After the "ROGER"

現役選手の通算勝利数:フェレール700勝&ベルディヒ600勝記念

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 昨日のローマMSでは大記録が続けざまに達成された。フェレールとベルディヒが同じ日にそれぞれマイルストーンに到達したのだ。

 まず登場したのはフェレール。フェレールは通算693勝と記録まで秒読みの中2017年を迎えたのだが、4大会連続初戦敗退を喫するなど大苦戦。それでもクレーシーズンに入ってエストリルで2勝、マドリッドで2勝を挙げ一気にラストスパートすると、このローマでF・ロペスとのベテラン同士の対決を制して記念の700勝目を挙げた。35歳までコツコツと重ねてきた勝ち星は今や歴代13位、まさに鉄人である。続く2回戦は錦織との対戦となったが、ここは錦織が現在のトップ選手としての実力を見せ、マドリッドに続いてストレート勝ちを収めている。  一方フェレール初戦のすぐ後に2回戦に臨んだベルディヒは順当にストレート勝ちを収めた。ベルディヒはトップ10からこそ落ちているものの今年も比較的順当なペースで勝ち星を積み上げ、31歳での600勝達成となっている。二人の快挙に心から拍手を送りたい。

 しかし700勝とか600勝とか言われてもそれがどれぐらいの価値を持つのかはわかりづらいところがある。今日は現役選手を対象にその通算勝利数を見ていきたいと思う。引用はATP公式から。

<600勝以上>

 異次元の数字がある。もちろんロジャー・フェデラーの1099勝というとてつもない大記録だ。先日全仏欠場を表明したフェデラーだが、全仏翌週のシュツットガルトには参戦を表明しており、ここで問題なく1100勝を達成することだろう。だが1位の座は遠い。ジミー・コナーズはなんと1256勝を挙げているのだ。そしてやはりビッグ4は凄い。ナダル、ジョコビッチともに勝利数は既にトップ10入り済。この3人はこれだけの試合数をこなしながらなおかつ通算勝率も8割以上をマークしており、トップ10に並び立つコナーズ、レンドル、マッケンローといったレジェンド達と比較しても全く見劣りしない実績を叩き出している。  先ほども述べたがフェレールの数字は歴代13位。1勝するのも大変なのは重々承知ではあるが、12位ボリス・ベッカーの713勝を超えるぐらいは元気で頑張ってほしい。その下ではマレーが勝率78.2%というハイアベレージで数字を増やしているが、ローマ初戦でも元気なく敗退しておりちょっと心配。  600勝を達成したベルディヒはこの勝利で歴代26位から25位に浮上した。現在コーチを務めるイバニセビッチが599勝で従来の25位だったが、綺麗に追い抜く形での達成となった。600勝クラブにはマイケルチャン、ヒューイット、ロディック、ボルグ、カフェルニコフなどの名選手達がひしめきあっており、彼らと同じカテゴリーにいるという実績の凄さが伝わって来る。

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「現役選手の通算勝利数:フェレール700勝&ベルディヒ600勝記念」へのコメント

テニス界を大きな絵で眺め直すような記事、いつも楽しく拝見しています。

フェデラーの史上最強論を語るときに、いつも登場するのが、史上最強候補に殆ど挙げられることがないコナーズのキャリア最多勝利ですよね。

生涯GSを達成できなかったのは、全盛期に全仏主催者と揉めて5年ほど不出場だった事情があるにしても、ボルグ台頭期に、ボルグに負け続けたことが歴史的評価には致命的でした。

ボルグが若くして引退し、その後またコナーズ第二黄金期を迎えたのも、逆にボルグの強さを浮き立たせた感じでしたね。

さて2017年、フェデラーが全英を獲る、世界ランク1位に返り咲く等の出来事が起きた場合、ジョコビッチ、ナダル、マレーとの関係でどうストーリーを理論付けするか、テニス史研究、世代研究的には、大変面白いテーマになりそうです。

これからも面白い記事を読めることを楽しみにしています。



現役選手の通算勝利数:フェレール700勝&ベルディヒ600勝記念

いつも楽しく拝見させていただいております。

BIG4の通算勝利数の偉大さ(異常さ)は、よく知られているところですが、
彼らと比較したときの現在のトップ選手たちの頑張りがよく分かって、
参考になりました。

また、今回のフェレールとベルディヒのニュースから、最後に、錦織とデルポトロの
話に繋げていく流れは、内容理解を促す上で素晴らしいと思いました。

順調にいけば、錦織選手も30になる前に400勝クラブ入りですね。
最終的には、500勝も狙えるのかも。

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