蹴鞠談議2

2017:J2:4節:H:vs京都サンガF.C.「前進!上昇!エース復帰で今季初勝利!」

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岡山vs京都:2-1 得点者:18望月 嶺臣、24赤嶺 真吾(10大竹 洋平)、24赤嶺 真吾(PK) 観客数:10,214人

1、チーム情報&評点

評価基準

良:1~5:悪

審判

主審:佐藤 隆治:2.5 副審:西橋 勲、亀川 哲弘:2.5

H:岡山

監督

長澤 徹:2.0

スタメン

20藤本 佳希::3.0 7伊藤 大介:2.5、30豊川 雄太:3.0 17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン):2.5、16関戸 健二:3.0、5渡邊 一仁:2.5、21加地 亮:2.5 14喜山 康平:2.5、39篠原 弘次郎:2.5、3久木田 紳吾:2.5 1一森 純:3.0

リザーブ

GK:13櫛引 政敏 DF:4近藤 徹志、6竹田 忠嗣、2澤口 雅彦 MF:10大竹 洋平 FW:11三村 真、24赤嶺 真吾

途中交代

30豊川 雄太→10大竹 洋平:2.0 20藤本 佳希→24赤嶺 真吾:1.5 5渡邊 一仁→11三村 真:2.5

寸評

監督:長澤 徹:効果的交代カードで逆転勝利を呼び込んだ。

GK:22一森 純:安定したビルトアップも飛び出しが消極的。

左CB:14喜山 康平:積極的な攻撃参加や縦パスで、局面の打開するプレーが秀逸。 中CB:39篠原 弘次郎:熱くなる場面もあったが、攻守でアグレッシブなプレーが光った。 右CB:3久木田 紳吾:守備のアタックで攻撃の芽を摘むも判断のミスも何度かあった。

DH:16関戸 健二:局面を打開するパスがあるもミスパスの多さが気になった。 DH:5渡邊 一仁:チャレンジ1は達成ならなかったが、交代までボール奪取が光った。

左WB:17朴 亨鎮:得点の匂いのするクロスも良く、終了間際の苦しい時間帯にゴール前で走りPK獲得。 右WB:21加地 亮:上下動を繰り返し、効果的クロスを何度か配給した。

ST:7伊藤 大介:なかなか攻撃に絡めなかったが、DHに下がってからのチャンスメークは流石。 ST:30豊川 雄太:気合が空回りし、シュートを吹かすシーンが目立ったが、繋ぎに成長を感じた。

CF:20藤本 佳希:判断の悪さが目立った。ポストプレーと仕掛ける判断の向上が必要不可欠。

交代:10大竹 洋平:テクニカルなプレーは良かった。特にアシストのシーンは秀逸。 交代:24赤嶺 真吾:昨季4得点も怪我からの復帰で早くも2ゴール。得点量産に期待。 交代:11三村 真:スーパーサブとして、スピード感ある仕掛けで、京都を錯乱させた。



A:京都

監督

布部 陽功:3.0

スタメン

16李 勇載(イ・ヨンジェ):3.0 22小屋松 知哉:2.5、19大野 耀平:3.0 6本多 勇喜:3.0、5吉野 恭平:2.5、18望月 嶺臣:2.0、30石櫃 洋祐:3.0 15染谷 悠太:3.0、17牟田 雄祐:3.0、3高橋 祐治:3.0 1菅野 孝憲:2.5

リザーブ

GK:21清水 圭介 DF:2湯澤 聖人、4田中マルクス 闘莉王、24内田 恭平 MF:仙頭 啓矢 FW:13岩崎 悠人、31大黒 将志

途中交代

19大野 耀平→16岩崎 悠人:2.5 15染谷 悠太→4田中マルクス 闘莉王:3.0 16李 勇載→31大黒 将志:3.0

2、得点分析

A:京都:0-1:18望月 嶺臣

経過

スローイン(京都)→16李 勇載(DFを背負う所から仕掛ける)→14喜山 康平(対応し最後タックルで足を伸ばすも届かず)→16李 勇載(振り切りクロスを入れる)→22小谷松 知哉(ゴール前に飛び込む)→39篠原 弘次郎(辛うじて頭でクリアするも不十分)→18望月 嶺臣(ペナルティエリア内でこぼれ球に反応し、ダイレクトシュート)→22一森 純(飛びつくも届かず)→ゴール

分析

 クロスに対するチームとしての対応力の弱さが表れたシーン。ギリギリのプレーとはいえ、クリアが弱くペナルティエリア外にクリアできなかった。中でのポジショニングや力強く跳ね返すヘッドの力。こういった厳しい状況で良いクリアが出来るかというのは、1つのポイント。  もう1つはクロスを入れさせない守備。クロスに弱くもブロックできれば、問題ない。背後からの守備という状況からそのまま仕掛けられてクロスまで行かれてしまった。14喜山 康平の対応であったが、懸命に足を伸ばしていたが、スピードという部分で、あと一歩届かなかった。  また、やはりフリーの選手を作ってしまったという事も反省点で、コースを消したかった。しかし、ゴール前に選手が集中し、人数が居ただけに悔やまれる失点と言える。

H:岡山:1-1:24赤嶺 真吾(10大竹 洋平)

経過

岡山(ビルトアップから崩しにかかる所でカットされる)→京都(何度かクリアするもそこから攻撃になかなか移れない)→ボール(目まぐるしく変わるも最終的に岡山ボールで落ち着く)→7伊藤 大介(フリーで持てたので、落ち着いて隙のあるところへパスを出す)→11三村 真(仕掛けて出したシュート性の前へボールがDFに当たる)→10大竹 洋平(こぼれ球をダイレクトで浮き球のスルーパス)→24赤嶺 真吾(オフサイドラインぎりぎりの所で受ける)→1菅野 孝憲(前へ出てコースを消そうとする)→24赤嶺 真吾(しっかりコースを見極めて足元に流し込むシュート)→1菅野 孝憲(足を倒して防ごうとするも抜けていく)→ゴール

分析

 まず、24赤嶺 真吾が、よく我慢出来てライン内に留まったという点は、大きい。ギリギリの所ではありましたが、オフサイドにならないように的確なポジショニングが出来ていました。経験によって培われた冷静なファインプレーであったと思います。  そして、10大竹 洋平のラストパスも絶妙で、時間が止まるような素晴らしいパスでした。しかし、こういったパスは、何度かありましたが、奇麗になかなか通らず、ゴールに繋がりませんでした。ようやくといった感じで、連携が良くなれば増えるシーンであると思います。24赤嶺 真吾が、スタメンで出場出来るようになれば、増やしたい形ですね。

H:岡山;2-1:24赤嶺 真吾(PK)

経過

24赤嶺 真吾(ポストプレー)→11三村 真(少し仕掛ける)→21加地 亮(サイドを全速力で駆け上がる)→11三村 真(走りこんだスペースへパス)→21加地 亮(そこに走りこんで受ける)→17朴 亨鎮(ゴール前へ走りこむ)→21加地 亮(その動きを察知しそこへクロスを入れる)→17朴 亨鎮(落下点に入りヘッドを狙う)→30石櫃 洋祐(押してしまう)→PK(岡山:24赤嶺 真吾)→1菅野 孝憲(右に飛ぶ)→24赤嶺 真吾(落ち着いて逆に蹴る)→ゴール

分析

 このPKを獲得するまでの経過は、岡山らしさが出たシーンであると思います。それは、両WBの走力が目立った得点経過であるからです。まず、この時間帯がアディショナルタイムであるという事です。ドリブルを仕掛ける11三村 真の横を全速力でベテランの21加地 亮が、駆け上がっていく。そして、正確なクロスを入れる訳ですから信じられないですね。21加地 亮のペース配分の巧さと、メンタリティの強さが、光ったシーンと言えると思います。  そして、17朴 亨鎮も凄いです。21加地 亮のクロスの先にいたのは、同じくフル出場の17朴 亨鎮ですからね。結果的に押されてPKを獲得した訳ですから、サボってそこへ走りこんで居なかったらPKは、獲得できなかった。そして、PKでのゴールは、生まれませんでした。  このシーンを考えても岡山の両サイドの重要性や難しさを感じる得点シーンであったと思います。PKをしっかり決めた24赤嶺 真吾にスポットが当たっていますが、両WBの素晴らしいプレーによるPKの獲得であったと言えるでしょう。

3、戦評

数値評

評価基準

良:A~E:悪

H:岡山

攻撃評価:B 守備評価:C 采配評価:A 総合評価:B

A:京都

攻撃評価:B 守備評価:C 采配評価:D 総合評価:C

文章評

 勝利が無く、心配された開幕戦からの3試合でしたが、4試合目に今季初勝利という結果を残す事ができました。3試合とこの試合を含めて、守備を崩されてというよりは、クロスやセットプレーという高さ不足という弱点を突かれての失点が続いている状況です。良いサッカーをしているのに得点がとれず、気が付いてたら勝てないという変な気持ち悪さを感じていたサポーターも多かったのではないでしょうか?

 この試合の勝因として、多くの方が、十中八九24赤嶺 真吾の復帰を挙げると思われます。実際に大きなウェイトを占めるのですが、それが何故なのか、深く考察する必要性があると感じます。  まずは、考えられるのが、24赤嶺 真吾が復帰するまでは、不足していた決定力。同点ゴールのシーンは、GKの1菅野 孝憲が立ち塞がっていましたが、コースを見つけてしっかり決めたという落ち着きを感じさせるものでした。そのパスを呼び込むポジショニングを含め、自然体を感じさせるものがチームに勢いをもたらしました。足りなかったピースが埋まったというシーンでした。  もちろん、20藤本 佳希が駄目というよりは、チームにフィットしていなかった事が大きいと言えるでしょう。それは、メンバーと戦い方を変えた天皇杯で、3試合連続ゴールを決めたいるからです。相手が、札幌とベストメンバーの鹿島という事を考えると、20藤本 佳希の潜在能力の高さ感じる実績であると思います。岡山で覚醒したあの川又 堅碁も代表でゴールこそ決めましたが、ポストプレーが出来ないという事で、代表に呼ばれなくなりました。クラブでもスランプに陥るきっかけにもなってしまいました。20藤本 佳希のためにチームのスタイルを変更する事は考えられない。そう考える、20藤本 佳希は、この4試合で見せた僅かに見えた成長を大きなものにできるのか。選手生命にも関係する大きな岐路に立たされていると言えるでしょう。  運動量に関しては、得点分析通りなので、割愛させて頂きます。  さて、今度は新たな視点というよりは、皆さんお気づきの点のビルトアップからのポゼッションのレベルの高さと言えるでしょう。特にこれが際立ったのが熊本戦でしたが、決定機逸機と試合終了間際の隙を突かれたの失点により、勝利に結びつかなかった。この試合の様な奇跡の様な展開というのは、やはりゴール前でのストライカーの嗅覚というのが、大きな要素と考えられる。30豊川 雄太もこの部分に優れる選手ですが、怪我人が多発している状況で、力みが目立ちます。怪我人が戻ってきて、得点の予感が増してくれば、30豊川 雄太の力みが消えて、得点機会が増えてくる事も十分考えられます。昨季の14押谷 祐樹同様にスタメンから入った場合は、守備の役割の比重が大きく、得点を奪うのは、難しい状況でした。30豊川 雄太は、スーパーサブという考え方も確かにあると思いますが、昨季の実績や今季に懸ける気持ち、パフォーマンスを考えると、スタメンが妥当と言えるでしょう。  バイタルエリア付近まで、ボールを回せるているので、後は、1つ1つのプレーを結び付けてゴールに繋げるだけです。あと少しというところまで来ているので、メンバーが揃ってくれば、得点は、自然と増えてくれると思います。24赤嶺 真吾という選手が復帰しただけの今季初勝利と考えても、チームに得点をできる土壌があったと言えます。そう考えると、この試合の選手のコメント通り、チームで勝ち取ったものであり、逆転勝利であったと思います。

 最後に1つ進化の兆しがありました。それは、CBのオーバーラップです。ここ2シーズン程、6竹田 忠嗣のみオーバーラップを仕掛けていましたが、この試合では、3人ともそういったプレーが見られました。得点を奪って勝利を掴むという強い意志を感じました。ポゼッションの力が高まった事で、生まれた攻撃パターンと言えます。カウンターのリスクが高まりますが、ここまで後ろで回すだけでボールを奪われて、危険なシーンを作られていました。前方へのパス数も多く、前への意識を強く感じます。後は、高さ不足を如何にカバーするか。高いポゼッションで、多くの得点を奪う。そうすれば、この試合に様に勝つことが可能と言えるでしょう。

 この勝利をきっかけに上昇気流に乗って欲しい。そういった期待を抱いてしまうぐらい、久々の気持ちのいいリーグ戦での勝利でした。これからが楽しみです。

試合評

MOM:24赤嶺 真吾(岡山) MIP:18望月 嶺臣(京都) 満足度:9点(10点満点)

岡山から世界へ To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。 また、支持数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。

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記事カテゴリ:
2017年ファジアーノ岡山
タグ:
豊川雄太
失点パターン
オーバーラップ
運動量
空中戦
ポゼッション
望月嶺臣
加地亮
朴亨鎮
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赤嶺真吾
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初めまして杉野雅昭と申します。
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2008年以降は、ファジアーノ岡山のサポです。
昔はジェフも好きでした。
海外はバルサです。
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