中学サッカー小僧のブログ

高校サッカー選手権レポート(遅っ…)

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訳あってだいぶ遅くなってしまいましたが……、
高校サッカー選手権2回戦・3回戦のレポートを少々書いてみたいと思います。

★1月2日(金)
<駒沢陸上競技場>
【広島皆実 VS 徳島商】

『(1回戦の)帝京戦の勝利で強いものを学んだ。攻撃的なスタイルで勝ちたい』(藤井監督)という広島皆実は、その監督の言葉通り、3年生・崎原拓也に替わってこの日先発をした左SBの2年生・秦和広の果敢な攻め上がりと、10番・谷本秦基のゲームメイクを中心に攻撃のリズムを掴んでいく。
23分、その谷本秦基が起点となり、スルーパスに抜け出したMF佐々木進が先制点を挙げる。しかしその6分後、ここまで防戦一方だった徳島商のトップ下・佐々木一輝がエリアの外、左斜め45度から目の覚める一発をネットにつき刺し同点とする。
『追いつかれてから少し慌てた』(広島・藤井監督)というように、試合はここまで圧倒的な広島皆実ペースだったが徐々に徳島商もリズムを掴んでいく。しかし61分、本人が『風が吹いていたので狙い通りだった』と振り返ったように、左SB・秦和広が蹴ったコーナーキックが直接ゴールに吸い込まれ、この1点を守りきった広島皆実が勝利した。

広島皆実 2-1 徳島商

≪中学サッカー小僧的MVP≫
広島皆実 10番 左MF 谷本秦基
今年の広島皆実の攻撃サッカーを象徴するプレイヤー。彼がボールを持てばチーム全体が前に動き出す。ドリブル・パスで攻撃のタクトを振るうテクニシャン!!



★1月2日(金)
<駒沢陸上競技場>
【星稜 VS 作陽】

『(グラウンドの)アウトサイドを使いなさいというのがウチのやり方』(星稜・河崎監督)という星稜は、左MFの1年・木村祐太と右MFの2年・山崎裕平のサイドから切れ込むドリブルを武器に攻めたてる。対する作陽は、ボランチの淵本翔太と亀井拓実の長短を織り交ぜたパスワークからリズムを掴んでいく。
そして31分、先制したのは作陽だった。エリア内での混戦に、後ろから走り込んだ左ワイドの花瀬翔平が押し込む。
試合が大きく動いたのは後半。お互い1点づつを取り合い、むかえた67分。『みんながハードワークをして(フリーだった)僕にボールを預けてくれたら、前にスペースがあった』と振り返ったように、ボランチの淵本翔太がドリブルで長い距離を攻め上がり、GKとの1対1からゴール。
『3点目を入れられたのが大きかった』(星稜・河崎監督)というように、この淵本翔太のゴールが決定打となり、作陽が勝利した。

星稜 2-4 作陽

≪中学サッカー小僧的MVP≫
星稜 9番 右MF 山崎裕平
試合には負けてしまったが、パワフルなドリブル突破で星稜のワイドなサッカーを体現。来年も楽しみな2年生。



★1月3日(土)
<駒沢陸上競技場>
【那覇西 VS 国学院久我山】

高校卒業後の入団が内定しているFC東京の城福浩監督がスタンドで見守るなか、国学院久我山のエース・MF田邉草民が大活躍をした。
開始2分のゴールを皮切りに、55分、61分にもゴールを決めハットトリック。さらに、この日もう一人ハットトリックを決めた、『選手権が終わったら(東京大学への)受験を頑張りたい』というFW川久保理へナイスアシストを連発。
終わってみれば、国学院久我山が7得点の大暴れ。敗れてしまった那覇西は、49分にFW仲田一斗がロングシュートで1点を返すが連戦の疲れからか、いいところを見せられずに終わってしまった。

那覇西 1-7 国学院久我山

≪中学サッカー小僧的MVP≫
国学院久我山 監督 李済華
試合後の、『(試合を見てもらって)久我山でサッカーやりたいね。でも久我山でサッカーやるなら勉強もしっかりやらないと。と、親子で思ってもらえたら嬉しい』というコメントが非常に興味深かったので、選手ではなく監督を選んでみました!!



★1月3日(土)
<駒沢陸上競技場>
【広島皆実 VS 作陽】

今年の対戦成績(練習試合含む)は広島皆実の3戦全勝というこの日の第2試合は、1点を争うハイレベルな展開となった。
『皆実の歴史のなかで守備は評価されてきていますが、そこに攻撃という特徴を加えたい』(藤井監督)という広島皆実は、この日も左MF谷本秦基を中心に作陽ゴールに迫る。
対する作陽は、負傷により出場できないキャプテン・DF安良田恭平の穴を埋めるため、本来は攻撃の起点となるべきボランチの亀井拓実と淵本翔太が守備に追われる時間が長くなっていた。
試合が動いたのは前半終了間際の39分。MF浜田晃がセンターサークル付近でボールを受けるとDFラインの裏へ浮き球を入れ、『大分の家長さんが目標』と語るFW玉田耕平が抜け出し左足でゴールを決め、広島皆実が先制する。
『前半は、0-0か0-1でもいいかなと思っていた』(作陽・野村監督)という作陽は後半開始から『安良田を入れると守備だけでなく攻撃の起点にもなる』(作陽・野村監督)という、故障を抱えていたキャプテン・DF安良田恭平を投入。
しかし思うように1トップにボールが収まらず、なかなかチャンスを作り出せない。ハーフタイムにもう一人投入されたMF村上綾が何度かドリブル突破をみせるものの、シュートまでは行けず。
激しいプレスとミスのない展開、そしてお互いの手の内を知るチーム同士の対決は非常に見応えのある内容となったが、『今年は分が悪い(3戦全敗)ので、最後はなんとかしたい』(作陽・野村監督)という思いも届かず、広島皆実が勝利を収めた。

広島皆実 1-0 作陽

≪中学サッカー小僧的MVP≫
広島皆実 7番 MF 浜田晃
チームメイトから“ハマコー”の愛称で呼ばれている彼は、広島皆実の影のヒーロー。派手さはテクニシャンの谷本秦基に譲るが、堅実なパスと的確なポジショニングで攻守に活躍!!



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