2007年12月27日

判定について

判定における採点基準。これは、打撃と寝技を同時に評価しなければいけない総合格闘技において、永遠の命題といっていいものです。それゆえ、この問題はファンの間でも多く語られ、選手も時に不満を語ったりしてきました。
最近では戸井田カツヤ選手が打撃偏重の判定について批判をし、実際11月のリオン選手との試合では、戸井田選手が終始関節を狙いに言ったラウンドが1人はドロー、1人はリオン選手にポイントを入れるという判定があったのが印象に残っています。

判定については、主催者による意図的なものではないか、という意見がしばしば見られます。これは主にK-1における、特定選手へのあからさまなホームタウンデシジョンが頻発したことに起因しているのではないかと思えます。それによって、ファンに判定は不正なものであるという意識が、強く根付いてしまいました。
ただ私は、こういった傾向はあまり良いものではないと思っています。無論、不正としか感じられないものがあれば厳しく批判しなければなりません。ただ全ての試合について、最初からそうやってとらえてしまっていては、深化するものが何もありません。
極論を言ってしまえば、正しい判定などというものは存在しない、と私は思っています。特に試合の中で打撃と寝技が入り乱れた展開になれば、どのようにポイントをつけるかというのは、千差万別になります。そこで試合内容について検討することが理解を深めることであり、総合格闘技の進展につながってゆく事ではないでしょうか。
しかしそこで不正判定というものを持ち出してしまっては、深化も進展もないままに終わってしまいます。どのような点が評価され、どのような点がされなかったのか。そういったことに自分なりの考えを持ち、それに基づいて試合を見てみる。そういうのが、楽しさの一つなのですが。

PRIDEでは判定基準の分かりにくさについて言われることが多かったですが、最も重要なのはKO、ギブアップを狙う姿勢であるということはルールの中に明記されており、それに基づいて考えれば、おかしいと感じる判定はさほどありませんでした。
思いつくところでは ジャクソンVSブスタマンチ 近藤VSヘンダーソン ぐらいでしょうか。もちろん「私の判定では誰々の勝ち」というのは良くありましたが、明らかにおかしいと感じたのは、こんなとこですね。

posted by 秦 |00:34 | 総合格闘技 | コメント(7) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
判定について

確かに今の人々はK-1の判定の印象などにより、「判定は不正」という方向に思考が簡単に結びつくようになってしまったかもしれませんね。ルールに基づいた判定でもすぐ(根拠の乏しい)異論を唱える一部のファンの煽りも人々の目を曇らせることになっているでしょう。
不正でなくとも「不正」と感じられるかぎり、ジャッジは絶対というのが観戦する側のルールになる日は来ないでしょうね。

posted by 一K-1ファン | 2007-12-27 02:13

判定について

UFCとPRIDE系とも判定基準が相当違いますしね。
統一は難しいと思うので、各プロモーションごとに判定基準をもっと明確に示せたら良いような気もしますが、なかなか難しいでしょうね。

posted by HU | 2007-12-27 02:27

判定について

瀧本vs戦闘竜の判定もおかしかったと思います。

posted by J | 2007-12-27 09:13

判定について

PRIDEの判定基準に関してはブスタマンチも疑問を唱えていましたね。アローナVSシウバ(2回目)がスプリットでシウバの勝ちになった時、それ判定に対して不満なわけじゃないが、中村VS近藤が中村の勝ちになったり、近藤VSヘンダーソンがヘンダーソンの勝ちになったり、シウバVSハントがハントになったり、基準がよくわからないと。打撃にポイントつけるんだったらそれはそれでいいから、それに合わせた練習するから、このままだとどう練習したらいいかわからないから基準を教えてくれって。
アメリカ大会ではUFCみたいにラウンドごとの判定システムでわかりやすかったですね。三崎VSトリッグぐらいしか判定までいきませんでしたが(3人ともフルマークでトリッグでしたね)。

僕がPRIDEでおかしかったと思う判定はニンジャVSジャクソン、リコVSノゲイラですかね。

posted by ごん | 2007-12-27 10:38

判定について

積極的に一本を狙うという姿勢から見ればリコノゲイラの判定は妥当
試合の支配時間を考えれば中村近藤も理解出来る範囲
ジャクソンブスは…まったくわからん

posted by キャッチにもっと重みをつけるべき | 2007-12-27 12:23

判定について

近藤VSヘンダーソンは酷いな。ジャッジがレスリング経験者の場合、特に不可解判定が多い。

posted by 船田敦司 | 2007-12-27 16:21

判定について

PRIDEの判定については、ある程度共通点も見られるんですよね。

例えば長い時間試合のペースを掴むことより、KO寸前まで追い込むようなラッシュの方が評価されるという点。シウバVSハント、ダンVSブスタマンチなどはその典型でしょう。
中村VS近藤では、近藤選手がダウンを奪いましたが、その後の追撃がなかった。それ以外でも、手数の少なさをセコンドから指摘されていましたからね。結局そういった点が、マイナスになったのでしょう。

上をとっているだけではダメだという点では、ノゲイラVSリコでしょうね。のっかっているだけのリコより、極まりそうな気配はありませんでしたが、関節を狙いにいったノゲイラが勝ったということ。

いずれの場合にしろ勝ったのは、KO、ギブアップを狙いにいった選手たちということです。

posted by 秦 | 2007-12-28 22:48

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