2010年02月14日
長野カップ2010
昨日まで長野県長野市で開催されていた国際アイスホッケー大会「長野カップ2010」に行ってきました。オリンピック開幕間近、98年には長野オリンピックのアイスホッケー会場ともなったビッグハットでの開催ということで、個人的にかなりワクワクしながらの長野入りでした。長野オリンピックでは私もビッグハットに通っていました。開催地ということでアイスホッケー日本代表も約20年ぶりに参加。それまでには考えられないような盛り上がりで、もしかしたら長野オリンピック後にブームがやってくるのはないかという淡い思いを馳せていました。 あれから12年。今回の長野カップは長野オリンピック記念基金を活用しての最後の大会。 日本代表の結果云々はおいておいて、本音として、がっかり、でした。英語で言うならばbeyond a disappointment。 一番の問題は大会運営。 国際大会の試合で、しかも日本代表の試合でも観客は疎ら。日本代表が絡まない試合に関しては町内大会の試合よりも酷かったような。発表された観客数は30~50%くらいは水増し(事前に無料配布またはスポンサー等に束で販売された、実際に使用されていないチケットも発表観客数に含まれていることは承知しています)でしょう。 事前の大会宣伝やチケット販売を含む戦略、戦術はあったのでしょうか。まさかとは思いますが、何の努力もせずにチケットが自動的に売れていくと思っていたのでしょうか。または、大会自体が記念基金で運営されているということで、チケットを売る必要性を感じていなかったのでしょうか。記念基金を収支から外せば大会自体が大赤字なのは間違いないでしょう。過去の大会も含め、大赤字に対する危機感は感じていたのでしょうか。 前述の通り、記念基金を活用しての長野カップは今回で最後。来年以降の大会継続に関しては白紙とのこと。関係者から聞いた話では、過去に行われた長野カップのほとんども運営に関しては大差なく、おそらく大赤字。つまり、もし過去の大会で収支をあわせるために最大限の運営努力をしていれば、当初の予定通りに今大会で記念基金が底をつかずに来年以降に繋がった可能性があるわけです。どちらにせよ記念基金は今年で使い切らなければいけなかった、というような声も遠くから聞こえてきそうですが、別の形での繰越資金として来年以降に活用できた可能性はあるわけです。底をついた今、きっと来年以降どうするんだとアタフタしているのでしょう。 某媒体紙でも書かせて頂きましたが、危機感がないのはアイスホッケー界ではなく日本のスポーツ界全体の問題。昨年末の事業仕分けによりスポーツ予算も縮減され、各スポーツ団体からは「これではスポーツ界が衰退するじゃないか。」と大反論もありました。確かにスポーツには数量では表しにくい価値というものがあり、国からの補助というものはマストだと思っています。ただ、各スポーツ団体なりが割り当てられた税金を含む予算の中で、自力でお金を生み出す努力をされてきたのか。考えはしたがリスクを恐れるばかりに実行できなかったのではないか。または考えることすらもできなかったのか・・・。 今後は国等からの予算だけに頼らずに、運営なりに携わるスポーツ団体等はスポーツの将来というものをよく考え、そして頭も柔軟にしながら、チャレンジ精神をもって新しい施策に積極的に取り組んでもらいたいものです。全ては皆さんが大好きなスポーツの、アイスホッケーのために。
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posted by LOSM |15:22 |
アイスホッケー |
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長野オリンピックでは私もビッグハットに通っていました。開催地ということでアイスホッケー日本代表も約20年ぶりに参加。それまでには考えられないような盛り上がりで、もしかしたら長野オリンピック後にブームがやってくるのはないかという淡い思いを馳せていました。
あれから12年。今回の長野カップは長野オリンピック記念基金を活用しての最後の大会。
日本代表の結果云々はおいておいて、本音として、がっかり、でした。英語で言うならばbeyond a disappointment。
一番の問題は大会運営。
国際大会の試合で、しかも日本代表の試合でも観客は疎ら。日本代表が絡まない試合に関しては町内大会の試合よりも酷かったような。発表された観客数は30~50%くらいは水増し(事前に無料配布またはスポンサー等に束で販売された、実際に使用されていないチケットも発表観客数に含まれていることは承知しています)でしょう。
事前の大会宣伝やチケット販売を含む戦略、戦術はあったのでしょうか。まさかとは思いますが、何の努力もせずにチケットが自動的に売れていくと思っていたのでしょうか。または、大会自体が記念基金で運営されているということで、チケットを売る必要性を感じていなかったのでしょうか。記念基金を収支から外せば大会自体が大赤字なのは間違いないでしょう。過去の大会も含め、大赤字に対する危機感は感じていたのでしょうか。
前述の通り、記念基金を活用しての長野カップは今回で最後。来年以降の大会継続に関しては白紙とのこと。関係者から聞いた話では、過去に行われた長野カップのほとんども運営に関しては大差なく、おそらく大赤字。つまり、もし過去の大会で収支をあわせるために最大限の運営努力をしていれば、当初の予定通りに今大会で記念基金が底をつかずに来年以降に繋がった可能性があるわけです。どちらにせよ記念基金は今年で使い切らなければいけなかった、というような声も遠くから聞こえてきそうですが、別の形での繰越資金として来年以降に活用できた可能性はあるわけです。底をついた今、きっと来年以降どうするんだとアタフタしているのでしょう。
某媒体紙でも書かせて頂きましたが、危機感がないのはアイスホッケー界ではなく日本のスポーツ界全体の問題。昨年末の事業仕分けによりスポーツ予算も縮減され、各スポーツ団体からは「これではスポーツ界が衰退するじゃないか。」と大反論もありました。確かにスポーツには数量では表しにくい価値というものがあり、国からの補助というものはマストだと思っています。ただ、各スポーツ団体なりが割り当てられた税金を含む予算の中で、自力でお金を生み出す努力をされてきたのか。考えはしたがリスクを恐れるばかりに実行できなかったのではないか。または考えることすらもできなかったのか・・・。
今後は国等からの予算だけに頼らずに、運営なりに携わるスポーツ団体等はスポーツの将来というものをよく考え、そして頭も柔軟にしながら、チャレンジ精神をもって新しい施策に積極的に取り組んでもらいたいものです。全ては皆さんが大好きなスポーツの、アイスホッケーのために。

