2008年04月13日

ACL改変に伴うJクラブへの影響 【プレミアF】

UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAカップ共にベスト4が出揃い、リーグ戦も佳境を迎えつつある欧州各国だが、たまにはアジアの話でもしてみることにしよう。

もう何年も前から話は出ていたが、いよいよ来シーズンからアジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)が大きく変貌を遂げることになりそうだ。まだ正式な発表や会見等は行われていないわけだが、川渕キャプテンが中心となり進めている“革命的”プランは現実のものとなることが濃厚となっている模様である。


■新ACLへ

ざっと説明すると、参加チームはこれまでの29クラブ(予選28チーム+前回優勝の浦和レッズが決勝トーナメントから登場)から32クラブに増加し(つまりおそらくは前年度優勝枠は排除される)、ここから16クラブずつが東西に分かれて予選を行う。加えて、この時点で、これまでのように極端に力の劣るクラブは排除されるため、レベルの高い戦いが繰り広げられることになるだろう。これに伴い、日本の出場枠はこれまでの「2」から最大「4」に増加する模様。

触りだけ書いてみただけであるが、いかがだろう。私は日本にとってプラスになる面が多いように思う。


■レベルの向上と枠「4」

まず、レベルの向上はもちろんのこと、力の差のあるクラブとの対戦を避けられることは好ましい。確かに今までもレベルの高い大会ではあったが予選段階においては極端にレベルの下がるクラブが多数参加していた。

結果は分かりきっていることなのに、わざわざアウェイの劣悪な環境に赴かなければならず、その影響でコンディションを落としたり、怪我をする選手が多数あり、Jクラブにとっては問題になっていたのだから。特に東南アジアでの試合は、長距離移動が強いられ、また高温多湿の環境は選手たちにとって最大の敵だといっても過言ではない。さらに営業面から見てもしかり。格下クラブをホームに迎える際には、入場者数は芳しいものではなく、様々な面でクラブの負担にしかならないというのが現実である。

昨シーズンは本格的にJリーグ側がクラブをサポートしたため、浦和は優勝を果たし、川崎も予選突破を果たすに至ったわけだが、これらの根本的な問題が解決するのは喜ばしいことである。

さらにこれまで2つしか与えられなかった出場枠が4に拡大することが最も大きな収穫のひとつであると私は考えている。どのような振り分けがなされるのかは現段階では不明だが、おそらくリーグ上位4クラブ、あるいは3クラブ+天皇杯覇者あたりに与えられるのではないか。

仮にそうだとしたらリーグ戦に好影響を及ぼすことは間違いないだろう。優勝争いだけではなく、アジアへの道が開けるのだから4位以内(3位以内)を目指して戦うクラブは増える。欧州においてはCL出場圏内、あるいはUEFAカップ出場圏内争いが白熱しているわけだが、Jリーグでも同じような現象が望めるだろう。しかも昨シーズンのレッズの優勝はアジアでの戦いの魅力を日本中に知らしめるに至ったのだから、激しい戦いにならないはずがない。


■ネガティブな面もあるにせよ…

このように、あくまでも私の意見ではあるがACLの改変はポジティブな面が多いように思う。確かに反対意見もあり、全てが改善に向かうわけではない。例えばAFCに加わったオーストラリアは東西の東に区分けされるらしく、今期のガンバがそうであるように、遠く太平洋の彼方まで足を運ばなければならないクラブも出てくるわけで、この辺りは対策を考えていかなければならない。また、歴史的に因縁のある中国やライバル韓国のクラブとの対戦が頻繁になるわけだが、これがどう転ぶかに注目である。今までも少なくない問題が起こってきた両国クラブとの対戦だけに、また問題が多発するのか、あるいは関係改善に繋がるのか。どちらにしてもデリケートな問題である。


ただ、今から変化を危惧していては仕方がない。全体的に大会の質が向上することはおそらく間違いないわけだし、批判はほどほどに、(これからの体制の変化にもよるが)今は見守って行きたいと思っている今日この頃である。

posted by so-ma |07:47 | ■Jリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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