中学サッカー小僧のブログ

日本の育成はどうなのか?

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3月3日発売の中学サッカー小僧2011新学年版にて、中学サッカー小僧指導者の部屋・「私の指導者論」がスタートしました。

これは、小澤一郎さんによる連載ページで、毎号日本の育成年代の指導者を中心に訪ね、その指導者の方々が培ってきた指導論、生き様を語っていただき「強いチーム」作りを目指す指導者及び先生、コーチなどのステップアップのための一助となるような、指導者・保護者向けのページです。

もちろん、小澤さん含め、我われ編集部一同も、「日本の育成」を考えるうえで、勉強し更なる向上を目指していきたいと考えています。

そこで、今回の「私の指導者論序章」の一部をここに紹介していきます。
興味のある方は、中学サッカー小僧2011新学年版をお手にとってみてください。

〝序章〟となる今回は、今後のこの連載の方向性を示す意味で、小澤さんがスペイン在住時にともにしたカルロス・ゲレーロさんを取り上げています。
次号5/19日発売となる中学サッカー小僧2011夏の大会必勝版では、本格的に始動いたしますので、よろしくお願いします。


以下、本文-----------------------------------

'スペインにはない
日本のいいところ'

 2010年の春に計5年住んだスペインから帰国し、6月に『スペインサッカーの神髄』(サッカー小僧新書)という新書を世に送り出すことができた。拙著では、FCバルセロナ、レアル・マドリード、アスレティック・ビルバオ、CAオサスナ、RCDエスニョール、セビージャFCというリーガ・エスパニョーラ6クラブのカンテラ(下部組織)責任者に話を聞き、「育成大国」スペインの選手育成哲学やメソッドをクラブごとにまとめている。そこで快く取材に応じてくれたクラブ関係者をはじめ、スペインではオープンマインドなサッカー関係者に数多く出会った。彼らへの取材や意見交換が血肉となり、私なりのサッカー観、育成哲学というものも醸成された気がする。
 いつも言っていることなのだが、スペインで生活していたからといって盲目的に「スペイン>日本」という概念は持っていない。確かにスペインには100年を超えるフットボール文化があり、昨年のワールドカップでは悲願の初優勝を果たしているサッカー大国だ。競技レベル、国民のサッカーへの理解度などまだまだ日本が劣っている面はあるだろうが、歴史や文化といったバックボーンを抜きにした比較や優劣の議論はあまり意味がないと思っている。改めて日本で取材活動をしてみると、日本のサッカーや育成にもいい面はたくさんある。現に、U -17スペイン代表監督でスペインサッカー連盟において育成年代の責任者を務めるヒネス・メレンデス氏は日本を訪れる度に、「スペインにはない日本のいいところを発見し、それをスペインに持ち帰っている」という。メレンデス氏は日本のS級ライセンスの講師として招かれることが多く、そこで導入されているグループディスカッションに興味を持ち、「スペインのコーチングライセンスにも取り入れたい」と導入を示唆して
いる。
 ただし、スペインにはプロ、アマ問わずに非常に優秀な指導者が揃っている。また、彼らが選手としての実績やチームのネームバリューに関係なく指導者としての能力で評価される仕組みも整備されている。スペイン人ではないが、レアル・マドリードを率いる
モウリーニョ監督は、選手としての実績もプロ経験もないが、体育教師、通訳を経て世界トップレベルのサッカー指導者になったス
トーリーは周知の事実だ。リーガ一部の他の監督の経歴を見ても、選手からいきなりトップチームのコーチや監督を務めた指導者は皆
無。今や「世界最高監督」の評価を受けるバルセロナのグアルディオラ監督でさえ、まずはBチームでの指揮を経験し、そこで結果を
出して初めてトップ監督に昇格している。昇格の発表があった時には、「監督としての経験が足りない」とファンやメディアから大き
な批判や懐疑的な意見が出たほどだ。

'スペイン時代の
親友であり戦友'

 私をスペインの指導現場に導いてくれたのは、カルロス・ゲレーロという人間だ。彼との出会いはバレンシアCFの練習場。指導者
を目指しバレンシアに移住した当初、トップチームの練習を見学するためほぼ毎日練習場に足を運んでいた。当時のカルロスは、バレ
ンシアでホペイロとして働いていた。陽気で気遣いのできる人間で、私が練習後に選手の出待ちをしていると向こうから声をかけてくるようになりそこから話をする仲になった。
 その後、彼がホペイロの仕事を辞め、セダビという街クラブのインファンティルB(13歳チーム)の監督を務めることになるタイミングで、ばったり街中で再会し、「興味があるならオレをサポートしてくれないか?」という話をもらいアシスタントコーチになることができた。それ以後、僅か1年半だったがカルロスと二人三脚で、悪戦苦闘しながらスペインの育成現場で指導者としての感性を
磨いた。 ありがたいことに、今号から一人の指導者に焦点をあて、その指導者に指導論を語ってもらう連載記事を担当させてもらうことになった。基本的には日本の指導者を取り上げていきたいと思っているのだが、初回の今回は序章としてスペイン時代の親友であり戦友のカルロス・ゲレーロを取り上げることにした。………………



本場スペインの指導者の指導法とはなんなのか?
小澤さんは、現地でどんな体験をしたのか?

続きは、中学サッカー小僧2011新学年版で。




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