2009年04月02日
DREAN7で元WEC王者、チェイス・ビービを総合デビュー戦で下すというアップセットを起こした、ジョー・ウォーレン。リスクを恐れず前に出るファイトで勝利をもぎ取りましたが、比較的固い内容で勝利をおさめる選手が目立った中、なかなかのインパクトがあったと思います。
ウォーレンがそういうリスクを恐れないファイトをできることについて、高阪さんは「嫌な経験をしていないから怖さがない」ということを言っていましたが、なんとなくわかる話です。
もしウォーレンが1年後にビービと再戦したとして、同じようなファイトができるかというと、そうとは限らないんでしょうね。
中村和裕選手も、戦極に参戦が決まったころ、ブログでそんなようなことを言っている。
中村和裕オフィシャルブログ
純粋に勝利だけを求めていた中村和裕と、
何戦もの経験を積み、競技の恐さや
試合の展開をよみ
テクニックを積んできた中村和裕とが
どちらの中村和裕が強いのか!!!!!!!!!!!
玲瓏な状態で自分を見極めたいです。
そういう怖いものなし、みたいな試合をする選手も魅力的ですが、悪い言い方をしてしまうと、ビギナーズラック、一発屋、というパターンで終わってしまうケースもあり得るんですけど。
一番典型的な例としてはボブ・サップだったり、あと印象に残っているのは、シリル・アビディなんかも、似たようなところがありましたね。
2000年にアーツに連勝して、それからも本当に怖いもの知らずの名勝負を続けて、かなり騒がれていた。逆にアーツは腰の負傷とかで、もう駄目じゃないか、みたいなことを言われていました。
しかしその後はアビディも期待されたような活躍はあまりできず、相手の攻撃に背を向けたりする悪い癖が印象に残ってしまっている。
一方のアーツは怪我で苦しい時期を乗り越えて、今でもトップファイターとして戦い続けている。
澤屋敷選手もバンナに勝ったのは確かにすごいけど、アーツにKOされてからはやっぱり結果、内容、共によくない。武蔵に代わる日本人選手と言われたが、直接対決の結果以上に、二人の間には差があるんじゃないかと思えますね。
そういえば戦極第七陣では、五味選手と北岡選手がマイクであいさつしていましたけど、やはり五味選手の方が歓声が断然大きい。
その辺が五味選手がこれまで積み上げてきたものの重さであり、北岡選手が戦極で連勝し、直接対決で勝ったとはいえ、それでもあの二人にもまだ差があるってことですかね。
posted by 秦 |00:26 |
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2009年03月26日
一週間近くたってしまいましたが、修斗伝承6の感想。
とりあえず、BJがすごい。3Rまでは互角かやや押されているかという展開でしたが、3Rに入ったら一気にチョークでの一本勝ち。
フェザーでの連敗や、前回タイタノ戦で印象が悪かったりするけど、ここぞという時の爆発力は半端じゃないですね。マモルとの防衛戦といい、PRIDEでのノゲイラを彷彿とさせるような、見事な勝利でした。
この試合を見るまではネットを見ないようにしていましたが、その甲斐がありました。もし結果を知っていたら、この興奮は半減していたでしょうからね。マモルとの防衛戦では、試合を見る前に、うっかり結果を見てしまってたもので。あれは失敗だったなあと、試合を見てからホント後悔しました。
一方、フェザー級のタイトルマッチ、上田VS田澤。
こちらは上田選手が怪物的な強さを見せつけての、判定勝ち。終始テイクダウンを奪い、打撃でのダウン、関節の仕掛けなど、前回の対戦では上田選手がスピニングチョークでの一本勝ちでしたが、判定とはいえ、それ以上の差を感じさせる試合内容でした。
ただ、やはり試合内容の満足度としては、苦戦したBJの方が評価が高くなってしまうんですけどね。差がありすぎて面白くないとでもいうべきか。
ゴンカクで青木選手の「1-0のグッドゲーム理論」というのがありましたが、WBCの日韓戦でいえば、BJ VS 正城が決勝の5-3、上田VS田澤が東京での14-2って感じで。
青木選手のコメントについては、こちらのブログを掲載させていただきます
青木のグッドゲーム理論に思うこと
選手としてはどちらもベストを尽くした結果には違いないんだけど、やはり感動できるのはBJの試合なんですよね。もしWBCの決勝が東京での試合みたいだったら、あれほどの感動と興奮はなかったんだろうし。
青木選手の理論でいえば、上田選手の試合の方がいい試合ということになるんでしょう。
「日本のファンは攻防が噛み合うかどうかを見に来てるわけじゃないですか。そうじゃなくて圧倒できるかどうかを見に来てもらえるようになりたいんです」
と語っているが、BJと上田選手に試合を見比べると、それはかなり難しいなー、と思ってしまいます。それぐらい、BJの試合に感動しちゃったんですよ、ほんと。
青木選手の場合、ガードナー戦はコールド勝ちですね。高校野球の強豪チームと弱小チームって感じで、ハッキリ言ってつまらなかった。
カルバン戦は2点先制されて4点取り返しての4-2の好勝負。
posted by 秦 |22:35 |
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2009年03月17日
先日のDREAM7において、今成正和選手は山本篤選手を相手に、引き込みによって寝技に持ち込み、打撃を封じ込める形で勝利した。下からでも相手をコントロールできるからこその戦法であり、本来の今成選手の持ち味が出た試合ではなかったが、明確な実力による勝利ではあったと思う。
以前ゴンカクの「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」という連載で、かつての高専柔道について触れていたが、そこで引き込みについても書かれてあったのを思い出して、読み直してみました。
この高専柔道は、寝技に特化した競技として格闘技関係でたまに話題に出るが、現在の柔道とのルールの違いとして
ポイントなし、一本勝ちのみ
引き込みあり
寝技での待て(ブレイク)なし
が特徴となる。
このルールの中では、寝技の比重が立ち技と比べて圧倒的に高く、筆者の資料の記録では、立ち技で試合が決まるケースは、寝技の4%にも満たなかったようだ。そしてこの高専柔道の引き込みを使った寝技の前に、立ち技を中心とした講道館では、太刀打ちできなかったらしい。実際記事の中には、講道館の強豪チームが高専柔道に完敗した記録が載せられている。
講道館において引き込みを禁止したのは1924年のことで、嘉納館長の論によれば
「柔道における立技と寝技は車の両輪のようなもので、その片方に偏することは好ましくない」
ということだが、これは実際には高専柔道の寝技を封じ込めるためだったと、筆者は語っている。
総合においては打撃がある分、リスクは高くなるだろうが、相手の立ち技を封じ込めるという点において、引き込みは非常に有効な手段となる。総合初期においてグレイシーがそれを証明し、今現在それを体現しているのが青木選手だろう。DREAM2におけるカルバン戦では、引き込みを駆使してカルバンのスタンドを封じ込め、下からでも積極的な関節技を次々と仕掛けていき、見事勝利をおさめた。
今成選手の場合、見直してみると結構仕掛けてはいましたね。三角、オモプラッタ、フットチョークなど狙っていたのは分るのですが、ただ山本選手がそこを警戒して攻め込めなかったため、今成選手の仕掛けが十分に活きなかった、という印象でした。
そうなるとやはり上を取ることが必要でしたが、結局上をとれたのはスイープを成功した一回のみ。その点で今成選手には、テイクダウンやスイープをもう少し重視すべきであったかと思います。
引き込んで下からコントロールするほうが、勝つためには固いやり方だったでしょうが、そこはやはりリスクを冒してでも、狙いにいってほしかったですね。
先に挙げた高専柔道の例では、勝ちぬきの団体戦のため、勝つための「抜き役」と、引き分けるための「分け役」が存在したらしいが、今成選手の戦い方は「分け役」の戦い方になってしまっているように感じました。
現在の総合では珍しい寝技に特化した選手であればこそ、「抜き役」としての戦いを貫いてほしいと思う。引き込みは相手のいいところを潰すところがある分、自分がリスクを冒す覚悟がなければ、いい試合にはならない。プロとしてやる以上、その点にこだわりは必要でしょう。
その点では、UFC81のノゲイラVSシルビアなんかはよかったですね。シルビアの打撃に苦しんだが、引き込みに偏らず積極的に打撃に応じテイクダウンを狙い、最後は引き込みからスイープしてのギロチンチョーク。あれは引き込みを使った、一つの理想的な試合でした。
posted by 秦 |18:57 |
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2009年03月04日
DEEPの大会をHDDにいくつか取ったままのやつをまとめて観たので、印象に残った試合についていろいろと。
DJ.taiki VS 昇侍
すでに結果は知っていましたが、噂にたがわぬ激闘でした。実力的にはDJのほうが一枚上という感じで、何度か追い込みましたが、昇侍もそれをしのぎ切る。
DJもさすがでしたが、昇侍もただしのぐだけでなく、勝負をあきらめないという意志の強さが感じられました。勝つ意思がなく、ただ判定まで粘るだけという試合をする選手もいますが、そういうのとは別次元の「折れない心」がありました。
中尾受太郎 VS 松本晃市郎
ライト級王座決定トーナメントの試合。
中尾選手はウェルターから転向してきましたが、相変わらず動きのない消極試合。松本選手がローを打ち続けたまま3Rが終わったという印象。
解説陣が必死に中尾選手をほめようとするが、体つき以外褒めるところがないという。相変わらず青木選手をKOした話が出ていたが、ハッキリ言って空しすぎる。
菊野克紀 VS チョン・ブギョン
同じくライト級王座決定トーナメント。
強豪相手に連敗していたが、DEEPではと期待感のあったブギョンですが、なぜか寝技ではなく打撃勝負を挑む。積極的ではあるが荒い。
そのうち動きを見切った感のある菊野選手にハイキックでダウンを取られ、なんとかしのいだが、ハイを警戒したところにボディにもらって悶絶KO。なんかもう手のひらの上、というように見えるぐらいの試合展開でした。
決勝は菊野選手に期待したい。
池本誠知 VS 門馬秀貴
DREAMウェルター級トーナメント出場権をかけた試合。
池本選手はパッとしない試合が続いていた印象だったが、大きなチャンスとなるせいか、果敢な打ち合い。中村大介戦以来という感じの好勝負。
解説の郷野選手の「2人ともスタイルがいいから見栄えがしますね」という羨ましそうなコメントの後、池本選手が両手同時のダブルパンチ。意表を突かれたか、門馬選手の体制が崩れたところに、膝からのラッシュでKO。知る限り池本選手のキャリアで最もインパクトのあるKO勝利を飾った。
それにしてもダブルパンチなんて、某有名ボクシング漫画のキャラが使ってますが、実際に見たのは初めてです。
posted by 秦 |21:31 |
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2009年03月02日
さて、今年もGPということで、戦極とDREAMのフェザー級GPが近づいてきました。それにしても、2003年以降、毎年メジャー団体でいくつもGPをやっているのが、日本の格闘技界。いいかげん、別路線を模索したほうがいいんじゃないかと。
2つの団体が同じ時期に同じ企画やってもしょうがないでしょ。DREAMがGPなら戦極はワンマッチ路線とか、団体ごとの特色があったほうがおもしろいと思うんですけどね。
まあフェザー級GPは別として、今回のDREAMには黒船から川尻、石田、高谷と、3名が出場。アメリカのトレーニングを研究して取り入れているということだが、それが今回どのように発揮されるのか。練習にどれだけ自信があっても、試合で出せなければしょうがないですからね。実際、今まではそういうところがあったようだし。黒船メンバーの戦いぶりに、今回は注目してみたい。
フェザーGPには高谷選手が出ますが、WECでは結果を残せなかったものの、修斗でのカルバーリョ戦とかはすごいインパクトだったので、またああいう試合を見せてもらいたい。あの試合は会場で見ましたが、本当に熱くなりました。DREAMのGPでは、高谷、今成、前田の誰かに、KIDを破って優勝してもらいたいと思ってます。
話は変わりますが、不調が続く五味選手。
ゴンカクには黒船の練習メニューの変化についての記事がありましたが、五味選手のインタビューを読むと、逆に練習環境に苦労していることが感じられます。自分の中でも力が落ちているというはっきりした認識があるようで、復活の道のりはなかなかに厳しそう。
五味選手は自分でジムを設立したわけですが、トップ選手がそれに見合った環境で練習できないというのは、問題があるんじゃないかと思う。
posted by 秦 |23:01 |
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2009年02月18日
前回の続きという感じで書きます。
前回の記事でsherdogのライト級ランキングを紹介したが、そこには日本と世界との差が、ライト級においても大きくなってきているということが現れていました。しかし、そこに名を連ねている青木、北岡、川尻の3名には世界を相手に戦ってもけして引けを取らないだけの実力があり、それには、しっかりとした裏付けがあるのである。
川尻選手に関しては、やはり山田トレーナーの存在が大きい。山田トレーナーはWECやストライクフォースでアメリカに行った際、現地のジムを回ってMMAの研究をし、その成果を黒船での練習に反映しているという。
その山田トレーナーが世界レベルだと太鼓判を押すのが川尻選手であり、大晦日の武田戦においても、これまでになかった手ごたえがあったという。これから先一皮むけた姿と、ハンセンやアルバレスとの再戦に期待が高まる。
青木選手、北岡選手のファイトスタイルは、MMAの穴を突くものである、といってよい。
青木VSアルバレス、そして北岡選手のここ3試合のフィニッシュは、いずれも足関節だが、ジョシュ・トムソンやジョン・フィッチが所属するAKA(アメリカンキックボクシングアカデミー)のグラップリングコーチであるデイブ・カマリロ氏によれば、アメリカにおいては、足関節に対する知識というものが少なく、指導できる人間や、練習相手というものがいないのだという。彼らとの対戦が決まっても、すぐに十分な対策を講じるのは難しい状況だというわけだ。
確かに、UFCを見ていても足関節を仕掛けていくようなシーンはあまり見られず、もともとあまり使用頻度が高いとは言えない足関節だが、近年、ますますその傾向は強くなっているように感じる。
北岡選手は海外のトップクラスとの対戦経験はまだないが、五味戦を見ても、その実力と期待値に異論はないだろう。そして、これまでに数々の強豪選手を下している青木真也という存在は、選手個人のレベルではなく、現在のMMAそのものの脅威といえる。
ライト級GPにおいてあれほどの猛威をふるったアルバレスが、青木選手の足関節の前に手もなく敗れたのは、必然的な出来事だったのである。
アメリカのハイレベルな練習環境は、確かにMMAの本流と呼べるものであり、その中から数々の強豪選手が生まれているが、そこから外れたところに、MMAが置き去りにした技術を持つ特異な選手が存在し、その力を警戒されているというのは、実に面白く痛快です。
posted by 秦 |23:34 |
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2009年02月14日
アメリカのMMAにおける練習環境は、日本よりはるかに進んでいる、という記事を目にすることが多い。長南選手や岡見選手など、アメリカで活動している選手たちのインタビューにもあったし、最近では山田武士トレーナーも、アメリカの進化のついてコメントしている。
一部抜粋
凄いスピードで進化してますよ。ミットうちから変わっていて、控室でも1年前まではアメリカ人トレーナーが最初パンチを受けて、次にキックミットに替えてキックを受けてたんです。でも12月にラスベガスに行ったらそうやってるやつが1人もいないんですよ。今は一つのミットでパンチ、ヒジ、ロー、ミドルを受けて、いきなり蹴ったミドルをキャッチさせたり、タックルに入るところまで全部やる。それをやるのはタイ人トレーナーですよ。多分、ムエタイのトレーナーがMMAを研究して「MMA用のミット」を作ったんでしょう。それを皆がやってるのを見てショックを受けて「これはヤバい、日本はアメリカにはかなわない」って。
ただ単にUFCが大きくなって人気がある、というだけでなく、こういう根本的なところで差をつけられているというところが、問題ですね。ただでさえ身体能力で不利があるというのに、その上練習環境まで向こうが上というんじゃあ、日本とアメリカの差は、ますます開くばかりになってしまいますよ。
視聴率や観客動員も大切だけど、日本の総合格闘技界には、そのあたりもっと力を入れて頑張ってもらいたいところです。
参考資料として、sherdogのライト級ランキング
1 BJペン
2 青木
3 アルバレス
4 ハンセン
5 カルバン
6 シャーク
7 フロリアン
8 北岡
9 トムソン
10 川尻
数年前までは、ライト級のランキングには、日本人の名前ばかり並んでいたりしたものですが。それがいまでは五味隆典の名前さえなく、青木、北岡、川尻の3名のみ。このあたり、練習環境の差というものが、如実に表れているという感じです。
もう少し書きたいこともあるけど、それはまた次に書いておきます。次はもう少し、日本に明るい話題も書く予定ですので。
posted by 秦 |23:09 |
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2009年02月06日
GSPヌルヌル疑惑
先日のBJペンとの試合で、GSPの体にワセリンが塗られていたという疑惑が、話題になっていますね。情報については他のブロガーさんにはかなわないので、個人的な見解だけ。
話を聞くと双方言い分があるようですが、BJが抗議していることについては、GSP陣営に疑われるような行動があったことは事実のようなので、信ぴょう性がある。しかし過去の対戦相手たちも同様の抗議を始めたことには、どうも嘘臭さを感じてしまいます。
私の中では外国人選手というのは、気に入らないことに対しては文句をつけるのが当たり前、というイメージがある。そういう人たちが、試合中にそういう疑惑を感じたというのなら、試合後何も言わなかったというのは、ちょっと信じられないというか。
もし本当だったら、ペンのように試合直後からコミッションに提訴みたいな話になるのが、自然ではないですかね。レノグ戦の菊田選手とかブスカペ戦の今成選手も、試合後早くからヌルヌルについて証言していたし。
正直、今回の騒動に便乗して、イチャモンつけているだけのようにも見えます。
我ながら歪んだ目線かもしれませんが、可能性はあると思うんですよ。もし当時そういう抗議があって、私がそれを知らないだけ、というなら訂正しますけど。
スパッツ問題
青木選手、北岡選手という2人の得意なグラップラーの活躍により、何やら問題視されていたスパッツ。私は別におかしいと思ったことがなかったので、これについて記事を書いたことはありませんでしたが。
今になってわざわざ書くのは、ゴンカクで青木選手、北岡選手について海外のMMAコーチたちが解説する、という記事があったのですが、5人のコーチが語っていて、その中でスパッツについて触れている人は、1人もいないですね。
「スパッツを問題にするのは寝技を知らないやつだけ」というのは、青木&北岡の対談のなかのコメントだが、やっぱりそうなのか。専門家でスパッツを問題視するコメントを出している人って、いるんですかね?いたら、ぜひあの2人と対談させてみたい。
朝青龍ガッツポーズ問題
特に相撲ファンというわけではない私としては、これについてはそれほど騒ぐような問題ではないと思っていたが、4日の毎日新聞に書かれていた「記者の目」という記事を読んでみて、いろいろ考えさせられるものがあった。この問題にも、前回の記事で書いたような、思い入れや、相撲に対する視点というもので、別の見え方をするのだなあ、と。
通常スポーツについては、「競技」と「興行」という二つの要素が基本になる。ガッツポーズなどの朝青龍の言動も、その二つの中では問題になるものではないが、相撲においては、それにくわえて「儀式」という要素が加わることになる。それは興行的なパフォーマンスとは別のもので、相撲の本質の一面として捉えられている。
そういう観点で言えば、品位に欠けた横綱というのは、格闘技でいえば「人気はあるけど実力はない選手」、「戦績はいいけど試合がつまらない選手」と同じなのかもしれない。
競技としての実力、興行としての人気では、朝青龍は確かに素晴らしいだろう。その朝青龍を儀式としての品格、という一点をやり玉に挙げて非難するのは、そういう視点を持たない人間にとっては、一見不条理なようにも見えるが、相撲に思い入れを持つ人間だからこそ、その点を問題にせざるを得ないのだろう。
格闘技を好きな人間ほど、人気だけではなく、競技としてのレベルの高さを選手や主催者に求め、批判するのと、同じではないかと思います。
posted by 秦 |00:41 |
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2009年01月27日
UFC93において、デニス・カーンが敗北し、マウリシオ・ショーグンが残念な試合内容となったことについて、旧PRIDEファイターがオクタゴンで活躍できないということの事象として捉えられたが、私の受けた印象としては少し別のものがある。それは、一時期大きな活躍をした選手でも、その後急速に勢いが衰えてしまうことが多い、ということだ。
両者とも、PRIDE時代の圧倒的と言っていい試合ぶりと比べれば、あまりにも物足りない試合であったが、これは別にオクタゴンだから、UFCだから、という問題でもないように思える。
カーンは韓国の大会とかでは勝っているようだが、HERO’S、DREAM、UFCという大きな舞台では、PRIDE以降勝ち星を挙げていない。ショーグンについては、場がどうとかいうことを論じる必要はないだろう。パウロ・フィリオやソクジュ、ハリトーノフなどにも、似たような印象を受ける
年齢的にピークを過ぎた選手とかであれば、こういった傾向はわかりやすいのだが、20代から30程度の選手でも、活躍し始めてから2、3年ほどで成長が感じられず、逆に試合内容に精彩を感じられなくなってしまうわけである。
こういうことの理由としては、相手に研究されること、怪我、モチベーションの変化、練習環境など、様々な問題があるのだろうが、何年間と試合を続ける中で、選手には様々な壁があり、その壁をどれだけ乗り越えられるかが、選手としての大きな価値ではないだろうか。
若く新しい選手が出てくるたびに、新星だの新世代選手だのと騒がれたりするが、長年トップクラスで戦い続けられる選手と、すぐに落ちてしまう選手との間には、想像以上の差があるものではないのか、と思うようになった。
K-1においても、最強王者・シュルトを2度破っているのが、創生期から活躍しているアーツであるわけだ。15年と一口にいえど、その間の怪我などの苦しみ、現われては消えていった数々の選手を思えば、それがどれほどのことなのか。
我々ファンは、一時の勝ち負けだけにこだわって一喜一憂しがちだが、長い目で選手を見て、その真価を発見することが大事ではないかと思う。
posted by 秦 |00:27 |
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2009年01月21日
以前、ショーグンがMMAランキングトップ10から漏れていることについて記事を書いたが、先日のコールマン戦の結果を受けて、MMA WEEKLYのランキングでは、一気に5位にランクインした。
MMA WEEKLY・ライトヘビー級ランキング
1 エヴァンス
2 グリフィン
3 ジャクソン
4 LYOTO
5 ショーグン
6 リデル
7 ホジェリオ
8 ジャーディン
9 ヴァンダレイ
10 チアゴ
6位以下の選手は、結果・内容で今一つというのも確かだし、ショーグンのPRIDEでの実績は抜群なので、それを評価されてのランクだと思う。。とはいえ、かつてのショーグンとはかけ離れたあの試合内容でこういう評価を受けるのは、ファンとしてもむしろ微妙な気分だ。
「ショーグンはあんな試合で勝ったからといって、評価されるような選手じゃないんだ」という感じですね。9位、10位あたりに、ようやく入っているぐらいのほうがよかった。
posted by 秦 |22:50 |
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