2009年02月24日

アンディに小比類巻を批判する資格があるのか

昨日のK-1MAX日本トーナメントで優勝した小比類巻選手。これで通算3度目の日本トーナメント制覇ということになりましたが、相変わらずファイトスタイルについては批判が多いようです。
確かにクリンチが目立ったりするところは相変わらずでしたが、激しい攻めも結構見れたので、そこまでひどくはなかったかと思います。批判すべき点が多いのも確かですが、それはそれとして、評価すべき点はきちんと評価したい。

ただアンディ・オロゴンが試合終了後のインタビューで小比類巻選手のことを酷評していますが、お前が言うな、と思う。TV観戦なので1、2Rの試合内容は分からないが、計量に失敗して、試合に臨む最低限の条件さえクリアできなかった選手に、対戦相手を批判する資格はない。
予備計量で2キロオーバーして、最終的に800グラムオーバーという現実を、彼はどう思っているのか。自分の失態を棚に上げて偉そうなことを言うというのは、筋が通っていないですね。

小比類巻選手もキャラクターについての批判が多いですが、私に言わせればこいつの方がよっぽど頭にきます。私はキャラクターがどうとかは、どちらかというと興味のない方ですが、こういう奴だけは嫌いです。

計量失敗、1回戦負け、筋の通らない批判。今回の最低選手は、間違いなくアンディ・アロゴン。

posted by 秦 |22:09 | K-1 | コメント(26) | トラックバック(0)
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2009年02月24日

中村和裕、ADCCアジア予選優勝

中村選手がアブダビのアジア予選優勝。ファンとしては嬉しいニュースだが、99キロ級がどれぐらいのレベルなのかがよくわからないだけに、いまいちピンとこない部分も(苦笑)。
ここ数年間、中村選手は打撃中心のファイトスタイルになっていただけに、グラップリングマッチで勝てるかどうか不安があったが、さすがというところですね。

サンチアゴにキツイ負け方をしたので、今回の優勝は戦極復帰戦に向けて、大きな弾みになったことと思います。総合には夏ごろ復帰したいと言っていたが、アブダビ本戦が9月らしいので、どちらを優先するのか、気になります。私としてはやはり、戦極のほうに出てもらいたいんだけど。

posted by 秦 |00:20 | その他 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年02月18日

青木、北岡、川尻が世界と戦える理由

前回の続きという感じで書きます。

前回の記事でsherdogのライト級ランキングを紹介したが、そこには日本と世界との差が、ライト級においても大きくなってきているということが現れていました。しかし、そこに名を連ねている青木、北岡、川尻の3名には世界を相手に戦ってもけして引けを取らないだけの実力があり、それには、しっかりとした裏付けがあるのである。


川尻選手に関しては、やはり山田トレーナーの存在が大きい。山田トレーナーはWECやストライクフォースでアメリカに行った際、現地のジムを回ってMMAの研究をし、その成果を黒船での練習に反映しているという。
その山田トレーナーが世界レベルだと太鼓判を押すのが川尻選手であり、大晦日の武田戦においても、これまでになかった手ごたえがあったという。これから先一皮むけた姿と、ハンセンやアルバレスとの再戦に期待が高まる。



青木選手、北岡選手のファイトスタイルは、MMAの穴を突くものである、といってよい。
青木VSアルバレス、そして北岡選手のここ3試合のフィニッシュは、いずれも足関節だが、ジョシュ・トムソンやジョン・フィッチが所属するAKA(アメリカンキックボクシングアカデミー)のグラップリングコーチであるデイブ・カマリロ氏によれば、アメリカにおいては、足関節に対する知識というものが少なく、指導できる人間や、練習相手というものがいないのだという。彼らとの対戦が決まっても、すぐに十分な対策を講じるのは難しい状況だというわけだ。
確かに、UFCを見ていても足関節を仕掛けていくようなシーンはあまり見られず、もともとあまり使用頻度が高いとは言えない足関節だが、近年、ますますその傾向は強くなっているように感じる。

北岡選手は海外のトップクラスとの対戦経験はまだないが、五味戦を見ても、その実力と期待値に異論はないだろう。そして、これまでに数々の強豪選手を下している青木真也という存在は、選手個人のレベルではなく、現在のMMAそのものの脅威といえる。
ライト級GPにおいてあれほどの猛威をふるったアルバレスが、青木選手の足関節の前に手もなく敗れたのは、必然的な出来事だったのである。

アメリカのハイレベルな練習環境は、確かにMMAの本流と呼べるものであり、その中から数々の強豪選手が生まれているが、そこから外れたところに、MMAが置き去りにした技術を持つ特異な選手が存在し、その力を警戒されているというのは、実に面白く痛快です。

posted by 秦 |23:34 | 総合格闘技 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2009年02月14日

日本とアメリカ、根本の差

アメリカのMMAにおける練習環境は、日本よりはるかに進んでいる、という記事を目にすることが多い。長南選手や岡見選手など、アメリカで活動している選手たちのインタビューにもあったし、最近では山田武士トレーナーも、アメリカの進化のついてコメントしている。

一部抜粋
凄いスピードで進化してますよ。ミットうちから変わっていて、控室でも1年前まではアメリカ人トレーナーが最初パンチを受けて、次にキックミットに替えてキックを受けてたんです。でも12月にラスベガスに行ったらそうやってるやつが1人もいないんですよ。今は一つのミットでパンチ、ヒジ、ロー、ミドルを受けて、いきなり蹴ったミドルをキャッチさせたり、タックルに入るところまで全部やる。それをやるのはタイ人トレーナーですよ。多分、ムエタイのトレーナーがMMAを研究して「MMA用のミット」を作ったんでしょう。それを皆がやってるのを見てショックを受けて「これはヤバい、日本はアメリカにはかなわない」って。


ただ単にUFCが大きくなって人気がある、というだけでなく、こういう根本的なところで差をつけられているというところが、問題ですね。ただでさえ身体能力で不利があるというのに、その上練習環境まで向こうが上というんじゃあ、日本とアメリカの差は、ますます開くばかりになってしまいますよ。
視聴率や観客動員も大切だけど、日本の総合格闘技界には、そのあたりもっと力を入れて頑張ってもらいたいところです。


参考資料として、sherdogのライト級ランキング

 1 BJペン
 2 青木
 3 アルバレス
 4 ハンセン
 5 カルバン
 6 シャーク
 7 フロリアン
 8 北岡
 9 トムソン
10 川尻

数年前までは、ライト級のランキングには、日本人の名前ばかり並んでいたりしたものですが。それがいまでは五味隆典の名前さえなく、青木、北岡、川尻の3名のみ。このあたり、練習環境の差というものが、如実に表れているという感じです。

もう少し書きたいこともあるけど、それはまた次に書いておきます。次はもう少し、日本に明るい話題も書く予定ですので。

posted by 秦 |23:09 | 総合格闘技 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年02月06日

ヌルヌルとスパッツとガッツポーズ

GSPヌルヌル疑惑

先日のBJペンとの試合で、GSPの体にワセリンが塗られていたという疑惑が、話題になっていますね。情報については他のブロガーさんにはかなわないので、個人的な見解だけ。
話を聞くと双方言い分があるようですが、BJが抗議していることについては、GSP陣営に疑われるような行動があったことは事実のようなので、信ぴょう性がある。しかし過去の対戦相手たちも同様の抗議を始めたことには、どうも嘘臭さを感じてしまいます。

私の中では外国人選手というのは、気に入らないことに対しては文句をつけるのが当たり前、というイメージがある。そういう人たちが、試合中にそういう疑惑を感じたというのなら、試合後何も言わなかったというのは、ちょっと信じられないというか。
もし本当だったら、ペンのように試合直後からコミッションに提訴みたいな話になるのが、自然ではないですかね。レノグ戦の菊田選手とかブスカペ戦の今成選手も、試合後早くからヌルヌルについて証言していたし。
正直、今回の騒動に便乗して、イチャモンつけているだけのようにも見えます。

我ながら歪んだ目線かもしれませんが、可能性はあると思うんですよ。もし当時そういう抗議があって、私がそれを知らないだけ、というなら訂正しますけど。



スパッツ問題

青木選手、北岡選手という2人の得意なグラップラーの活躍により、何やら問題視されていたスパッツ。私は別におかしいと思ったことがなかったので、これについて記事を書いたことはありませんでしたが。
今になってわざわざ書くのは、ゴンカクで青木選手、北岡選手について海外のMMAコーチたちが解説する、という記事があったのですが、5人のコーチが語っていて、その中でスパッツについて触れている人は、1人もいないですね。
「スパッツを問題にするのは寝技を知らないやつだけ」というのは、青木&北岡の対談のなかのコメントだが、やっぱりそうなのか。専門家でスパッツを問題視するコメントを出している人って、いるんですかね?いたら、ぜひあの2人と対談させてみたい。


朝青龍ガッツポーズ問題

特に相撲ファンというわけではない私としては、これについてはそれほど騒ぐような問題ではないと思っていたが、4日の毎日新聞に書かれていた「記者の目」という記事を読んでみて、いろいろ考えさせられるものがあった。この問題にも、前回の記事で書いたような、思い入れや、相撲に対する視点というもので、別の見え方をするのだなあ、と。
通常スポーツについては、「競技」と「興行」という二つの要素が基本になる。ガッツポーズなどの朝青龍の言動も、その二つの中では問題になるものではないが、相撲においては、それにくわえて「儀式」という要素が加わることになる。それは興行的なパフォーマンスとは別のもので、相撲の本質の一面として捉えられている。
そういう観点で言えば、品位に欠けた横綱というのは、格闘技でいえば「人気はあるけど実力はない選手」、「戦績はいいけど試合がつまらない選手」と同じなのかもしれない。

競技としての実力、興行としての人気では、朝青龍は確かに素晴らしいだろう。その朝青龍を儀式としての品格、という一点をやり玉に挙げて非難するのは、そういう視点を持たない人間にとっては、一見不条理なようにも見えるが、相撲に思い入れを持つ人間だからこそ、その点を問題にせざるを得ないのだろう。
格闘技を好きな人間ほど、人気だけではなく、競技としてのレベルの高さを選手や主催者に求め、批判するのと、同じではないかと思います。

posted by 秦 |00:41 | 総合格闘技 | コメント(32) | トラックバック(0)
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