中学サッカー小僧のブログ

暁星中学校取材こぼれ話

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次号『中学サッカー小僧2008夏版』(6/12発売予定)の取材がすでに動きだしています☆

昨日お伺いしたのは、以前[2007秋冬版]でもお世話になった東京の名門・暁星中学校!!
前回は「僕たちの進路を探せ!!」という特集テーマに沿って、随一の文武両道校として登場してもらい、サッカーと勉強の両立の仕方を教えてもらったのでした(みんな、読んでくれたかな〜)。
今回は「テクニカル」をテーマとして、全中連覇の実績(2000年・2001年)をもつ強豪サッカー部としての暁星中を取材してきました。
暁星イメージ


前回も思ったのですが、サッカー部が使えるグラウンドは他のチームと比べてみるとやっぱり狭い!(と、また思いました)。
東京都千代田区という立地を考えれば、都会のオアシスとも言いたくなるほどのゼータクな土地の使い方なんですが、分母を「サッカーグラウンド」として測ってみるとそうはなりません。
写真に写っているグラウンドの1/3しか、週に2回しか使えないんですよ。
「相当の工夫、相当の情熱でもって練習に取り組んでいるのだろうな〜」と想像できますね。実際すんごい練習をしてましたよ!

練習メニューに関しては、本誌発売までのお楽しみ! とさせていただきますが、ちょっっとだけ覗いてみましょう。
暁星練習


ふっふっふ。まだわからないでしょう?
写真は見ての通りドリブルの練習をしているところですが、このドリブル練習がどういう位置付けで行われたのか、そこを秘密にさせてもらいます。
個人的な感想を書くと、

「なるほどな〜 こりゃうまくなるよな。自分も中学生のときにこういう練習をしていれば、もっと活躍できただろうに…」

でした。選手のみんなをとてもうらやましく思ったのでした。

さて、ここからはサッカー小僧ブログとしてはちょっと横道に入ります。
週末から本格的にゴールデンウィーク(GW)に入るということで、分厚い『サッカー小僧』を読んでくれるようなみなさんには、ぜひとも他の読書もオススメしたい! という個人的な欲望でもって書いていきます。
(きっとみんなサッカーの練習で忙しいだろうとは思うけど…)

いったん話は暁星中に戻ります。調べてみると暁星中ってほんとに名門です。代表的な卒業生には国を動かすような先生が多いんです。

▼フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「暁星http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%81%E6%98%9F

他にも前回[2007秋冬版]でも紹介した日本代表前田遼一先輩ももちろんですし、歌舞伎役者の中村勘三郎さん、松本幸四郎さんといった真のタレントってもんを感じさせる人がわんさかいます。

それでそのなかでも気になったのが吉田健一さん。ご存知ですか? 吉田茂元首相のご子息で、「英文学者」と紹介されています。
つまりは英語の(イギリスの)文学に詳しく、批評や翻訳などをした人ということですが、それにもまして大変な人です。言葉や人、社会というとらえにくい、やっかいなものをするどく考察されています。

お父さんの仕事の都合で、フランス→イギリス→中国(天津!)と渡り歩いて、1926年、暁星中に転校してきました。
当時は、関東大震災で崩れた校舎が新しく建て直されたばかりだったようです。でも、いまの新しいビルディングとは違うものでしょうけれど。

サッカー小僧として、興味深いのはそんな人が「サッカーが校技である」暁星中で学んでいるというところです! どんなプレーをしたものか? どんな個性を発揮しただろうか?
いろいろと想像が広がります。それでたとえば…

(「併し=しかし」「熟達=じゅくたつ:熟練して上達すること」)

  併し言葉を用ゐるといふのは誰でもと同じにでなくて
  ただ言葉を用ゐることなのであり、それをどういふ具
  合にかは自分が使つてゐる言葉がその性質に即して教
  へてくれる。その限りでは誰だらうとさういふ風にし
  か言葉は用ゐられないものなのである。又読むものを
  楽ませるとか個性とか文体とかいふのは言葉を用ゐる
  ことを知つた上でのことであつて正確に用ゐられた言
  葉はそれを読むものを楽ませる。その個性とか文体と
  かいふのも言葉を用ゐることに熟達してからのことで
  その個性その他を得てからも言葉に対して考へるのは
  それを得る前と同様に言葉といふものの性質でなけれ
  ばならない。

(日本ペンクラブ:電子文藝館より)
http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/study/yoshidakenichi.html

こんな文章の「言葉」を「テクニック」に「文体」を「プレースタイル」に変えて読んでみるとそのままサッカー論になるようでおもしろい。

一部分抜き出してやってみれば、

「見るものを楽ませるとか個性とかプレースタイルとかいふのはテクニックの使い方を知つた上でのことであつて正確に用ゐられたテクニックはそれを見るものを楽ませる」

なんていう具合です! おお、これは。名監督発見です。
サッカー以外の本だって、ゆくゆくサッカーに役立っていくものだと思います。
こういうチャンスに知らない世界を覗いてみると、意外とサッカーがうまくなるかもしれない。
なので吉田健一さんに限らず、GW読書をしてみることをオススメします!




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