2008年04月08日

負けがニュースになる選手

「勝って褒められるより、負けて騒がれるようになれ」
これは、かの双葉山の70連勝を止めた安藝ノ海が、師匠から言われた言葉だそうだが、柔道のオリンピック選考のニュースを見ると、この言葉を思い出す。
男子60キロ級では、代表に決定した平岡選手より、野村選手が落選したことの方がニュースになる。井上や谷も、負けた場合でも話題になる。こういうところで、彼らが他の金メダリストと比べても、いかに別格であるかがわかる。
思えば、野村選手がアトランタ金メダルを取ったときも、銀の田村の方がニュースになっていた。金で褒められる野村より、銀で騒がれる田村。当時では、それほどの差があったのだと思ってしまう。

posted by 秦 |21:36 | その他 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年04月01日

選手にパフォーマンスを求めるべきか

格闘家も、人気選手になってくると試合だけではなく、マイクや入場などについても、、いろいろ注目されることになります。そうやって選手に注目が集まること自体はいいのですが、そこに必要以上に拘る意見が多くなるのは、どうかなと思ってしまいます。
一番強く思ったのは、三崎選手がGPで優勝したときですかね。フィリオには敗れたとはいえ、バローニ、ヘンダーソン、カーンという強豪たちに勝ってきたというのに、試合後のマイクにばかり拘った意見が、多く見られたりしましたから。そういうのは、格闘技ファンが嫌う、いわゆる谷川路線や、亀田家と同じではないかと思ってしまいます。

そういう方面が上手い選手というのはいるし、それはそれでいいのですが、それを必須であるかのように求めていては、格闘技という根本が崩れてしまいます。プロ選手ではあっても、芸人ではないのですから。
三崎選手の場合、マイクについてはよく言われるし、私もそうは思いますけどね。ただ、それはそれでその選手の個性だと思って、割り切るぐらいであるべきでしょう。下手だと思って文句を言うのではなく、苦笑しながら、そういうデコボコ感を楽しんでいればいいんです。


私が選手に求めたいものがあるとすれば、「有言実行」といった姿勢でしょうか。MAXの日本トーナメントでは、選手のコメントの弱さに記者が困ったそうですが、自分がリングで見せたいものは、ハッキリ口にしてもらいたいとは思います。多少大口になるぐらいであってもかまわないし、それが実現できなければ、甘んじて批判を受ける。それぐらいの覚悟は見せてもらいたい。
三崎選手も、そういった点では本当に凄いものを見せてくれましたし。
私が選手に求めるパフォーマンス的なものは、そんなとこですかね。

posted by 秦 |22:29 | その他 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年03月27日

会場について

やっぱり生で見る場合、会場によって結構違いがあるものです。大規模、小規模というのもありますが、それだけでもないんですよね。
私が今まで格闘技を見に行った会場だと、さいたまSA、東京ドーム、横浜アリーナ、有明コロシアム、日本武道館、両国国技館、代々木第一、代々木第二、後楽園ホールですか。それぞれに特色みたいなものがありました。

戦極の第二回大会である有明コロシアムは、何度か武士道を見に行きましたが、見やすくていい会場です。さいたまSAのS席とかより、有明のA席の方が断然見やすいですし。寝技になっても、あまりスクリーンを見ずに済むところがいいですね。
大規模会場ならではの空気というのもいいものですが、やはりA席の見にくさはきつい。S席以上は高いし。

戦極というネーミングからは、私の貧困なイメージ力から浮かんでくるのは、やはり日本武道館。もう一回見に行きたい会場なので、ぜひ開催してもらいたい。
JCBホールも、早いところ見に行きたいものです。


両国に相撲を見に行ったときは、おばさんが勝手に私の席に座っていて、戸惑ってしまった。空いてるからといって、指定席に座るな。

posted by 秦 |22:25 | その他 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年03月02日

演出について・追記

以前演出の是非についての意見を書いたが、今日それと似たような記述を見つけた。かわぐちかいじさんの描いている「ジパング」という漫画の単行本においてである。最新刊が出ていたので買ったのだが、そのカバーの裏というか、その部分でかわぐちさんが語っていることが、先日のエントリーの内容と似ていたのだ。
完コピはまずいと思うので要約すると「スポーツは背景が分かり、感情移入が出来ることによって面白くなる」というものである。
ありふれた意見なので、別に自慢とかにはならないが、尊敬する作家と同じ時期に同じよう事を書いたという偶然に、なんとなく嬉しくなってしまう。ちょっと子供っぽいですかね。

最後の文では「見え見えの安っぽい筋書きでは、スポーツも漫画も盛り上がらない」と語っているが、確かにそうだろう。選手たちによって作り上げられたストーリーを上手く仕上げ、一つのドラマとして観客に提供することが、主催者の仕事の一つである、演出というものなのだ。
ただ、まれに主催者がストーリーまで描こうとするようなこともある。その場合、感情移入が出来ず、安っぽさが鼻についてしまうものだ。

posted by 秦 |23:17 | その他 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年02月28日

演出について

演出については、過剰なものを嫌うという意見は、一理あると思います。格闘技の興行である以上、試合が一番重要であるというのは、その通りでしょう。
ただ選手は試合が仕事ですが、主催者は大会の運営すべてが仕事ですからね。観客に少しでも満足を与えるために、できることはすべてやろうとするのは、当然ともいえます。

試合より演出が先にたってしまうようでは、それは意味がありません。亀田騒動などは、その典型的な例でしょう。しかし試合のよさをより伝えようとする努力は、あっていいのではないでしょうか。
やはり選手に対する感情移入とか、そういったものが格闘技に限らず、スポーツ観戦の醍醐味ではないかと思います。演出によってそういうものが増したり、逆にそがれたりしますからね。
代々木大会なら、去年修斗を見に行きましたが、BJの試合の煽りVが実に寒かった。それで試合そのものの評価が変わるわけではありませんが、やはりああいうのは勘弁してもらいたいというか。


試合というものは、それの持つ意味というのが重要な要素だし、それを観客に伝えようとするのは、大切なことです。無論、試合内容の充実を前提としてのことですが。

posted by 秦 |23:45 | その他 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年02月11日

昭和二十九年の桜庭VS秋山

いまさらあの事件をネタにするのもなんだが、別に秋山選手を批判するわけでもなく、ちょっとした話です。

タイトルにある試合は、昭和二十九年に行われた力道山VS木村政彦のプロレスの試合である。この一戦は、力道山がプロレスの決まりごとを破り、木村を殴り倒すという結末を迎えた。
この一戦については話に聞いたことはあった程度だったが、GONKAKUで「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」という連載があり、この記事を読んでみて、二つの試合が実に酷似したものだと思ったのだ。

試合の最中、突如反則技で木村を殴打する力道山。木村はレフェリーにアピールするが認められず、結局そのままKOされてしまうことになる。まさに、桜庭VS秋山と同じ情景だ。
またそれ以外でも、いくつかの符合がある。
立場は逆だがプロレスラー対柔道家という図式
朝鮮生まれの力道山と、在日韓国人として生まれた秋山
キムラロックでグレイシーを破った木村と桜庭

一つだけ決定的に違うのは、力道山の行為はまかり通ったが、秋山選手は断罪されたということである。
桜庭選手と木村氏の気持ちは、非常に似たものであっただろう。ましてプロレスと真剣勝負の違いがはっきりと認識されていない当時、不意打ちによって「真剣勝負」の敗者とされた木村氏の無念とは、どれほどであっただろうか。

「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」まだ読んでいない人には、是非お勧めしたい。今出ている号で3回目だが、これだけでも読む価値は十分あるだろう。

posted by 秦 |23:23 | その他 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年01月30日

優遇とは

前回のエントリーで優遇ということについて意見がありましたので、そのことについて書きたいと思います。

私としては、開催国の選手や人気選手が優遇されるのは、ある意味当然ではないかと、結構割り切っています。勿論、判定やレフェリングおける不正は許されません。しかし優先的に試合が組まれたり、いいカードが組まれたりといったマッチメイクの点においては、どこの国・団体でも当たり前のことでは。

公平でないといわれることがありますが、普通そういうものでしょう。
多くのファンからすれば、仮に実力が同じなら同じ国の選手・知名度のある選手の方が、見たいと思うはずです。ファンの要望に応じるのは、主催者として当然の判断ですし。
また同じ相手に勝ったとしても、いい試合をしてKO・一本で勝った選手、消極的な試合で判定勝ちした選手、これらの選手を同じに扱ったとすれば、それは公平といえるのかどうか。人気選手というのは、基本的にいい試合をする選手。そういう選手を大事にするのは、当たり前のことですね。
ジムの力とかもいわれますが、ジム側からすれば、選手のマネジメントが仕事なわけですから。

そもそも優遇されてるかどうかというのは、選手の実力には関係のない話ですしね。そんなものにとらわれず、選手自身を見るようにしたほうが、素直に楽しめます。
作られたヒーローとかいっても、自身の視点をしっかりと持っていれば、そういうものには惑わされませんし。

posted by 秦 |21:40 | その他 | コメント(8) | トラックバック(0)
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