2008年12月31日

【2009年飛躍しそうな選手、飛躍して欲しい選手~その3】

【佐川急便】
“飛躍しそうな選手”
 佐川急便と言えば廃部したミキハウスからそのまま引き継がれたチーム。その後、新規参入として2部落ちするチームから日本代表であった田中幹子や江本奈穂が移籍したのは仕方がないが、それ以外の宗利や高木、日高、帰山などの主力は残り、2部でもしっかりと結果を残し1部に上がり1部でも中位くらいの結果は残してきた。まだまだベテラン健在だが、1部昇格前後に獲得しチャンスを与えられてきた若手が着々と力を付けてきている。今一番若手の飛躍が期待できそうなチームは、密かに佐川急便ではないかと思っている。

☆柳瀬友紀(内野手・1年目)
 高卒新人にして20試合に出場し、セカンドの守備を守り抜いたのは立派。39打席で、打率0.143も十分及第点。出身が岡山東商業という並み居る強豪とはちがうところもまた応援したくなるところ。
 応援しとるんじゃけぇ、気合い入れて頑張らんとおえま~。
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☆椀田安紀(内野手・2年目)
 2007年ジュニア世界代表選手である。ソフトでは珍しい(?)奈良県出身の選手。そこから佐川に入社して1年目でジュニア選抜に。よほど潜在能力の高い選手なのだろう。外山美紀と同様に、1年目期待をされ13試合で30打席に立ち打率0.148だったが、2年目は遊撃手として梅村が頑張ったのでチャンスが減り、6試合の12打席で打率0.083に終わった。
 しかし僕がプレーを見ることができた山梨大会では織機戦で7回2死から代打に出て、ライト田中の好捕でアウトにはなったがミッシェルから会心のライナーを右翼に放った。その一打には将来活躍できそうな期待を抱かせる何かがあった。
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☆外山美紀(内野手・2年目)
 ソフトボール関係者やファンの間では有名な選手。高校時代は小倉商業で選抜優勝を果たしたのだが、その時はなんと4番で投手で主将でしかも最優秀選手賞獲得の大黒柱だったのだ(ちなみにこの時の準優勝した常葉菊川の投手が織機に入った栗田美穂、外野手が靜甲に進んだ中村夏美である)。それだけ聞くとどれだけ恵まれた体格かと思うが、152cmという小柄なところがまたすごい。
 1年目、期待をかけられ一塁手として19試合に出場し48打席に立ったが打率は0.156。シーズン最初の頃の打席を見たが、速球には詰まりチェンジアップには翻弄される。高校レベルで大活躍もそこまでで実業団のスピードに付いていくのはしんどい、そういう類の選手の一人かという印象を受けた。7安打も詰まった当たり損ねの単打が多かったように気がする。
 しかし、2年目に見て認識を改めた。スピードにも慣れ変化球にもついて行け、打席数はちょうど半分の24に減ったが安打数は同じで7本、打率も3割を超えた(0.304)。何よりその中身、三振は増えたが、しっかりと自分のスイングで振ることもでき、巧くバットに乗せてミートするところには非凡なものを垣間見せた。打つということに関しては天性のものがあるのだろう。来年どんな結果を残すか楽しみだ。
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 “飛躍して欲しい選手”
☆石垣弥裕世(外野手・3年目)
 熊本の名門、八代東(もっとも有名なのは織機の小森由香主将か)から入社して2年目。2年連続で7試合の出場、1年目は3打席だけと代走が主、2年目は代打でも起用され合計14打席で1安打の打率0.071と1割未満に終わった。しかしその1安打が、今年の日本リーグの上位争いを左右する重要な一打であった。
 第8節の熊本大会。延長タイブレイカーで迎えた9回表に決勝トーナメント進出を狙うレオパレスが1点を勝ち越す。しかしその裏、満塁と攻めた佐川急便は、代打石垣の一塁線を抜く逆転サヨナラ二塁打でレオパレスを破ったのである。
 石垣のこの一打がなければ、おそらく決勝トーナメントにはレオパレスが進んだであろう。ミッシェルと上野の歴史的な投げ合いも実現しなかったはず。もちろん、レオパレスが進んでいたら、レオパレス悲願の初優勝もあったかも知れない。
 とにかく、それくらい大きい一打をこの石垣は放ったわけで、来年以降の活躍も期待したくなるのである。
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☆長山祐子:投手・1年目
 なんとなく気になる投手。トヨタカップでもたまたま目の前で投球練習をしていて、開幕戦の西京極大会での実業団初登板もたまたま見ることが出来た。
 まだ1年目でそれ以降あまりチャンスはなかったみたいだが、これからの成長を楽しみにしたい。
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【戸田中央病院】
※昨年より応援強化チームの戸田中
 ここ何年か前までは選手の入れ替わりが激しかった戸田中。昨年から今年にかけては主力がほとんど残留し、久しぶりに落ち着いたメンバーでの戦いとなった。新人も一気に増えて大所帯になったが、来年はどうか。今のレギュラー野手陣も吉田や橋本以外は、2年目3年目の選手がほとんど。できれば大きく変わらない今のメンバーでチームが成長していく姿を見てみたい。

“飛躍しそうな選手”
☆柳井春菜(遊撃手・2年目)
 昨年までレギュラーとして1年間遊撃を守り続けた名選手坂元令奈がトヨタ自動車に移籍した。打に関してはもちろん、遊撃守備として1部レベルで1年間守れる選手が抜けた穴を埋めるのは大変なことだ。戸田中を見渡してみて、さて誰が遊撃手に入るかと楽しみにしながらも少し心配だったが、今年は一塁手からコンバートされた柳井が十分その穴を埋めた。
 22試合全試合に遊撃手として出場し2失策の守備率0.974は立派なものだろう(1位がデンソーの松本で0.989、柳井の2失策は守備率0.980のソフトウエア西山や0.975の織機酒井と同じ。ちなみにレオパの佐藤理恵は4失策の0.960)。
 打に関しても75(51)打席に立ち12(8)安打1(0)二塁打の打率0.188(0.174)と全体的に数字がアップした(括弧内は昨年度の数字)。地元埼玉大会では太陽誘電戦において2点ビハインドで迎えた5回裏、伊藤美幸を相手に二死満塁から同点のタイムリーヒットを放ち誘電からの貴重な勝ち星に大きく貢献した。ただレベルアップしたと言っても打率は1割台。これだけ遊撃を守れればソフトボールとしては十分なのだが、しかし遊撃手がチームの主力選手である他チームの選手と比較すると少し物足りない。
 ただ恐らく来年はきっと飛躍するだろう。戸田中で今一番打撃のよい一番打者の今泉に打撃フォームがそっくりになってきたのだ。独特のクネクネした打撃フォームにもう少しだけ確実性が加われば、相手チームにとってはとっても嫌な1、2番コンビになるはずだ。打率0.250以上はきっと打ってくれると確信している。
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☆太田あゆみ(三塁手or代打・2年目)
 女子野球の日本代表選手にも選ばれていたのは一部では有名。そして女子野球の代表を辞退しても日本リーグを選んでくれたソフトボールファンとしては嬉しい選手。豪快なスイングはやはりどことなくソフトボール的ではなく野球っぽい感じがしていたが、それゆえか1年目はあまり良い成績を残せなかった(打率0.111の1二塁打)。しかしようやくその才能が開花して今年は代打として大活躍。少ない打席ながらも打率は3割を超え(0.364)、ソフトボールマガジン誌上でも監督から「今年活躍した選手」にあげられた。
 柳井の項であげた地元埼玉大会での誘電戦勝利においても、三連打で二死満塁と攻めたてるヒットを、吉田と今泉の間で起用された代打で放った。前半戦刈谷大会での織機戦でも代打で先制タイムリーを放った。
 ただ守りに関してはちょっと不安な面もありサードしか守れない(?)こともあり、さすがに名手宮坂を押しのけてのレギュラーは厳しいが、来年もここぞの代打かあるいはDPで力強い打撃を見せてくれそうだ。
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“飛躍して欲しい選手”
☆東美紀(外野手・2年目)
 立命館大から戸田中に入って2年目の選手。姉は日本リーグでも屈指の好選手、デンソーの東美幸。1年目10試合、2年目9試合、打率は0.167と0.208。打席数が19から25とやや増えたが、ここ2年は同じような出番と成績が続いている。
 今年(2008年)は、事情はわからないのだが序盤チームと帯同していない試合が多かった。怪我なのか仕事の都合なのかはわからないが、「もしや行方不明!?」と思って心配していたのだが、ほどなく復活して元気な姿を見せてくれたのが嬉しかった。
 とにかく試合前のノックからユニフォームを汚しまくるようなガッツ溢れるプレーが東美紀の魅力。この写真も、代打で出場した試合だが既にユニフォームが土だらけだ。今年はライトのレギュラーをねらい、蛭田とともにレベルの高い競争をして頑張って欲しい。
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☆稲垣絵莉子(投手・2年目)
 2007年は実質的にエース堤とこの稲垣の2人の投手だけだった。しかも高校時代はそれなりの投手だった稲垣もまだまだ未熟で、開幕当初はほんとうにひどかった。打者5人に20球連続ボールの5四球で2点取られて降板、というような試合が2試合続いて、少しでもエース堤を休ませようと心配りをした采配が正反対の結果を繰り返した。
 結局1年間ほとんど堤一人で投げ切らざるを得なかったわけで、その苦しさがあってこその戸田中の1部残留の喜び、堤の成長に繋がったのだが。
 前半戦は酷すぎてとても試合に使うこともはばかられた稲垣も、後半は試合で起用できるまでには成長した。打たれながらも先発して1回以上投げきった織機戦では後を継いだ堤が好投した涙の勝利もあった。
 ただ1年が経過して今年、それでもやっぱり堤におんぶに抱っこチーム事情は何ら変わらなかった。それは相変わらず稲垣が四球連発で成長の跡があまり見られなかったからだ。ここ2年間における投球回数5回以上の投手の四球率は2008年の稲垣がダントツの1.44(個/回)。2位の2007年の田渕(0.9、靜甲)を挟んで3位がまた2007年の稲垣(0.88)であった。
 それでも健気に一生懸命投げ続ける稲垣には何とかその壁を越えて欲しい。ここ最近では戸田中がもっとも苦しんだ2007年を堤と2人で投げてきた投手なのだから。来年は1試合でも2試合でも試合を任されるような投手に成長して欲しいと心から願っている。そうしないと、堤投手が過労死してしまう(笑)
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☆関愛美(投手・1年目)
 1年目、3試合に登板し投球回数13回投げきったのは立派。ただ被安打23に被本塁打3、防御率7.88は改善の余地大あり。右左の違いはあるが同じ栃木出身のトヨタ自動車・露久保投手のように、小柄だがクレバーな投手になって欲しい。左投げという利点を生かせばいずれ芽は出てくるだろう。
 とにかく、戸田中は稲垣と関の2人が成長して堤の負担を減らすことが何よりも第一。ソフトボールマガジン誌上で1部に参戦する伊予銀行の大国監督から暗に宣戦布告(笑)されている戸田中。喧嘩を買って負けないためにも、稲垣と関の来年の活躍に期待したい。
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【シオノギ製薬】
※来年応援強化チームの一つシオノギ製薬
“飛躍しそうな選手”
☆佐藤早苗(遊撃手・5年目)
 過去4年の出場試合数が6、1、3、7で打席数が2、0、2、4。ほとんど試合にも出られなかった佐藤早苗にようやくチャンスが巡ってきたのが2008年も終盤にさしかかった第8節のデンソー戦試合途中だ。その後はレギュラーとして試合に出、最終的には15試合で20打席に立ち初安打も放った。
 そのデンソーとの試合、レギュラーを努めていた杉本夏子がヒットを打って出塁したときに足を負傷。その後のシーズンを棒に振ってしまう。降格争いで一番大事な時期に佐藤に出番が回ってきた。線の細い選手で打に関しては正直、ベンチもファンも目をつぶっただろう。ただ無難に守ってくれさえすればよいと願ったのだが、期待に応え十分にシオノギの遊撃守備を守り抜いてくれた。自動降格を回避し、入れ替え戦でも連勝できた裏には、急遽レギュラーを任された佐藤の守備力も実は大きかったのではないかと思っている。
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☆杉本夏子(遊撃手・2年目)
 1年目からほぼシオノギのレギュラーショートを努めながら、第8節で負傷し一番大事な時期にチームを離れたのは悔しかったのではないか。その後は上述したように佐藤早苗が遊撃の穴を埋めてくれたわけだが、杉本とてこのまま終わる気はない。
 その負傷した試合、一塁走者中に足を負傷したのだが、塁に出たのはデンソーの好投手、金メダリストの染谷美佳からライト前に技ありのクリーンヒットを放ってのことだった。
 1年目は32打数1安打と全く打てなかったが、そのヒットにも見られるように2年目は飛躍し0.200と打率を上げた。好事魔多しで、これからと言うときに負傷したのだが、また来年は復活してくれるだろう。
 長い下積みからようやく遊撃の守備を安心して任せられる信頼を得た佐藤と、負傷かの復活となるが打撃も成長してきた杉本。この2人の遊撃争いも面白くなるだろう。
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☆熊谷陽香(DP&内野手・3年目)
 キャプテンでDPを努め、かつてはベストナインや日本代表に選ばれたこともある津本麻美が2008年をもって現役を引退した。見渡してみると、やはりその後釜はこの熊谷に任すのが一番ではないだろうか。
 3年間で34打席のチャンスを与えられたが安打は今年の2本だけ。確実性という部分では他チームのDPレギュラーにはほど遠いが、何より171cmの長身と豪快なバッティングが魅力。チャンスを与えられて来年どこまで化けるか、みものである。
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☆橋元春華
 1年目の昨年から22打席に立ち、ベテランのま松村昌美とほぼ同じチャンスを与えられた。今年も序盤は松村昌との併用だったが、後半はほとんどレギュラーとしての起用であった。
 そして迎えた靜甲との入れ替え戦。この橋元が大当たりし2試合で二塁打4本。1部残留を決めた2試合目では文字通り試合を決めるサヨナラタイムリー2塁打を放った。文字通り、これでシオノギのレギュラー捕手をがっちりと手に入れ不動のものにしただろう。
 橋元の成長に安心したか、長年チームを支えた松村昌美が2008年を持ち引退を決めた。2009年はシオノギの正捕手として、今年1割台で終わった打撃の改善も含め飛躍する一年になるだろう。
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“絶対に飛躍して欲しい選手”
☆安福智(2年目・投手)
 入社2年で登板試合数が10試合、19試合、投球回数が11回、66回とそれなりに投げてはいるのだが、防御率は5.73に3.38。大事な入れ替え戦でも先発し2勝したのはエースの松村歩。安福は大差で勝っていた1試合目の最後に少し投げただけだ。
 「いったい安福は何をしているのだ」というのは安福の潜在能力を知っているファン全員の意見ではないだろうか?2007年、準優勝した世界ジュニア選手権において、決勝トーナメント4試合全てに先発し、優勝したアメリカ戦では2敗したもののオーストラリア相手には13回1失点の2勝。紛れもなく次世代の日本のエースと期待された投手だったのだ。その大会で下の年代ながら同じ代表に選ばれていた山根(レオパレス)に日本リーグでの実績も抜かれてしまった。今年こそは安福のブレイクを見てみたいのだ。
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【Honda】
※来年度応援強化チームの筆頭のHondaを最後に。
“飛躍しそうな選手”
☆島崎望(外野手・2年目)
 佐賀女子出身2年目の選手。何より豪快なフルスイングが魅力。後半開始早々の第6節、関係者全員が凍り付いた全敗の日立マクセルに初白星を献上した試合において、一時は同点となるツーランホームランを放った。しかもその初ホームランの相手が、中国代表の五輪選手、呂投手の日本での初先発試合だった。それだけでも島崎の潜在能力の高さと、彼女が何かを持っているのがわかるだろう。
 61打席で13安打の打率0.236、2二塁打に1本塁打。センターとレフトを主に守りながら、打順も1、3、5、下位と、さまざまな持ち場をこなした。この選手と次の平林が本格的に成長したら、Hondaの打撃陣もなかなか見応えのあるものになる。
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☆平林真由子(外野手・2年目)
 既に活躍しているではないか、という見方もあるが、1年目の衝撃からしたら2年目ほんの少しだけ壁にぶつかったように思える。
 島崎や又吉と同じ2年目の野手だが、大卒なのでやはり貫禄が違う。1年目から20試合に出て29打席、13安打の2二塁打で打率0.464。大ブレイクと言ってもいいくらいで、チーム事情もあったのだがうまく使えば間違いなく新人賞だっただろう。
 2年目は菊池の怪我もあり開幕からレフトのレギュラーとして全試合に出場し70打席に立った。さすがにこれくらいの打席に立てばやや少し打率は下がり0.277に。3二塁打に3三塁打はかなり立派だが、それでも3割を軽く超えるくらいの打率を残して欲しいし、それくらいの実力は十分にある。本格的に大飛躍して超一流選手になるのもすぐそこだ。
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“飛躍して欲しい選手”
☆又吉薫(内野手・2年目)
 島崎と同じ佐賀女子出身の2年目野手。1年目は試合出場なしだったが今年、第2節の地元佐賀大会で日本リーグ初打席を与えられ、見事期待に応えてセンター前に初ヒットを放った。たまたまその試合を目の当たりにし、その打席の写真を撮れた、というのが何よりの理由だが、しかしそれ以上にどこか気になる選手。
 知り合いのHondaファンの方が「秘密兵器」と言ってるのも大きいが、秘密のままで終わらないようにそろそろ来年くらいから結果も期待している。
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☆大橋美奈(内野手、外野手・3年目)
 おもに代走起用される足の速い選手。打つ方では去年は2打数2安打だったが、今年は5打席起用されて0安打。とにかく、当てて逃げる、そのスペシャリストを目指して欲しい。それにしても一般女子が羨むくらいに細い選手。もっと食ってのパワーアップも大事。一冬越していろいろ悩んで鍛えて来春、どう変身してくれるかが楽しみだ。
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☆田中清香(内野手・3年目)
 日本リーグでも屈指の長身選手。大柄な選手に似合わず実に理想的なスイングをする美しい打撃フォームも魅力。今年1年ずっとこの選手の初ホームランを願ってきたわけであるが、2007年に1本塁打放っていたことに今頃気づいた。
 1年目、2年目とレギュラークラスの起用をされ2割5分前後の打率を残してきたが、いよいよ飛躍が期待された今年、逆に打率が0.136と半減してしまった。本塁打も結局0だった。実に物足りない。
 Hondaが誇る、いや日本が誇る右の大砲として飛躍するくらいになって欲しいのだが、どうも本人は悩みすぎるところがあるのかも知れない。来年はホームラン最低3本がファンとして課したいノルマ。期待してまっせ。
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以上です。
案の定年末飲んだくれて最後はグダグダになって終わり(でも訂正ずみ)。
でも一応2008年中にリストアップ終了したことを慰めに、
ようやく心おきなく「笑ってはいけない新聞社」を見ることが出来ます(番組違うけど江頭の「フランスのテレビ」が最高でした)。

来年の願いは、ここにあげた選手はもちろん、多くの選手がまた期待通りの活躍、期待以上の飛躍をしてくれること、です。

では選手のみなさん、読んでくださったみなさん。
今年もありがとうございました。
よいお年をお迎えください。

来年も宜しくお願いいたします。



おしまい


posted by silvercats |21:21 | 女子ソフトボール関連コラム | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月26日

【2009年飛躍しそうな選手、飛躍して欲しい選手~その2】

※今回は【レオパレス21、トヨタ自動車、太陽誘電】の3チームについて

 【レオパレス21】
“2009年に飛躍しそうな選手”
☆伊藤綾香(捕手、DP・2年目) 
 「2008年飛躍した選手」にも書いたので簡単に。
 とにかく、潜在能力としては日本代表の将来の4番も任せられそうな逸材でる。捕手としてか一塁手としてか、どこでもよいが、とにかく日本代表の常連選手になるためにもしっかり守れるところもアピールして欲しい。
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☆陰山遥香(遊撃手・2年目) 
 来年は本格的に活躍が期待できそうだ。というか、佐藤が引退したチーム事情から何が何でも試合に出てくれないと困る状況になった。
 レオパレスに3人在籍する2007年世界ジュニア選手権代表選手の一人。内外野に加え投手までできるそのオールラウンダーぶりは昨年引退した元渡邉の潤子さんに、長身で細身の体型は金メダリスト佐藤理恵に、熱い砂浜の上を裸足で走っているような華麗な走り方は河野美里に、それぞれそっくりだ。陰山はこのレオパレスの歴史そのものとでもいうべき3人の名選手を足して3で割って(今のところ)20引いたような選手なのだ。
 今後は活躍が義務づけられると言っても、実は既に大仕事を一つこなしている。それは同じ三重県出身でもはやエースになりそうな1年後輩の山根佐由里をレオパレスに引っ張ってきたこと。もちろん陰山本人がスカウトしたわけではないが、世界ジュニアで一緒になった山根が、同郷でリーダーシップ抜群の陰山に憧れてレオパレスを選んだそうだ。しかし今年1年で後輩の山根に実業団での実績は大きく先を越されてしまった。早く追いつかねば。
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 ☆田中梢子(三塁手・3年目) 
 強豪、厚木商業の4番を張った選手。「~その1」にも書いたが、同期にはすでにデンソーで大活躍の新崎涼子がいる(高校時代は5番打者だった)。さらにはマクセルで1年目から遊撃手のレギュラーとして出場し好守連発で大活躍の田中涼子は実の妹である。
 3年間で11、7、10と打席を与えられているがまだ初ヒットが出てない。妹の田中涼子ですら新人の今年2本のヒットを放った。元厚木商の4番打者として、これはちょっと頑張らないといけない。
 個人的には直接知らないのだが、試合を見ているだけでもソフトボールに対してすごく真面目で情熱のある選手のような気がする。常に真剣に試合に臨んでる姿勢に好感が持てる。
 2007年、決勝に駒を進めたレオパレスと織機の試合は終盤まで織機・狩野の先頭打者ホームランとレオパ・ティッカムのソロホームランで1-1の接戦。終盤、狩野の3塁打などで織機が2点を勝ち越し、投げてはミッシェルが好投して迎えた最終回。ツーアウトから小野が四球で出塁し、代打にはこの田中梢子が送られた。ツーストライクと追い込まれたあと最後のボール。外角かなり遠い球を見逃したが判定は無情にもストライクだった。田中の見逃し三振で2007年の決勝戦の幕は閉じた。
 見ていたファンとしては、かなり厳しい判定に「可哀想だな、あの見逃しは仕方がないな」と同情したのだが、どうやら本人は違ったようだ。試合終了後、この試合でチームを去る選手に対する悲しみもあったろうが、何より全く手を出せなかったその最後の三振が悔しかったのだろう。涙が溢れて溢れてどうしようもなかった。最後はティッカムに抱きかかえられ慰められていたが、その悔しい気持ちさえ持ち続けていればきっと活躍する時が来るだろう。
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“そろそろ飛躍して欲しい選手”
 ☆森果愛(投手、DP・5年目) 
 投手としては1年目の2005年に5試合11回、2年目に2試合3回1/3だが、打者として2年目以降に42打席、37打席、17打席と試合に出ている。徐々に減ってきているのが気がかりだが、まだまだ未開花の魅力は秘めている。お人形さんみたいな可愛い顔をしているが身長174cmの大柄な選手で潜在的な長打力は相当なもの。当たれば弾丸ライナーでホームランを叩き込む力は魅力的である。毎年期待されながらも今ひとつ監督の期待に応えきれないシーズンが続いているが、主力が抜ける来年は絶好のチャンスではないか。DPあるいは奮起して一塁など、毎試合出られるチャンスを手に入れれば、何かしらタイトルに絡むような活躍も期待できる。とにかく来年、森にとってはソフトボール人生最大の正念場だろう。
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 【トヨタ自動車】
 “2009年飛躍しそうな選手”
 ☆鈴木美加(内野手・1年目) 
 日出高校から入った新人選手。一つだけ確実に言えることは、日焼けした黒さで言えば日本リーグでナンバーワンだと言うこと(ライバルはレオパレスの秋元理紗投手。笑)
 しかし高卒新人ながらおもにセカンドで9試合に出場、17打席で4安打の打率0.267は立派。レギュラーは5年目の丸山が努めたが、鈴木の成長次第では来年はいい競争が見られそうだ。
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“飛躍して欲しい選手”
 ☆福本汐梨(内野手・3年目) 
 3年間で与えられた打席は7、7、5と少ない。しかも今年が一番少なかった年だが、その少ない5打席において3安打1四球の4出塁、4打数3安打と大いに結果を残した。
 大阪の四条畷学園高校出身。高校の1年先輩には戸田中から昨年トヨタに移籍してきた好選手の坂元令奈がいる。5つ上には今年ようやく頭角を現してきた織機の宮本直美がいる。大阪の名門出身の選手として、これらすでに一流の域に達しつつある諸先輩には負けずに頑張ってもらいたい。
 今まであまりチャンスも与えられず、それほど大きな期待をかけられているような雰囲気ではなかった選手が、ある年数少ないチャンスを確実にものにして結果を出した。さあそういう選手がその次の年にどう化けるのか、どう成長するのか、あるいはそう簡単には開花しないのか。そういう興味の対象としても、来年の福本には注目してみたい。

 ☆若月恵子(内野手・1年目) 
 2008年入社で、新人賞を穫った戸田中の内田千恵美、金メダリスト馬渕智子の妹で同僚の馬渕朝子と同じく、今年早稲田大学から実業団に進んだ選手の一人である。先の2人、内田と馬渕が打力を売りにする選手なのに対し、若月の魅力は小技とスピードである。1年目の今年から16試合おもに代走として起用された。そうやって出るチャンスを手に入れつつ、次代のトヨタ自動車を担えるくらいの試合経験を積んで欲しい。2006年インカレを制したこの世代の早稲田大出身選手が、将来リーグでも長く活躍してくれそうな気がするのだ。
 ちなみに大学は早稲田だが高校は静岡の城南静岡高校。飛龍や常葉菊川に隠れてあまり耳にすることはないかも知れないが(というのは認識間違いだった。城南静岡は十分強豪として鳴り響いているらしい)県内でも強豪。レオパレスの森果愛はこの若月の1年後輩である。

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“いい加減そろそろ飛躍して欲しい選手”
 ☆坂元令奈(遊撃手・5年目) 
 もう日本リーグではそれなりに実績もあり全てのチームから警戒されるレベルの選手ではある。雨中の決戦となった2005年の日本リーグ宮崎大会の織機戦勝利でも、前半全敗で迎え2部落ち必至のチームを危機から救った2007年後半刈谷大会での織機戦勝利でも、大投手ミッシェル・スミスから戸田中の勝利をたぐり寄せる得点に係わるヒットを放ったのがこの坂元令奈であった。今年の終盤、ソフトウエアとの死闘を制した試合でも、延長戦で貴重な2塁打を放っている。
 勝つこと以上に無惨な大差で負けないことに一生懸命だった去年の戸田中においても、坂元は捕手の吉田真由美と並んでレベルの違うプレーをファンに見せ続け戸田中のプライドを保ってくれた。入れ替え戦においても大活躍し戸田中の1部残留に貢献した。ゆえに、そのオフのトヨタ自動車への移籍に関してもどこからも不満の声は上がらなかったのではないか。特に素行に問題のない主力選手が1部のライバルチームに翌年移籍するような例をほとんど知らないからだ。チームを1部に残留させることに堤千佳子投手と並んで最後まで大いに貢献をしてからの移籍であり、実に跡を濁さない綺麗な移籍であったのだろう。
 そんな印象深い活躍をし続ける坂元だが、シーズントータルで見る成績には見栄えがしない。チームのピンチには滅法強いが、それゆえムラッ気があり普段は少々雑な気持ちで打席に立ってはないか?打率が2割そこそこで終わるような選手ではないのだ。坂元本人にさえ自覚が出れば、彼女の持っている抜群の勝負強さは、日本代表に顔を並べても恥ずかしくないものがあるはずなのだ。
 今年は序盤戦2番打者に置かれてバントやバスターなど小技を強いられた。坂元の器用さが逆にあだになった感じがするが、後半5、6番に座ってからは調子を取り戻した。来年は開幕から楽な打順で打ちまくる坂元が見られるかも知れない。
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 【太陽誘電】
 “2009年飛躍しそうな選手”
 ☆佐藤みなみ(捕手、三塁手、DP・1年目) 
 レオパレスの山根と同様に、高校生時代に世界ジュニア選手権に選ばれた逸材。1年目の打率は0.114だったが、高卒新人ながら21試合に出場し主にDPながら規定打席以上の54打席に立ったのは立派すぎる。山路監督の期待がひしひしと伝わってくる。来年さらに飛躍するのはもはや確実だろう。 
 少数精鋭である太陽誘電において今年4人の新人が入ったが、それぞれチャンスを与えられ今後のチームの将来を担わせられる人材であることを予感させた。思い切りの良いスイングを信条とする川原若菜や、ベテランショートの水谷直子の後釜を狙う中村茜、地元高崎出身で5打数2安打と結果を出した丸山実希子、と、それぞれが試合に出て新人なりの結果を残した。ベテランの好選手前田智子がチームを去って迎える来期以降、この佐藤みなみを筆頭に今年の新人4人がどこまで将来の太陽誘電の世代交代の担い手になるのか、楽しみだ。
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 ☆川原若菜(二塁手・1年目) 
 そこ出身というだけでなぜか無条件で応援したくなる「甲賀健康医療専門学校」出身の選手。1部には先輩として佐川急便の梅村麻弥、戸田中の中條未香子、今年大活躍のHonda志水麻里がおり、この川原が今季登録4人目の1部選手。ちなみに2部には靜甲の萩藤など5人の選手がいる。ちなみに高校時代の同級生にはデンソーの狩野妹や竹林などがいる(デンソーの新崎涼子の項参照)。
 1年目の今年は5試合に出て11打席、2安打1二塁打の1打点で打率は0.182。今季リーグ最終戦となった織機戦で4打席に立ち、ミッシェルから右中間へ会心の二塁打を放った。その二塁打の打球の素晴らしいライナーと、一つ一つのスイングの力強さが見ていて気持ちがよいくらいで、正直なところこの試合で初めて川原という選手を認識したのだが一発で気になる選手になってしまった。セカンドを守っても一二塁間の当たりを好捕してピンチを救うなど、好守にいいものを見せてくれた。誘電のセカンドと言えばA代表レベルの実力を持ちソフトボール界きっての美人選手として有名な上西晶がいるが、今年はちょっと打の成績が芳しくなかった。同じく内野を守る佐藤みなみとともにベテランのレギュラー陣を脅かして欲しいものだ。
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 “もう一度飛躍して欲しい選手”
 ☆後藤真理子(投手・4年目) 
 とてもソフトボール選手には思えないような色白でか弱く薄幸そうな女の子(と言った個人的に勝手なイメージ、笑)だが、2006年には日本代表として世界選手権やアジア大会にも出場したほどの投手。
 まずはここ4年間の太陽誘電の投手の投球回数を見てみたい(端数回は省略)。
  2005年(庄子107、伊藤美33、後藤7、伊藤廣6)
  2006年(伊藤美85、後藤57、伊藤廣8)
  2007年(坂井78、伊藤美53、後藤21、相馬1)
  2008年(坂井111、伊藤美43、後藤1)
(残念ながら今年の太陽誘電については情報があまり得られていないのですが、後藤投手、どうしたのでしょうか。怪我?ほとんど登板してないじゃないですか・・・)
 2005年までは現在Hondaにいる庄子(この投手もA代表だった)、2007年からはご存じ日本のエース坂井寛子と、素晴らしい投手が在籍しチームのエースとして君臨したので仕方がないが、その間の年となった2006年、つまり後藤が世界選手権の代表となった年ですらチームでの最多投球回数投手ではなかった。細すぎるくらいの細身の投手でやはりか弱いイメージは正しいのか、体力的なものや怪我か何かの影響(?)があるのかも知れないが、まさか今年投球回数が1回だけだとはデータを見るまで思わなかった。当然来年も現役を続けてくれると信じ、後藤の復活を願いたい。
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2008年12月20日

【2009年飛躍しそうな選手、飛躍してほしい選手~その1】

 2008年に飛躍した選手について書いたので、今度は2009年に飛躍しそうな選手、してほしい選手について書くことにしました。あくまでプレーを見た印象や2008年(まで)の成績を眺めながらの感想で、また来年、オープン戦などを見てリーグ開幕前の予想と期待を書こうと思います。


※まずは【ルネサス、織機、ソフトウエア、デンソー】の上位4チームから。


【ルネサス高崎】
“2009年に飛躍しそうな選手”
☆なし(笑)
 まあ冗談は抜きにして。
 なぜいないか?ほとんどの選手が「既に今現在活躍している」あるいは「過去に実績がある」からである。加えて今は盤石のレギュラー陣、新たに入り込めそうな余地もほとんどないのではないか。
 ルネサスの選手は基本的に即戦力として入り1年目から活躍するか、あるいは比較的早めに引退してしまうかという印象がある。山本優や峰幸代だけでなく、中野久美にしろ大久保美沙にしろ、1年目からほとんどの試合に出て結果を残している。「苦労してようやく開花して」という選手がなかなか出てこないのが少しだけ残念だが、それだけシビアなスカウティングの目と日々の厳しい競争に晒されているわけで、常に強豪であり続けている所以はこういうところにもあるのだろう。


 そんな実力者揃いのルネサスであるが、この選手はさらに来年結果を残すだろう。

“さらに飛躍しそうな選手”
☆西舘果里(外野手・4年目)
 2005年入社。1年目から主に代打で15試合に出場しこの年は12打数1安打。2年目も15試合に出たが主に代走。しかし9打数3安打となかなかの打率を残して翌年、再び15試合に出場し15打数5安打と好成績、2年続けて3割を超えた。むかえた今年、おもに代打で18試合に出場し24打数10安打の打率0.417と素晴らしい成績で、とうとう持っていた実力を発揮しだした。
 そしてリーグの決勝戦である。対織機戦の5回表、左打席から振り抜いた打球は左翼手の頭上を大きく超える満塁走者一掃のタイムリー三塁打となり、ルネサスの優勝を決定づけるとともに、あのミッシェル・スミス投手をマウンドから引きずり下ろした。
 ただ「西舘はすでに活躍している選手」といっても規定打席に到達したことは一度もない。来年はいよいよシーズンを通してその打力を見せつける一年になるのではないだろうか。
 とにかく西舘選手には言いたい。あの世界中のソフトボーラーから尊敬されるミッシェル・スミス投手の実質的な現役最後の打者があなたなのだよ、と(その後大久保も打席に入ったが四球だった)。このまま代打専門の打者で終わらず、日本を代表するくらいの打者に育ってもらわねば困るのである。
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【豊田自動織機】
“2009年に飛躍しそうな選手”
☆宮本直美(投手、代走・6年目)
 昨年までの宮本は、投球回数、投球数ともに最多は入社2年目2004年の「8回と109球(2006年も8回)」だった。毎春オープン戦では期待されながら結果を残せず、昨年はとうとう投球回数2回に投球数71と極端に登板する機会が減ってしまった。
 2006、2007年とむしろ代走で出ることの方が多いくらいで、今後どうなることかと心配されたが、今年ようやく投手として開花し始めた。8試合に登板し球数336球、2勝1敗で防御率1.46。その1敗も後半のレオパレス戦のリリーフ登板で延長タイブレイカー10回まで粘った好投であり、あの好投がなかったらその後織機とレオパレスの順位もどうなっていたかわからなかった。ミッシェルが引退し新外国人も未知数。今年のように江本姉がもし不調なら、さらに宮本に大きな期待がかかるだろう。
※今年はガンガンストライクを取って攻めていると思ったがそれは数字も表していた。ここ2年間で投球回数5回以上の投手において、今年の宮本は「与四球率」が0.041(個/回)とトップ。2007年上野(2位で0.043)、2008年の上野(4位で0.078)も上回っていた。
<昨年の決勝戦で四球の小森に代わって代走に出た宮本>
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☆千葉逸美(外野手・4年目)
 織機のブログでもたびたび紹介されるように、大打者田中幹子に瓜二つの打撃フォームに、身長体重もほとんど同じ。まさに田中二世、田中の後継者、田中の弟子、田中の奴隷(うそ)、田中の呑み友達(ほんと)。
 昨年暮れにはソフトボールマガジン紙上で監督直々に「一番成長した選手」として名前を挙げられ調子に乗り、今年は佐賀での第2節で代打ホームランと大いに期待を抱かせたが、それ以降は全くと言っていいほどチャンスが与えられなかった。本田、狩野、田中の外野陣ではなかなか試合にも出られないが、来年くらいから徐々に師匠田中のレギュラーを脅かすくらいの選手になるのではないかと思っている。そうすれば逆に田中も本田も狩野さえも、うかうかしていられなくなるだろう。
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“飛躍してほしい選手”
☆菅野愛(二塁手・4年目)
 千葉逸美とは高校時代の同級生で、千葉と並んで織機では珍しい東北出身選手の一人。高校に千葉をスカウトのために訪れた当時の織機の監督の目にとまり、一緒に入社することになった(らしい)。
 去年は江戸川大会などで計12打席に入ったが、今年は5試合に代走と守備で出たのみ。もともと外野手ながらセカンドも守れる打撃の良い白井沙織が加入したためで、せっかく内藤の怪我で酒井がショートにまわったため空いたセカンドで出るチャンスが消えてしまった。来年内藤が戻ってくるとさらにポジションが厳しくなるが、ここは我慢のしどころ。まだ若いので腐らずに精進して欲しい。
 ちなみに先日、織機OGの人と話す機会があったが、「菅野の守備を見るのが好きだ」と意見が一致した。グラブさばきが美しいセンスのある選手なのだ。
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☆藤崎絵未莉(三塁手、外野手・3年目)
 織機で一番元気で気合い入ってて面白い選手。代走では千葉と並んで真っ先に起用される選手だが、ちょっと腰痛持ちなのが心配。それで打席には2年目に3打席立っただけなのだが、実は藤崎のかっこいい打撃フォームが結構好きだったりする。
 今年は後半から外野にコンバートされて基本的にレフトのバックアップに。気合いはもちろん、来年はプレーでもチームを盛り上げてほしい。
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☆矢野みなみ(遊撃手・2年目)
 2007年ジュニア世界選手権代表の大型ショート。世界大会では9番でバントばっかりやってた印象があるが、ホームランも打てるパワーヒッターである。2007年世代は峰や山本優を筆頭にすでに大活躍しており、さらに伊藤綾香、陰山遥香、山根佐由里のレオパレス勢など将来日本代表の主力になりそうな選手が目白押しで、矢野も負けていられない。
 2年間で4試合の3打席だけと、他の選手の実績からは大きく引き離されたが、織機にいる以上なかなかチャンスが巡ってこないのも仕方がない。ただ国体の愛知予選では二日間で3ホームランと打棒爆発。潜在能力の高さを見せつけてくれた。
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【日立ソフトウエア】
“2009年に飛躍しそうな選手”
☆なし
 理由はルネサスと同じで、くすぶっていた濱本が今年ようやく開花、順調に育ってきた溝江とともに2人が一気に飛躍して、これで全ポジションにがっちりとレギュラー選手が埋まってしまった感がある。怪我人でも出ない限りなかなか新しい選手が入り込める余地がないのではないか。それくらいレギュラーは充実しているように思う。サードのベテラン来條がレギュラーでやれるうちになんとか優勝しておきたいだろう。
 来年はより万全な先発メンバーで今年以上に強くなりそうな予感がする。たとえどんな一流外国人投手が他のチームに入ろうと、ソフトウエアが優勝候補の筆頭になるような気がする。
 、たぶん来年もまた瀬川がルネサスを完封した後に伊予銀にノーコン連発して負けたりとか、どうせそういう試合を繰り返すんだろうな・・・。まあそれでこそソフトウエアなんだが(笑)

“飛躍して欲しい選手”
☆袴田友美香(外野手・2年目)
 1年目は出場試合無しだったが、今年は代打で7試合に出場。初ヒットに初打点も上げた。
 高校時代は投手で、これからちょっと時間はかかるかも知れないけど徐々に成長し、いつかは飛躍して欲しい。
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☆栗原志帆(内野手・3年目)
 1年目からセカンド9試合に出場し、14打数の4安打と新人としては十分な活躍。ただセカンドでは溝江が大きく成長したためにその後はあまり出られず主に代走での出場になった。
 日本代表で五輪でも大活躍したルネサスの峰と高校時代の同期でキャプテンをしていたのがこの栗原。いつもユニフォームを泥だらけにしている元気な選手でもある。

☆田中亜侑美(一塁手、DP・5年目
 1年目10試合、2年目に21試合一塁手として出場し森下からレギュラーを奪ったが、その後奪い返され、3年目以降は代打やDPにまわり5試合4試合と出場試合が減少。ただ今年は主に代打で11試合、15打席に立ち、1安打の打率0.083に終わったがその1安打がリーグでの初本塁打であった。ただ守備も巧いキャプテンの一塁手森下も打率が0.083、もう一度チャレンジしてレギュラー争いしてほしい。
 「ソフトウエアはレギュラー陣が盤石」と言ったが唯一の弱点がこの一塁手の打撃。5番を打った森下が1割未満だったのが誤算だった。田中と2人でここさえ埋めれば本当に強いチームになる。
(訂正!5番を打ったのはライトの杉山で、ファーストを守った森下は2番打者でした。杉山と森下・・・何年経ってもいつも間違えてしまいます。何故か似てるんですよね)
<写真はホームランを打った田中(左)と迎える栗原>
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【デンソー】
“2009年に飛躍しそうな選手”
☆新崎涼子(一塁手・2年目)
 名門、厚木商業出身で1年目から12試合に出場12打席の打率0.300、2年目の今年は15試合に出場し23打席、5安打の打率0.250、後半決勝トーナメント進出争いをする大事な場面でバトラーの後の5番スタメンを任されたのは期待と実力の表れか。
 名前でわかるように出身は沖縄県(東風平かな?宜野湾だったかな?宜野湾と言えばDENENによく立ち読みに行ったもんだ。それから川平スーパーは弁当買ったら味噌汁くましてくれるからよかったんだけど潰れてしまった。豊年満作にも自転車でよく呑みに行ったが、たまに車でしか行けないような丘の上に店があったりして謎だった。まあソフトボール関係ないが)。で、厚木商業には沖縄の先輩の島袋優美(元ルネサス、レオパレス)や国吉早乃花(ルネサス)と同じくソフトボール留学で、高校時代は5番を打ち選抜大会で優勝した。
 ちなみに厚木商の同じ年代の2番に杉山亜理紗(ルネサス)、4番に田中梢子(レオパレス)がいる。また選抜の決勝で対戦した相手の須磨ノ浦には1番打者に社会人で同僚となった狩野香寿美(デンソー)、同じく3番に竹林綾香(デンソー)、4番にはライバルトヨタ自動車の小野真希、5番には太陽誘電に進んだ川原若奈、6番にはレオパレスに進んだ林舞乃と、この決勝戦には期待の若手が目白押しだった。
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☆片山由希(投手・2年目)
 2007年世界ジュニア選手権代表投手。決勝トーナメント4試合中3試合にリリーフで登板し6回2/3を投げた。
 日本リーグでは1年目に4試合8回に投げたが2年目は2回と減少。ただし2年間とも失点はほとんどない。来年は恐らく、もっと登板機会が増えるだろう。
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“飛躍して欲しい選手”
☆野木あや(二塁手・2年目)
 1年目9試合で5打数1安打、2年目も9試合で6打数0安打。なかなか出るチャンスがないが、'07年世界ジュニア代表として、同期の新崎には負けていられない。
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2008年12月11日

【2008年飛躍した選手~ソフトボール日本リーグ】

2008年飛躍した選手

 師走も10日を過ぎてそろそろ2008年も終わり。今年のうちに五輪の試合を1試合ずつ振り返って記録を整理してみようと思ってるのだが、その前にいわゆる“ストーブリーグ”の話題としてこれを。2008年シーズンに特に打つ方で飛躍した選手をあげておきたい。新人として1年目から活躍する選手も多いが、ここにあげたように3、4年目にようやく開花する選手もいる。今回は5人(+1人)だけをあげてみたが、そのほかの選手については来年さらに成長してもらって良い成績を残してもらおう。

☆☆☆永吉理恵(レオパレス21)
(2006年→2007年→2008年の主な成績)
試合数:8→2→22
打席数:1→2→62
安打:1→2→24
打率:(1.000)→(1.000)→0.421(3位)
二塁打:1→0→5(2位)
三塁打:0→0→2
 なんと言っても飛躍度で今年のNo.1はレオパレスの永吉理恵だ。
 昨年までレオパレスのライトと言えば名選手渡邉潤子さんが長年努めてきたのだが昨年で引退。その穴を埋めるのは結構大変じゃないかと思っていたところ、打撃成績としては最終的にはこの永吉が埋めてあまりある活躍をした。
 試合数は昨年の2から今年は22に、打席数も2から62と大幅アップ。二塁打5本は佐川急便の中村歩の6本に次いで、ルネサスの岩渕有美、峰幸代、ソフトウエアの濱本静代、誘電の松崎絵梨子と並び2位(ちなみに二塁打の多い選手には各チーム渋い好選手が揃っているのに気づいた)。
 ただ昨年まで出場試合数、打席数ともに少なかったとはいえ、2006年が1打数1安打1二塁打、2007年が2打数2安打、2年間で3打数3安打の打率1.000と、好打者としてのその萌芽はすでに見えていたようだ。
 出身は福岡だが九州女子や中村学園、小倉商業などの超名門ではなく近年力を付けてきた筑陽学園。今年の結果を見るとスカウトした藤原監督の目の確かさを改めて感じさせる。
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☆☆溝江香澄(日立ソフトウエア)
(2005年→→→2008年までの主な成績)
試合数:16→22→22→22
打席数:36→55→62→57
安打:4→9→13→19
打率:0.143→0.196→0.241→0.373(9位)
二塁打:0→1→3→2
三塁打:0→0→1→1
本塁打:0→0→0→2
失策(守備率):0(.000)→7(.943)→2(.980)→3(.972)
 レオパレスの永吉がやっと巡ってきたチャンスを一気にものにしたのとは逆に、毎年チャンスを与えられその期待に応え着実に成長して開花したのがこの溝江香澄。2005年の1年目からセカンドのレギュラーとして起用されてから年々打率はアップ。2006年にやや失策が多いものの1年目の無失策を見ても無難に守備をこなせることがレギュラー獲得の決め手になったのだろう。
 2005年と言えば遠藤有子投手が17勝のフル回転でリーグ戦を18勝4敗の勝率1位で通過(対戦成績から3位だが)。そのシーズンに高卒の新人選手としてセカンドを守り続けていたのだから、それは期待の選手だったのだろう。とうとう今年は、レオパレスの藤本索子や戸田中の今泉早智、織機の白井沙織、ルネサス伊藤友里恵などの並み居るセカンドの名選手を抑えてベストナインを獲得するまでになった。
 ちなみに名前が香澄(かすみ)。かすみと聞いて誰しもが思い浮かべるのが兵庫県は日本海側の銘酒「かすみ鶴」。でもこっちのかすみは漢字が「香住」だから少し違う。
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☆☆濱本静代(日立ソフトウエア)
(2005年→→→2008年までの主な成績)
試合数:9→18→18 →21
打席数:12→35→31→63
安打:2→4→4→19
打率:0.167→0.154→0.154→0.322(20位)
二塁打:0→0→0→5(2位)
本塁打:0→0→0→1
 昨年までは代打や、DPとしても1年間を通して鮫島憂子との併用として起用され、打率も2割に満たなかった。ただこれを見てもわかるように、なんとかして濱本の潜在的な打撃力をチームに生かしたいという思いが伝わってくる起用法ではないか。今年ようやくその願いが通じ、1年間を通してDPとしてほぼフル出場で打率も3割を超えた(0.322で佐藤理恵に次いで20位)。
 長打も増えた。圧巻は5月10日の対デンソー戦。1点ビハインドで迎えた5回裏、1死2塁から同点打を放つとそのまま迎えた7回裏、五輪代表が決まっていたデンソーの好投手染谷美佳から、公式戦初本塁打となるサヨナラツーランを放った。
 その後も、20位という打率以上に存在感のある活躍をし、死闘となった後半のトヨタ自動車戦では露久保投手の魔球チェンジアップにも見事に対応し、決勝トーナメントの織機戦ではヒットは出なかったが大投手ミッシェル・スミスの投球を完璧に捉えた惜しいライナーが2本、そして上野からあと1mでホームランという大飛球も放つなど、山田、馬渕と並ぶほどの存在感を見せるようになっていた。
 今年で濱本は一つ壁を越えたような気がする。来年はおそらくさらに成長してタイトル争いにも絡むほどの打者になるだろう。
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☆酒井かおり(豊田自動織機)
(2006年→2007年→2008年までの主な成績)
試合数:18→22→22
打席数:14→13→48
安打:2→3→14
打率:0.143→0.250→0.318(22位)
二塁打:1→0→3
 2006年に新人として入った年は持丸朋子との併用でDEFO(Defence Only=守備専門選手)としてセカンドで起用されていたが、どこでも守れる持丸が外野にまわったことで2007年はほぼ1人でセカンドのDEFOを務めた。
 織機は打撃の良いエースのミッシェル・スミスが先発する場合はスミスがそのまま打席に入り、野手一人に対してDPを用いるのがいつもの戦い方であった。そのため酒井に打席があまりまわらなかったのだが、足の怪我や投げることに専念した決勝トーナメントなどにおいては酒井が9番セカンドに入った。そしてその決勝戦、レオパレスのエース、ローチから決勝点のホームを踏むことになるセンター前を放ったのだ。そして不動の遊撃手、内藤恵美のアキレス腱断裂の重傷である。急遽ショートにコンバートされた酒井は、DEFOでの出場もあったが、前年の決勝戦でのセンター前ヒットが自信になったか、打席に起用されることも増えそれにも応え、初めて規定打席に達し打率も3割を超えた。全日本総合でもホームランを放った。
 来年はショートに内藤が戻ってくるため起用法は不透明だが、それでもチームとしては打つ方に関しても必要な選手になっただろう。
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☆今泉早智(戸田中央病院)
(2007年→2008年までの主な成績)
試合数:20→22
打席数:58→75
安打:13→22
打率:0.236→0.333
二塁打:2→1
三塁打:0→4(1位)
 内藤恵美、上野由岐子を生み出した名門中の名門、九州女子校出身で上野の二つ後輩。福岡大を経てから戸田中央病院に入ったガッツあふれる二塁手。オープンに構え全身の力を抜いてリラックスした独特の打撃フォームから確実にミートする打撃には定評があり、チームメイトの柳井がだんだんこの今泉のフォームにそっくりになってきた。内外野のレギュラーがごっそりと入れ替わった2007年新人の年からセカンドのレギュラーとして出場し、怪我もあったが1年目としては十分及第点の成績を残した。今年はそのセンスに磨きがかかり1番打者に定着。3塁打4本はソフトウエアの西山麗と並んでリーグ1位の成績だった。
 来年はキャプテンとして戸田中を引っ張りながら、首位打者争いにも名を連ねるかも知れない。
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※伊藤綾香(レオパレス21)
(2007年→2008年までの主な成績)
試合数:18→19
打席数:46→53
安打:11→9
打率:0.282→0.214
二塁打:2→1
本塁打:0→3(7位)
 1年目の2007年からある程度活躍しており打率も下がっているので今年特に“飛躍”というわけではないのだが、来年はいよいよ来そうな選手として伊藤もあげておいた。本塁打数に関しては確かに成績はアップしたのだがまだまだ全体的に物足りない。
 潜在能力としては日本代表の将来の4番も任せられそうな逸材であり、レオパレスの主力打者として若きエース山根とともに新生レオパレスを牽引していってくれるだろう。今年は主にDPとしての起用だったようだが、捕手としてか一塁手としてか、とにかく日本代表の常連選手になるためにもしっかり守れるところをアピールして欲しい。
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2008年12月04日

【2008年日本リーグデータ~新人野手打撃成績】

新人選手の1年目の活躍を見ると現状のチーム状態やその選手をどうやって育てていくかの、チームの方針がなんとなくわかったりわからなかったりして面白かったり謎だったりします。

<1年目からレギュラーを獲得した選手>全試合に近い試合数に出場し、試合数の倍~3倍の打席数があった選手はここに該当するでしょう。ソフトウエアの山田選手のような例外はありますが、1年目からガンガン打ちまくるというより、しっかり守れることが最低条件としてあって、尚かつ将来性を期待されている選手がこれに当たるでしょうね。
<準レギュラーとして使われた選手>レギュラーとして1年起用するほどでもないけど、そこそには守れてどうにか育てたい、あるいは現状でチームの弱い部分を補ってくれる選手が当たるでしょうか。
<主に代打で使われた選手>ソフトボールでは何を差し置いても守れることが第一なのでレギュラー陣は守備の名手で固めていますが、それでも終盤や負け試合において打撃の良い新人は代打で送り出されます。特に守りが下手だというわけではなく、守る場所が無かったりあるいは打撃力のある投手登録選手も一年目からそうやって使われます。
<主に代走で使われた選手>非力ながらも俊足を武器にする選手が各チームには何人か必ずいます。再出場が可能なソフトボールでは、実は代打よりも代走専門の選手の方が数多く試合に出場したりします。ほとんど打席に立たずに20試合近く試合に出る選手もいます。
<試合によってチャンスを与えられた選手>準レギュラー、というほどではありませんが、特に後半戦なんかに抜擢されて1試合を任されたとかそういう起用をされた選手。まあそれを準レギュラーというのかも知れませんが。うむむ。
<その他、あまり出番のなかった選手>実はこういう選手の中にも2年目以降に大化けするような選手もいますので油断なりません。あえて安易に使わずに育てるような場合もあるんじゃないでしょうか。
ちなみに<守備だけ(DEFO)>という持ち場もあるのですがさすがに1年目でそのような選手はあまりいないようです。1年目から守れるようなセンスがあれば最初からレギュラーで育てるでしょうか。
DEFOとして活躍している選手を見ていると、1年目からレギュラーを取るような打撃力も実力も無かったけど、毎年努力を重ねてとうとう守備では欠かせない選手に成長したような選手が多いようです。
(以上、間違ってたら訂正しますw)


まずは15打席以上を与えられたレギュラー、準レギュラー格の選手の成績を見ましょう。
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 この中で、20試合以上、1試合に2打席以上の約40打席以上出場した次の5人は、1年目からレギュラーを獲得したと言っていいでしょう。

<レギュラー獲得選手>
内田千恵美(戸田中央病院・一塁手)☆新人賞
渡邉華月(トヨタ自動車・捕手)
松下友里(佐川急便・DP)
佐藤みなみ(太陽誘電・DP)
柳瀬友紀(佐川急便・二塁手)
田中涼子(日立マクセル・遊撃手)

 新人賞は開幕から4番に座り全22試合出場、70打席に立ち2本の本塁打を放った戸田中の内田千恵美が文句なしで獲得。
 特に、ソフトウエアを破る大金星をあげた試合では、今シーズン1番の好投を見せた堤を援護する決勝のホームラン。その活躍はもはやただの新人ではありませんでした。名門星野高校から早稲田大学とエリート街道を歩んできた選手、2年目以降どこまで成長するか非常に楽しみです。
 この新人賞の内田と遜色のない活躍をしたのがトヨタ自動車の渡邉華月。新人で捕手として全試合に出場したのは立派。西山千鶴という先輩のいい捕手もいますが完全にポジションを奪った形になりました。
 佐川急便の松下友里は足の速い選手、太陽誘電の佐藤みなみは小技もうまい選手。ともに打率は低いがDPとしてここまで起用されたのは将来性を高く買われてのことでしょうか。来年の飛躍にも期待したいです。
 マクセルの田中涼子はレオパレスの田中梢子の妹。小柄だが常に元気いっぱい。ショートで左右に走り回って体全体でファインプレーをする姿はHondaが誇る日本リーグの名セカンド、中村瞳を彷彿とさせます。打率が1割の半分くらいなところもそっくりですね(笑)
 佐川急便のセカンドを守った柳瀬友紀もほぼレギュラー並の出場と言ってもいいでしょう。田中と同様、しっかり守れるところを認められてレギュラーを掴んだ形でしょうか。

<準レギュラー選手>
亀本伊純(日立マクセル)
鈴木美加(トヨタ自動車)

 試合数は半分~8割くらい、1試合当たり1~2打席平均のチャンスをもらった選手は準レギュラーの活躍と言って良いでしょう。
 亀本伊純は地元京都出身。西山から龍谷大を出てマクセルという根っからの京女(きょうおんな。でも出身地は?)。そう言えば顔も色白で気品のある公家顔に見えるのは、気のせいでしょう。最終戦でサインボールゲットさせてもらいましたvv ユニバーシアード代表にも選ばれてたし、ジモティーとして応援してます!
 データを振り返ると、開幕シリーズで2番ライトで先発出場してました。期待の新人だったんですね。その後、マクセルのライトは平野仁美、東綾華との併用になったようです。
 東京の日出高校出のトヨタの新人鈴木美加は、半分の試合数ながら15の打席、そして0.267という高い打率を残していますね。試合数が少ないことから直接見たことはあまりなくて印象に残っていないのですが、高卒1年目でこの成績。これは赤丸注目な選手のような気がします。



では次にそれ以外の選手の成績を眺めましょう。
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<代打、代走で主に起用された選手、およびその他全選手>
<実線より上=代打や、試合によってチャンスを与えられた選手>
 馬渕朝子はご存じ日本代表4番の馬渕智子の実妹。15試合に出場し15打席ということはほぼ代打での出場でしょう。1年目からこの起用はどうやら打撃力も姉譲りですか。ちなみに新人賞を穫った戸田中の内田もこの馬渕も共に早稲田大学。将来の日本リーグを引っ張っていってくれそうな盟友ですね。
 戸田中の渡辺瞳は投手登録ながらでかい体を武器に代打で起用された選手。昨年の星野メモリアルでは僕を関係者と勘違いしてかすれ違うたびに何度も挨拶してくれました(多分渡辺選手だったと思います)。当時は白鳳大足利の高校生で、戸田中に入ることが決まっていたのかな?星野メモリアルは戸田中の本拠地開催だし関係者たくさんきてますもんね。僕はただの一般人でした。済みませんでした渡邉さん。
 そのほかの選手も主に代打でしょうか?ただ織機の西井春菜捕手のように、守りから起用されて1打席まわってくるような使われ方をした選手もいますので、やはり試合の全スコアを見ないとわかりませんね。

 どこかにまとめて全試合のデータないでしょうか?
 協会の人かスポパラさんかお願いしますよ。
 ていうかソフトボールマガジンの人、まとめて売って下さい。買います。

 トヨタの渥美万奈、佐川の池松真梨子、マクセルの塩見麗も何度かプレーを見ました。名前は覚えてます。誘電の川原若奈丸山実希子は最終節でチャンスをもらっていましたね。特に川原の力強い気持ちの良いフルスイングは強く印象に残りました。
 ルネサスの橋本留美、戸田中の高井祐美のプレーは残念ながら見てないかもしれません。来年真っ先に見てみなければ。

<実線より下=代走や、1年目にあまりチャンスを与えらなかった選手>
 ルネサスの奈良岡彩子、シオノギの陽山亜美、トヨタの若月恵子、デンソーの梅原沙織、誘電の中村茜、レオパレスの川上恵莉子は典型的な俊足の代走専門選手(のはず。得点や残塁のデータを見るともっと分かり易いですが)。特に奈良岡と若月の出場試合数は1年目から立派ですね。
 これらの選手や、その他あまり出番のなかった選手の来年からのさらなる飛躍にも期待しましょう。

新人賞の内田千恵美(戸田中央総合病院)
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(なんか日々ちょっとずつ書き足しているので文体が無茶苦茶だ)
一応おわり。
間違いに気づいたらこっそり訂正します。


posted by silvercats |01:03 | 日本リーグ1部、2部観戦ガイド | コメント(0) | トラックバック(0)
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