2008年04月02日

C・ロナウドと磐石のユナイテッド ~ローマ×マンチェスター・U~ 【プレミアF】

■Roma 0-2 Man Utd 

諸事情により、後半からしか試合を見ることができなかったため、マッチレポートといった類のものは書くことができないことをご了承いただきたい。加えて、パブから帰ったばかりで少々酔っ払っていることも自白させてもらう。まぁ言ってみればこれが本場のイングリッシュスタイルであるわけだが。

それにしても今シーズンのクリスティアーノ・ロナウドの活躍は目覚しい。昨シーズンの優勝にも大きく貢献したが、何といっても今年は得点ランキングを独走するし、定位置である首位にチームを導いている力は、彼のファンでなくとももはや舌を巻くしかないといったところだろう。この試合でも1ゴールを決め、CL準々決勝進出に向けて大きく貢献した。

彼は才能と体格に恵まれ、運にも恵まれている。正直、彼の生い立ちや詳しい人生におけるプロローグを知っているわけではないので大きなことは言えないが、少なくとも彼が他人とは違うものを持っていることはピッチ上のプレーを見れば一目瞭然である。創造性溢れるドリブルと、それを実現させられるテクニック、高い得点力とスター性etc…。どれを取っても、少々悔しいが一流の中の一流であるといわざるを得ない。

ただ今考えると、私がそれ以上に素晴らしいと思うのは当時、ロナウドを獲得すべきだとクラブに進言したプレイヤーたちであると思う。ロナウドは当時、スポルティング・リスボンに所属していたわけだが、別にスカウトに来ているわけではない、親善試合をしにきたユナイテッドの選手たちが彼のプレーを見て、目の色を変えたという話はあまりにも有名である。

しかしながら実績も名前もない無名の新人を、トレブルという栄光を勝ち取った選手たちが進言するというのはそうそうあることではない。仮に相手がビッグクラブで実績のあるスタープレーだったとしたらリップサービスの効いた本音ではないコメントを残すことは稀だが、ロナウドはただのティーンネイジャーだったのだから。

選手獲得を進言するというのはすなわち、ライバルが増えるということ。ここまでの選手になると予想していたかはわからないが、少なくともポジション争いを白熱化させるだけの実力があると、当時のユナイテッドの選手たちは踏んだのだろう。事実、球離れの悪さやクロスの制度の低さが目立ったとはいえ、ロナウドは翌シーズンからオールドトラフォードでのキャリアを順調にスタートさせたのだから。

自分のポジションがなくなるかもしれないリスクを負ってまで、クラブやチームのために意見し、知恵を貸すほどの人間性を持ち合わせたプレイヤーが当時のユナイテッドには何人もいたのだろうし、だからこそユナイテッドは強いのではないかと、ふとロナウドの活躍を見て思う今日この頃である。

この試合にも出場していたスコールズをはじめ、ギグスやネビルなど、彼らの偉大さには賞賛を禁じえないといったところか。彼らがいなければロナウドの成長もありえなかっただろうし、真相は分からないにせよ、もしかしたら彼がオールドトラフォードのピッチに足を踏み入れていなかったのかもしれないわけだから。現役レジェンドお三方、本当に頭が下がります。

それにしても…ロナウド…。3シーズン前の球離れの悪い独りよがりの青二才はどこへ行ったのか。憎たらしいほどに、恨まれるほどに、彼のプレーは群を抜いている。

posted by so-ma |06:42 | ■07-08 欧州カップ戦 | コメント(5) | トラックバック(1)
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