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  <title>プレミア “F”</title>
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    <title>ようこそ！プレミアFへ</title>
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    <content mode="escaped" type="text/html">当ブログ“Premier Column F”にお越しいただき、誠にありがとうございます。 この記事はTOP固定とし、お知らせや情報等を載せておきたいと思います。 またいくつかリンクも張り、HPのような構成にできれば、と。 ■お知らせ ※プレミアシップ現地観戦に関する体験談、大募集！ 詳しくはこちらまで！ ■プレミアF管理人so-maの英国での軌跡 ・英国スタジアム・コレクション 英国各地へ自ら足を運び、撮影してきました。 ■so-ma作成の検定一覧 NEW ・イングランド・スタジアム検定 ～その2～ ・イングランド・スタジアム検定 ～その1～ ・イングランド・フットボール検定 ～初級編～ ・イングランド・フットボール検定 ～中級編～ ・イングランド・フットボール検定 ～上級編～ 最新記事は↓↓↓から。</content>
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    <issued>2008-07-08T00:07:00+09:00</issued>
    <modified>2008-07-08T02:05:37+09:00</modified>
    <title>グラナダにて、ロンドンと日本を想う</title>
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    <content mode="escaped" type="text/html">皆さん、お久しぶりです。お元気でしょうか。 私は現在、旅行の真っ最中。 ロンドンからリスボンに入り、マドリード→トレド→マドリードと来て、現在セビージャにほど…近くもありませんが、イスラム文化が色濃く残るスペイン南部の町、グラナダに来ています。明日でちょうど、旅行の折り返し地点で、フランス入りする予定です。 昨日は旅行中だというのに、全英オープンテニス、ウィンブルドンを何故かスペインのバルにて観戦し、盛り上がりました。応援していたロジャー・フェデラーの敗戦にはがっくり来ましたが、実に偉大なる敗戦でしたね。ここ最近は調子を落としているフェデラーですが、絶対王者の復調に期待したいです。 さて、フットボールの話。 移籍マーケットが盛り上がってきたみたいですが、インターネットの使用もままならない旅行中だけあって、詳細な情報はほとんど手に入れることができないので、非常に苦労しています。皆様に遅れをとっているかと思うと、帰ってから記事を書いていけるのか、話題についていけるのか非常に心配であります。 どなたか私に、情報をください(笑) それだけ苦労している、今日この頃なのです(苦笑)。まぁ私が情報を入手できないのに関係なく、まだそれほど大きな移籍は実現していないみたいですが。デコのチェルシー入りくらいでしょうか。(ランプス、行くなよ…。リッキーも。)幸か不幸か、ウエストハムにも動きはほとんど無し。。。どうなっているんだ。補強の下手なカービッシュリーだけに、人一倍心配です。 あ、日本の話題にも触れておきましょう。オリンピック代表について。 中途半端すぎる。この一言に尽きるでしょうか。 オーバーエイジに関しては、遠藤が五輪出場が絶望的な状況にありながら、追加召集はなし。確かにクラブと協会間での交渉や思惑が交錯して、動けないのかもしれませんが対処が遅すぎる。おそらく協会は、自分達が一言言えばクラブは何の反発もなく動くだろうと高をくくっていたのだろうが、この考え方自体が甘過ぎますし、時代錯誤という状態になっているように思います。 なぜ遠藤でなければだめなのか、ということに関しても…五輪関係者ではないわたしにとっては理解しがたいですね。オーバーエイジを呼ばないのであれば、わたしはそれで良いと考えていましたが、中途半端に召集しておいて、しかもその選手(遠藤、そして大久保も含めて)がダメになったら、他の経験在る選手を召集することはない…とは…。 加えて水野晃樹の落選には失望しました。確かに水野はセルティックで試合に出られず、感が鈍っており、トゥーロンでのパフォーマンスも低かった。ですが彼は日本には少ない「勝負できる選手」ですし、五輪メンバーに右サイドが本職のプレイヤーがいないことを考えると残しておくべきプレイヤーだったと私は考えます。FWを5人も招集する必要性も…。。。しかもここに来て、まだ合宿でメンバーを選考しようとしているというのは…。いやはやなんとも。 水野を落としたことで、日本から海外への移籍を消極的に考える流れ(特に若い選手達)が少なからず生まれてしまうでしょうし、今後が少々心配ですね。これで五輪で良い成績が残せればいいですが………。果たしてどうでしょうね。北京オリンピック、注目です。 とまぁ、遠くスペインの地より日本(とロンドン)を思っている私は、元気です。</content>
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    <issued>2008-06-28T20:35:00+09:00</issued>
    <modified>2008-06-28T21:22:18+09:00</modified>
    <title>EURO2008 ～蚊帳の外から～</title>
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    <content mode="escaped" type="text/html">ご無沙汰しております。6月に入ったら余裕が出来る…と思ったのですがなかなか時間が作れずに、更新が滞っている現状をお詫びいたします。 といってもしっかりユーロは観戦しており、大国の披露する洗礼されたフットボールと、アウトサイダーの躍進に一喜一憂している今日この頃です。 ただそうはいっても我がイングランド代表は予選で散り、どうしても蚊帳の外から見ている感が否めません。ロンドンでは、各パブでユーロが放送されていますが聞こえてくるのはスパニッシュ、フレンチ、ポルトギッシュ…。“SAVE GOD THE QUEEN”はもちろんのこと、イングランド人が醸し出す独特の熱さをも感じることはできないというのが現状です。ああ、せっかく欧州にいるというのに、なんということか…。 しかしながら、それも仕方ありません。イングランドを破ったクロアチアとロシアの披露したフットボールの、なんと質の高いことか、なんという闘志だろうか。両チーム共に、既に敗退してしまいましたが、モドリッチを中心としたクロアチアの技術とヒディングが作り上げた果てしなく走るチームが、今大会に残したモノは大きなものだったように思います。仮にイングランドが予選を突破していたとしても彼らほどのインパクトを残せたかといえば…私は自信がありませんし、勝つべくチームが勝ったのだな、と実感させられました。 私はというと…帰国が迫っており、それまでに色々なものを見ておきたいと思いまして、旅行、旅行、フットボール、そして旅行の毎日です。英国国内はもちろん、クロアチア（ドブログニク、プリトヴィッツェ）、モロッコ（マラケシュ）、スウェーデン（ストックホルム）などへ行ってきました。どこも素晴らしく、目に映るもの全てが新鮮で、いい経験になりました。まぁ旅行先でユーロを見ることも欠かしませんでしたがね（笑） さて、ユーロも残すところ後1試合、決勝を残すのみとなりました。 カードは万年期待を裏切ることで有名なスペインと、「最後はドイツ人が勝つ」とまでいわれる勝負強いドイツ。どちらがユーロの栄冠を掴むことになるでしょうか。 質ならスペイン。魂ならドイツ。 個人的には“シルバーコレクター”ドイツの皇帝ミハエル･バラックに、彼にふりかかった“呪い”を解いて欲しいと思っています。 そんな、近況報告でした。これからまたどしどし更新したい…といいたいところですが、来月1日からポルトガル→スペイン→フランスと最後に王道コースを回るので、次はいつ更新できるか…。7月中旬にはロンドンに、下旬には日本に戻るので、その頃になるでしょうか。 間は空きますが、その頃になったらまたお相手よろしくお願いします。</content>
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    <issued>2008-05-27T06:35:00+09:00</issued>
    <modified>2008-05-27T06:36:29+09:00</modified>
    <title>更新のお知らせ 【プレミアF】</title>
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    <content mode="escaped" type="text/html">ご無沙汰しております。 最近、多忙につき、レポートを書くことが出来ませんでした。加えてコメントへの返事も滞っており、読者の皆様には申し訳ないと思っています。 更新がない間に、CL決勝やプレーオフがあり、もちろん私もこれは見たわけですが今更の感があるのでマッチレポート等は見送らせていただきます。5月中はとにかく忙しそうなので。 感想を簡単に書かせていただきますと………JT………といったところでしょうか。後、個人的にはパクの先発出場を疑わなかったのでメンバー外となったことは非常に残念に思っています。 プレーオフは期待していたロンドン勢、そしてリーズが敗れ去り、ちょっと最近は応援しているチームが勝てないなぁと思う今日この頃です。ハルシティにはダービーの二の舞にならぬよう、オフに頑張ってほしいところ。 さて、6月になったら時間が出来そうですので、そうなったなら頻繁に更新していこうと思っています。 ですので、もうしばらく、お待ちください。よろしくお願いします。 プレミアF管理人 so-ma</content>
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    <issued>2008-05-19T05:29:00+09:00</issued>
    <modified>2008-07-08T00:07:42+09:00</modified>
    <title>始まりと終わりの交わる場所で…　～FAカップファイナル～　【プレミアF】</title>
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    <content mode="escaped" type="text/html">全ては、ここから始まった。 1871年、イングランドフットボール協会（FA）が設立されてから8年後のこと。現在では世界最古のカップ戦として認知され、フットボールプレイヤーの憧れとなっているFAカップがスタートしたのである。つまり、世界最古のタイトルがこのFAカップということになる。 そんな、今では世界中に数多く存在するタイトルの起源ともいえる始まりの大会にして、07-08シーズン最後のタイトルマッチであるFAカップFINALへと、足を運んできた。 ■イングランド対ウェールズ カーディフはウェールズのクラブである。ウェールズのクラブがイングランドの大会で決勝に進出するのは極めて稀なことであり、UEFAカップ出場権がかかっているこのタイトルにおいて、カーディフに取得権があるのか、物議がかもされていたほどだ。結局、UEFAのプラティニ会長はポジティブな見解を示したわけだが、この想定外の議論に象徴されるように、今期のFAカップは波乱に満ちていた。 プレミアのビッグ4はベスト4を前に姿を消し、しかも残ったのは3クラブがチャンピオンシップに所属していた。一時は史上初の2部同士の決勝になるのでは？と騒がれたほどに。結局、ポーツマスがプレミアの面目を保ったが、大会の代名詞である「ジャイアントキリング」という伝統が退れていないことを示したのが今大会であったわけだ。 そして試合前、いつものようにイングランド国歌が斉唱される前に、ウェールズの国歌がウェンブリーには響き渡り、また新たな歴史が刻まれた。大声で胸高々に国歌を歌うウェールズ人たちには忘れられない日となったことだろう。 一時期、スコットランドリーグに所属するセルティックやレンジャーズがイングランドプロフットボールリーグへの加盟に色気を出していたが、彼らはカーディフの躍進をどのように見つめていたのだろうか。 ■イングリッシュフットボール 正直なところ、試合に関してはあまり覚えていないため細かいレポートは避ける。というより、私はタイトル戦において細かなレポートをする意義をあまり感じられない者なのである。ここまで上り詰めたチームに対する戦術面での批評も大切だろうが、問題はどちらが熱くなれるか、どちらがタイトルを渇望しているかという気持ちだと思う。何度も書いていることだが、本当にそう思いたい。 なぜこれほどまでにそう感じるかといえば、やはりこの1年間、イングリッシュフットボールに触れてきたからだと思う。芝生の匂いとチャント、共鳴して激しさを増すピッチ。そんなものを1年間、何十回と体験してきた。テレビで見ただけでは分からないものをいくつも学んだ。もちろん戦術面や選手の動きもそうだが、何よりフットボールのもっと深い部分………歴史であり、文化であり、伝統であり、フットボールという競技を作り出したイングランド人たちの性質や彼らに作り出されたフットボールという競技自体を、改めて感じ、学び取ることが出来たと思っている。 そもそも、フットボールの起源は村対抗の遊びである。そして徐々に熱を帯びて死者がでるほどのものとなった。死傷者を出すことは現代社会において考え物だが、つまりはどちらがより必死に戦ったか、熱くなったかで勝利が決まるものだったのである。イングリッシュフットボールはそういうものだ。 試合中に交わされたチャント、選手を鼓舞する声援、ワンプレーごとに過剰反応し、一喜一憂する馬鹿な観客たち。そんな熱さを持ったファンが9万人もいたのだ。これ以上素晴らしい光景が他にあるだろうか。これこそがフットボールの最大の魅力であり、フットボールをあまり見たことのない者をスタジアムへと惹きつけていく理由であると私は信じている。 試合は右サイドからの鋭いクロスをGKが弾き、詰めていたカヌが押し込みポーツマスが先制点を得た。これは同時に、決勝点になり、ポーツマスが69年ぶりの栄冠を勝ち取った。ポーツマスの爆発と、カーディフの失望…しかし倒れこんだ選手たちに送った温かい拍手はどれも心に残る名場面である。 ■フットボールは続く… 栄冠を勝ち取ったのはポーツマス。優勝と同時に、UEFAカップ出場権も手にし、充実したシーズンの終わりになったといえる。一方のカーディフにとっても決勝進出は大躍進であり、忘れられないシーズンとなったことだろう。 …と、ここまで書いて文を読み返してみると、なんだか私のイングランドフットボールライフの総括みたいになっていることに少し恥ずかしさを覚えるし、FAカップ決勝のレポートだと思って読んでくださった方には大変申し訳なく思う。ただ私が率直に感じたことが上記のことであり、あながち間違いというわけではないのではないかと考えているため、今回は勘弁してほしい。 さて、今期の残りわずか。下部リーグのプレーオフとCL決勝ぐらいだろうか。数少なくなってきたわけだが、1試合1試合のウェイトは当然重い。その重さを楽しみつつ、休息へとつけたなら、充実するのではないかと思う今日この頃である。</content>
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    <issued>2008-05-14T05:00:00+09:00</issued>
    <modified>2008-05-15T03:12:08+09:00</modified>
    <title>続・アーセナルに黄金期は訪れるのか？【プレミアF】</title>
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    <content mode="escaped" type="text/html">・アーセナルに黄金期は訪れるのか？ 上記のコラムに関してコメントを下さったliga2さん、農民さん、虹色さん、poさん、カチディスさん、こりきさん、yukihiroさん、ＤＤＡさん、akaさん、marvinさん、taka4さん、sk8er boiさん、pingさん、coffeeさん、co-maさん、piyoさん、ｋｋさん、footさん、aiさん、ＨＦＩさん、sinfoniaさん、TOMEさん、Bergkampさん、いんてりすたさん、エスパーニャさん他、貴重なご意見本当にありがとうございました。 前回のコラムでは、説明不足な部分があったかと思いますので、その部分を補足し、新たな記事という形で前回のコメントの返事とさせていただきますことをご了承ください。 ■アーセナルというクラブ 前回のコラムでキーワードとして上がったのが“青田買い”そして“30歳以上の選手に対する単年契約”についてではないかと思う。 アーセナルというクラブの体質はある意味健全だといえる。巨額の投資に頼り、クラブの収益等を度外視した選手補強を繰り返し、オーナーの私有物と揶揄されても仕方ないクラブは少なくない。そんな中、アーセナルは身の丈にあった経営でクラブを運営し、なおかつプレミアシップの厳しい戦いにおいても（3期無冠とはいえ）ある程度の結果を残している。資金が他のクラブに劣っていれば単純に移籍マーケット等で劣勢になり、ライバルに後れを取ることになるわけだが、それでもガナーズは今期リーグ3位、CLでもベスト8に進出したのだ。 そして、この成果を上げるげられたのはガナーズの策略である若手選手の獲得と、クラブの方針である30歳以上の選手に対する処遇にあると考えられるだろう。 ゆえに今回は、この2つをピックアップして記事を書いていこうと思う。 1. 若手選手の獲得（青田買い） ・GOOD －世界中にネットワークのあるアーセナルだけに、有望な選手が集まりやすい －若手選手を獲得することにより、選手にかかるコストを抑えられる －若いうちからアーセナルに触れ、チームのフットボールにフィットしやすい ・BAD －獲得コストの高いイングランド人プレイヤーの優先順位は低くなる －若いうちからトップチームで活躍するケースが少なくなく、他のクラブに狙われやすい －チームへの愛着が沸きにくい（？） －アーセナル自体に“ステップアップするためのクラブ”という印象がつきかねない －若手を優先しすぎ、ベテラン軽視の傾向に 個人的にはひとつの方法論だと考えている。資金力で他のビッグクラブに劣るアーセナルが、それでもトップであり続けるのは他ならぬ若手獲得を優先するというクラブ方針の成果なのだから。頭のいい方法だし、賢明な判断だといえる。事実、セスク・ファブレガスを筆頭に、現在のアーセナルを支えているのはこういった形で獲得したプレイヤーたちだ。多くのビッグクラブが名の知れた有名選手を獲得してチームを強化しているのに対して、アーセナルは未知数の若手を我慢強く育て上げているのである。若いうちからアーセナルのフットボールを学べばチームにフィットしやすいこともメリットだ。 結果、若いが実力は確かな将来の明るいプレイヤーが次々とエミレーツのピッチに立ち、我々をワクワクさせてくれる。これはいまや、アーセナルの魅力のひとつであり、この方針にはアーセナルファンも賛成している。 だが反面、デメリットも少なくないのはご存知のとおりだろう。例えば現在、アーセナルのトップチームで定期的に出場しているイングランド人はフィオ・ウォルコットのみ。それに次ぐのはジャズティン・ホイトだがサニャやクリシーの牙城は崩せずにくすぶっている。これは少なくない問題だし、アーセナルがフランスでもスイスでもなくイングランドのクラブだということを考えれば異常事態といえる。 「フットボールに国籍は関係ない」「国籍でプレイヤーは選ばない」というのがアルセーヌ・ヴェンゲル監督の口癖だが、だからといってイングランド人がこれほどまでに少ないというのは少し考え物だ。それに現状を見ると私には国籍も重要な要素であるように思える。 07－08シーズン王者のユナイテッドにはリオ・ファーディナンド、ポール・スコールズ、ウェイン・ルーニーというイングランド人が各ポジションの核となっている。その前に王者の座についていたチェルシーにもジョン・テリー、フランク・ランパード、J・コールがいる。そしてアーセナルが無敗優勝を達成した時ですら、ソル・キャンベルがゴール前に壁として君臨し、A・コールのオーバーラップがピレスやアンリを助けていたのだ。イングランド人のいないチームがプレミアを制覇することは本当に難しいことだと私は思っている。 コメントを下さった方の中には「リザーブには優秀なイングランド人が沢山いる」と主張する方がいたが、私はこれを疑問視している。例えばクインシー・オウス＝アベイエと共に有望な若手ベスト3として上げられていたマシュー・コノリー、ケリー・ギルバートといった選手たちはトップチームで活躍することなく、既にアーセナルを去った。そして今期、ガナーズのリザーブリーグを数試合観戦した私の印象に残っているプレイヤーはジャスティン・ホイトでも弟でも他のイングランド人プレイヤーでもなく、ソングであり、ジュルーであり、トラオレである。彼らは今期、トップチームで出場機会を得ており、それなりに活躍しているが、対してイングランド人はどうだろうか。少なくとも私は知らない。 昔、ジャーメイン・ペナントがクラブを去る際に吐き捨てていった言葉が印象的だ。 「アーセナルでイングランド人は生き残れない」 この言葉は、予想以上に重くアーセナルにのしかかっている。 そしてフラミニのケースでも分かるとおり、せっかく一流のプレイヤーに育て上げたとしても他のビッグクラブが資金力を武器に彼らを掻っ攫ってしまう可能性が高い。そうなると資金力で敵わないアーセナルはお手上げである。今では、若手に留まらず、フレブのような中堅でさえ、他のクラブに引き抜かれようとしているくらいだ。しかも中心選手としてシーズン過ごしてきたにも関わらず、である。ユナイテッドのキャリックが、チェルシーのJ・コールが、リバプールのバベルが、今オフに他のクラブへ移籍するなど考えられるだろうか？他のクラブでは、ちょっと考えられない事態である。これではいくら若手を育てたり、かかるコストは安いが実力のあるプレイヤーをクラブへ招き入れてもきりがないのではないか。 また選手生活の晩年を地元のクラブで過ごしたいという選手も出てくるだろうし、そうなると経験豊かなプレイヤーが集まらない。セスクやジウベルトは「アーセナルにいたい」とコメントしているがあのアンリですら生涯アーセナルとはいかなかったのだから果たしてどうか。 このように、メリットが多い反面、デメリットも少なくないのが青田買いの欠点なのである。上記したように、方法論としては間違いだとは思わないため、批判するわけではないが、現状を改善していかない限り、負のスパイラルを止めることは難しいだろう。 2. 30歳以上の選手に対しての単年契約 ・GOOD －コストを抑えられる ・BAD －複数年を希望する選手側にとっては受け入れにくい －そもそも他のビッグクラブと比べると給料が高くない －そのため選手にとっては単年契約にするメリットがない －移籍金なしで移籍できるため、他クラブに流れやすい －アーセナル側も移籍金を受け取れない 30歳を超えると年俸が高くなる反面、怪我や衰えの心配が増す。素晴らしい若手を多く抱えるアーセナルは競争も激しく、いつポジション争いから漏れるかもわからないベテランに多くを投資することはできないのが現状なのだろう。もちろん若手を使うこともリスクを伴うが、同じくらいのリスクを抱えるのであれば伸びしろがあり給料も安い若手を試合に起用したほうがメリットは大きい。ヴェンゲルはそう考え、チームを築き上げてきたのではないか。 ただ、単年契約のリスクは意外に多いのではないかと私は思う。上記したような理由でベテラン選手が集まりにくくなった結果、経験不足に陥り、今期終盤の重要な試合を全て落としてしまった。また、最近でいえば30歳を超えたガットゥーゾをバイエルンが巨額の資金を投じて獲得しようと試みているように、30歳を超えたプレイヤーでもほしがるチームはある。だが単年契約ではシーズン終了と共に契約は切れるわけだし、フリーでの移籍が可能になってしまう。これでは経験豊富なプレイヤーを繋ぎとめておくことは難しい。 現実的なことを言えば、最後は金の力がものをいう世界なのだから。 私は愛を信じたい。愛に忠実なプレイヤーもいる。だが自分の評価が反映された年俸という数字を見て、将来を決める者が多いのではないか。 アーセナルはこのことをどう考えているのだろう。個人的には、デメリットが多いこの規定は少々理解に苦しむものなのだが…。 以上のように、2つの項目でメリット、デメリットを上げてきたが皆さんはどう思われただろうか。私の考えは上記したとおりである。方法論としてはありだと思う。が、必ずしもメリットだけだとは思わない。デメリットも多いわけだし、現に現在はデメリットの方が目につく状態になっている。 アーセナルがこの状況をどのようにして打開していくのか。現状を貫くのか、変化する時期が来たと判断するのか。そろそろタイトルが恋しいアーセナルだけに、彼らの動きに注目したい。</content>
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    <issued>2008-05-12T02:15:00+09:00</issued>
    <modified>2008-06-28T21:22:08+09:00</modified>
    <title>プレミアシップ、運命の最終節 【プレミアF】</title>
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    <content mode="escaped" type="text/html">2008年5月11日は、大晦日であり、元旦である。 長かった07－08シーズンがこの日をもって幕を閉じるのだから、イングランド・フットボール・シーズンにおける大晦日と言い換えられるだろう。 そして、この日からファンたちの1年は始まる。王者に輝いた者はこの日から約1年間王者の称号を手にし、ライバルたちは苦虫を噛み潰してこれからも日々を過ごさなければならない。残留した者は歓喜に沸き、来シーズンへの想いを馳せられるが、降格した者にとってはこれから1年間、悔しさを胸にとどめて厳しい下部ディヴィジョンでの戦いに挑まなければならない。太陽が燦燦と輝いているプレミアシップという舞台を経験した者にとって、日陰で肌寒さすら感じるチャンピオンシップへと気持ちを切り替えることは容易ではない。 そんな運命の1日を振り返ってみることにしよう。 --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- （左から順位、チーム名、試合数、得失点差、勝点） 1 Man Utd 38 58 87 2 Chelsea 38 39 85 3 Arsenal 38 43 83 4 Liverpool 38 39 76 --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- 5 Everton 38 22 65 --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- 6 Aston Villa 38 20 60 7 Blackburn 38 2 58 8 Portsmouth 38 8 57 9 Man City 38 -8 55 10 West Ham 38 -8 49 11 Tottenham 38 5 46 12 Newcastle 38 -20 43 13 Middlesbrough 38 -10 42 14 Wigan 38 -17 40 15 Sunderland 38 -23 39 16 Bolton 38 -18 37 17 Fulham 38 -22 36 --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- 18 Reading 38 -25 36 19 Birmingham 38 -16 35 20 Derby 38 -69 11 ■ユナイテッド2連覇達成 ・Man Utd take Premier League title ・Chelsea 1-1 Bolton 結局、メイクドラマは起こらなかった。 やはりユナイテッドは強い。今期ユナイテッド以外の4強と引き分けているウィガン相手だったが勝利を取りこぼすことなく2－0で完勝した。スタメンには今期のベストメンバーと考えられる面子が揃い、しかも得点を決めたのは今期ユナイテッドを引っ張ってきたロナウドと、ユナイテッドを築き上げてきた功労者であるギグスというのだから、スコアボードにすらユナイテッドの強さが反映する結果となっている。 対するチェルシーは、怒涛の追い上げ空しく、ボルトンの前に力尽きた。前回、いつ得点を決めたのか思い出すのに苦労するほどの時間、ゴールを決めていなかったシェフチェンコのゴールで先制するもロスタイムにCKからデイビスに決められ万事休す。 ある意味、今期を象徴するような結末だったといえる。ユナイテッドは先制し、しっかりと追加点を決めたのに対して、チェルシーは追加点を奪えずに、最後の最後で失点。チェルシーはこういった脇の甘さが無ければウィガンからも勝点3を奪えただろうし、数字上では優勝も可能だっただけに悔やまれる。（スタンフォードブリッジでのウィガン戦もロスタイムに失点し、勝点2を失った。）ただ終盤の追い上げは見事だったし、アーセナル戦やユナイテッド戦、CLリバプール戦など重要な試合に勝利してきている勝負強さには目を見張るものがあった。この悔しさは、5月21日、モスクワの地で是非とも晴らしてもらいたい。 そして、チェルシーの甘さとは対照的にしっかりと勝点を積み重ねてきたユナイテッドの優勝は至極順当な結果だったといえるだろう。 得点王に輝いたポルトガルの若きドリブラーを筆頭に、素晴らしいプレイヤーが揃っており、若さと老獪さが融合したチームは時に憎らしいほどの強さを見せた。エンターテイメント的な観点からみても高いポイントをつけることが出来るのではないか。安定した守備陣と構成力の高い中盤、運動量のテヴェスとパクチソン、そしてチームの柱であるルーニーとロナウドが絡む攻撃には胸を躍らされた。 まだCL決勝が残っているとはいえ、とりあえず2連覇を祝福したい。本当に、おめでとう！ ■エバートン、再び欧州へ ・Everton 3-1 Newcastle ・West Ham 2-2 Aston Villa こちらも妥当な結果に終わった。エバートンは難敵ニューカッスルをホームで見事粉砕したのに対して、ヴィラはモチベーションが無かったといって等しいウエストハムを相手に終盤までリードするも結局ドロー。この結果、勝点3を上積みしたエバートンがUEFAカップ出場権を手にした。 終盤、強豪との対戦が続き、やや息切れしてしまった感のあるマージーサイドの青だがシーズン半ばに見せていた堅守速攻は、これぞエバートン、と思わせる出来だった。選手層がそれほど厚くないエバートンだけに、シーズン通して高いパフォーマンスを維持することは難しいだろうが、来季に向けて戦力を整えてほしい。「プレミアは4強以外大したことない」と裏口を叩かれないためにもそろそろ欧州での結果がほしいところだ。 ちなみにこの日、筆者はアプトンパークを訪れていたわけだが、久しぶりにホームでいい空気を感じることが出来て満足している。内容的にはヴィラに押され、ハマーズは攻撃の形を持たずになんとなく試合を進めていたが最後にディーン・アシュトンの素晴らしいゴールが決まり、ドローに持ち込んだ。今期は怪我人が多く、満足のいくシーズンではなかったが、最終的にはトップ10でフィニッシュできたわけだから合格点を与えられるだろう。ただどうにかチームとしての形を来期は作り上げてほしい。メンバー的には欧州行きを争ってもおかしくないだけに、カービッシュリー監督の手腕が問われるところだろう。 ■生き残ったのはフラム！ ・Fulham pull off great escape ・Reading sink Rams but go down ・Birmingham relegated despite win 個人的には優勝争いなどよりよほど気になっていた残留争いの行方だが、フラムがポンピーに競り勝ち、自力で残留を決めた。この結果、バーミンガムとレディングは共に大勝を収めたものの、わずかに及ばず。2クラブ共にチャンピオンシップへの降格が決定した。 シーズン序盤は北アイルランドコネクションが振るわず、サンチェス監督が解任されるなど不振に喘いだフラムだったが、怪我により戦列を離れていたジミー・ブラードやマクブライドといった核の選手が戻ってきたことで息を吹き返す。そして終盤戦の残留に向けた重要な試合で勝点3を積み重ねられたことが結果へと繋がったといえる。特にバーミンガムとの残留争い直接対決での勝利は様々な意味で大きなものだった。サンダーランドにホームで敗れたときには降格を覚悟したものだが、今となってはいい思い出である。 レディングはフラムとは対照的に、シーズン中盤まではまずまず悪くないポジションに位置していたものの、完全に失速してしまった。特に残留へ向けて士気が上がるであろう終盤戦に攻撃陣が振るわず、ダービー戦を除くここ6試合ノーゴールというのだから降格という結果は仕方ないといえる。チャールトンにレンタルしていたリタを呼び戻すなどやれることはやった印象だが力及ばずといったところか。 バーミンガムはシーズン途中にスティーブ・ブルース監督がウィガンに引き抜かれるなど激動のシーズンを過ごしたといえる。その後、マクリーシュ氏が後任として監督の座につき、冬の市場でエバートンから獲得したマクファーデンが完全にエースとして君臨。得点を重ねるなど明るい要素は少なくなかったが報われなかった。何よりバーミンガムダービーやライバルとの直接対決でことぼとく敗れたことがこのような結果に繋がってしまったといえる。（相手はレディング、ウィガン、フラム。後ダービーにも引き分けたは響いた。） フラムは残り、レディングとバーミンガムは降格した。3チームの間に大きな差があったとは思えない。気持ちの問題、あるいは運といった要素がクラブの命運を分けたのではないか。そういう意味ではこれ以上なく人間的で、これ以上なく残酷で、まさに人生な様なものが、この残留争いから見えてきた気がする。 さて、07－08シーズンは今日をもって幕を閉じました。総括は次回以降に書くとして、まずは素晴らしい戦いを我々に見せてくれた選手や監督、各クラブの方々にお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。選手はしっかり休み、クラブ関係者は夏に命をかけて、来シーズンへ挑んでください。 そして各クラブを応援していたファンの皆様、本当にお疲れ様でした。 08－09シーズン、プレミアシップも白熱した、人々を惹きつけてやまない魅力に溢れたものになることを心より願っています。</content>
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    <issued>2008-05-11T01:15:00+09:00</issued>
    <modified>2008-06-28T21:22:39+09:00</modified>
    <title>ロングボールの行方 ～クリスタルパレス×ブリストルシティ～ 【プレミアF】</title>
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    <content mode="escaped" type="text/html">■Crystal Palace 1-2 Bristol City セルハーストパークへと足を運んだパレスのファンたちは何を思って帰路についたのだろうか。第2戦への期待か。それとも来期も今期と同じステージで戦わなければならないことに対しての失望か。 柔らかな陽射しがピッチを照らす土曜の正午過ぎ、プレミアシップへの最後の切符をかけた熱い戦いは、最後の最後にドラマが待っていた。 ■全てをぶつけて… 正直、あまり試合内容について語るべきことはない。純粋な気持ちのぶつかりあいだった。今シーズンの総決算となる試合だったが戦術的に優れているところなどまるで無かった。ロングボール、ロングボール、そしてロングボール。心配になるくらい、技術的には稚拙で、古典的で、フラストレーションの溜まる試合展開だった。 普段なら何事も無かったかのように再開される自陣でのFKさえ、この日は攻撃手段の一つ。ほとんどプレーが途切れるたびに空中戦の強いCBは敵陣へと上がり、送られてきた信じられないほど弱弱しいボールを相手に跳ね返されては自陣へと急いで戻っていく。この繰り返しだった。 クリスタルパレスを前回見た時、攻撃の形が無く、個人の能力に依存している部分が大半をしめていると書いたが、全くその通りだった。チェルシーからレンタルできているスコット・シンクレアは時折相手の脅威となるドリブルを披露していたものの、その他には可能性を感じるプレーは運任せのロングボールくらい。期待していたベン・ワトソンもこの日は精細を欠き、特にセットプレーではミスを連発していたことが悔やまれる。 ブリストルシティにしても同じことが言えた。ただパレスよりはパスを繋ごうという意識が見られ、現にゲームを支配していたのはシティだった。 試合は後半、ブリストルシティがセットプレーから見事に先制点を挙げて、貴重なアウェイゴールを獲得する。だがパレスも猛攻を開始。最初は空周り気味の攻撃だったが、本来CBの選手を前線へ配置する強攻策に出ると、このパワープレーが実り、PKを獲得する。これをこの日は不調だったが間違いなくこのチームの核であるワトソンが決めて同点に。 ちなみに触れていなかったスタジアムの雰囲気だが言わずもがな心地よいものがあった。この得点シーンしかり、ファンがチームを支えていることを感じられる時間だった。 だからこそ、胸が痛くなってしまう。「5分」と表示されたロスタイムに沸いていたパレスのファンは、その数分後、失意の表情でスタジアムを去ることになってしまったのだから。ロスタイム突入して間もなく、ブリストルシティのノーブルが放った強烈なミドルシュートがパレスのゴールに突き刺さったのだから。 ホームでの1－2。闇夜に浮かぶプレミアへと繋がる道に灯っていた街灯が消え、ゴールへ辿り着くことは極めて困難となった。残っているのは月明かりのみ。この光を頼りに、まずはウェンブリーへと駒を進めることが出来るのか。パレスの真価が問われている。 ■ロングボールという現実 ～ニール・ワーノックについて～ ニール・ワーノックという人物は非常に古典的な人物であると思う。それゆえ、彼のチームが展開するフットボールも古き良きイングランドのフットボールという印象。ただ、こういっては聞こえはいいが、逆にいえば攻撃の形が無いフィジカル重視の時代に取り残されたフットボール…とも言い換えられる。 この試合に関してはまさに後者が相応しかった。重要な試合であることは分かるが、自陣から相手ゴール前へロングボールの放り込みを前半の早い時間帯から繰り返しているようでは…。シティの弱点が空中戦なのであれば話は別だが、総じて空中戦に勝利していたのはシティ。相手云々ではなく、ロングボールに頼った彼のやり方が前面に出た試合だといえる。 彼がパレスに就任した際、このチームの状態は酷く、降格の危機すらささやかれていたことを考えると、プレーオフにチームを導いたことは賞賛に値するだろう。 だがそこまでが限界だということがこの試合で分かってしまった。ロングボールだけでは年々ハイレベルになっているプレミアシップでは勝てないし、リーグに参加することすら難しい。あるいは運により、もたらされる得点もあるかもしれないが、1－2で敗れたという現実はパレスに重くのしかかっている。よほどの何かが彼らに味方しない限り、ウェンブリーへ駒を進めることは至極困難だろう。 ニール・ワーノック。06－07シーズンに率いていたシェフィールド・Uの降格の際、ウエストハムにいちゃもんをつけ、ベニテスに噛み付き、ユナイテッドをも目の敵にした彼だが、ひとつの時代の終わりは刻一刻と迫ってきている。</content>
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    <issued>2008-05-10T00:06:00+09:00</issued>
    <modified>2008-05-12T07:25:05+09:00</modified>
    <title>アーセナルに黄金期は訪れるのか？ 【プレミアF】</title>
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    <content mode="escaped" type="text/html">「今シーズン、若手が成長したから、来シーズンこそ素晴らしい成績が残せる」 アーセナルのファンたちは、3位に終わるであろう07-08シーズンを上記のような言葉でまとめることだろう。実際に、シーズン終了を前にしてこのような趣旨の発言を目にすることは多い。 それもそのはず。大黒柱のティエリー・アンリがバルセロナへと移籍し、経験豊富なベテランプレイヤーであるフレディー・リュングベリもクラブを去ったことにより、ガナーズの命運は若いプレイヤーたちに託された。シーズンが始めってみれば「優勝争いに絡むことすら出来ない」という前評判を覆し、序盤から首位を独走。中盤から終盤にかけて、疲労の蓄積とエドワルドのアクシデントが重なったことに加え、経験の乏しさから重要な試合を相次いで落としてしまい、タイトルレースから脱落してしまったが十分に評価できるシーズンだったといえる。 完全にチームの核となり、アーセナルのタクトを握っているセスク･ファブレガスを筆頭に、マシュー・フラミニ、アデバイヨール、エブエ、ガエル・クリシー、フィオ・ウォルコット、ニコラス・ベントナーなど、25歳に満たない若いプレイヤーたちは着実に力をつけ、経験という自分たちに無かったものを得たことだろう。私自身、彼らの成長を願ってやまないし、欧州でも1、2を争う美しいフットボールの完成形を観てみたい気持ちはある。だが同時に私は思ってしまう。 「アーセナルに黄金時代が到来する日は、本当に来るのか」と。 ■数年前から叫ばれている「黄金時代の到来」 03－04シーズン、アーセナルはリーグ無敗優勝というイングランドフットボール史に燦然と輝く偉業を達成し、黄金時代の到来を予感させた。前述のアンリやフレディーを筆頭に、デニス・ベルカンプ、パトリック・ヴィエラ、ロベール・ピレス、A・コール、ソル・キャンベル、ジウベルト・シウバにローレンといった実力者を擁し、また若手育成に定評のあるアルセーヌ・ヴェンゲル監督の下、有望株が着実に力をつけていたからである。 ただ、実際にはこの時代は長く続かなかった。49試合連続無敗記録をユナイテッドに破られると、その敗戦を引きずった結果、優勝を逃す。そしてヴィエラの移籍を合図に、無敗優勝に貢献したプレイヤーたちは次々とアーセナルを去っていったのである。現在では03－04シーズンを知り、今もなおレギュラーとして活躍している選手はコロ・トゥレぐらいとなってしまった。 ■素晴らしい若手は育つものの… 素晴らしいフットボールを展開し、素晴らしい結果を残している反面、このクラブを去るプレイヤーは少なくない。アーセナルのクラブ方針である30歳以上は単年契約という方針をのめなかった者（ヴィエラ、ピレス等）、年俸に納得がいかなかった者（A・コール等）、イングランドに馴染めなかった者（レジェス等）、クラブに留まれなかった個人的理由を持つ者（アンリ、キャンベル等）、若手の台頭もありレギュラーを獲得できなかった者（ローレン、シガン等）など理由は様々だが、実力の問題でクラブを後にしたわけではない主力選手の方が多いくらいだ。 その穴をセスクを筆頭に若手選手が埋めてきたものの、無敗優勝時代の輝きを取り戻すまでには至らず。そして04－05シーズンも06－07シーズンも、例の「来期こそは」との声が聞かれたわけだが、いまだにあの輝きを取り戻せてはいない。 ■またひとり…負のスパイラル しかも今期、また1人アーセナルを去る者が現れた。セスクの横を縦横無尽に駆け回り、主力の1人として活躍したマシュー・フラミニである。彼もまた今期成長を遂げた1人であり、実力的には来期もレギュラーとしてピッチに立てることの出来る人物だ。だが、契約（年俸の問題等）面で好条件を提示したミランにあっさりと寝返り、来期は赤と黒のユニフォームに袖を通すこととなる。 確かにプロである以上、自分を高く評価してくれるクラブへ行くことは理に適っているし、当然だろう。だが4年前から手塩にかけて育ててきたプレイヤーがこうもあっさりと出て行ってしまうというのは…。これではいくら素晴らしい若手を育てても追いつかない。 クラブ側からすればやむを得ない部分はある。経済面で他のビッグクラブより劣っており、単年契約等のクラブ方針は曲げられないだろうし、法外な年俸を提示することもできるはずがないのだから。だからこそ、若手を安い値段で取ってきて育てているわけだが、その選手たちもタダで去ってしまう現状…。 フレブのインテル行きやエブエの周辺でも移籍話が絶えない現状は、今期を来期への布石として考えていたであろうヴェンゲル監督にとって頭痛の種となっていることだろう。また一から来期の構想を練らなければならないのだから。大黒柱であるセスクがアーセナル愛を口にして憚らないことが唯一の救いだが、これでは強大なライバルがいるプレミアシップにおいて毎年タイトルを取り続けることは難しいだろう。 アーセナルファンはこの現状をどう思っているのだろうか。それにしても…知り合いのアーセナルファンの口癖ともなっている言葉が頭をよぎってしまう。 「やっぱ金なのか」 個人的にはアーセナルの方針が間違いだとは思わないし（頑なにベテラン選手を獲得しないところは「？」だが）、このやり方を貫く姿勢は素晴らしいと思う。しかし肝心の選手たちを長くクラブに繋ぎとめていられない現状ではいくら素晴らしいフットボールを披露しようとも、彼らの黄金時代を築くことは極めて難しいだろう。この体質を変えることが出来なければ、黄金時代どころか、プレミアシップのタイトルひとつを獲得することでさえも………。</content>
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    <issued>2008-05-09T02:46:00+09:00</issued>
    <modified>2008-05-11T07:45:29+09:00</modified>
    <title>フーリガンに関する報告書 【プレミアF】</title>
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    <content mode="escaped" type="text/html">“イングランド＝フーリガン” そんなイメージを抱く方がいまだに多いかと思います。ですが実際に現地で80試合近くを観戦している私ですが1度としてフーリガンと遭遇したことはありません。 フーリガンとは何なのか。イングランドは誤解されていないか。 イングランドを愛する者として、これは皆さんに伝えておかなければならない情報だと思っています。なので、今回は以前あるサイトに掲載したコラムを再掲載という形で、皆さんに読んでいただきたいと考えております。 いつも以上に堅苦しい文章ですが、よろしければお付き合いのほどを。 ■フーリガンに関する報告書 私が知る限り、日本に“フーリガン”というワードが浸透した背景にはフットボールが存在した。「フーリガンと呼ばれた少年たち―子供たちの大英帝国―」のあとがきにはこのような一節がある。 「本書（1992年1月発行）が世に出てから七年あまり。―――その間をふりかえって気づく最大の変化は、「フーリガン」という言葉のこの浸透度ではないだろうか」 1990年に終止符が打たれたサッチャー政権における負の遺産として残された格差社会や現在もなお色濃く残る階級問題が当時の英国フーリガンに何らかの影響を及ぼしていたとも考えられるが1992年といえばプレミアシップが開幕し、フットボールを観戦するために必要な環境が整えられた年である。事実、ヘイゼルの悲劇（1985年）やヒルズボロの悲劇(1989年)を越える惨劇はこれ以降起こっていない。 では1992年以前には世間であまり認知されていなかった“フーリガン”という言葉がなぜ日本で浸透したのか。これは容易に説明がつく。 1992年は日本初のプロサッカーリーグであるJリーグが開幕した年であり、翌年の1993年は日本サッカー史における最大の“事件”として語り継がれているドーハの悲劇が起こっている。つまり、日本においてサッカーという競技が、歴史上最も注目されていた年のひとつだったといっても過言ではないのだ。 後のアメリカW杯、フランスW杯におけるサッカーへの注目度も含めて、この時期に“フーリガン”という言葉が急激に日本へ輸入され、定着したと考えても不思議はないだろう。そして2002年日本にW杯を招聘するに辺り、“フーリガン”の一般名詞化は決定的となった。私自身、フーリガンという言葉を意識するようになったのはこの頃からである。やはりフーリガンが浸透した背景にはフットボールが存在していたのだ。 しかし多くの者はフーリガンという言葉は知っていてもその成り立ちやフットボールとの関わりについては知らない。近年、イタリアやアルゼンチンなどでフーリガン問題が表面化し、全世界に危険は潜んでいることが明るみになったものの、依然として“フットボール・フーリガン＝イングランド”と認識する者が多い。（個人的にはこれが大きな問題だと考えている。） ゆえに今回は、フーリガンとはどのようなものなのか？フーリガン問題を考える上で何が重要なのか？について触れてみたいと思う。 ■“フーリガン”の起源は？ まず“フーリガン”という言葉について触れておく必要がある。今でこそ辞書などでも“フーリガン＝熱狂のあまり騒動を起こすサッカーファン”という表記がされ、世間でもこのように認識されているが厳密に言えばこれは正しくない。 第一に、正確にはフットボールの試合で暴れる者は“フットボール・フーリガン”であり、フーリガンという言葉自体はフットボールと混ぜて考えるべきものではない。もともとのフーリガンの意味は「暴れ者、ごろつき、不良」であり「フットボールにおいての…」などの注釈はない。 では第二の理由を挙げる前に、ここでは少しフットボールとは離れ、改めてフーリガンという言葉の意味とこの言葉が生まれた背景である19世紀のイギリスについて振り返ってみることにする。 ■19世紀イギリスの栄光ある孤立 言葉の意味を知る上で重要な要素となるのが、その言葉の起源を知ることであろう。ただ実は“フーリガン”の起源は明確には分かっておらず、今なおこれに関する議論がなされ、諸説入り乱れている。いくつかある説の中で共通していることといえば「当時のロンドンの特定地域に縄張りを持つ不良のリーダーの名前」であること。あるいは「悪党として名を知られたアイルランド人の名」であるということ。つまり現在最もポピュラーな説として考えられているのが「アイルランド人の悪党・不良の名」がフーリガンという言葉と結びつくのではないか？というものなのだ。事実、もともと“フーリガン”は英語ではなく、アイルランド語である。 ここで疑問なのは、なぜ英語が絶対的公用語のイギリスにおいてアイルランド語の“フーリガン”が当てられたのか。ここが面白いところ。実は“フーリガン”という言葉には当時のイギリスが抱えていた問題が凝縮されている。 「栄光ある孤立」 義務教育の社会科の授業を受けたものなら間違いなく一度は目にした事のある言葉だろう。言うまでもなく、19世紀のイギリスが非同盟政策を敷いて国際的に孤立していたことを象徴する言葉である。 これが“フーリガン”と何の関係があるのか？感の良い方ならお分かりの方もいるだろう。 “フーリガン”という言葉がイギリス中に知れ渡ったのは1898年だったといわれている。栄光ある孤立を放棄したのが1902年なわけだから、政策が続きながらも確実に時代の流れに取り残されつつある現状に揺れていた頃なのだ。そんな時勢を象徴するように、イギリス中の都市では（とりわけ労働者階級の）若者集団による暴動問題が深刻化していた…。 つまりだ。 当時の（中産階級の）イギリス人たちの間ではイギリス国内で起こるこれらの現象から目を背けたいという、イギリスとは関係のない“非イギリス的現象”として見たいという心情が働いていたのである。 ゆえに外来語（アイルランド）に起源を求め、「暴れ者、ごろつき、不良」の意味を持つ“フーリガン”という新語が英語として誕生したのだ。 確かにフットボールとフーリガンは共にイギリスで起こった（生まれた）。これは事実だ。だが上記したように、“フーリガン”はフットボールが原因で出来た言葉ではなければ、フットボールに限定した行為でもない。根本的なフーリガン問題の理解を深めるためにもこの事実は是非覚えておいてほしい。 ■フーリガンはフットボールに“熱狂”しているのか さて、長くなったが第二の理由に移ることにしよう。 第二に、必ずしも「熱狂のあまり」暴れるとは限らないという点が挙げられる。 確かに酔った勢いだとかサポーター同士で対立しあう険悪なムードが暴力に発展することは多々ある。そして残念ながら手を上げてもこの“非日常的行為”が決してめずらしい光景ではない環境がスタジアム等にはあった。 しかし多くのフーリガンの自伝やフーリガンに関するレポートなどに目を通すと、フーリガンたちはフットボールに熱狂するのではなく、暴力に熱狂していることが分かる。つまりフットボールを目的としてスタジアムやパブへ行くのではなく、最初から騒ぎを起こすためにそれらの場所へ足を運ぶ“確信犯”が大多数をしめていたのだ。例えば、フーリガンたちの行動を綴った「フーリガン戦記」には次のような“事実”が記されている。 「そいつを、ここ、サッカーの試合でやらなかったら、どっか別のとこでやるだけだ。……そいつはおれたちのなかにある。」 ここでいう“そいつ”とは暴力のことである。つまり「暴力をフットボール・スタジアムで振るうことが出来なければ、どこか別のところで……」というわけだ。現代的に言うならば、本来歌を歌うことが目的であるはずのカラオケボックスに、ストレスを発散するために行く…といった感覚だろうか。少し違うかもしれないがニュアンスはお分かりいただけるかと思う。今でこそ人々の興味が多様化し、行動の選択肢が大いに増えているが当時はそういった場が限定されており、数少ないストレス発散の場がスタジアムだったと考えられる。 このことからもフットボールへの熱狂と暴力が必ずしも結びついていないことが分かる。問題はフーリガンたちの介入を許してしまうスタジアムやシステムにもあるのだ。 確かにフットボールの歴史を紐解けばフットボールと暴力との関連性は否定できない。フットボールはもともと村同士で競われる遊び（宗教行事）だったが勝利に固執するあまり、お互いを妨害し小競り合いが多発し、最悪の場合死者が出るケースも少なくなかった。 だがフットボールのルールが確立され、戦いではなくスポーツとして行われた時点でこの2つは切り離して考えるべきでだろう。上記したとおり、フーリガンという言葉の起源がフットボールに関係しているわけでもない。 ■フーリガンを考える上で… ・フーリガン＝フットボールでとらえないこと ・所謂フーリガン行為は、フットボールとは関係のない場面でも起こりえるということ （ギリシャのバレーボールの試合で起こった事件は記憶に新しい） ・フーリガン＝イギリス（イングランド）というイメージがスケープゴートになってしまっているが、フーリガン行為は世界中のどんなところでも発生する可能性を秘めているということ ・フーリガン行為という名称がつかなくとも似たような現象は各地で起こっていること フットボールが“フーリガン”を広めてしまったことは事実であるが、これらの真実を念頭に置き、問題を考えていかなければならないと思う。 「責任転嫁じゃないか？」こう思われる方もいるだろうが私はそう思わない。事実、現状はフーリガンという言葉に全てを押し付け、問題の本質を隠している節があるからだ。 完全に、とは言わないがイングランド国内のフーリガン問題はスタジアムの整備（立見席の廃止、全席指定制）でほぼ解決した。今では日本人女性が一人で安心して観戦できるほどで、欧州一安全との評判もある。つまりスタジアムが「そいつ」を振るう場所ではなくなったということだ。環境の整備により、フーリガン問題は改善できることをフーリガン発祥の地イングランドは世界に示して見せたといってよい。 逆に06－07シーズン、CLローマ対マンチェスター・U戦でのフーリガン問題は警備面の不備が指摘されていると同時に、問題を起こしたのがイングランド人（＝フーリガン）という固定観念が原因の根源ではないか。イタリア国内でフーリガン行為が起きたのも、以前から指摘されていたスタジアムの整備（警備面も含む）が不十分で「そいつ」を振るう場所を与えてしまったところに問題があったことは明らかである。 スケープゴートに惑わされては的確な議論はできない。問題も解決できない。フーリガン問題は思っている以上にデリケートな問題だ。今後もどこかでフーリガン行為が発生してしまうだろうが、その度に本質を見て議論を重ねてほしいものである。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 引用、および参考文献 フーリガンと呼ばれた少年たち（井野瀬久美恵著） フーリガンの社会学（ドミニック・ボダン著） フーリガン戦記（ビル・ビュフォード著）</content>
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