でファインセーブなどでチームを救った。 左CB:14喜山 康平:サイドでの守備対応に苦しむもボールを持った時に上手く組み立てた。 中CB:39篠原 弘次郎:上手く連動して徳島のパスワークに対応するも中央の守備の要として跳ね返し切れなかった。 右CB:3久木田 紳吾:スピードを活かしてしっかり寄せた守備の対応を90分間続けて勝利に貢献した。 DH:16関戸 健二:ボールキープとパスで攻撃の流れを作り、守備でも献身的に走り切った。 DH:27塚川 孝輝:高さと強さを活かした守備は効果的で、攻撃ではパスで組み立てて勝ち越しのプロ初ゴールも決めた。 左WB:17朴 亨鎮:意図したアシストではなかったが、2アシストを記録し、過密日程の中戦いきった。 右WB:21加地 亮:前3人と後ろ3人と連動し、サイドでのパスの通過点として機能した。 ST:8石毛 秀樹:ドリブルとパスで決定機を演出したが、シュートを狙う積極性も欲しかった。 ST:10大竹 洋平:ドリブルとパスで、連動し、ゴールへ迫る勢いを作った。 CF:30豊川 雄太:久々のスタメンで、同点ゴールを決め、足が攣るまでゴールへ向かって行く推進力を久々に見せた。 交代:20藤本 佳希:プロ初ゴールが、劇的決勝ゴールとなったが、フリーランの部分を含め、今後の成長に期待。 交代:26田中 奏一:ドリブルで仕掛けるシーンで怖さを与えるも、軽率なプレーで味方にも怖さを与えた。 交代:11三村 真:スピードを活かし切れなかったが、ドリブルで果敢に勝負を仕掛けた。



A:徳島

監督

リカルド・ロドリゲス・スアレス:3.0

スタメン

16渡 大生:2.0 32小西 雄大:2.5、23前川 大河:2.0、26杉本 太郎:2.5 6カルリーニョス:2.5、11島屋 八徳:2.5 8岩尾 憲:2.5 19内田 裕斗:3.0、2ニコラ・ヴァシリェヴィッチ(ヴァシリェヴィッチ):3.0、4藤原 広太朗:3.0 21梶川 裕嗣:2.5

リザーブ

GK:1相澤 貴志 DF:3大崎 玲央、15井筒 陸也 MF:7木村 祐志、13松村 亮 FW:9ニコラ・アシチェリッチ(アシチェリッチ)、17山崎 凌吾

途中交代

32小西 雄大→17山崎 凌吾:3.0 26杉本 太郎→7木村 祐志:3.0 23前川 大河→9ニコラ・アシチェリッチ(アシチェリッチ):評価不可

2、得点経過

A:徳島:0-1:23前川 大河(11島屋 八徳)

 岡山が、10大竹 洋平と8石毛 秀樹のパスや個人技からゴール前に迫るもシュートまで行けず、逆にカウンターを受けてしまいました。岡山は、サボらず多くの選手がしっかり戻るも、スピードを緩めず上がっていく徳島のカウンターを受ける形になりました。人数は足りていて、しっかり戻っていたが、逆に戻り過ぎた所で出来たエアポケットへ11島屋 八徳からクロスを入れられ、スペースへ走り込んだ23前川 大河に、フリーで打たれたヘッディングシュートをゴールへ叩き込まれました。  この失点の形は、最終ラインに人数を揃えすぎて、後ろからやってきた選手にフリーで打たれるという岡山の失点パターンであり、選手同士の守備時の判断であったり、声出しでしっかりスペースと人を巧くケアしていかないと、今後もやられると思います。  また、岡山もこういった徳島の様なカウンターでやり切るというシーンを増やしていかないと、なかなか得点する事は難しいと思いますし、参考にしたい部分ではあります。

H:岡山:1-1:30豊川 雄太(17朴 亨鎮)

 徳島の2ヴァシリェヴィッチのバックパスが逸れてゴールの少し右のゴールラインを割るというあわやオウンゴールかというプレーで得たCK。8石毛 秀樹の正確無慈悲のニアへの精度の高いボールを17朴 亨鎮がすらして、30豊川 雄太が頭でゴールへ押し込んだという同点ゴールのシーン。綿密に高さ不足を補うために色々と工夫していた今季で、ようやく2得点目。こういった形を増やしたいというのと同時にそこにいるという30豊川 雄太の得点の嗅覚を感じた良い得点だったと思います。チームとして多彩なキッカーとパターンで、背の低さを補ってセットプレーでの得点を増やして欲しいと思います。そうすれば、この試合の様に流れを変える事が出来てたり、打ち合いを制する事が可能だと思います。14喜山 康平のコメントであったセットプレーで得点できるチームが上に上がるというのは、まさにその通りであると思います。セットプレーをしっかり決めて、浮上を狙える位置は、最低限キープしていって欲しいですね。

H:岡山:2-1:27塚川 孝輝(17朴 亨鎮)

 30豊川 雄太の意表を突くボールコントロールで、不十分なクリアを誘うシーンから8石毛 秀樹が潰れて、そこから10大竹 洋平が回収し、フリーの30豊川 雄太という流れを作る事が出来ました。そこから30豊川 雄太のクロスが、DFに当たりGKのパンチングの毀れ球が、変な回転がかかって17朴 亨鎮の元へ行くという幸運。17朴 亨鎮のシュートはミートしませんでしたが、逆に絶妙なパスとなり、それをなんと27塚川 孝輝が、オシャレなヒールシュートで、流し込むという素晴らしい得点。  ルーキーながらこういった幸運であったり、そういったポジショニングやプレーの選択ができるという持っている選手という感じがします。このゴールで自信を付けて、得点に絡むシーンを増やして行って欲しいです。

A:徳島:2-2:16渡 大生(11島屋 八徳)

 繋いで来ていた徳島がロングパス1本を狙ってきたシーン。サイドへのロングパスでしたが、17朴 亨鎮が処理を誤り、11島屋 八徳が、裏へ抜け出します。11島屋 八徳は、一度中を確認してから絶妙なクロスを入れて来ました。このクロスは22一森 純が、飛び出すという選択をするも逃げていくボールで触れず、その先に居た16渡 大生に頭で決められてしまいました。  この失点シーンの様にクロスへの弱さというのも今季の失点パターンで、高さ不足は深刻です。この対処としてDFラインを高くしたり、後ろから組み立てるというチーム方針で、攻守のバランスをとっています。守備力を高めるためにビルトアップや高さといった部分のバランスをどう取っていくべきなのか。その点に関しては、調整していかなければ、完封はなかなか難しいと思います。

H:岡山:3-2:20藤本 佳希(8石毛 秀樹)

 岡山が、しっかりサイドや後ろで繋いだ後に、27塚川 孝輝から8石毛 秀樹へ。8石毛 秀樹から20藤本 佳希へと、縦へのパスを通す事が出来たので、一気にゴール前まで運ぶことが出来ました。これにより20藤本 佳希がシュートまで行く余裕があり、実際に少し触られるもしっかりシュートを打ち切る事が出来ました。これが決まって、20藤本 佳希のプロ初ゴールという結果に繋がりました。  8石毛 秀樹のラストパスも又抜きの絶妙なパスで、20藤本 佳希も迷いなく出来たという状況を生み出す事が出来ました。縦へのパスが如何に有効か感じる得点の流れであり、27塚川 孝輝をDHで、起用した恩恵であると思います。こういった縦に速くスペースがある状況を作る事が出来れば、20藤本 佳希も活きてくると思いますので、こういった流れでの得点を増やして行って欲しいです。

3、戦評

数値評

評価基準

良:A~E:悪

H:岡山

攻撃評価:A 守備評価:D 采配評価:A 総合評価:B

A:徳島

攻撃評価:B 守備評価:D 采配評価:D 総合評価:C

文章評

 前節の采配による内容と結果に対し、皮肉を込めたタイトルにしましたが、この試合では、長澤 徹監督の采配がずばり当たりました。8石毛 秀樹をここまで何故スタメンで起用しなかったのかと感じる疑問は、増々感じる所ではありますが、しっかりスタメンで起用を選択した長澤 徹監督の決断は、高く評価したいです。27塚川 孝輝のDHでのスタメン起用も当たり、20藤本 佳希という交代カードも嵌り、見事に打ち合いを制して、連敗を止めるという結果に繋げる事が出来た点は、本当に素晴らしいと思います。

 ただ、この試合の勝因は、長澤 徹監督の采配もですが、徳島のスタイルも大きいと思います。この試合の失点のパターンを考えても高さ不足の岡山に対して、そこを徹底的に突いて来るというサッカーを徳島はして来ませんでした。時間帯などを考えて、もっとパワープレーに来られていたら守り切れていたか怪しいと思います。最後まで、徳島が地上戦をメインに戦っていたことが大きいと思います。パワープレーではなく、ある程度パスを回してからロングパスやクロスを入れるというシンプルな戦いではなかったです。他チームの様にこの辺りを徹底されていたらどうだったのか。196センチの長身FWも居ましたし、あまり想像したくありません。

 それでも最大の収穫は、このサッカーで上位に位置する徳島に対して、打ち勝った事です。これは紛れもない事実で、30豊川 雄太と8石毛 秀樹、10大竹 洋平のコンビのテクニックとアイデアと球際の強さという粘り強さと柔軟さという武器がJ2であれば、十分通用するという自信を持てた試合となったと思います。  また、27塚川 孝輝と16関戸 健二の相性の良さもこの試合の収穫の1つです。16関戸 健二がボールキープやパスワーク、フリーランによるポジショニングで、しっかり繋ぎ、27塚川 孝輝が展開する。これが結構機能していました。27塚川 孝輝の縦への意識も強く、長短を織り交ぜた思い切りの良いパスが、目立ちました。このパスには、メッセージ性のあるパスも多く、スルーパスで、際どいシーンも多く作れていました。更に、終了間際には、遠くへ高く滞空時間の長いクリアをして時間を稼ぐというプレーも出来た事は大きいです。  この試合で、各ポジションで円滑なパスワークが出来た事で、良い攻撃のリズムを作る事が出来ました。今後の戦い方に好影響をもたらしてくれる事は、間違いないので、勝つために細かい修正をしていって、下位から脱出して欲しいです。

 それでも不満点はあるので、その部分について述べて行きたいと思います。チームへフィットさせるためとはいえ、これだけ活躍出来た8石毛 秀樹の起用法がまず1つ。DFラインの高さの部分に関して、まったくテコ入れしない点が2つ目。31下口 稚葉という運動量豊富で、技術の高い選手への評価が低い事が3つ目。4つ目は選手起用が偏っている事。この4点に関しては、夏場に向けてなんらかの答えを出してくれる事に期待したいのと1つ目の8石毛 秀樹の待遇改善に期待したいです。  逆に評価したい点は、27塚川 孝輝のここまでの起用法で、MFやFWでの起用を重ねて上手く伸ばした点。今まで選択しなかった組み合わせへの挑戦を選択した点。ここまでの成績を考えても不満点も目立ちますが、上位が苦しんでいる事を考えても、まだ十分昇格争いに絡めるという事。長澤 徹監督には、この試合の様に上位へ進出する足掛かりを作ってくれると信じたいです。残留争いか昇格争いかは、天と地の差があるので、岡山の今後を考えても今後も厳しく注視してチームを見て行きたいです。

試合評

MOM:27塚川 孝輝(岡山) MIP:8石毛 秀樹(岡山) 満足度:10点(10点満点)

岡山から世界へ To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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記事カテゴリ:
2017年ファジアーノ岡山
タグ:
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プライドオブ中四国
縦パス
朴亨鎮
打ち合い
逆転勝利
プロ初ゴール
藤本佳希
塚川孝輝
豊川雄太
石毛秀樹
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初めまして杉野雅昭と申します。
サカつくをきっかけにサッカー好きになりました。
2002年以来のサッカーファンです。
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2008年以降は、ファジアーノ岡山のサポです。
昔はジェフも好きでした。
海外はバルサです。
何かあれば、こちらまで。
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