大相撲コラム 私は見た!

優勝9回の日馬富士はもうそろそろ大横綱と評価して良い

このエントリーをはてなブックマークに追加

金星を配給するのが多すぎるだとか 変化が多すぎるだとか、あまり評価が高くない日馬富士。 なかにはもう引退しろと批判する視聴者もいるくらいだ。 しかし今回の優勝でついに優勝回数が9回に到達し 過去の横綱と比較しても上位10人の中に入るくらいの立派な成績を残すことになった。 優勝回数が10回以上となると、歴代の横綱のなかでも10人程度しかいない。 小兵でありながら「全身全霊」を信条に闘志あふれる取り口を展開する日馬富士は 世間から過小評価されすぎではないだろうか? なによりも高く評価したいのは、この小さな体で怪我を抱えながらも、横綱在位5年に到達しようとしていることである。 偉大過ぎる白鵬の影に隠れがちだが、5年間(30場所)も横綱に君臨するということは尋常なことではない。 それだけで歴代横綱11位のすごすぎる成績なのだ。

第70代横綱日馬富士は70人目の横綱であるが 上から数えて11番目の立派な横綱であるというわけだ。 もし彼が日本人だったならば、ここまで過小評価されることは無かっただろう。 外国人であるがゆえに、ときには意味不明な中傷を受け、過小評価され続けてきた。 ゆえに本誌はこの機会に大いに日馬富士を褒め称えようと思う。 許しがたいことは、日本人力士が弱いために、そのはけ口を探すかのように外国人力士を中傷する者がいることだ。 その1人が舞の海氏である。最近では、にせ愛国主義者と陰口をたたかれている。 たしかに日本人期待の星と呼ばれる稀勢の里を血祭りにあげたのは日馬富士だ。 そのことは本誌も否定しない。 もう稀勢の里のけがは治りきらないだろう。彼の相撲人生はすでに終焉している。 いくら稀勢の里の自己責任とはいえ、多くの心無いマスコミから日馬富士がバッシングを受け続けてきたのも事実だ。 しかし、日馬富士に悪意がなかったことは明白である。 それでも日本人に立ち向かう悪役としてマスコミが報道してしまうのは残念でならない。

日馬富士が正当に評価されるようになるのは、おそらく彼が引退した後になるだろう。 白鵬の時代でありながら優勝9回。これは実に素晴らしい。 引退した横綱貴乃花がもし白鵬時代に存在したならば 優勝は5回が関の山だ。 だからこそ日馬富士を高く評価しなくてはいけない。 すでに勝利数も貴乃花を上回って、歴代横綱6位の成績だ。(その上の5位は大鵬だ) 本誌は日馬富士を大横綱と評価しても良いと思う。

白鵬の記録に目を奪われがちだが 日馬富士の記録も立派な数値ばかりなのだ。 解説者北の富士氏からは「角界で一番気性が激しい」と評価を受けた。 体が小さい分は闘志で補ってきた。 しかし単に強いだけでは5年間も綱は張れなかったはずだ。 彼は勉強家であり、大学院にも通っていた時があった。 さらに油絵もプロ級の腕前だ。 「悲しいときに描きたい」と言っている。孤高の横綱の一面を見た思いだ。 このように人間として、精神面の充実があったからこそ 今の横綱日馬富士が存在するのだと確信している。 体がボロボロと言われているが、心は死んでいない。 40歳まで相撲を取り続けた旭天鵬の例もある。 モンゴル人は足腰が強い。 日馬富士はまだ33歳ではないか。 日馬富士の時代があと5年続いてもなんら不思議ではない。 全身全霊で長く相撲を取り続けてくれることを心から祈っている。 がんばれ、日馬富士、がんばれ、大横綱。



1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

優勝9回の日馬富士はもうそろそろ大横綱と評価して良い

「大横綱」とは一代年寄りが認められた横綱のことを表す、と私は考えます。
つまり、一代年寄りの目安である「優勝回数20回以上」が大横綱のラインではないでしょうか。

優勝回数10回以上は、「A級横綱」と呼ぶのが妥当と思います。
(じゃあB級・C級の線引きはどこ?という議論は別であると思いますが・・)

日馬富士は、優勝9回(うち全勝優勝3回)、幕内勝ち星歴代6位の立派な成績を収めており、既にA級横綱として十分評価されるべきと思います。

「優勝9回の日馬富士はもうそろそろ大横綱と評価して良い」へのコメント

日馬富士の素晴らしさを伝えるだけで充分なのに、いちいち個人的に嫌いな稀勢の里をクサすから台無しですね。

優勝9回の日馬富士はもうそろそろ大横綱と評価して良い

日本語も上達した
ダメ押しもしなくなった
注文相撲もすっかり影を潜めた
横綱になってから変わりましたよね、この人
地位が人を作るとは申しますが、
その地位に相応しくなろうという不断の努力が見える、
素晴らしい横綱だと思います

優勝9回の日馬富士はもうそろそろ大横綱と評価して良い

秋場所前にアップされたニュースだが、
>>左肘痛の日馬富士が夏巡業に復帰 復帰に「1年かかる」と手術は回避
>>手術する選択肢もあったが、「(復帰に)1年かかる」と回避した。「右を守って左でずっと相撲を取ってましたから。一つケガをすると無理をするわけだから。土俵の神様が許す限り精いっぱいやりたい」と、満身創いの体にむち打ち、復活を目指す。
>>https://www.daily.co.jp/general/2017/08/08/0010445067.shtml

千秋楽、日馬富士の表情に「諦観」のようなものがあった。たぶん相撲生活の終活に入る覚悟を決めたのだろう。

優勝決定戦の前の舞の海氏の発言が「豪栄道は張り手は覚悟したほうがいいですね」「日馬富士は興奮すると、必ず張り手を出してきますからね」云々。
別に解説者は予想屋じゃないから、まるっきりトンチンカンなことを言っても構わないとは思うが、決定戦の前に支度部屋に十両の照強を呼んで、立合いの稽古をしている日馬富士の姿は彼の目には全く入ってなかったのだろう。こういうの「節穴」って言うよな。
本割と決定戦で、日馬富士と豪栄道が支度部屋を交代するため、通路をすれ違う様子とか、上記の立合いの稽古とか、千秋楽は良質のドキュメンタリーを見ているようだった。これで舞の海の……もうエエか。

最悪の体調でも全力を尽くして賜杯を獲得した日馬富士は大横綱だ。

こんな記事も読みたい

2017年7月,9月場所終了時のレーティング【konakalab】

観戦記1374 WBCヘビー級王座戦 デオンテイ・ワイルダーvsクリス・アレオーラ【人生マイペンライ】

躍進した若手力士達。ただ、横綱大関が復帰する来場所こそ真価が問われる。【独断と偏見の相撲ランキング】

ブロガープロフィール

profile-iconsinbunn34

  • 昨日のページビュー:0
  • 累計のページビュー:919633

(10月13日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 豪栄道と琴奨菊戦 無気力相撲を監視する
  2. なぜ遠藤はきちんと礼をしないのか?
  3. 「俺は大関互助会に入会しない!」 稀勢の里、怒りの勝利
  4. 歴史に残る優勝インタビューを検証する。白鵬が語った話は真実なのか?
  5. 豪栄道が大変なことになってきた
  6. 豪栄道が困ったことになってきた
  7. 解説者、北の富士氏を叱る
  8. 「稀勢の里よ、これでもまだ笑えるか!」栃煌山が怒りの勝利
  9. 照ノ富士よ。安易に大関を張るな!
  10. 稀勢の里は稀勢の里だった

月別アーカイブ

2017
09
07
2016
11
09
07
05
04
03
01
2015
11
09
07
05
03
01
2014
11
カテゴリー

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年10月13日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss