2008年04月09日

神の成長とトルコの情熱 ~チェルシー対フェネルバフチェ展望~ 【プレミアF】

CLベスト4をかけた戦い前の展望パート2。チェルシー対フェネルバフチェについて。

■Chelsea v Fenerbahce (agg 1-2)

遂に神はここまで来てしまった。私は過去、ジーコの日本代表を酷評したが別に撤回するつもりはないし、今更「本当はジーコが悪かったのか」などといった議論をするつもりもない。あの頃の監督としてのジーコは評価するに値しなかったし、批判されても仕方のない要素をいくつも抱えていた。そして私は批判されてしかるべきだったと今でも思っている。

だが、当時は当時。今は今。そこは分けて考えなければならない。今のジーコは紛れもない、CLベスト8に残った監督の中のひとりである。

正直、フェネルバフチェを見たのは今期たったの1度だけ。しかもセビージャ戦の延長前半からというのだから、見たうちに入らない。そのため、彼のチームを評価することは難しい。第1レグでの采配を賞賛する報道が多いのは承知しているせよ、報道機関を信用していない(できない)身としてはどう受け止めていいのやら…。だがジーコのインタビューや信用性の高い記事(コラム)などを読むと彼らは攻めるチームであり、アウェイでもスタイルをほとんど変えないという。ポゼッション思考の攻撃的チームだと。

だがそれを考えると、いくら最近弛んでいるとはいえ、チェルシーに勝つことは難しいのではないか。このロンドンの青はホーム無敗記録を更新中であり、今期ホームでの26試合で15失点しかしていない堅実なチームだ。フェネルバフチェがボールを保持することは簡単ではないだろうし、逆に得意ではない守りを意識しすぎてもチェルシーの餌食になることだろう。好調のJ・コールやドログバを止められる選手がいるとも思えない。こう考えると第1レグで敗北したとはいえ、やはりチェルシー有利と予想するのが現実的ではないか。

ただフェネルバフチェに攻め勝つ以外の方法が残されていないのであれば、それを実践してほしいと思う。普通にやってはチェルシーには勝てない。だからあえて5点取るか取られるかというゲームを展開したら面白いと思う。彼らに失うものは何もない。何より“It's so quiet"スタンフォードブリッジを揺るがし、ホームアドバンテージを得られるほどの声援が後押ししてくれることだろう。そしてジーコはいい意味でも悪い意味でも攻撃的姿勢を実践し貫くことのできる勇気と自信を持った男である。周囲からの信頼も当然厚い。

なんだかフェネルバフチェオンリーの展望になってしまったが、それほど私は彼らに興味を抱いている。普通にやったらチェルシーが勝つ。ロンドンに住んでいる私としては、身近でセミファイナルが見られることを強く望んでいる。だが神とその子どもたちが実力と、多大なる運を持ち合わせたチームだったとしたらあるいは…それこそ神話が生まれるかもしれない。


ちなみに、色々書いたものの、私は今夜この試合を見ることができません。同日にウエストハム対ポーツマスを観に行くためです。本当は週末に開催される予定でしたが、ポンピーがFAカップセミファイナルを戦ったということで翌週の火曜日、つまり今日に移行したわけです。

当初はチェルシー×フェネルバフチェを見る予定であり、知り合いのアーセナルファンからもアンフィールドへの誘いがあったのですが…。やはり自分のチームが優先ですので。普通に考えたら残念な選択をしているかもしれませんが僕にとっては最優先事項なので。フレディー・シアーズが先発したらより嬉しい。勝ったらそれ以上のことはない。

では皆さん、試合を楽しんでくださいね。私はロンドン勢が勝ちあがることを祈っています。(とはいえ、ジーコの神通力を見てみたい気もするが。ちなみにトルコ人の多くはイスラム教徒なので、彼を神とは呼ばないんですけどね。やはり神、あるいは白いペレといった愛称がジーコには合っています。)

posted by so-ma |01:30 | ■07-08 欧州カップ戦 | コメント(0) | トラックバック(1)
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ジーコが好きになれない。 【僕らは現実に背を向けながら歩いてゆく。】

今更なんだけれども、僕はジーコが初めから好きではなかった。 もちろん敬意は抱いている。 しかし、Jリーグ草創期、僕はヴェルディ川絎..

2008-04-09 12:45 | 続きを読む
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