2008年01月30日
■Spurs win chase to sign Woodgate
ニューカッスルやアーセナルなどと繰り広げていたイングランド代表ジョナサン・ウッドゲート獲得レースはロンドン第3のクラブ、スパーズがチェッカーを切り、幕を下ろした。
ウッドゲートといえば27億の移籍金でレアル・マドリーに加入したものの、怪我のためほとんど活躍することなくイングランドに復帰した男。そのためニューカッスル在籍当時から怪我の少なくなかった彼を27億もの大金で売り払ったニューカッスルは相当にいい商売をした、といわれたものだ。(逆にレアルのメディカルは何を見ていたのか…。)
ただ地元のボロへ移籍し、イングランドへ返り咲いてからはサウス・ゲート監督の下コンスタントに試合に出場し、本来の姿を取り戻してきた。怪我さえしなければインターナショナルレベルにあることを示して見せたわけだ。
スパーズのファンデ・ラモス監督は大きなカードを手に入れたということが出来るだろう。これからカーリングカップやUEFA杯をリーグと併用して戦っていかなければならないにもかかわらず、キングを怪我で欠き、カブールも本来の姿を見せるに至っていない現状ではウッドゲートの存在は今後効いてくるのではないか。
強さのマイケル・ドーソンがいるだけに、少なくない知性をスパーズのディフェンスラインに加えることが出来れば白の巨人として相手チームの前に立ちはだかってくれることを期待したい。くれぐれも怪我にはご注意を。
posted by so-ma |02:08 |
■情報 (移籍、怪我人等) |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2008年01月30日
■Keegan returns as Newcastle boss
■Wise gets powerful Newcastle role
誰がなんと言おうとニューカッスルはイングランドの“名門”であると私は思っている。しかしもはや北の聖者たちが“古豪”扱いされてしまうのも仕方がない時期に来ているのだろう。
“酒とフットボールの街”。それ以外には何もない、と3,4回訪れただけのわたしが断定してしまうのは失礼かもしれないが、ニュアンスとしては間違っていない。彼らの娯楽といえば気分を高揚させるアルコール(特にはドラック)か日常生活の不満をぶちまけられ大人が子どもになれるパークでのフットボール。だがパブでの会話はもちろんフットボールが中心であって、やはり縦じまのユニフォームが無ければ彼らの生活は成り立たない。そういえてしまうほど彼らの生活の中にマグパイズは入り込んでいるといえるだろう。
ただ知っての通り調子は良くない。泥舟と行かないまでも、エンジンが少々故障気味で、スクリューの回転も悪いこれまでのニューカッスルは船長のサム・アラダイスに見切りをつけ、ケビン・キーガンに後を託した。これが正しい選択かどうか言及するのは時期尚早であるわけだがガナーズに完敗した姿を見せられてはファンでなくとも心配になってしまう。
そもそもイングランド代表監督、そして戦術家として失格の烙印を押されたままのケビン・キーガンが一向に元気なエンジン音を響かせることの無い船の舵を取るなんてこと、荷が重過ぎるのではないか、と。トルコでどのようなチームを作っていたのかは勉強不足ゆえ、知識を持ち合わせていないが少なくともその前に率いていたマン・シティーが特出して良いチームだったという印象はない。当時のシティーの戦力を加味したとしてもだ。
しかも右腕として選ばれたのは“LEGEND"アラン・シアラーではなく、あのデニス・ワイズ。彼の選手としての悪名や実績は今更説明する必要も無いだろうが指揮官としての能力は必ずしも優れていると断定することは出来ない。
プレイングマネージャーとしてミルウォールを率いていた頃、当時2部に所属していた同クラブをFAカップ決勝へ導き、堕ちた名門リーズの再建に尽力していたとはいえ、指導者としての実績を考えれば曲がりなりにもイングランド代表を率いた経験のあるキーガンの方が1枚も2枚も上であることは明らかである。
結果を残し、評価される監督は優秀な右腕を持っていることが多い。最近で言えばCLやリーガを制覇した当時のバルセロナはライカールトの影にテン・カテがいたし、ドイツW杯で3位に輝いたドイツ代表を実質操っていたのはクリンスマンではなくレブであったとも言われている。イングランド国内を見てもファーガソンやヴェンゲルの隣にはそれぞれカルロス・ケイロスやパット・ライスがおり、監督のサポートを見事にこなしている。
ワイズがマグパイズ復活の方向性をキーガンに助言できるのか。上記したことを加味すれば、YESと楽観視することは非常に難しい。わたしの頭の中でクエッション・マークが巡っている。
ただ先ほど記したようにこの体制の是非を問うなどということは全くもって時期尚早であり、シーズンが終わってみないと分かることではない。ゆえに温かく見守りたいと思うし、現役時代のキーガンの華麗さとワイズの暴れん坊振りがマッチすればマグパイズがマグパイズであるべき姿を取り戻せるのでは…とひそかに期待しているのだが…果たして結果やいかに。
posted by so-ma |00:52 |
■07-08 英国フットボール |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2008年01月13日
今日はウエストハム対フラムのロンドン・ダービーを観戦に行ったのだが、やはりイングランドのフットボールも捨てたものではないなと改めて思った。
この試合でウエストハムのジュリアン・フォベールとフラムのジミー・ブラードが戦線に復帰したのである。いや、この2人の場合、復帰と軽々しく言ってしまうのは失礼かもしれない。両者共に大怪我を負い、今シーズンを棒に振ってきた選手なのだから。しかもフォベールにとっては新しいクラブに加わって間もなく負傷したため、まだデビューを果たしていなかったし、ブラードに至っては約16ヶ月ぶりのプレミアのピッチである。
試合前、メンバー発表時に両者の名前が読み上げられるとサポーターから大きな拍手が起こり、彼らへの経緯、リスペクトの念が感じられた。両者共にベンチスタートだったが彼らの復帰を待ちわびていることは明らかだった。
そして試合も終盤に指しかかろうとしていた後半、交代ボードに21が表示されたとき、大きな拍手が起こった。正直、驚いた。例え耳をふさいだとしてもハッキリと聞こえてくるであろうほどの大きな拍手に。
クレイブン・コテージならこの現象の意味はよく分かる。チームの核になれる選手が久々に復帰し、残留争い中のチームに新たな息吹を吹き込んでくれるかもしれないと期待するからだ。
だがこの試合が行われていたのはアップトンパークだった。ウエストハムのホームスタジアムの、である。
にもかかわらず、大きな拍手が起こった。当然、フラムサポーターたちからのものだけではなく、ハマーズのサポーターも皆両手を叩いていたのだ。ブラードの復帰に、16ヶ月の間、怪我と戦い復帰を目指していた勇敢な選手のために。プレイヤーに対するリスペクトが感じられるいい雰囲気だったし、温かい光景だった。
ここ数日、監督交代やフットボーラーの関わった不祥事が相次いでおり、少しフットボールに失望しかけていた私にとっては、「やっぱりフットボールっていいな」ということを感じさせてくれる出来事だった。
それに、もうひとつ思うことがあった。イングランドでのジミー・ブラードの知名度はどれほどのものなのか良く知らないが、彼はイングランド代表プレイヤーでも他国の代表暦を持っているわけでもない。フットボールに関心のある者であってもジミー・ブラードの名を知っているものは決して多くないだろう…というのが私の見解だったのだがそれは全くの間違いだったようだ。
ブラードがどのような状況にあったのか皆知っていた。当然のように手を叩いたことがそれを示している。
「やっぱりフットボールの母国なんだなぁ」
そんなことも感じさせてくれる素敵な時間だった。
その後、試合終了間際にフォベールも出場し、ウエストハムでのデビューを果たした。
もちろん、拍手という入場音と共に。
----------------------------
その後、試合は2-1でホームのウエストハムに軍配が上がった。贔屓のチームの勝利であり、当然嬉しかった。ただそれ以上に、あの光景を見られたことが、あの場で手を叩けたことがなによりも嬉しかった。
これからもあんな場面に出会えるなら、スタジアム通いは止められない。
そんなことを思った、価値ある時間だった。
posted by so-ma |07:06 |
■07-08 英国フットボール |
コメント(4) |
トラックバック(0)
2008年01月12日
■O′Neill labels football “crazy”
サム・アラダイス解任を受け、“精神科医”とも呼ばれるヴィランズのボス、マーティン・オニールがフットボール界に警告を鳴らした。
アラダイスで今季8チーム目の監督交代。しかもまだシーズンは半分しか過ぎていないというのに。これは異常であり、オニールのいう「気が狂っている」事態といわざるを得ないだろう。
確かに監督交代というのはチーム浮上のきっかけとなることである。チームに危機感を与え、新しい風を取り入れ、心機一転試合に臨むことが出来るケースが多いのだから。だが、監督交代とは最終手段であり、一か八かの劇薬である。頻繁に行っていいものでは決してない。
“いい選手をひとり買うよりもいいマネージャーを呼び寄せてチームを再建する”ことの方が現実的なのかもしれないが、真っ先にその犠牲になるのが、一番チームのことを考え、チームに携わり、チームのために貢献してきた監督というのは道理に反するのではないか。それにこんなことが頻繁に起こってはやがて劇薬はただの薬となり、やがては効果をなさなくなるだろう。イングランド・フットボール界にとって好ましいことだとは思えない。
そしてこれは私の完全なる好みと偏見の問題かもしれない、現状はまるでイタリアのようである。義理人情などない勝利至上主義。良いか悪いかは別にして、私はそんな世界を好きになれない。我慢強いイングランド人らしいリーグが好きだったし、それが夢のあるフットボールというものだった。
皆さんはどう思うだろうか。私はマーティン・オニールの意見に強く同意する。
posted by so-ma |04:58 |
■07-08 英国フットボール |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2008年01月11日
■Anelka signs for Chelsea
一時は破談となりかけていたアネルカについての交渉だがここに来て合意に至ったようだ。4年半契約、移籍金約£15Mでの加入となる。
ドログバがアフリカネーションズカップのためチームから離脱し(そしておそらく今季終了後に退団)、シェフチェンコは故障中。ピサロもカップ戦要因の地位から抜け出せないでいる現状を考えればモウリーニョの後を託されてチェルシーの監督に就任したブラントが新たにストライカーをほしがるのは当然といえるだろう。
アネルカは今シーズン10得点を挙げて得点ランキング3位タイにつけている。序盤戦はボトム3をさ迷うなど決してチーム状態の良いわけではなかったボルトンにおけるこの数字は立派であり、今なお彼がインターナショナルレベルのプレイヤーであることを示しているといえるだろう。
以前は彼の素行に問題があり、たびたび騒動を起こしていたものの、ボルトン加入後はそういった話は聞こえてこない。もともと才能あるプレイヤーでアーセナル、レアル・マドリードなどのビッグクラブでのプレー経験もあるため、スタンフォード・ブリッジでのプレーに過度の重圧を感じることはないだろう。
アーセナル、ユナイテッドを追走するチェルシーの起爆剤となれるか。アネルカは万能なプレイヤーであり、2トップはもちろんボルトンでは1トップを担うなど変化に対応できる選手である。ゆえにチェルシーにフィットすることもさほど難しいことではないだろう。J・コールやマルダ、ソロモン・カルーなどとのコンビネーションを早いうちに確立できれば得点王やチームのリーグ優勝の道も開けてくるはずだ。
■Boro agree terms with £14m Brazil hitman Alves
値段についての議論は別にして、ボロにとっては喉から手が出るほどほしいストライカーを獲得した。
今季、ボロは深刻な得点力不足にあえいでいる。21試合で18点。1試合平均1得点を割る数字だ。チーム内で5点以上を挙げている選手は0。スパーズから獲得したエジプト代表ミドは序盤こそ良かったものの、怪我で戦線を離脱し、アーセナルから加入したアリアディエールも期待はずれに終わっている。トルコ代表のトゥンジャイは健闘しているがゴールという結果を残せていない。
サウスゲートにとってストライカー獲得は急務だったわけである。アウベスがプレミアシップやイングランドでの生活に馴染めるのかはまだ未知数だがフィットすれば十分にボロを牽引できるプレイヤーだ。エールディビジ得点王の実力やいかに。
posted by so-ma |21:29 |
■情報 (移籍、怪我人等) |
コメント(0) |
トラックバック(1)