2008年02月28日

演出について

演出については、過剰なものを嫌うという意見は、一理あると思います。格闘技の興行である以上、試合が一番重要であるというのは、その通りでしょう。
ただ選手は試合が仕事ですが、主催者は大会の運営すべてが仕事ですからね。観客に少しでも満足を与えるために、できることはすべてやろうとするのは、当然ともいえます。

試合より演出が先にたってしまうようでは、それは意味がありません。亀田騒動などは、その典型的な例でしょう。しかし試合のよさをより伝えようとする努力は、あっていいのではないでしょうか。
やはり選手に対する感情移入とか、そういったものが格闘技に限らず、スポーツ観戦の醍醐味ではないかと思います。演出によってそういうものが増したり、逆にそがれたりしますからね。
代々木大会なら、去年修斗を見に行きましたが、BJの試合の煽りVが実に寒かった。それで試合そのものの評価が変わるわけではありませんが、やはりああいうのは勘弁してもらいたいというか。


試合というものは、それの持つ意味というのが重要な要素だし、それを観客に伝えようとするのは、大切なことです。無論、試合内容の充実を前提としてのことですが。

posted by 秦 |23:45 | その他 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年02月25日

戦極、対戦カードが決まっての感想 2

それぞれのカードについての予想・感想です。

モンテイロVSトンプソン
トンプソンは見たこと無いので、予想はできない。正真正銘オープニングマッチですので、アグレッシブな試合を心がけてもらいたい。

川村VSネト
89キロ級で戦っていた川村選手にとって、93キロ級でどれほどできるのか。グラップラーとの試合は見たことないし、ネトは大型タイプのようなので、そのあたりはきつそう。
ネトのほうは手堅くならず、一本狙いで行くべきでしょう。体格・体力で勝る選手の塩漬けなんてのは、評価できませんから。

瀧本VSサイボーグ
新鋭・弁慶、難敵・ブスタマンチと、2連勝で実力を示した瀧本選手。サイボーグは連敗中であり、同門の中村選手が一本勝ちした相手でもあるので、最低ラインが一本勝ち、といえます。
三崎選手と、ミドル級のエース争いをするぐらいになってもらいたい所です。

藤田VSグラハム
グラハムは本格的に総合をやるのかどうか。スポット参戦であっさり負けるなんてのは、いい加減あきましたが。

三崎VSバハドゥルザダ
山下選手との試合を見た限りだと、バハドゥルザダもかなり手ごわいですね。ただ三崎選手の期待度は去年以上なので、トリッグ戦みたいには、なってもらいたくない。打撃戦なら、ホント強いんですけどね。

五味VSラドウィック
個人的には、最注目の試合です。五味選手はディアズ戦はあまりよくありませんでしたが、地力はずば抜けたものがあるし、モチベーションも高そうなので、期待に応えてくれるでしょう。
ラドウィックはしばらく見ていないので、あまりイメージがわかない。

吉田VSジョシュ
ジョシュが勝つでしょうが、ナツラやブギョンぐらいには、吉田選手にも意地を見せてもらいたいです。

以上。

前回のエントリーのコメントで、演出についての意見が多かったので、次回はそのことについて書きます。


posted by 秦 |21:31 | 戦極 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年02月23日

戦極、対戦カードが決まっての感想

試合順も決まって、ハッキリとした形が出来上がった戦極。新興興行としては、まずまずといったところではないかと思います。強烈なインパクトといったものはありませんが、代々木規模の会場で見れるカードとしてはいい方でしょう。武士道の平均レベルと比べれば、見劣りはしませんね。日本人選手も実力者・有名選手と揃ってますし、外国人選手も、結構期待できそうです。
ただ、試合数が7試合というのは、ちょっと少なく感じますかね。出来れば、もう1,2試合ほしかったところです。菊田VSバローニがあれば、一段と厚みが出ていたんですけど。
今のところの戦極のイメージとしては、派手ではないが着実に進めていくというスタンスに感じます。

後はやっぱり、演出面が気になりますね。もともと旧PRIDEスタッフがやる予定だったのが中止ということなので、そのあたりちゃんとできるかどうかという、不安はあります。
PPVでやる以上、言ってみれば高級志向なイメージがありますから、そのあたりもきちんとしなければ、お客も満足できないでしょう。

DREAMはまだ決めていませんが、戦極のほうは出来るだけ都合をつけて見に行きたいと思っています。次回は、個別のカードについて書きます。

posted by 秦 |21:42 | 戦極 | コメント(13) | トラックバック(0)
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2008年02月19日

重量級はどうなるのか

戦極、DREAM、共に当面の参加選手は発表されましたが、やはり重量級の選手は少ない。ヒョードル、ミルコ、ジョシュ、ハリトーノフと、PRIDEのヘビー級トップクラスだった選手は残っていますが、彼らにぶつけられるような選手がいないのでは、意味ないですね。
やっぱり日本人選手が極端に少ない以上、外国人スター選手が減ってしまった今、身動きが取れないという感があります。レベルの低い日本人選手や、無名に近い外国人選手しか出せないというのでは、面白くないし、軽・中量級中心の中で、そんなカードを多く組むわけにも行かないでしょうし。
とはいえ、格闘技の熱を取り戻すには、重量級の盛り上がりは不可欠です。やはり最強という夢こそが、格闘技というジャンルの熱狂を支えているのではないかと。
私の考えとしては、チャレンジマッチみたいなので、有望そうな外国人選手の試合を組めばいい。そうやって、少しでもファンから認知された選手を増やしていかないと、どうにもならない気がします。

前田日明さんは以前「HERO’Sにいい選手を推薦しても出してくれない」といったコメントをしていましたが、本当にそういう選手に多く心当たりがあるなら、この現状では非常に大きい意味があると思うのですが。
OUTSIDERとかよりも、そっちに興味をもってくれるとうれしいんですけどね。

posted by 秦 |21:56 | 総合格闘技 | コメント(10) | トラックバック(0)
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2008年02月16日

新2大興行

PRIDE、HERO’Sというメジャー興行が昨年をもって終了し、戦極、DREAMが新しく立ち上げられることになった2008年。まだどうなるかは分かりませんが、先行きが見えていなかった去年より、はるかにいいですね。
本格総合格闘技が地上波で流れるというのは、やはり大きい。ただ佐藤さんは煽りVや試合後のコメントなど、ドラマ的な部分に対するTBSとの姿勢の違いを語っていましたので、そのあたりはどうなるのか。TVで使わないから適当になる、みたいなのは勘弁してもらいたいですが。

戦極はDREAMの旗揚げにより、独自のブランド力を持たなければならない、ということでしょう。PRIDEの名残ではなく、戦極のファンというものをどれだけ生み出せるか、ですね。ファンもPRIDE,DREAMとの比較とかではなく、戦極は戦極として見ればいいと思います。
次回大会も決まっているそうですし、選手が少ない感がありますが、頑張ってもらいたいものです。
DREAMの方は、ルールを早いところはっきりしてほしいですが。PRIDEに準じたものになるのでしょうか。

posted by 秦 |00:17 | 総合格闘技 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年02月11日

昭和二十九年の桜庭VS秋山

いまさらあの事件をネタにするのもなんだが、別に秋山選手を批判するわけでもなく、ちょっとした話です。

タイトルにある試合は、昭和二十九年に行われた力道山VS木村政彦のプロレスの試合である。この一戦は、力道山がプロレスの決まりごとを破り、木村を殴り倒すという結末を迎えた。
この一戦については話に聞いたことはあった程度だったが、GONKAKUで「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」という連載があり、この記事を読んでみて、二つの試合が実に酷似したものだと思ったのだ。

試合の最中、突如反則技で木村を殴打する力道山。木村はレフェリーにアピールするが認められず、結局そのままKOされてしまうことになる。まさに、桜庭VS秋山と同じ情景だ。
またそれ以外でも、いくつかの符合がある。
立場は逆だがプロレスラー対柔道家という図式
朝鮮生まれの力道山と、在日韓国人として生まれた秋山
キムラロックでグレイシーを破った木村と桜庭

一つだけ決定的に違うのは、力道山の行為はまかり通ったが、秋山選手は断罪されたということである。
桜庭選手と木村氏の気持ちは、非常に似たものであっただろう。ましてプロレスと真剣勝負の違いがはっきりと認識されていない当時、不意打ちによって「真剣勝負」の敗者とされた木村氏の無念とは、どれほどであっただろうか。

「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」まだ読んでいない人には、是非お勧めしたい。今出ている号で3回目だが、これだけでも読む価値は十分あるだろう。

posted by 秦 |23:23 | その他 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年02月09日

柔道出身選手の活躍と、彼らを潰していたPRIDE・追記

柔道に限らず、他競技から転向してくる選手に対して、DSEはいったい何を求めていたのか。
そういう選手たちが、最初から活躍できるわけではないということをファンが気付いてからも、マッチメイクの方針が変わることはなかった。ハントやソクジュなど、中には例外的な選手がいたことも確かだが、そんな、まぐれ当たりみたいなのを期待していたわけでもないだろう。
わざわざ彼らを獲得した目的はなんだったのか。話題性だけの客寄せか、あるいは負け役として使うことによって、PRIDEのレベルの高さをアピールするためだったのかとさえ、思えてしまう。だとすればあまりにも姑息であり、すぐに活躍できると考え続けていたのだとすれば、稚拙であるといわざるを得ない。

結局、PRIDEでは他競技の選手を獲得することは出来ても、彼らを有効に生かすすべを確立できなかった、という事なのだろう。問題なのは、その点である。今後も総合に転向する選手は多く現れるだろうが、PRIDEにおけるやりかたは、反省例とされるべきだろう。
ブギョン選手などは今後、どこで戦うことになるのかは分からないが、伸びしろのある選手を潰すようなマッチメイクは、やめてもらいたいものである。

posted by 秦 |12:39 | 総合格闘技 | コメント(11) | トラックバック(0)
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2008年02月06日

柔道出身選手の活躍と、彼らを潰していたPRIDE

最近では総合における柔道から転向した選手の活躍は、かなりのものがあります。名前を挙げれば、吉田、中村、瀧本、小見川、秋山、ユン、ソクジュ、ロンバート等。大晦日でのチョン・ブギョン選手の健闘も、印象深かったです。

ただこれらの選手も、転向直後はアジア系、特に重いクラスの場合、内容も結果もなかなかついてこず、ファンから批判されることも多かったですね。黒人系の選手は、高い身体能力で何とかなる面もあったでしょうが。
それらは、PRIDEにおけるマッチメイクの問題でした。現状が示すように、経験さえつめば十分な実力を持った選手たちです。しかしPRIDEではそれをさせず、どんどん厳しい試合を組んでいた。それで力を発揮できないのは、当然とも言えます。
ソクジュやブギョンのような選手は、本当に稀な存在です。

秋山選手の場合、以前は対戦相手についていろいろ言われる事も多かったですが、その間にしっかり経験を積んでいたわけです。
まだ歴史の浅い総合において、他ジャンルから転向してくる選手というのは、結構重要です。PRIDEにおいても、ある程度そういう配慮があっても良かったのではないでしょうか。

またマッチメイクに限らず、試合時間についても、配慮が足らなかったと思っています。20分の試合時間というのは、キャリアの浅い選手にとっては長すぎですね。後半だれた試合になってしまうというのが、よくありましたし。5分2Rとかの、特別ルールを採用してもよかった。
最初は少ないラウンド数というのが、他団体やボクシングにおいても、当たり前ですから。
世界最高峰のリングという以上、イベント自体のイメージを損なうようなことはやれなかったというところはあるでしょうが、それによって選手を殺してしまっていた、というのも事実ではないかと。

戦極では競技性重視といわれていますが、あまり杓子定規にならず、そういった配慮もしてもらいたいです。やはりオリンピックメダリストなどの肩書きは、ファンにも伝わりやすいですし、特に新しく見ようとする人にとっては、分かりやすくていいのでは。

要するに言いたいことは、選手を生かすマッチメイクと、ルールの制定をしてもらいたいという、当たり前のことなのですが、たまにそれを忘れているのではないか、と感じることもあるのです。
つまらない試合があったら、選手を批判するより自分たちの問題として反省するのが、主催者の責任でしょう。

posted by 秦 |22:29 | 総合格闘技 | コメント(9) | トラックバック(0)
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