2009年07月02日

MLBドラ1選手の年俸および契約金

 前回はNHLドラ1選手の年俸および契約金の話を少ししましたが、今回はMLBドラ1選手の場合。まずはNHLとMLBでは根本的に異なり、NHLにはルーキー選手への年俸および契約金に関して一定の決まりがありますが、MLBには基本的に全くありません。基本的に、というのは、実はMLB機構からは指針となるべき各上位指名選手の契約金の具体的な数字というものが出されていますが、それはあくまでも指針であって、それに準ずる必要はありません。要するに全く意味のない指針で、結局は代理人と球団の交渉次第という事になります。また、年俸に関しては最低年俸が決められているだけで、あとは全くのノータッチです。

 2007年にタンパベイから全体1位指名を受けたデイビッド・プライス選手は約5.6億円の契約金および6年約8.5億円の契約、2008年に同じくタンパベイから指名されたティム・ベッカム選手は約6.15億円の契約金(契約年数および年俸は不明)という契約を結び、今年ワシントンから指名されたスティーヴン・ストラスバーグ選手は代理人のスコット・ボラス氏と共に約50億円の契約金を求めていると言われています。何十年に一人と言われている逸材とはいえ、まだMLBで一度たりとも登板していない選手には破格の数字ですよね。ちなみに、2007年および2008年の指針となった金額はプライス選手の場合は約3.6億円、ベッカム選手の場合は約4億円と言われています。今年のストラスバーグ選手の場合は、低迷する経済状況を考慮してか、再度約3.6億円まで下がったと報道されています。

 現状のシステムのままでは、せっかく全体1位指名権を持ってて一番の逸材を指名したにも関わらず、要求された契約金が高すぎて契約できない球団も出てくるかと思いますし(過去にもあり)、高い契約金を要求されるであろう逸材を指名しない球団も頻繁に出てくるでしょう。そうなってしまうとこのドラフトシステム自体が本末転倒となってしまうので、近い将来何かしらのメスがこのシステムに導入されるのは間違いないでしょう。

posted by LOSM |02:53 | ベースボール | コメント(5) | トラックバック(0)
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