2010年02月23日

【2010年2月~3月のキャンプ・オープン戦情報(3月18日更新)】

 2010年の日程を把握した分でまとめます。オープン戦などについてはあとあとわかり次第追加して行く予定です。いくつかのチームについては練習試合の様子などもわかりましたので、一応目安として。
 だんだん暖かくなってきましたし、バンクーバー五輪が終わると同時にいよいよソフトボールシーズンの幕開けですね。


【2月(キャンプや練習試合・把握分)】

<キャンプ>
2月2日~7日:シオノギ製薬・熊野
2月5日~14日:太陽誘電・鹿児島県霧島
2月13日~20日:豊田自動織機・鹿児島県鴨池
2月15日~25日:日立ソフトウェア・鹿児島県霧島
2月13日~23日:伊予銀行・宮崎県三股町
2月20日~24日:シオノギ製薬・宮崎県三股町
2月17日~26日:大鵬薬品・宮崎県日向市
(3月18日~27日:島根三洋・宮崎県都農町)

<練習試合>
2月20日:鹿児島鴨池球場:豊田自動織機v.s.日立ソフトウェア(互いに今年最初の対外試合かな)
2月21日:伊予銀行v.s.シオノギ製薬
2月22日:豊田自動織機v.s.東芝北九州
2月23日:豊田自動織機v.s.IPU環太平洋大学
2月24日~25日:デンソーv.s.山梨学院大

※その他、2月中は各地で個別に練習試合が行われている模様



【3月(オープン戦を中心に)】

 とにかく3月~4月上旬は各チームできる限り予定を組んで試合をするのが目標。
 その中でもまとめて試合を見られるのが下記のオープン戦。

3月2日~5日
 <熊野オープン(熊野市山崎運動公園他)>
 (豊田自動織機、日立ソフトウェア、デンソー、太陽誘電、トヨタ自動車、佐川急便、Honda、シオノギ製薬、大鵬薬品)
 (甲賀医専、富士大学、園田学園女子、東京女子体育大、鈴鹿国際大)
 ※シーズン最初の規模の大きな大会。各チーム新人や若手を試す絶好の機会。本職とは違ったポジションや打順も試され、使い方によってはチームが期待する新人がよくわかったりする。大学生相手に実業団の豪快さを見せつける場でもありかつ、大学生相手に苦戦して若手が怒られる場でもある(笑)


3月6日~7日
 (OP戦)伊予銀v.s.大阪国際大(伊予銀G)

3月8日~10日
 (OP戦)マクセルv.s.ルネサスv.s.伊予銀(マクセルG)

3月10日(水)
 (OP戦)トヨタv.s.甲賀医療専門学校(トヨタスポーツセンター)

3月13日(土)
 (OP戦)トヨタv.s.靜甲(トヨタスポーツセンター)

3月14日(日)
 (OP戦)トヨタv.s.日立ソフトウェア(トヨタスポーツセンター)
 (OP戦)平林金属v.s.愛媛女短大(平林金属ライズ球場)

3月15日(月)
 (OP戦)トヨタv.s.淑徳大(トヨタスポーツセンター)

3月17日(水)~19日(金)
 <マドンナカップ(伊予銀グランド、マドンナスタジアム、中央運動公園)>
 (伊予銀行、シオノギ製薬、日本精工、太陽誘電、日立ソフトウェア、トヨタ自動車、愛媛女短大)

3月20日(土)
 (OP戦)伊予銀v.s.マクセル(伊予銀G)
 (OP戦)Honda v.s.○○(真岡Hondaグランド)

3月20日(土)~22日(月)
 <岡山オープン(IPU男・女球場、ライズ球場)>
 ※平林金属を中心にいくつかのチームが集結
 (平林金属、日立マクセル、大鵬薬品、佐川急便、日女体大、IPU、園田女大)
 (注)大鵬薬品がここに参加することから「チオビタカップ」は開催されない模様。どうやら、レオパレスが大鵬薬品に試合に行った時に何チームか集めてやっていたのを「チオビタカップ」と称していただけらしい。

3月20日(土)、27日(土)
 <愛知県一般女子選手権(豊田市運動公園)>
 (デンソー、豊田自動織機、トヨタ自動車、東海理化、中京大、中京女子大、東海学園大、佐川急便中部)
 愛知県に籍を置く実業団や大学が集まる大会。主に若手主体で臨む。デンソーは昨年は主力を玉村交流戦に派遣して一般女子は完全に若手だけで戦っていた。
 (1回戦:東海学園●-○デンソー、佐川中部0-7トヨタ、中京大0-2東海理化)

3月21日(日)
 (OP戦)ドリームワールドv.s.城西大(金谷大井川河川敷G)
 (OP戦)デンソーv.s.大垣ミナモ(岐阜県揖斐川町健康広場)
 (OP戦)Honda v.s.○○(真岡Hondaグランド)

3月22日(月)
 (OP戦)トヨタv.s.豊田自動織機(トヨタスポーツセンター)
 (OP戦)ドリームワールドv.s.富士大(磐田天竜川河川敷G)
 (OP戦)デンソーv.s.靜甲v.s.戸田中央総合病院(安城、デンソー男子グランド) 
 (戸田中6-14デンソー、靜甲5-2戸田中、デンソー3-0靜甲)
 (練習試合)ソフトウェアv.s.大和電機v.s.カネボウ小田原(ソフトウェアG) 

3月25日
<刈谷市長杯(織機G)>

3月26日~28日
 <玉村交流戦(いわゆる群馬オープンまたは群馬交流戦または玉村オープン、群馬県太陽誘電グランド)>
 (太陽誘電、ルネサス高崎、戸田中央総合病院、Honda、デンソー、大鵬薬品、日立マクセル、淑徳大、他)
 ※群馬県を中心に主に関東地方の実業団チームが集まる大会。あまり積極的には春のオープン戦に参加しないルネサスを見られる貴重な大会。

3月28日(日)
 (OP戦)ドリームワールドv.s.佐川急便中部支社(佐川守山パーク)

3月30日(火)
 (OP戦)織機v.s.デンソー(織機グランド)

4月1日(木)~4日(日)
 <トヨタカップ(トヨタスポーツセンター&豊田市運動公園)>
 ※シーズン直前に開催され年々大きくなってきている大会。以前はトヨタスポーツセンターだけで行われていたが、隣接するグランドが人工芝になったことからかなり離れた豊田市運動公園と2箇所(3球場)で開催されている。五輪前には台湾ナショナルチームも参加していた。
 ※各チームともに臨戦態勢で試合することからこの大会を見ればシーズンを占うのに非常に役立つ。
 (トヨタ、織機、デンソー、東海理化、ソフトウェア、伊予銀、大鵬薬品、シオノギ、日本精工、佐川急便、戸田中、台湾ナショナルチーム)

4月3日(土)~4日(日)
 (OP戦)ドリームワールドv.s.靜甲v.s.ペヤング(磐田天竜川河川敷G、10時~)




【キャンプの一コマ】
(たまたま宮崎で仕事があったことから見られた)

<大鵬薬品>
<主力がかなり抜けて人数が減り大変な大鵬薬品。12(13?)人で臨む今年は特に応援してみたい(←この時は何人か新人が来てなかったようだ)>
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<打線の軸はこの二人かな。好打者森田まゆと織機から移籍した酒井かおり>
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<故障持ちの鈴木碧に加えてもう一人絶対に必要。左腕の小澤芙美子がかなり力強い球を投げていた>
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<人数が少ないといろいろと大変>
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<シオノギ製薬>
<三股町のグランド。すごい辺鄙な山の上にあるけど練習環境としては最高>
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<トヨタ自動車>
<渥美万奈と鈴木美加という将来代表に入っても不思議じゃないくらいの期待の若手が居残り守備練習。特に鈴木、守備見てると…、もっとしごかれないとあかんね(笑)>
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<露久保望美の21番を引き継いだ、移籍した山根佐由里の赤ユニフォームどうですか??>
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<スパイクはまだレオパのものですが>
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<山根投手の赤いユニフォーム姿を見て名古屋弁の猫と犬がこう言うてたそうな…>
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<「にゃー」「わん」…(まあ、まだまだレオパレスの青い印象が強いですからね。これからこれから(笑)>

<デンソー>
<レオパからやってきた永吉理恵。まだ練習着でユニフォーム姿はお預け>
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<遠かったので端っこの写真しかないが投げているのは新人の岡村。たまたま大学時代から目をつけてたなかなか良い選手>

<すっかり若返った内野陣。完全にシャッフルされていたが、野木あやはこのままサードで行くのかどうか>
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<最初見たときアボッツがデンソーに来たのかと思ってビックリした。この猫背と爪噛み(笑)>
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2010年02月16日

【アーカイブス2007年~第7節刈谷大会3日目:戸田中v.s.織機】

 不定期配信のアーカイブス、今回は高いレベルで熾烈な最下位争いが演じられた2007年の後半戦第7節。最下位独走の戸田中央総合病院が織機の地元・刈谷においてミッシェル・スミスを相手に勝利した奇跡の試合。
 前半戦全敗の戸田中、前節でシオノギ相手に初勝利をあげていたとはいえ、この試合がなければほぼ間違いなく2部落ちしていたのではないか。
 2部落ちしていたら果たしてその後チームはどうなっていたか。少なくとも強打者内田千恵美や大学ナンバー1投手の長南友子が入ることはなかったであろう今のチームの、ある意味スタートとなったこの試合を振り返ってみたい。



戸田中	000 1020…3
織 機	011 0000…0
戸田中:稲垣、堤-吉田
織機:ミッシェル-リベラ
<この試合のスタメン>
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 1回裏織機-0点:先発の稲垣絵莉子は100km近いスピード掲示を出しながらもコントロールが定まらない。四球で満塁とされながらもなんとか無失点で凌ぎ切るが、不安いっぱいの立ち上がり。
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 2回裏織機-1点:織機は無死からミッシェル・スミスが四球、古田真輝の内野安打と盗塁で2,3塁としたあとに9番長澤佳子がセンター犠牲フライを放ち1点を先制する。さらに1番に戻って狩野亜由美、本田小百合が四球で再び満塁としたところでたまりかねず戸田中ベンチは堤千佳子をマウンドに送る。なんとか1試合でも堤を休ませたかった戸田中だが、稲垣が試合を作れない。仕方なく堤がマウンドへ向かうも相手は織機のミッシェルスミス。まさかここから勝てるとは両ベンチともに誰も思っていなかったのではないか。
 対戦するは3番の内藤恵美。堤の緩いチェンジアップに思わずバットが出てしまいこれが投手正面へのハーフライナーとなる。飛び出した三走古田が戻りきれずにダブルプレー。ここから徐々に流れが変わり始める。
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 3回裏織機-1点:しかし戸田中側にもミスが出る。1死2塁から6番小森由香をセカンドゴロに打ち取るも、これを今泉早智が痛恨のタイムリーエラー。1点を追加されるとともに、このプレーで攻守の要、今泉が負傷退場してしまう。
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 続くミッシェルが四球で出塁し1,2塁とチャンスを広げ、8番古田がライトへ良い当たりのフライ。この打球で2塁代走の千葉逸美がタッチアップで三塁へ達するが、一走のミッシェルが飛び出してしまい戻りきれずにタッチアウト。相手のミスでもらったチャンスを、まさかの神様のミスで潰してしまう。勝っていながらも自らのミスで大量点につなげられず、織機ベンチに嫌な空気が流れ始める。
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 4回表戸田中-1点:一方のミッシェルはちぐはぐな攻撃面とは裏腹に快投を続けこの回も2死無走者。しかしここから戸田中が粘る。打者吉田真由美が2-2と追い込まれるも、四球を選ぶと、続く5番の鈴木里枝がこの試合ミッシェルから初めての良い当たりをライト前に運び、1,3塁とチャンスを広げる。
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 6番橋本夕紀子の当たりはどん詰まりのボテボテのゴロ。しかしこれが無人の三遊間ど真ん中を転がり抜け、戸田中がワンチャンスでミッシェルから1点を奪う。
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 4回裏織機-0点~:1点差にしてもらった堤、ヒットを打たれ常にピンチを背負うも粘りの投球が続く。緩いチェンジアップに主砲クリスティン・リベラも泳がされ、他の好打者も内野フライの山を築く。ガンガン振り回す強打の織機打線が自滅につながる一番悪いパターンであるが、ある意味、堤の術中に既にはまっていたのかも知れない。
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 6回表戸田中-2点:織機は1点差に迫られたがしかしそれでも投手はミッシェル。1点あれば十分という流れでもあり、1点は失ったがここまで全く危なげなく来た。しかしこのような試合で前回も決勝タイムリーを打たれているこの選手が、やはり鍵を握っていた。
 1死から3番の坂元令奈がうまく捉えレフト線にツーベースを放つ。
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 吉田がまた四球でチャンスをつなげると打者はヒットを打っている鈴木。当たり損ねの弱い当たりも、前進守備の古田のグラブを弾く幸運なヒット。
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 この打球がコロコロと転がる間に坂元が同点のホームを踏み、なおも1,3塁。ここで先制打の橋本の打球はセカンドへの緩いゴロ。これを名手・酒井かおりが素早くホームに投げるも三走吉田が好走塁で生還し、ついに戸田中がミッシェルから逆転の3点目を奪う。
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 6回裏織機-0点~:逆転してもらった堤だが、まだ織機の攻撃は2回残されている。しかし一度こういう相に入ってしまうと淡泊極まりないのが織機打線。完全に堤ワールドに引き込まれ、凡打を繰り返す。最後は強打者、ミッシェルを空振り三振に打ち取りゲームセット。
<最後まで絶対に諦めないのがミッシェル。織機にとっては負けてもどうってことはないこの試合も最後の最後まで必死にボールに食らいつく。しかし無情にもバットは空を切る>
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<ミッシェルに投げ勝ち、歓喜の堤-吉田バッテリー>
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 織機のミスに助けられ、かたやボテボテの打球がヒットや適時打に結びついた戸田中。この幸運な1勝が結局は1部残留に非常に大きかったわけだが、やはりただ幸運であっただけではなく、先発の稲垣を急遽リリーフした堤の好投がなにより一番の勝因だっただろう。

 ただこの時点では戸田中はまだ今季2勝目で、上を行く靜甲やシオノギは既に4勝。ここからが2007年の熾烈な最下位争いの本番への突入で、結局はリーグ最終戦で3チームの順位が大逆転するという結末に至るわけだが、それについては次回くらいになんとかまとめてみたい。

<先発して乱調も、先輩堤が助けてくれ、それどころか勝利をもたらしてくれた。それが嬉しくて涙が止まらない稲垣(真ん中)。稲垣は球場を出ても涙が止まらず号泣していた>
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<人目を憚らず勝利の嬉しさに号泣していたのが柳井春菜(左から3番目)。その後チームの中心選手となるのがうなずける>
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<タイムリーエラーに負傷退場と、この試合は足を引っ張ってしまった今泉(白い帽子)も涙。嬉しさと申し訳なさで帽子をかぶったまま最後まで顔を上げられなかった>
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2010年02月12日

【2010年、日本ウェルネスの日本リーグ初勝利なるか!?】

(なんか最近このブログの仕様が変更され、コメントを入れるのがしちめんどくさいことになってしまっているようです。辛気くさいことするなよと言いたいのですが、タダで使わせてもらっている以上文句も言えません。すみません)


 さてそんなわけで今回は「日本ウェルネス」。
 東京にある2年制のスポーツ専門学校であり、2006年に、3部制から2部制に移行した日本リーグに参入した。
 そしてその後4年間、1勝もあげることなく結局ここまで66連敗である。今年も全敗するととうとう80連敗に達し、いよいよ夢の100連敗も現実味を帯びてくる。

 成績的には日本リーグの「お荷物」なのは間違いないが、しかし専門学校であり且つ、甲賀医専のように実業団や大学からの出戻りも少なくまた呼べる実績もなく、しかしそれでいても果敢に日本リーグにチャレンジし続ける姿勢に対しては、そんな「お荷物」などというような表現だけはしたくはない。
 しかしそのためには、やはりなんとか1勝をあげて真の意味での「日本リーグの仲間入り」を果たしてもらわないと困るのだ。

 そんな弱小・日本ウェルネスが果たして今年悲願の初勝利をあげることができるのか、2部ファンならドリームワールドの活躍以上に興味を持っている(ウソ)この問題について、今回は真剣に考えてみたい。


(1)日本ウェルネスの今までの成績
 まずは過去4年間の成績を表にしてみたのでごらん頂きたい。
全敗の「0勝66敗」というのは先にも述べたが、その内容、負けっぷりがすごい。
 66敗のうち42敗がコールド負け(ただし2006年については点差からの推測)でその他も大差。1点差負けが2回、2点差負けが2回のみ。
 4年間の総得点が56に対して総失点が599。総得失点差が実に「-543」。チーム別にしても(1試合だけの佐川急便を除くと)湘南ベルマーレとの「-16」が最小で最多が日本精工相手の「-45」。
 正直、ここまでくると気持ちが良い。

<過去4年間の成績(「c」はコールド試合、赤塗りは惜しかった試合)>
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(2)惜しかった試合
 実はそんな日本ウェルネスであるが、かつて何試合かは惜しい試合もあった。
 トータルの成績ではどうしようもないくらいに引き離されてはいるが、この勝利までもう一歩の惜しかった試合を詳しく振り返ることで、少し自信を取り戻してみたい。特に2007年の3試合は惜しかった。

【2006年】
対大和電機(0-4)
対東海理化(0-3)

【2007年】
<第2節>
日本ウェルネス 	000 0000 0…0
湘南ベルマーレ	000 0000 1…1
※0-0のまま延長タイブレイカーに持ち込むも8回サヨナラ負け

<第4節予備>
YKK       	000 0001 6…7
日本ウェルネス	001 0000 3…4
※1-0で最終回を迎えるも同点にされ、延長の8回に大量失点、反撃も及ばず

<第5節>
日本ウェルネス	000 0230…5
甲賀医専  	102 0003…6
※2点のリードを保ったまま最終回に突入もまさかの3失点逆転サヨナラ負け。この時甲賀医専で活躍したのが現靜甲の中心選手である萩藤寛子と植松尚子

【2008年】
<第3節>
三島中央病院	500 0000…5
日本ウェルネス 	000 0000…0
※初回に5失点、その後無失点もスミ5完封負け

<第4節>
NECアクセステクニカ	220 0002…6
日本ウェルネス 	000 0030…3
※6回裏に3点を取り1点差に迫るも最終回に突き放されて万事休す

【2009年】
<第3節>
YKK       	101 1000…3
日本ウェルネス	000 0010…1
※投手陣がなんとか3失点で抑えるも打線が援護できず

<第5節>
日本ウェルネス	000 2000…2
東海理化  	000 004x…4
※2点リードの6回裏に4失点逆転され力尽く

(3)今年、初勝利をあげられるか?
 さてそこで本題。2010年日本ウェルネスは初勝利を得られるかどうか、である。
 専門学校としての性格からチームのメンバーがどうなるのかまるで読めないし、もしかしたら昨年の板倉のように、実業団経験者が入っているかもしれない。という前提があるにしても、やはり今までの実績もある。もちろんどんなチームでも勝てる可能性はあるが、今回はもう思い切って率直に(失礼を承知で)、今年の対戦相手から勝てる可能性を書きたいと思う。

<2010年、日本ウェルネスの試合日程:ホープセクション>
1節:靜甲、湘南ベルマーレ、東海理化
2節:島根三洋、大和電機、日立マクセル
3節:甲賀医専、靜甲、
4節:島根三洋、東海理化、湘南ベルマーレ
5節:甲賀医専、日立マクセル、大和電機

 今年の2部は大きく様変わりし、交流戦のない二つのセクションに分かれ、それぞれ8チームで互いに2試合ずつ試合をすることとなった。実力から言ってうまく2つに分かれているのでおそらくどちらに属しても可能性に大差はなかったであろう。
 ウェルネスは上記7チームとそれぞれ2回ずつ戦うわけであるが、ハッキリ言って「靜甲、島根三洋、日立マクセル」に勝利できる確率は限りなくゼロに近い。
 本気で1部昇格を狙うこの3チームも、ウェルネスにだけは絶対に負けられないだろう。
 過去に惜しい試合をしており一見相性の良い部分もありそうな東海理化と甲賀医専も、実力的にはかなり差がある。同じ専門学校ではあるが甲賀医専には実力ある選手が2年生に残っており、ここは上位陣も侮れない。

 そうすると可能性があるのは大和電機と湘南ベルマーレに限られる。
 しかし大和電機もパナソニック電工津から選手を補強しており、且つ過去3年間は連続コールド勝ちをしている。ウェルネスとしてはそうそう良い試合すらさせてもらえそうにない。

 やはり狙いは湘南ベルマーレであろう。2007年に延長タイブレイカーサヨナラ負けという惜敗のあと2年続けて3-7、3-7と一応試合の形にはなっている。休部したトーテック、東海理化と並んでここ2年間コールド負けしていない三つのチームの一つであり、唯一ここ3年間コールド負けしていないチームと同じセクションになれたのは幸運である。しかも今年は2試合戦える、というのも大きなポイントである。

 第1節の2日目、第4節の3日目、果たして日本ウェルネスのリーグ戦初勝利なるか、あるいは湘南ベルマーレが意地を見せるか。はたまた他の試合で2部の強豪相手に金星を奪うのか、今年の日本ウェルネスには個人的にも大注目したい。

<とにかく存在感抜群、カネボウ小田原から移籍してきた板倉美里>
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<なかなかいい選手ではと目についた大出美帆>
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<捕手として苦労が絶えないだろうががんばって欲しい安次富愛>
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2010年02月05日

【アーカイブス2006年決勝トーナメント~“史上初”の裏側】

【“史上初”の裏側】

【決勝】
ソフトウェア	001 0000…1
豊田織機	010 0003…4
ソフトウェア:遠藤-鈴木由
織機:スミス-リベラ
(本)リベラ、前川(織)
(二)杉山、西山、森下(ソ)

~代打前川・“史上初”の裏側~
 この年の日本リーグは前川仁美の「代打サヨナラ優勝決定ホームラン」という史上初の劇的な幕切れであった。しかもかつてベストナインも獲得したことがある強打者前川の、これが現役最後の打席だったというのがすごい。
 その最後の打席が「優勝決定ホームラン」とは。「終わりよければ」というが、これ以上最高の終わり方の選手は、今までもそして今後も出てこないのではないか。
 さてそんな“史上初”であるが今回はその裏側についてである。とにかくこの当時も多くのファンが感心し恐れ入ったのが前川を代打に送ったルーシー・カサレス監督の采配。押し気味に試合を進めながらも点が入らず、延長タイブレイカー突入直前の7回に巡ってきた絶好のサヨナラのチャンスに、なんと内藤恵美に代えて前川を代打に送っているのである。
 前川がいくら良い打者とはいえ打順は内藤。頼り甲斐では日本一でしかも特に調子が悪いわけではなかった内藤に、敢えて代打を送ったルーシー。相性や前川の調子も考え決断したのだろうが、しかしあの場面で内藤に代打を送れる監督はルーシーしかいない。

<“史上初”の代打優勝決定サヨナラホームランを放ち客席に手を振る前川>
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<歓喜の織機ベンチ、胴上げされるミッシェル・スミス>
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~歓喜の裏側~
 さてそんな代打に関する裏側に対して今度は劇的な勝利を挙げた“織機の歓喜”の裏側である。なぜかこの年は負けた側のソフトウェアの選手の写真が特に多く残っていた。
 2000年以降優勝から遠ざかっていたソフトウェア、この年は遠藤が最多勝記録を樹立するなど絶好のチャンスだったが、その遠藤が最後の最後に力尽きてしまった。
 打たれてベンチからダッグアウトに戻る遠藤の写真があった。この時はこみ上げる悔しさを帽子の下に隠し、無言のまま足早に立ち去ったのだ。
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 悔しさ、という意味では山田も相当なものだっただろう。前川のホームランはセンターへ真っ直ぐ一直線。素早くフェンスについた山田が精一杯ジャンプするも、本人の感覚としてはほんのわずかだけタイミングがズレたようだ。グラブをかすってフェンスを越えた打球を見送りながら、しばらく動くことができなかったのを覚えている。閉会式に並ぶ杉山も目は真っ赤だ。
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 馬渕も、この時は若手で売り出し中だった溝江も濱本も田中も、悔しさを通り越して呆然といった感じだろう。
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~織機応援席の裏(反対)側~
 ところで、そもそもなぜソフトウェア側にいるかというと理由は遠藤投手。とにかくイニングの合間にベンチに戻ると、試合展開など目もくれずにすぐに上からのキャッチボールや下からの投球練習で黙々と肩を温める。その遠藤投手の一部始終を間近で見たくて三塁側に移動したのだ。とにかく「投手」としてやるべき役割だけに没頭している遠藤投手の職人的な雰囲気にはいつも引き込まれてしまう(露久保投手にも同じ匂いを感じていた)。
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【1日目第1試合】
レオパレス21	000 0000 03…3
ルネサス高崎	000 0000 01…1
レオパレス:ローチ-スコット
ルネサス:上野-乾
(二)藤本(レ)

 史上初の劇的な幕切れで終わった2006年であるが、この年は毎年の主役であるルネサスは初日であっさりと姿を消してしまっていた。ユニフォームの色が今と比べるとかなり濃くて鮮やかだ。
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【1日目第2試合】
織機  	000 3003…6
ソフトウェア	000 0000…0
織機:スミス-リベラ
ソフトウェア:遠藤、鈴木真、瀬川…鈴木由
(本)リベラ(織)
(二)田中、スミス(織)
 
 この年の1位、2位対決はあっさりと織機の大差勝ち。しかしここから遠藤投手が踏ん張り、結果的には劇的な決勝戦を演出した。


【準決勝】
レオパレス	000 0010…1
ソフトウェア	000 1600…7
レオパレス:ローチ、秋元-スコット
ソフトウェア:'''遠藤、瀬川-鈴木由
(本)藤本(レ)、山田(ソ)
(二)山田、杉山(ソ)

 初日にルネサスを撃破し2日目に進んできたレオパレスも、この試合はソフトウェアの強打の前に完敗。藤本索子が遠藤投手からライトにソロホームランを放ち1点返すのがやっとであった。
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~“劇的な最後”の裏側~
 この年の決勝トーナメント、劇的な幕切れだった前川と同様に、代打として“日本リーグ人生最後の打席”に立ったもう一人の選手がいた。レオパレスの好選手・古渡美奈である。結果はしかし裏腹であった。
 かなり若くしての惜しまれながらの引退であったが、その後中学の先生としてソフトボール部を顧問し、自らも千葉クラブの3番打者として国体予選にも出場と、その後の人生を自ら切り開いている彼女。
 しかしこの最後の打席だけはどうにもならなかった。
 ベンチみんなの声援に後押しされて人生最後の打席に入るも、4球連続のボールでストレートの四球…。とにかく相手が悪すぎたのだ。そうそこの方正解。この時の投手は遠藤投手をリリーフした瀬川絵美投手だったのだ(笑)

<古渡選手、最後の打席に入るも、一度もバットを振れず>
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<試合後インタビューを受ける河野選手と、悔しそうなレオパ時代の白井沙織選手>
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~““歓喜の裏側”の悔しさ”の裏側~
 さて最後に。
 喜びの織機、無念のソフトウェアであったが、その織機の中でもこの選手だけは釈然としないはずだったのが代打を出された内藤恵美選手だろう。そして2日目に残ったものの大敗でシーズンの幕を閉じたレオパレスの選手も悔しいはず。
 しかし試合後はまるで裏側。あっけらかんと明るく振る舞うのが織機とレオパの選手のチームカラーではあるが、表彰式前にみんなで楽しく記念撮影大会だ(笑)

<しかし内藤選手はやっぱ若い選手に人気ありますわ>
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 以上、最後は少々強引な感じの「裏側」シリーズ。
 これにておしまい。


posted by silvercats |23:48 | 日本リーグ1部公式戦観戦記 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2010年02月01日

【アーカイブス2007年~第5節山形大会】

【アーカイブス2007年~第5節山形大会(レオパレス、戸田中、トヨタ、ルネサス】
 レオパレスの話題が出たこともありますし、最近過去の記録をまとめていることもありまして今年の2月は昔の写真の蔵出し、印象に残っている過去の試合の紹介をしたいと思います。といっても写真を本格的に撮りだしたのはここ3年ですが。
 どこまで続くかはわかりませんができるだけ。しかし書き散らかした試合のメモを発掘する作業が進むかどうか…。




第1回目は、一つの節のドラマとしては今までで一二を争うくらい印象に残っている
「2007年6月9、10日(山形大会)」
です。


【2日目第2試合:レオパレスv.s.ルネサス~雨の中のドラマ】

 第1試合のトヨタ対戸田中戦、戸田中の堤、稲垣が乱調で試合が押しに押す。10時に試合が始まるが、初回7失点で1回終わって10時32分。12時を過ぎた時点でまだ5回表で点差は16-0。結局17-2となり最後のセンターフライを小野真希がキャッチしたのが12時46分。
 大急ぎで第2試合を始めるも開始時間が13時23分。予定の12時30分より53分遅れてのスタートだったが、この53分が絶妙の時間となる。

<1回~5回>
 曇り空の中試合が始まる。レオパレス・ローチ、ルネサス・上野両エースが好投。上野はまるで危なげのない投球で貫禄の5回無失点。ローチも好投し、小野奈津子のランニングキャッチなど好プレーにも助けられつつも上野に負けじと無失点。1時間で5回が終わるような見事な投手戦で、タイブレイカーにでもならない限りは点が入らないのではないかと思い始めた6回表、突然急展開する。この時点で14時35分。

<6回~>
 この回レオパレスは先頭河野からという絶好の打順。しかしこの日の上野にはまるで手が出ず簡単に討ち取られて1アウト。この回もダメかと思った矢先、ぽつりぽつりと急に雨が降り始める。ここで打席に入ったのが好打者の藤本。この時点では手先が滑るような雨ではまだなかったが、やはり「早く終わらせたい」というような心理が少しでも働いたのかも知れない。しかしそんな心の隙を見逃してくれるような藤本ではなかった。
 上野の投球を捉えると打球は左中間を抜けるスリーベースとなり、1球で上野を追い詰める。この時14時35分。迎える打者はキャプテンの佐藤。徐々に強くなる雨の中、上野の剛球を真芯で捉え、パチーンと球場に響き渡るような綺麗な金属音を残した打球はあっという間に上野の足下を抜けセンターに達する先制のクリーンヒットとなる。そしてとどめは井上。気落ちした上野が投げたまっすぐを、まるでピンポン球のようなカーンという音とともに弾き返し、あっという間にバックスクリーンを越えるような特大の駄目押しツーラン。この時が14時40分でこの回が終わったのが44分。そして次の回、ローチがマウンドに上がるとともに雨が小やみになりすぐにあがった。
 藤本索子、佐藤理恵、井上絵里奈という、今考えても興奮するようなすごい2~4番が見事に上野を攻略した会心の攻撃であった。が、それはほんの10分程度雨が降った間のできごと。その10分の間にこの3人に回り、うち5分であっという間に3点を取るという実にドラマティックな展開だったのだ。そしてそれには前の試合での堤の大乱調が響いているというのがおもしろい。1節で2試合続けてやるというシステムが生み出したドラマでもあった。
 
 ちなみに上野のこの年の自責点は7点。そのうちの3点がこの雨の5分間での失点だったのだ。ただこの試合上野を攻略したレオパレス打線、この年の決勝トーナメントでも再び上野を攻略し、渡邊の三塁打などまたしても3-0で快勝。打線が本物であったことを改めて証明した。

<この日のレオパレスとルネサスのスタメン>
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<好プレーの小野、小野と喜びのタッチをする河野>
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<三塁打で上野攻略のきっかけを作った藤本>
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<決勝点となる先制打を放ちガッツポーズの佐藤>
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<とどめは井上。上野から見事なツーラン>
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<3点を奪ったこの回、にわかに降り出した雨に観客も困惑>
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<優秀選手賞を獲得し大喜びの佐藤。この勝利の喜びの大きさが表れている>
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レオパレス	000 0030…3
ルネササス	000 0000…0
○ローチ-ティッカム
●上野-峰
(本)井上
(三)藤本



【1日目第1試合:ルネサスv.s.戸田中】

ルネサス	000 0020…2
戸田中	000 0000…0
○黒川-乾
●堤-吉田
(二)中野(ル)

※この年戸田中は第2節で初1部の靜甲にサヨナラ負けし、そのままズルズルと9連敗。昨年までエースで前年136回を投げ大車輪の活躍だったエースの清水麻琴投手がシーズン直前(?)に引退し、1部では2006年の9投球回しか実績のない3年目の堤千佳子と、同じく2006年に1回しか投げてない2年目の稲垣絵莉子に任せざるをえないという非常事態のシーズンだった。その堤がこのルネサス戦で目の覚めるような好投。負けはしたものの5回まで0-0という緊迫した試合を展開させた。このまま前半戦を全敗で終えたが、後半戦は成長した堤が好投。刈谷大会ではミッシェル・スミスに投げ勝った。

<戸田中の堤、5回までルネサス打線を0点に>
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<ひたすらに黙々と投げ続ける堤>
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<戸田中時代から異彩を放っていた坂元令奈>
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【1日目第2試合:レオパレスv.s.トヨタ】

レオパ	010 0100…2
トヨタ	000 1000…1
○秋元、ローチ-ティッカム
ケイラ、●田中、露久保-エミリー
(本)ティッカム(レ)

※トヨタは売り出し中の前薗がシーズン前の怪我でやや出遅れたが、メンバー的にはこの年既に、2009年に好成績をあげたメンバーがほぼ顔を揃えていた。加えて神田、中西という好選手もいて、露久保も規定投球回以上を投げ防御率1.71。外国人投手次第では決勝トーナメントに進んでもおかしくはない戦力だった。しかしこの試合も点差以上に差があるような試合展開で1点差負け。いい選手がいながらの「勝負弱さ」「負け癖」みたいなものが印象に残った。

<この日のトヨタの先発メンバー>
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<この年初めて規定投球回を超え好成績を残した露久保>
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【2日目第1試合:トヨタv.s.戸田中】

トヨタ	702 2600…17
戸田中	000 0002…2

○露久保、田中、大野-エミリー
●堤、稲垣、堤-吉田、高橋
(本)神田(ト)
(二)神田、中西、五十嵐(ト)

※さて堤の本格的な魅力に気づいたのは前日のルネサス戦の好投以上に実はこのめった打ちされた試合(笑)
 前日の好投とはまるで別人で、先頭の神田に本塁打を打たれるとそのまま初回7失点。しかし堤の本領発揮はむしろここからだった。堤の後を受け2回から登板した稲垣がいつもの大乱調。ジュニア代表にも選ばれた好投手だがストライクがまるで入らず試合にならない。するとすぐさま堤がマウンドに上がり、疲労と不調から打たれに打たれるも黙々と投げ続けて7回17失点(うち稲垣が2失点くらいだったか?)ながらもほぼ完投。
 基本的に自分は選手に話しかける勇気のない性格ながらも、この時だけはあまりにも感動して思わずサインをもらってしまった。


<5回までで16失点(結局もう1点取られ17失点)というとんでもない試合。しかしそれが次の試合に影響する>
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<決勝Tでの藤本索子に次いでようやく二人目にサインをもらった堤。横は鈴木里枝選手、坂元選手>
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<レオパレスの“神様”、渡邊潤子選手。一番好きだった選手>
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<あの山根佐由里の膝の黒いサポーターこそ、レオパレスの神様・渡邊潤子さんの正当な後継者の証(と勝手に思っていた)>


posted by silvercats |23:04 | 日本リーグ1部公式戦観戦記 | コメント(4) | トラックバック(0)
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