2008年08月24日
■Fulham 1-0 Arsenal
Fulham: Schwarzer, Pantsil, Hughes, Hangeland, Kallio, Davies, Bullard, Murphy, Gera, Zamora, Ki-Hyeon. (Teymourian, Dempsey, Baird.)
Subs Not Used: Stockdale, Nevland, Stoor, Milsom,
Goals: Hangeland 21.
Arsenal: Almunia, Sagna, Toure, Gallas, Clichy, Walcott, Eboue, Denilson, Nasri, Adebayor, Van Persie. (Song Billong, Bendtner, )
Subs Not Used: Fabianski, Ramsey, Wilshere, Djourou, Gibbs.
Att: 25,276
今期、初のロンドンダービー(といってもプレミアだけで5つのクラブがあるロンドンのしかも場所も離れたクラブというだけあって、普通のダービーほどライバル意識の燃え滾ったものではないのだが…)にアーセナルを迎えたフラム。戦前は苦戦を予想する声が多数を締めていたが、蓋を開けてみれば意外な結果が待っていた。
前半、いつものように主導権を握りたかったアーセナルだったがセスクの欠場やCHが本職でないエブエがセンターに入ったことにより、ガナーズ特有のパスサッカーを展開するには至らなかった。それどころか、地味だが実力の確かなフラムの中盤が主導権闘争に勝り、ポゼッションでもアーセナルを上回る。するとCKからハンゲランドが先制ゴールを上げ、ホームのフラムが1点を先制した。
なんとか挽回したいアーセナルだったが後半も流れが大きく変わることはなく、フラムの激しいチェックを掻い潜るべく悪戦苦闘することに。好転する気配のない流れを変えるべく、ウォルコットに代えてベントナーを、トゥレに代えてソングを投入したが、個人の力で打開を図り、セットプレーを獲得することが精一杯だった。フラムはカウンターを図る一方で、最後まで守備のバランスと集中力を欠くことなく、虎の子の1点を守り切ることに成功。アーセナルは結局、最後まで本来の流れるようなパスワークを披露することはできず、シーズン第2節にして早くも1敗目を喫することとなった。逆にホームであるクレイブン・コテージの主は、大きな大きなシーズン初白星を難敵ガナーズから勝ち取ったのである。
やはり今シーズンのフラムは一味違う。開幕戦でハル・シティーに敗れたときはどうなることかと思ったが第2節でアーセナルを破ってしまったのだから。(なぜ私がフラムを押すのかに関してはこちらを参考にしてほしい。)
前線で体を張り基点を作りながら、アーセナルの統制の取れていない最終ラインの裏を狙うボビー・ザモラと、その傍らを走り回る伏兵ソルギヒョンの2トップは文字通りガナーズの守備陣をかき回した。中盤の構成はゾルタン・ゲラ、ダニー・マーフィー、ジミー・ブラード、そしてサイモン・ディヴィス。なんという渋さ。円熟味の増した4人のパス回しは時にアーセナルのお家芸に匹敵するほどの素早さとイマジネーションをみせた。そして最後まで集中力を失わなかった守備陣は、ノースロンドンに本拠地を構えるこの赤いクラブを完封して見せた。
アーセナルの柱であるセスク・ファブレガスの欠場や開幕して間もないこと、4バックは昨シーズンのレギュラーメンバーだったとはいえ、トゥレは今期初出場で統制を取りきれなかったことなど、いくつかのエクスキューズを用意することは出来る。
ただ、昨シーズン、ギリギリで残留を果たしたチームがビッグ4の一角を破るということはそれだけで快挙といえるだろう。ハル・シティー戦では左サイドバックに入ったポール・コンチェスキーの致命的なミスにより最後に勝点を落としたが、この勝利で悪い流れは一掃されたといっていい。
フラムにとって、この試合の前半が今期の理想といえる。ポゼッション・パス・サッカーを基調とするアーセナルを相手に、ポゼッションで上回ってみせた。フラムの中盤の構成力の高さが窺える結果である。彼らを基盤に、中盤の闘争で相手を勝ることが出来ればストライカー陣にチャンスは広がり、得意のセットプレーは脅威となることだろう。まだたった2節。ただされど2節、である。今期黒星でスタートしたフラムのシーズンは、そう暗いものになるわけでもなさそうだ。
一方のアーセナルにとっては厳しい結果となってしまった。昨シーズンは3つしか喫していない黒星を早くも対戦表に刻まなければならないのだから。
もともと“攻撃は最大の防御”との考えのもとに構成されているアーセナルの守備陣だけに、基本的な守備力は決して高くない。全盛期のガナーズであれば圧倒的なポゼッションを誇り、相手のカウンターで例え裏を取られようとも身体能力の高いスプリントできるディフェンダーがカバーできていた。だが大前提ともいえる攻撃面の長所を発揮できないとなると、このような結果になってしまうわけだ。
前節のWBA戦は相手の寄せの甘さに助けられ支配力を上げることは出来たが、この日のフラムくらいタイトに来られると現在のガナーズでは厳しいものがあるのだろう。なにせ本職ではないエブエがCHとして名を連ねているほどなのだから。また、守備面では前回のミラー同様、ザモラを押さえつけることが出来ず、フラムに主導権を握られるに至った。
つまり、攻守においてセスク・ファブレガスの不在は予想以上に痛手なのである。打開策…といわれてもセスクの代わりなどいない。デニウソンやエブエの急成長をいきなり望むことも酷といえる。この2戦、全く何もしていないウォルコットがもう少し仕事をすれば変わってくるのだろうが、いきなり覚醒するとも思えない。まずはリーダーであるセスクが復帰するまで、じっと耐えるくらいしかないのではないか。
そのセスクはCL予備予選で復帰するとの情報が流れている。はたして若きリーダーはガナーズを歩むべき道へと導くことが出来るのだろうか。注目である。
posted by so-ma |08:44 |
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2008年08月22日
Tottenham Hotspur(トッテナム・ホットスパー)
移籍マーケット…A 期待値…B
Ins: John Bostock (Crystal Palace, £700,000), Heurelho Gomes (PSV Eindhoven, undisclosed), Luka Modric (£15.8m), Giovani dos Santos (Barcelona, £4.7m), David Bentley (Blackburn, £15m), Cesar Sanchez (Real Zaragoza, undisclosed).
Outs: Pascal Chimbonda (Sunderland, undisclosed), Paul Robinson (Blackburn, £3.5m), Teemu Tainio (Sunderland, undisclosed), Joe Martin (Blackpool, undisclosed), Robbie Keane (Liverpool, £20.3m). Anthony Gardner (Hull City, £2,5m), Steed Malbranque (Sunderland, undisclosed), Jake Livermore (Crewe, loan), Younes Kaboul (Portsmouth, undisclosed).
激動のオフを過ごし、改革はなされた。ファンデ・ラモスの色に染めるべく行われた大胆な補強と放出の数々。体制は、ある程度整ったといえる。
大黒柱であり、スパーズの稼ぎ頭であったロビー・キーンをリバプールへ放出したこととベルバトフの去就が最大の焦点となっているが、これは改革に伴う痛みといえるだろう。前者の離脱はファンの間でも議論の的となっていて非常に心苦しいところだろうが、客観的にみればキーンに40億という値段は破格である。(最近の移籍市場はおかしいため、現在の価値でいえば“普通”なのかもしれないが少なくとも一昔前までは40億など…。)
後者にしてもユナイテッド行きがほぼ決まっており、これは本人の意向がありどうしようもないが、それでも50億ともいわれる移籍金が懐に入ってくるのであれば悪い話ではない。
彼ら2人の移籍に備えて、ドス・サントス、そしてルカ・モドリッチといったプレイヤーを獲得している。もともとこちらも40億の男ダレン・ベントが在籍しており、すぐにフィットできるかは別にしてタレント的には前任者2人に決して劣ることはない。
後はラモスの腕の見せどころ。プレミア初挑戦のプレイヤーを馴染ませ、ベントリーやベイルをより大きなプレイヤーに成長させることが出来れば…4強崩しもみえてくるのではないか。
West Brom(ウエストブロム)
移籍マーケット…C 期待値…D
Ins: Scott Carson (Liverpool, £3.25m), Marek Cech (FC Porto, £1.4m), Gianni Zuiverloon (Heerenveen, £3.2m), Luke Moore (Aston Villa, £3m).
Outs: Kevin Phillips (Birmingham, free), Curtis Davies (Aston Villa, undisclosed), Martin Albrechtsen (Derby County, free), Zoltan Gera (Fulham, free), Luke Daniels (Shrewsbury, loan), Tininho (released).
チャンピオンシップを攻撃力で勝ちあがったウエストブロム。だが昇格の立役者であるケヴィン・フィリップス、ゾルタン・ゲラといった攻撃のパーツを放出してしまった。特に長年縦じまのユニフォームに袖を通し、ウエストブロムの攻撃を牽引してきたゲラの移籍は痛手といえるだろう。
代わりとなる選手を獲得してはいるが、彼らがチームにフィットするには時間がかかるだろうし、ただでさえレベルの高いプレミアシップで攻撃を再構築することは簡単なことではない。となると守備力のアップに期待がかかるが…果たして強豪クラブを相手に太刀打ちできるほどの陣を作ることが出来るだろうか。
エレベータークラブを脱出したいウエストブロムだが、どうやら今シーズンも厳しい戦いが待ち受けているようだ。
West Ham United(ウエストハム・ユナイテッド)
移籍マーケット…C 期待値…B
Ins: Valon Behrami (Lazio, £5m), Balint Bajner (Liberty Salonta, undisclosed), Jan Lastuvka (Shakhtar Donetsk, loan).
Outs: John Pantsil and Bobby Zamora (Fulham, £6.3m), Richard Wright (Ipswich, undisclosed).
昨シーズンはとにかく怪我人に悩まされたウエストハム。今オフの補強は最低限に留めたが怪我人の復帰が最大の補強となるだろう。特にアシュトンとコンビを組むベラミー、中盤にアクセントをつけられるダイアーの復帰が待たされる。
逆にトップチームに人が多すぎるため、もう少しチームを絞ってよかったのではないか。素晴らしいアカデミーを持ち、有望な若手選手が多いのだから、ナイジェル・クアーシーやボア・モルテ、カビドン(orダヴェンポート)といった立場の微妙なプレイヤーは放出すべきだったと私は考える。もちろん、買い手があればだが。
また、災い転じて福となすではないが、昨シーズンは怪我人が多かったことによりアカデミー出身のプレイヤーにチャンスが与えられた。特にフレディー・シアーズとジェームズ・トムキンスの活躍は記憶に新しいところだろう。彼らにアントン・ファーディナンドとマーク・ノーブルを加えたアカデミー出身プレイヤーたちのより一層の発展と、彼らに続くプレイヤーが“The academy of football”から誕生することを切に願っている。彼らの成長と誕生がウエストハムのバロメーターなのだから。
Wigan Athletic(ウィガン・アスレティック)
移籍マーケット…C 期待値…D
Ins: Amr Zaki (Zamalek, loan), Olivier Kapo (Birmingham, £3.5m), Daniel de Ridder (Birmingham, free), Lee Cattermole (Middlesbrough, £3.5m).
Outs: Andreas Granqvist (Groningen, £600,000), Julius Aghahowa (Kayserispor, undisclosed), Salomon Olembe (Kayserispor, free), Josip Skoko (Hajduk Split, free), David Cotterill (Sheffield United, undisclosed), Marlon King (Hull City, loan).
凸凹ピッチの上で奮闘するウィガン。昨シーズンの後半はなかなか魅力的なフットボールを披露した彼ら。ただ前線でヘスキーが孤立するシーンが少なくなく、彼をサポートできる体制が完全に整っているとはいえないことが非常に不安である。バーミンガムからカポを獲得したが彼がどこまでやってくれるか。
昨期はシーズン途中でバーミンガムから引き抜かれてやってきたブルース監督だけあって、やっと腰をすえて指揮を執ることのできる。降格争いをしていたウィガンを立て直した手腕を今期も発揮できるだろうか。注目である。
posted by so-ma |00:53 |
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2008年08月21日
開幕に間に合いませんでしたが、その辺りはご愛嬌ということでご勘弁を。残りの8クラブを駆け足で!
Newcastle United(ニューカッスル・ユナイテッド)
移籍マーケット…C 期待値…C
Ins: Danny Guthrie (Liverpool, undisclosed), Jonas Gutierrez (Real Mallorca, undisclosed), Fabricio Coloccini (Deportivo La Coruna).
Outs: Emre (Fenerbahce, undisclosed), David Rozehnal (Lazio, £2.9m), Peter Ramage (QPR, free), Abdoulaye Faye (Stoke £2.25m).
毎シーズン、期待されながらも必ずといっていいほど期待を裏切り続けている北の名門ニューカッスル。昨シーズンも例外ではなく、戦力が乏しいわけではなく、むしろ充実しているにもかかわらず、一時は降格が現実味を帯びるほどまでに落ちぶれてしまった。期待を背負ってスタートしたサム・アラダイス政権だが、自らの色を出すことなく、あっさり監督の座を去り、気づいてみればクラブの英雄ケヴィン・ぎーガンがクラブを率いることとなった。
ただ、この英雄がひとつのウィークポイントであると私は考えている。選手たちと信頼関係を築き、ファミリーの如く戦っていくスタイルをとるキーガンだが、戦略家としては失格の烙印を押されており、ニューカッスル最大の弱点である守備を再構築できるのかには疑問が残る。コロッチーニを獲得したことには一定の評価を与えられるが、駒を使いきれるか。コロッチーニのパートナーとして予想されるテイラーの伸びも鍵を握ってくるところだろう。
また昨シーズン、残留の立役者となったヴィドゥカとマルティンスだが、キーガンが就任した当初は冷遇されていた。当時は絶不調だったオーウェンとスミスに固執し、チームの流れを悪くしてしまったことは周知の事実。しかも今期、開幕前には「開幕戦はオーウェンとアメオビ」と発言している。確かに爆発した時のアメオビは面白い存在だが能力面でも実績の面でも優れているマルティンスよりも優先されるというのは、少々納得しがたい。
これらを見ると、もしかするとキーガンにはイングランド人優先の傾向にあるのではないか。これが悪いわけではないが、明らかに実力に劣るイングランド人を、実力も調子もいい外国人より優先してスターティングイレブンに書いてしまうようなことがあれば、不協和音が出てもおかしくなく、ファミリーを目指すニューカッスルにとって致命傷になりかねない。
キーガンが戦術面で力を発揮できるのか。そして公平な目で選手をチョイスすることが出来るのか。ニューカッスルの命運は文字通り、キーガンの手腕にかかっている。
Portsmouth(ポーツマス)
移籍マーケット…B 期待値…B
Ins: Peter Crouch (Liverpool, £11m), Ben Sahar (Chelsea, loan), Glen Little (Reading, free), Omar Alieu Koroma (Banjul Hawks, undisclosed), Younes Kaboul (Tottenham, undisclosed), Jerome Thomas (Charlton, undisclosed).
Outs: Sulley Muntari (Inter Milan, £12.7m), Omar Alieu Koroma (Norwich, loan), Joel Ward (Bournamouth, loan), Asmir Begovic (Yeovil, loan), Pedro Mendes (Rangers £3m).
なかなか充実したオフを過ごしたポーツマス。ピーター・クラウチをリバプールから獲得し、昨冬獲得したデフォーとあわせたイングランド凸凹コンビの誕生が注目を集めている。また、チャールトンから獲得したトーマスはその得意のドリブルでポンピーの両サイドを疾走することだろう。
ただ気になる点がないこともない。むしろ、ムンタリ、メドロ・メンデスの去った中盤は少々心配である。馬力のあるプレーでチームを活性化させていたムンタリと、広い視野と散らしの上手さで中盤を支えていたメンデスの移籍は予想以上に大きいのではないか。特にメンデスをたった£3mでレンジャーズへ売ってしまうとは…。レドナップのことだ。もちろん対策は考えているのだろうが、それにしてもここ数シーズン、メンデスの貢献度は大きかっただけに、残念な移籍である。
代わりに獲得したカブールはメンデスのようなタイプのプレイヤーではない。ディアラ、カブールのツーセンターではやや魅力に欠ける。この辺りをどのようにやりくりしていくのか、レドナップの采配に注目である。
Stoke City(ストーク・シティー)
移籍マーケット…D 期待値…D
Ins: Seyi George Olofinjana (Wolves, £3m), Dave Kitson (Reading, £5.5m), Abdoulaye Faye (Newcastle, £2.25m), Amdy Faye (Charlton, undisclosed), Andrew Davies (Southampton, £1.3m).
Outs: Marlon Broomes (Blackpool, free).
チャンピオンシップを2位で勝ち上がってきたクラブ。まだどのようなチームなのかはわからないため、なんともいえないというのが正直なところ。所属選手もプレミア経験のある選手は少なく、2部生活の長い選手がほとんどだ。
当面の目標は残留争いに加わることになるだろうか。現段階では残留争いに加われるかどうかすら危うい。ボルトンからファイ、レディングからキットソンなどプレミア経験のあるプレイヤーを補強しているが、彼らが先頭に立ってチームを引っ張ることが出来るか。特にヴィラから移ってきた(正確にはヴィラがリリース後、ストークが獲得)トマス・セーレンセンには大きな期待がかかる。昨期、リザーブリーグで見たセーレンセンは相当に腐っていたが果たして全盛期のセービングをみせることが出来るのだろうか。注目である。
Sunderland(サンダーランド)
移籍マーケット…B 期待値…C
Ins: Pascal Chimbonda (Tottenham, undisclosed), David Meyler (Cork City, undisclosed), Nick Colgan (Ipswich, free), Teemu Tainio (Tottenham, undisclosed), El Hadji Diouf (Bolton, £2.5m), Steed Malbranque (Tottenham, undisclosed).
Outs: Andrew Cole (Nottingham Forest, free), Greg Halford (Sheffield United, loan), Ian Harte and Stephen Wright (both released), Ross Wallace (Preston, loan).
移籍市場を活発に走り回ったサンダーランド。ボルトンからエル・ハジ・ディウフ、スパーズからティム・タイニオ、パスカル・シンボンダ、スティーブ・マルブランクなどを獲得し、中位進出への準備は整えた。
ただ、前線の絶対的な存在であるカリブの怪人、ケンウィン・ジョーンズが故障により序盤戦を欠場することが決まった。彼の強さがサンダーランド最大の武器であっただけに、彼の不在中をどのように乗り切るかがまずひとつの鍵となるだろう。
posted by so-ma |22:52 |
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2008年08月21日
遅ればせながら、開幕戦2日目のレポート。
■Chelsea 4-0 Portsmouth
最高のスタートを切った。在り来たりな言葉ではあるがこれ以上にチェルシーを表現している言葉は見当たらない。
シーズン前、積極的な補強を敢行し、あるいは台風の目になるのではないか?との話も上がっていたポーツマスを一蹴。スコアはもちろんのこと、内容的にもポーツマスを相手に完勝して見せたのだから、現在のチェルシーの状態に文句をつけることは出来ないだろう。
ポジティブな要素が多すぎて書き切れないというのも珍しいが、本当にそんな状態なのだ。円熟味を増したディフェンスラインはポーツマスの2枚看板、デフォーとクラウチの凸凹コンビにほとんど何もさせず。マケレレの移籍により、心配されていたアンカーにはミケルが入り、前任者にはないパスセンスでチームを活性化させた。デコは何の違和感もなくチームに溶け込み、ランプス、J・コールのコンビはなんと卓越したことか。特にJ・コールはフィジカル面に問題を抱えていた3,4シーズン前が嘘のように、完全あるプロフェッショナルであることを証明するようなパフォーマンスだった。体はキレキレで、A・コールとの絡みは今期相手チームを悩ますことになるだろう。
そしてフェリペ・スコラーリが「今期はアネルカの年になる」とまでいったニコラ・アネルカはその期待に応えるかのような働きでチームに貢献し、自身も1ゴールを奪ってみせた。バラックの負招交代は気がかりだったが、それを差し引いて余りあるほどの希望がスタンフォードブリッジにはあった。モウリーニョの幻影をいまだに見ている感のあるチェルシーサポーターだが、この試合を見せられてはフェリポンに期待せざるを得ないだろう。
今期はその強さ、そしてエンターテイメントの面でも我々を楽しませてくれそうなチェルシー。実に期待に胸の躍る、最高の開幕戦だった。
一方のポーツマスに関してだが…はっきりいって何もできていなかったため、書くことがない。正直、相手が悪かった。ポンピーが最悪だったわけではなく、チェルシーがそれほどまでに強かったのだ。次節から気持ちを切り替えて、試合に挑んでもらいたい。
■Aston Villa 4-2 Man City
こちらは中継がなかったので、印象を。
おいおい、いきなりやるな、アグボンラホール(笑)
■Man Utd 1-1 Newcastle
負傷者が多数出ているユナイテッドにとってこの結果はある程度予測できたもの。アレックス・ファーガソン監督がある程度の理解を示していることをみても、さほど大騒ぎする必要のあるドローではない。
ただチェルシーの強さを目の当たりにした後では、少々不安になってしまうというのが正直なところだろう。昨期はスタートダッシュに失敗したが終盤に持ち直すことが出来た。だがチェルシーも同じこと。モウリーニョが退任するなどゴタゴタしていた感の強いチェルシーをユナイテッドは振り切ることが出来たが、今期のチェルシーは万全の体制でシーズンインし、開幕戦で最高のパフォーマンスを披露した。
このニューカッスル戦を見る限り、ユナイテッドがここ数試合でさらに勝点を落とすことは十分に考えられる。逆にチェルシーが勝点を落とすことを想像することはちょっと難しい。序盤に大差をつけられ、そのままズルズル…といったことも十分考えられるわけだ。
怪我人が多く、未知数の若手を使っていかなければならない序盤をどのようにして乗り切るか。ユナイテッドの今期は、ここにかかっているといっても決して過言ではない。
対するニューカッスルは昨シーズンのユナイテッド戦の成績を考えればアウェイで勝点1というのは御の字といえる。パフォーマンス的にもコロッチーニの加入とシェイ・ギブンの復帰により、課題の守備の改善へ向けて光が差し込んでいる。特にコロッチーニはほとんどぶっつけ本番で向かえた開幕戦だったがその闘志を十分に発揮し、このドローに一役買っていた。もちろん周囲とのコンビネーションの確立にはまだ時間がかかるだろうし、プレミアのスピードについてこれていない場面も見られたため、それらを今後、どのようにして改善していくかが問題といえる。
攻撃陣には元々タレントが揃っており、守備が安定すればさらに攻撃でいい面を発揮することが出来るだろう。マルティンスの速さ、ミルナーやエンゾグビアの突破力は、間違いなく武器なのだから彼らの長所を活かすためにもまずは守備の体制を整えてほしい。
ただひとつ気がかりなのか…ケヴィン・キーガンである。マルティンスがあれほどのパフォーマンスを披露したというのに、いや、マルティンスがあれくらいやってくれることは想定内中の想定内だったはずなのに、彼は「開幕戦はオーウェンとアメオビでいく」と発言していた。(キーガンの場合、マインドゲームというわけではないだろう。)昨期、ヴィドゥカとマルティンスを冷遇し、オーウェンとスミスの2トップに拘っていたことを見ても彼のファーストチョイスは選手のパフォーマンスではなくイングランドという国籍なのではないか、と疑ってしまう。
キーガンが、変な疑念に揺さぶられることなく、その時最高のメンバーをスターティングイレブンにチョイスできるのか。ニューカッスルの今期は文字通り指揮官の選択にかかっている。
posted by so-ma |18:24 |
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2008年08月17日
プレミアシップが開幕した。アーセナル対ウエストブロムを皮切りに、7試合が行われ、各地で熱戦が繰り広げられた。以下が結果と見解である。
■Arsenal 1-0 West Brom
アーセナルとしてはまずまずの出だしといったところだろう。エブエのセントラルハーフ起用など、サプライズのあったラインナップだが開始3分に新加入のナスリが08-09プレミアシップの初ゴールを奪うと、その後も随所にアーセナルらしさを見せ、ポゼッションではウエストブロムを圧倒した。
もちろん、課題は多い。アデバイヨールがチャンスを決められず、ウォルコットにも判断の甘さが目立ち、守備面でも危ない場面は何度かあった。攻守において課題の残る開幕戦ではあったわけだ。しかし、まずは最低限勝点3を獲得したことを評価できる試合だったと思う。
ノビシロのあるプレイヤーの多いアーセナルなのだから、彼らが毎試合様々なことを吸収し、成長していってくれればと願っている。
一方のウエストブロム。これからのシーズンが厳しいものになるか、エンジョイできるものになるかの物差しとなる試合だったが、残念ながら前者になる可能性が高いといえるだろう。
昨シーズン、チャンピオンシップを攻撃力で制したウエストブロムだったが、攻撃陣からはゾルタン・ゲラとケヴィン・フィリップスがクラブを去った。この影響からか、攻撃面で光るものを今ひとつ感じられず。ミラーの強さとキムのチャンスメイクは今後、ウエストブロムの鍵を握ってくるであろうが、守備陣の甘さも重なり、チームとしてインパクトを残せたとはいい難い。
まだ1節が終わったばかりではあるが、プレミアシップへの残留を目指すのであれば1節でも早くチームとしての形を作り上げなくてはならない。経験のあるグリーニング辺りのリーダーシップに期待したいところだ。
■Bolton 3-1 Stoke
昇格組のストークをボルトンが一蹴。新加入のエルマンデルにゴールが生まれるなど、最高のスタートを切ったといえる。
一方のストークは、ボルトンが決してプレミアの上位チームではないことを考えると、この完敗は残留に向けて厳しい現実が突きつけられる結果となった。アウェイとはいえ、前半だけで3失点していては…。
立て直すことが出来るか?
■Everton 2-3 Blackburn
両チーム共に、落ち着かない試合だった。内容的に大差があったわけではないが、縦への速い攻撃を終始意識し、一貫性のある試合を展開したブラックバーンに軍配が上がった。ポール・インス監督が嬉しい開幕戦勝利を飾ったわけだ。
サンタクルスの上手さとロバーツの強さが存分に発揮された試合で、彼らとペデルセンとの絡みが今後のローヴァーズの命運を握っているのだなと実感させられた。守備面ではサンバがヤクブをほぼ完璧に抑えるなど“ファイター集団”ブラックバーン健在を証明してくれた。
今後、よりインスの色が出て興味深いチームになってくれることを願う。
一方、エバートンとしては惜しい試合を落とした。せっかく逆転したにもかかわらず、すぐさま同点に追いつかれ、ロスタイムにセットプレーから失点ではモイーズも頭が痛いだろう。厳しい台所事情であることは承知であるが、この日エバートンの最年少出場記録を更新したバクスターを筆頭に、有望な若手がいるのだから怪我人が戻ってくるまではなんとか我慢してほしい。
■Hull 2-1 Fulham
ハルは嬉しい初勝利。クラブにとって歴史的な日となった。
フラムはプレシーズンからいい調整が出来ていたと思うのだが…どうしたのだろうか。まさかコールマン時代からのアウェイ恐怖症を引きずっているわけでもあるまい。是非、次節に向けていい準備をしてほしい。
■Middlesbrough 2-1 Tottenham
ラモス・スパーズは黒星発進。こちらもプレシーズンから非常に調子が良かっただけに…どうしたのだろうか。
■Sunderland 0-1 Liverpool
トーレスの一発で勝利したとはいえ、アーセナル以上に多くの課題が残る試合となった。全体として試合の主導権を完全に引き寄せることが出来ず、前半はむしろサンダーランドがいい形を作る場面が多かった。マスチェラーノ、あるいはシャビ・アロンソといった中盤を作ることのできる選手の不在はリバプールにとって致命傷となってくるようだ。後半、アロンソが入ってから徐々にペースを掴み始めたところをみればこれは明らかである。
またトーレスとキーンの2トップは成立するのか。この日、2人がコンビネーションを披露したシーンは…皆無といっていいほど絡むシーンがなかった。キーンがいなくなってからトーレスに得点が生まれ、生き生きし始めたのを見てしまうと…。ラファの頭もさぞ痛いことだろう。
サンダーランドは新加入のディウフ、マルブランク、タイニオといったあたりがまずまずの活躍を見せた。敗れたとはいえ、まずまずの立ち上がりといったところ。ただ大胆にFWに楔を入れることができない現状を見れば、ジョーンズの復帰が待たれる。
■West Ham 2-1 Wigan
ディーン・アシュトンの2発でウエストハムがウィガンを沈めた。ただそのアシュトンがふくらはぎを痛めてしまったことを考えれば必ずしも喜ぶことの出来ない開幕戦勝利といえよう。
いやはやウエストハムのメディカルおよびフィジカルコーチは、重ね重ね一体何をやっているのだろうか…。ファンとしては頭が痛い。。。
posted by so-ma |03:40 |
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2008年08月16日
Liverpool(リバプール)
移籍マーケット…B 期待値…B
Ins: David Ngog (Paris St Germain, undisclosed), Emmanuel Mendy (Murcia Deportivo, free), Diego Cavalieri (Palmeiras, undisclosed), Andrea Dossena (Udinese, undisclosed), Philipp Degen (Borussia Dortmund, free), Robbie Keane (Tottenham, £20.3m).
Outs: Jack Hobbs (Leicester, loan), Godwin Antwi (Tranmere, loan), Adam Hammill (Blackpool, loan), Scott Carson (West Brom, £3.25m), Peter Crouch (Portsmouth, £11m), Harry Kewell (Galatasaray, free), Paul Anderson (Nottingham Forest, loan), Anthony le Tallec (Le Mans, undisclosed), John Arne Riise (Roma, £4m), Besian Idrizaj (Wacker Tirol, free), Danny Guthrie (Newcastle, undisclosed), Robbie Threlfall (Hereford, loan), David Martin (Leicester, loan), Sebastian Leto (Olympiakos, loan).
戦力は整った。ラファ・ベニテスが就任して以来、最も充実したメンバーだといえる。アーセナルにはもちろん、チェルシーやユナイテッドと比較しても見劣りのしない、優勝争いをするための駒をそろえたのだ。
しかし、このブログで何度も書いているがラファ・ベニテスは補強が下手である。新加入選手の扱い方が下手、と言い換えられるかもしれない。果たして新戦力がラファの思うような活躍をしてくれるのかには疑問符がつく。
戦術的な部分に関してもそう。ロビー・キーンを獲得したことにより、昨シーズン作り上げたトーレスの1トップを継続するのか、キーンと2トップを組ませるのか、ラファは迷っている模様だ。もともとシーズン序盤が課題のラファ・リバプールだけに、探り探りしているうちに勝点を落とすということも十分に考えられる。
そしてこれだけ駒が揃うとターンオーバー制の割合が多くなってくることだろう。必ずしもターンオーバーを批判するつもりはないが、プレミアシップの優勝争いにすら絡めていないリバプールの問題点がこの制度いうことは明らかである。99試合連続、スタメンオーダーを変えたこともあるラファだが、どのような戦略をとってくるのだろうか。
今期、ユナイテッドは補強が無く怪我人も多いゆえに、スタートを躓く可能性がある。アーセナルもリバプールに比べれば戦力的に劣っており、リバプールとすれば今期はチャンスのシーズンだ。もし今期、優勝争いに絡むことができないようであれば…それがラファ・ベニテスの限界ということである。
Manchester City(マンチェスター・C)
移籍マーケット…C 期待値…C
Ins: Jo (CSKA Moscow, £18m), Tal Ben Haim (Chelsea, undisclosed).
Outs: Georgios Samaras (Celtic, undisclosed), Andreas Isaksson (PSV Eindhoven, undisclosed), Geovanni (Hull, free), Emile Mpenza and Paul Dickov (both released), Sun Jihai (Sheffield United, free), Matthew Mills (Doncaster, £300,000).
1シーズン目としてはまずまずの成績を残したスヴェン・ゴラン・エリクソン監督を解任し、ロナウジーニョ獲得を目指すなど破天荒なオフを送っているシティ。それもこれもバックに黒いものがちらつくタクシン氏がオーナーの座に座っているゆえに出来事である。
マーク・ヒューズを監督に向かえ、余剰戦力を削り、最低限の補強を行うなど、基本的にはシティのオフは評価できるものだ。しかし「逮捕か?」「亡命か?」など通常ではありえないような問題と隣り合わせの人物がオーナーでは現場の人間がフットボールに集中できるのだろうか。ブラックバーンでは全幅の信頼を寄せられていたヒューズだが、マンチェスターでの暮らしは常に危機感と隣り合わせの生活を強いられるだろう。
フットボールに集中できる環境にあるのだろうか。戦力云々の前に、ピッチ外に横たわる不安要素が非常に心配である。
Manchester United(マンチェスター・U)
移籍マーケット…E 期待値…B
Ins: None.
Outs: Adam Eckersley (AC Horsens, free), Gerard Pique (Barcelona, £5m), Tom Heaton (Cardiff City, loan), Chris Eagles (Burnley, £1m), Danny Simpson (Blackburn, loan), Lee Martin (Nottingham Forest, loan)
C・ロナウド問題で多少波風は立ったが、若手をローンに出した以外、大きな動きはなく、主力選手は全員残留。もともと充実した戦力を誇っているだけに、今夏の補強が無いとはいえ、侮ることは決して出来ない。
懸念されるのは主力の…特に攻撃陣に怪我人が出ていることだろうか。ロナウド、パクチソン、ルーニー(は開幕に間に合う?)、サハなどは離脱中で、開幕戦で確実に使えるのはテヴェスひとりだといわれている。事実、今期初めての公式戦であるコミュニティシールドでテヴェスのパートナーを務めたのは本来このポジションの選手ではないライアン・ギグスだった。
ただ一方の守備陣にはネヴィルが復帰する。キャプテンの復帰は長いシーズンを戦う上で非常に心強いだろうし、フレッチャーやオシェイを使わずともネヴィルとブラウンで右サイドバックを考えられることはファーガソンの悩みの種をひとつ取り除いたことになる。元々欧州最高のバックラインを誇るだけに、今期も鉄壁の守備を披露してくれることだろう。
後は新加入選手がないチームに良く起こるマンネリ化という問題をどのように解消していくか。そしてポルトガル代表監督に就任し、ユナイテッドを去ったカルロス・ケイロス、アシスタントコーチの不在がどう響くか。この辺りの不安要素を解消していけば、悲願の連覇が見えてくることだろう。
Middlesbrough(ミドルスブラ)
移籍マーケット…D 期待値…C
Ins: Didier Digard (Paris St Germain, £4m), Marvin Emnes (Sparta Rotterdam, £3.2m).
Outs: George Boateng (Hull City, £1m), Fabio Rochemback (Sporting, free), Lee Dong-Gook (released), Mark Schwarzer (Fulham, free), Steve Thompson (Port Vale, free), Lee Cattermole (Wigan, £3.5m). Luke Young (Aston Villa)
マーク・シュウォーツァー、ジョージ・ボーテング、ファビオ・ロッケンバッキといった長年ボロを支えていたプレイヤーが去った。そして昨冬、ジョナサン・ウッドゲートがスパーズへと去り、今夏はルーク・ヤングがヴィラへと去っていった。アフォンソ・アウヴェスといった明るい要素はあるものの、全体的にチームが弱体化してきている感は否めない。
ただこのところ、ディヴィッド・ウィーターを筆頭に良い若手が育ってきているだけに、彼らに期待したいところである。特に守備面。攻撃面はアウヴェス、アリアディエール、トゥンジャイといった経験があり、ある程度計算の出来る戦力がいるだけに、SBとGKを誰に任せるのかに注目すべきだろう。サウスゲート監督の手腕に期待したいところだ。
posted by so-ma |18:27 |
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2008年08月15日
Chelsea(チェルシー)
移籍マーケット…C 期待値…B
Ins: Jose Bosingwa (FC Porto, £16.2m), Deco (Barcelona, £8m).
Outs: Steve Sidwell (Aston Villa, £5m), Ben Sahar (Portsmouth, loan), Ryan Bertrand (Norwich, loan), Slobodan Rajkovic (FC Twente, loan), Claude Makelele (Paris St Germain, free), Khalid Boulahrouz (Stuttgart, £4m), Tal Ben Haim (Manchester City, undisclosed), Shaun Cummings (MK Dons, loan), Anthony Grant (Southend, free).
昨シーズン、後一歩のところでタイトルを獲得できなかったチェルシー。今オフはフェリペ・スコラーリ氏を監督に招聘すると共に余剰戦力を削り、ややスリム化が進んだ。ただデコを補強したことにより、スコラーリ監督は中盤の構成に頭を悩ませることとなるだろう。
チームとしてはロシアでのフレンドリーマッチでミランを5-0で撃破するなど(ミランが酷すぎたとはいえ)内容的に高いものがあり、仕上がりのよさを披露した。それだけに期待が持てる。カルーがオリンピックへいっているうちはJ・コール以外、計算できるプレイヤーのいないウィングだが、そろそろマルダ、ライトフィリップス、そしてスコット・シンクレアのうち誰かが出てきてほしいところだ。ロビーニョ獲得の噂がいつまで経っても消えないのは彼らの不甲斐なさから来ていることともいえる。
また不安要素としてはツェフの不調と、スコラーリ監督のマネージメント能力が挙げられるだろう。特にスコラーリ監督は長く代表チームを率いていたことにより、クラブチームで長いシーズンを通して力を発揮できるのかという質問に対しては、必ずしもYESとはいえない。プレイヤーのコンディションを見極めた起用やモチベーションの管理etc…代表とクラブでは大きく異なる部分を上手くやりくりできるのか。また、私生活を含めたイングランドに適応できるのかというところも大きな焦点だ。英国のマスコミに難色を示し、イングランド代表監督の就任を断った過去を持つだけに、心配の種といえる。
なんにしても数多くのタイトルを獲得してきているスコラーリとしては、腕の見せ所である。
Everton(エバートン)
移籍マーケット…E 期待値…C
Ins: None.
Outs: Lee Carsley (Birmingham City, free), Stefan Wessels (VfL Osnabruck, free), Andrew Johnson (Fulham, undisclosed).
心配でならない。シーズンが開幕しようとしているというのに、ここまで獲得選手はゼロ。いくら資金面に難があるとはいえ、4強に割って入ろうかというエバートンにとっては寂しすぎる結果だ。ポルトガル代表モウチーニョ獲得が噂されているとはいえ、まだ現実味を帯びているとはいえない。AJを売ったにも関らず、必要な資金が集まらないとはよほど財政的に厳しいのだろう。
もちろん、ディヴィッド・モイーズの作るチームは魅力的だ。決して恵まれた戦力とはいえないチームをやりくりして作り上げる鉄壁の守備と鋭い攻撃は賞賛に値する。今期もその組織力で多くのチームを苦しめることだろう。
ただ、やはり選手層の薄さは深刻で、欧州で最も過酷なカップ戦であるUEFAカップを戦う上ではほとんど致命的といっていい。上積みはなく、新加入選手という刺激がない場合、マンネリ化を招くケースが極めて多い。いくらディヴィッド・モイーズといえど、数人選手を獲得しない限り、4強崩しはおろかトップ10すら危うくなっているのが現状ではないだろうか。
個人的に、非常に好きなクラブだし、応援しているのだが、これだけポジティブな話題がないとフォローのしようがない。これからトフィーズのファンを喜ばせるニュースが飛び込んでくることを期待しているが、はたして。
Fulham(フラム)
移籍マーケット…A 期待値…A
Ins: John Pantsil and Bobby Zamora (West Ham, £6.3m), Tony Kallio (Young Boys Bern, undisclosed), Andranik Teymourian (Bolton, free), Zoltan Gera (West Brom, free), David Stockdale (Darlington, undisclosed), Mark Schwarzer (Middlesbrough, free), Fredrik Stoor (Rosenborg, undisclosed), Pascal Zuberbuhler (Neuchatel Xamax, free), Andrew Johnson (Everton, undisclosed).
Outs: Dejan Stefanovic (Norwich, undisclosed), Nathan Ashton (Wycombe, nominal fee), Elliot Omozusi (Norwich, loan), Ricardo Batista (Sporting, undisclosed), Tony Warner (Hull City, free), Carlos Bocanegra (Stade Rennais, free), Brian McBride (Toronto, free), Philippe Christanval, Jari Litmanen, Simon Elliott, Kasey Keller (all released), Hameur Bouazza (Charlton, loan).
大きく選手の入れ替えがあったクラブのひとつ。そして私が今期、最も期待しているクラブのひとつがこのフラムである。フラムに関しては下記した記事で書いているため、そちらを参考にしてほしい。
・今期のフラムは一味違う!
セルティック戦の後、イングランド代表アンディー・ジョンソンの加入が決定し、攻撃面はますます充実した。これでトップ10も狙える戦力が整った、と私は考えている。大きくはないが一体感のあるクレイブンコテージで、彼らが躍動感あるフットボールを展開してくれることを切に願う。
Hull City(ハル・シティー)
移籍マーケット…C 期待値…D
Ins: Peter Halmosi (Plymouth, £2m), George Boateng (Middlesbrough, £1m), Tony Warner (Fulham, free), Bernard Mendy (Paris St Germain, free), Geovanni (Manchester City, free), Craig Fagan (Derby, £750,000), Anthony Gardner (Tottenham, £2,5m), Marlon King (Wigan, loan).
Outs: Michael Bridges (Carlisle, loan), Henrik Pedersen (Silkeborg IF, free), David Livermore (Brighton, free).
チャンピオンシップからの昇格クラブ。ゆえにまだどんなチームなのかはわからないというのが正直なところだ。しかし私は昨シーズン、プレーオフを観戦しており、そこから判断するに、やはりプレミアの舞台で戦うというのは相当に厳しいのではないかと考えている。長い期間、クラブに所属している選手が多く、結束力は固いと思われるが逆にいえば何シーズンもプレミアに上がる事のできなかったメンバーのまま、代わっていないという見方もできるわけだ。
ジョージ・ボーテング、マーロン・キング、アントニー・ガードナーなどプレミアシップを経験したプレイヤーを補強しているがまだまだ足りない印象は否めない。
昨シーズンはダービーが史上最速、史上最低勝点で降格していった。戦力格差が生まれているとはいえ、もうこのような事態は起こってほしくないのだが…はたして降格争いを演じることはできるだろうか。そこに加われるレベルに達しているのかが、まず不安である。
posted by so-ma |16:42 |
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2008年08月15日
いよいよ今週末に迫った08-09プレミアシップの開幕ゲーム。正直、色々私生活でブログを書けない環境にいたので、週末までに全クラブのレビューをかけるかどうか分かりませんが、出来る限り書いていきたいと思います。
アルファベット順に、まずはA~Bのクラブを…。
また、目安として移籍マーケットでの動きと、新シーズンへの期待値をA~Eで記しておくことにする。
Arsenal(アーセナル)
移籍マーケット…C 期待値…B
Ins: Aaron Ramsey (Cardiff, £5m), Samir Nasri (Marseille, undisclosed), Amaury Bischoff (Werder Bremen, undisclosed).
Outs: Gilberto Silva (Panathinaikos, £1m), Alexander Hleb (Barcelona, £11.8m), Jens Lehmann (Stuttgart, free), Mathieu Flamini (AC Milan, free), Kerrea Gilbert (Leicester, loan).
“アーセナルらしいオフの動向”といえばその通りといえる。もはや資金面でライバルたちに対抗する事の難しいアーセナルはフラミニやフレブ、ジウベルト・シウバといった経験ある選手たちを放出する代わりに、若く才能ある選手たちにプレーの機会を与え、彼らのノビシロに賭けているのだ。もちろん、才能を見抜く目と、プロフットボールの世界においては“子ども”といえる選手を起用する勇気を持った“プロフェッサー”アルセーヌ・ヴェンゲル監督あっての戦略といえるが。
はっきり言って彼らほど予想の難しいチームはない。昨シーズンも下馬評は低かったが、前半戦を独走し、終わってみれば首位とたった4ポイント差の3位。今期もはっきりいって常識的に考えれば優勝争いは難しいだろうし、CL出場権を逃してもなんら驚かない。
ただ、そこはヴェンゲルの作るチームだ。アムステルダム・トーナメントでちらりとしか見ていないため、まだ判断することは難しいが、才能ある若手たちは力を伸ばしてくるだろう。果たしてそれでどこまでいけるか、が鍵であるわけだが、DFラインの補強はなく、フラミニの穴は誰が埋めるのか。個人的には、落ち着き、視野、攻守におけるそのセンスの良さとどれをとっても一流選手になる可能性を秘めているソングに期待しているわけだが、現実的にはディアビが有力なのだろう。彼がシーズン通してどこまで出来るか。
期待値は不安要素の多さの裏返しともいえる。出来るだけ、いい方向に向いてくれることを願っているが、はたして。
Aston Villa(アストンビラ)
移籍マーケット…A 期待値…A
Ins: Curtis Davies (West Brom, undisclosed), Steve Sidwell (Chelsea, £5m), Brad Friedel (Blackburn, £2m), Brad Guzan (Chivas USA, undisclosed) Nicky Shorey (Reading, undisclosed), Luke Young (Middlesbrough, undisclosed), Carlos Cuellar (Rangers, £7.8m).
Outs: Olof Mellberg (Juventus, free), Thomas Sorensen (released), Patrik Berger (Sparta Prague, free), Luke Moore (West Brom, £3m).
現戦力を残しつつ、積極的な補強を敢行したヴィラ。非常に充実したオフを過ごしたといえる。
ギャレス・バリーの動向はまだまだ気になるところだが、仮に彼がクラブを去ったとしてもすでにチェルシーから後釜としてスティーブ・シドウェルを獲得している。メルベリが去ったディフェンスラインには、イングランド代表経験のあるルーク・ヤングとニッキー・ショーリー、若手有望株のカーティス・デイビス、さらには昨期のスコティッシュ・プレミアリーグの最優秀選手であるカルロス・クエジャルを獲得するなどマーケットでの動きは全く抜かりが無い。(やや大所帯な感はあるが…。)問題となっていたGKにもブラッド・フリーデルを向かえ、準備は完全に整ったといえる。
マーティン・オニール監督を招聘後、着実に力をつけて上位進出を狙っていたヴィラだが今シーズンに勝負をかけていることは補強を見ても明らか。“精神科医”との異名をとるオニール監督が選手たちを上手くコントロールできさえすれば、4強へ割って入ることさえ可能だろう。
“最も嫌われる訛り”として知られるバーミンガム訛りだが、あるいは彼らの喜びの声が英国全土に響き渡るかもしれない。
Blackburn Rovers(ブラックバーン・ローヴァーズ)
移籍マーケット…D 期待値…D
Ins: Paul Robinson (Tottenham, £3.5m), Carlos Villanueva (Audax Italiano, loan), Danny Simpson (Manchester United, loan), Julio Santa Cruz (Cerro Porteno, undisclosed).
Outs: Stephane Henchoz (released), Bruno Berner (released), Peter Enckelman (Cardiff, free), Brad Friedel (Aston Villa, £2m), David Bentley (Tottenham, £15m), Maceo Rigters (Barnsley, loan).
マーク・ヒューズ監督をマンチェスター・Cに引き抜かれ、ディヴィッド・ベントリー、ブラッド・フリーデルといった主力選手を次々と放出。スティーブ・ワーノックがクラブに不信感を示し、移籍を志願するなどローヴァーズは厳しいオフを過ごしている。明るい話題といえば、男気溢れるロケ・サンタクルスの残留くらいだろうか。
ポール・インスが監督としてどれほどやってくれるのかに期待が集まるが、それにしても未知数な部分は多い。フリーデルの穴はスパーズからポール・ロビンソンを獲得して少しは塞がれたが、その驚異的な反射神経で多くのシュートを防いできたこのアメリカ人GKほどのパフォーマンスをスパーズからいわば“都落ち”してきたロボに望むのは酷だろう。全体的な戦力ダウンは否めない。
サンタクルス、ベニー・マッカーシーという強力2トップを要しているブラックバーンだが、上手く彼らにボールを提供できる体制を整えられるのかはかなり心配であり、深刻な問題といえる。インス監督はどのようにチームを作り上げていくのだろうか。
そして余談ではあるが、ただでさえ落ち込んでいるローヴァーズの入場者数が、今期激減してしまうのではないかと、心配でならない。
Bolton Wanderers(ボルトン・ワンダラーズ)
移籍マーケット…C 期待値…D
Ins: Johan Elmander (Toulouse, £10m), Fabrice Muamba (Birmingham, £5m), Mustapha Riga (Levante, undisclosed), Danny Shittu (Watford, undisclosed).
Outs: Daniel Braaten (Toulouse, undisclosed), Andranik Teymourian (Fulham, free), Stelios Giannakopoulos (released), Ivan Campo (Ipswich, free), El Hadji Diouf (Sunderland, £2.5m).
ヤンナコプーロス、イヴァン・カンポ、エルハジ・ディウフといった長年ボルトンを支えてきたプレイヤーたちがクラブを去っていった。代わりにスウェーデン代表エルマンダーやバーミンガムからムアンバを獲得し、ヤースケライネンの契約延長にこぎつけるなど、まずまずのオフを送っているが全体的に考えれば上積みはほとんどないといえる。
ただ、ビッグ・サム時代の良くも悪くも古きイングランド・フットボール・スタイルからの脱却を目指すのであれば良い機会であることは間違いない。昨期はこのスタイルから抜けきれずに、中途半端な印象があったが新たな選手たちを使いメグソン監督は彼の色を出していくことが可能だろう。
といってもこの戦力でユナイテッドやアーセナルのような攻撃的フットボールを展開することはもちろん難しいわけで、結局はデイビスに放り込んでこぼれ球を…といったスタイルで残留を目指すのではないかと、個人的には予想している。選手構成を見てもファイタータイプのプレイヤーが多い。理想を求め、スタイルを変えるか。現実を見て残留を目指すか。メグソン監督の判断に注目である。
posted by so-ma |16:30 |
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2008年07月21日
久しぶりに感じたスタジアムにおけるフットボールという空間は、今更ながら魅力的なものだった。芝生の匂いとボールを追う選手たち。彼らを温かくも厳しく見守るファンたち。
08-09シーズンの幕開けは、刻一刻と近づいている。
そんなことを感じさせてくれるクレイブンコテージでの時間だった。
■プレミア最下位と、スコットランド王者
これは非常に興味深い対戦である。まだ両クラブ共に2試合目のフレンドリーマッチであり、新シーズンに向けた準備を始めたばかりなのは承知の上だ。だがこのカードは昨期17位に終わり、プレミア残留組の中では最下位のフラムとスコットランドを制しCLでもベスト16に進出したセルティック。
“2強”を除き、決してレベルが高いとはいえず、数年前には(今も?)“プレミアシップへの参入”という動きがあったスコットランドの雄はプレミアの下位クラブ相手にどこまで戦えるのか。逆に、CLベスト16どころか、ベスト8以上に残っているプレミアのビック4と年中対戦しているフラムはセルティックをどのように迎え撃つのか。繰り返すが興味のそそられる、面白いカードである。
■セルティックパークと化したクレイブンコテージ
スコットランドのファンは恐ろしい。その表情はもちろんだが(笑)、クラブへ注ぐ愛情の度合いが、である。遠く離れたグラスゴーに本拠地を構えるクラブであるにもかかわらず、この日、クレイブンコテージに足を運んだ人間の多くはセルティックファンだった。
事実、セルティックファンにはゴール裏だけでなく、バックスタンドも開放されており、これはフラムサポーターのシートがゴール裏だけなことを考えると異常事態といえる。(メインスタンドはニュートラル。)試合前のチャントも当然セルティック側からのものが大半。まさにテムズ川のほとりに位置する小さなスタジアムはセルティックパーク、ロンドン支部と化していたわけだ。
■今期のフラムは一味違う!
だが、試合はセルティックファンが歓喜するものとはならなかった。そう、フラムのフットボールがスコットランド王者を凌駕したのである。
Fulham
David Stockdale, Paul Konchesky, John Pantsil, Brede Hangeland, Andranik, Erik Nevland, Zoltan Gera, Aaron Hughes (C), Jimmy Bullard, Simon Davies, Bobby Zamora
スタメンはご覧のとおり。前々から的確ないい補強をすると思っていたが、ピッチ上でもこの補強が正解だったことを証明してくれた。
まず魅せてくれたのは、WBAから移籍してきたゾルタン・ゲラ。右サイドに入った彼は正確で鋭いクロスをゴール前に提供し、ネヴランドのゴールをアシストしたのだ。昨期、攻撃力でチャンピオンシップを制したWBAで攻撃のタクトを振るっていたゲラの加入は、フラムの攻撃力を一段と上げてくれることだろう。2シーズン前の活躍を見てもプレミアで通用することはほぼ間違いないだけに、どれだけチームに馴染むことができるかがひとつの鍵である。
そして得点だけではない。試合をコントロールしていたのはセルティックではなく、フラムである。それもそのはず、セルティックが攻撃の柱である中村俊輔を欠いていることを差し引いてもフラムは相手を圧倒するだけの想像力を備えている。
ジミー・ブラード、サイモン・デイビスにゾルタン・ゲラが加わった中盤…。彼らが攻撃を組み立て、前線でネヴランドが素早く動き回り彼らをサポートする。さらにポール・コンチェスキーとジョン・ペントツィルの両SBは積極的に攻め上がり、攻撃を流動化に導く。一方で守備面ではアーロン・ヒューズが目を光らせ、的確にボールを奪取しては上手くボールを捌く。
どうだろうか。目に浮かぶのでは?事実、彼らの展開したフットボールはなかなかに魅力的で、人をひきつけるものを持っていた。
さらにである。フラムのマーケットでの評価が高い要因のひとつが、仕事をやってのけた。ボビー・ザモラである。フラムの絶対的エースだったマクブライドがクラブを去ったことにより、補強が必須だったポジションは他でもないFWだった。ザモラはプレミアでの実績があり、しかもマクブライドとタイプも似ている。これ以上ない…といっては言いすぎかもしれないが、かなりのはまり役なのだ。
後方からのスルーパスに反応したネヴランドの折り返しを、ザモラが豪快なボレーで叩き、ゴールネットを揺らす。連携面ではまだ課題のあるザモラだが、求められている得点という結果を早くも奪って見せた。上々のフラムデビューを飾ったわけである。
前半終了間際、FKから失点し、後半はフレンドリーマッチにありがちな交代のオンパレードで試合云々というレベルの話ではなくなってしまったが、前半を見る限り、今シーズンのフラムが躍進する要素は、少なくないと私は予想する。(頑張れ、ハマーズ、サウスウエスト支部!笑)
■スコットランド王者は…
Celtic
Mark Brown, Andreas Hinkel, Lee Naylor, Stephen McManus (C), Gary Caldwell, Scott MacDonald, Scott Brown, Massimo Donati, Barrry Robson, Chris Killen, Aiden McGeady
一方のセルティックは得点機は何度かあったものの、内容的には寂しいものとなってしまった。歓声が上がったのは、特にマッキーディが個人技で魅せたシーンと得点を含めた決定機ぐらいだっただろうか。個人的には、リー・ネイラーのクロスは芸術的だなぁと思ったが。
(毎度のことだが)攻撃には形がなく、全体的に個人の力に頼っている面が大きい。中盤の攻防に関してはスカスカだったというよりもフラムのパス回しを褒めるべきだろうが、それにしてもCLで戦うチームとしては物足りない。中村俊輔の存在の大きさを感じさせると共に、彼に代わるプレイヤーの不在がなんとも不安である。ちなみに水野晃樹は後半70分過ぎに登場するもほとんどボールを触ることが出来ず。こちらも新シーズンに向けた準備が万全なものになるのか、少々心配である。
■新シーズンへの期待
約2ヶ月ぶりにスタジアムへ着てみて、やっぱりフットボールが好きなんだなぁと実感することが出来た。私は明日、日本へ帰国するが、それでもフットボールは変わらない。人生は続いていく。
新シーズンは我々に、どんな希望と落胆と歓喜と失望を与えてくれるのだろうか。
今からうずうずして、楽しみでたまらない。
posted by so-ma |07:17 |
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