2012年02月05日

【投手に関するデータ解析~2010年、2011年の成績から】

 2011年、および2010年の投手データの解析をしてみたので報告します(※各年度、投球回数20回以上の投手について)。
(「2009年の投手データ解析」)

 使用したデータは前回(2年前)と同じく投手の能力を表す、奪三振、与四球、被打率というもので、奪三振と与四球については野球でも投手の能力評価に使われる「奪三振(K)/与四球(BB)」という比率の形で表した(これは「一つ四球を与える間にどれだけ三振を奪えるか」というもので、投手の根本的な能力を表すのに簡単だが非常に優れた数値と言われる)。
 もう一つの「被打率」は野手の守備力にかかる部分も大きいが、前回も示したようにソフトボールでは「K/BB比」との間に有意な相関が見られるので、この二つの数値で用いた散布図を作成して投手の能力を視覚的に表すことにした。

<図.2010年、2011年のデータを元に作成した「被打率(横軸)」と「K/BB比(縦軸)」の散布図。X,Y軸ともに分数なので対数置換して表示した>
投手解析(図)

 上に示した図では、横軸が左に行くにつれヒットを打たれにくく、縦軸が上に行くほど四球より奪三振が多い、ということで、この図では左上に行くほど投手の能力が優れていることを示している。

 2年間続けて突出したデータを示したのがトヨタ自動車のモニカ・アボット(トヨタ)。一昨年はK/BB比が30超えと驚異的な数字で、2011年はそれよりは数値が減少したが、被打率の低さで上野由岐子(ルネサス)を抜いて1位に返り咲き、名実ともに2年連続最高の投手の名にふさわしい数値だった。
 日本のエース上野は昨年よりやや数値が下がったが今年は初来日のキャット・オスターマン(織機)とほぼ同じ数値。成績的にはアボットが突出しているが、オスターマンと上野を加えた3人はやはり世界3大投手であることを数値も表している。

 その他の突出した成績の投手としては、2010年のケイティ・バークハート(織機)、染谷美佳(デンソー)、2011年の山根佐由里(トヨタ)、それに投球回数は少ないがルネサスの山下絢黒川春華にも目が行く。山根、山下、黒川に関してはそれぞれチームに大エースがいて2番手以降の存在だが、こういうデータに特徴的な数値を示すというのは能力がある証拠だろう。山根などは2011年は被打率の低さで上野を上回り2位、黒川は被打率はやや高いがK/BB比では4位の高さだ。
 2010年に遅咲きにして最高のシーズンだった織機の宮本直美と、2011年に最高のシーズンを迎えた同じく織機の栗田美穂がほぼ同じ数値なのもまた面白い。
 ただ藤原麻起子は2010年、2011年と平均的な数値しか表してないにもかかわらず、2年とも日立ソフトウェアのみならず日本代表のエースとしても大活躍したのは周知の事実。中にはこういう数値ではとても表せない素晴らしい投手も存在する。

 さてここから先は少しトーンダウンして書きたいのだが、この図で右下に位置する投手、つまり成績の芳しくなかった投手である。
 靜甲の鈴木麻美は極端に悪い数値だが、あの後半デンソー戦での16失点の投球が数値に大きく響いてしまった。ただ時に上位相手にも好投する鈴木の能力はその程度のものではないので、来年1部復帰時には大いにリベンジしてもらおう。大鵬薬品の小澤芙美子と言えばリリーフで出てきて試合を引き締めたり、入れ替え戦での胴上げ投手にもなったように素質のある良い左腕なのだが、出てきてすぐ不用意に四球を出してしまうことが多いように2年連続して「K/BB比」がワーストの数値。もう一皮むければほんと良い投手になる素質は持っているのだが、今年はこの数値をどこまで改善させることができるか。

<2010年の被打率、奪三振/与四球比データ。上下位3人は色づけしてある。かっこ内は順位>
投手解析データ(2010年表)

<2011年の被打率、奪三振/与四球比データ。上下位3人は色づけしてある。かっこ内は順位>
投手解析データ(2011年表)


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2011年12月28日

【2011年日本リーグデータ~新人選手打撃成績】

 2011年は延べ31人の新人野手が入り(捕手および打席に立った誘電の投手尾崎を含む)、その全員が試合に出場し28人が打席に立った。
 近年稀に見る新人打者の当たり年で、特に山田恵里の再来となること必定のトヨタ自動車の長崎望未の記念すべきデビューの年として記憶されるだろう。
 長崎以外にも逸材が多く、特にルネサス高崎に入った市口侑果森さやか宇野有加里の3選手は将来にわたってのルネサスの常勝を約束させるような素晴らしい選手である。
 これらの選手に比べるのは酷だが、開幕から内野の要であるショートを任され1年間守りきった織機の高坂香月、誘電の山城みな、シオノギの山根すずか(後半はセカンドに回ったが)の高卒3選手もとても新人とは思えないような玄人好みのする素晴らしい選手だ。高校時代から名の売れていたルネサスの小松美樹もいずれ成長してチームの主力になるだろう。
 大学から入った選手たちには獲得したチームは即戦力としてのより高いレベルを要求するわけであるが、環太平洋大から入った三崎奈緒(大鵬)、千原香奈(大鵬)、田邊奈那(ソフトウェア)の3選手は期待に違わぬ活躍で、2012年にリーグに進む大学の後輩達の活躍にも、いやが上にも注目が行ってしまう。
 その他にも大鵬薬品の大村英利佳、Hondaの小川絵里加、ソフトウェアの森田涼、マクセルの篠田美穂などの大卒選手も1年目からチームには多大な貢献を果たした。
 唯一の専門学校出身選手であるシオノギの三宅美咲も2部で活躍した経験を生かし1年目から大活躍。しかも初めての外野守備とは思えない好守連発で走攻守全てにわたってチームの柱となった。
 その他の大卒選手、高卒選手についても全員が自分の持ち味を出した1年目であり、とにかくこの2011年というのは次世代のソフトボール界を背負って立つ人材を非常に多く輩出した1年だった。


【打席数】
*73(22) 千原香奈(京都明徳→環太平洋大→大鵬薬品)
*73(22) 三宅美咲(倉敷中央→甲賀医専→シオノギ製薬)
*72(20) 長﨑望未(京都西山→トヨタ自動車)
*58(20) 髙坂香月(多治見西→豊田自動織機)
*53(22) 田邊奈那(九州女子→環太平洋大→日立ソフトウェア)
50(19) 山根すずか(木更津総合→シオノギ製薬)
49(17) 市口侑果(木更津総合→ルネサス高崎)
49(18) 小川絵里加(埼玉栄→東北福祉大→Honda)
47(18) 山城みな(須磨ノ浦女子→太陽誘電)
--以上が規定打席数(46)到達--
40(20) 三崎奈緒(岡山東商→環太平洋大→大鵬薬品)
39(21) 森さやか(星野→東女体大→ルネサス高崎)
33(15) 大村英利佳(須磨ノ浦女子→大阪国際大→大鵬薬品)
23(12) 篠田美穂(淑徳→淑徳大→日立マクセル)
21(18) 小松美樹(須磨ノ浦女子→ルネサス高崎)
20(17) 松下美稀(九州文化学園→佐川急便)
20(10) 森田涼(須磨ノ浦女子→園田学園女子大→日立ソフトウェア)
18(13) 宇野有加里(木更津総合→ルネサス高崎)
10( 8) 松木瑛里(八代東→デンソー)
 7( 3) 森田歩(済美→佐川急便)
 5( 5) 濱名真未(常葉学園菊川→日立ソフトウェア)
 5( 3) 野添由加(神村学園→佐川急便)
 5( 2) 得真梨奈(園田学園→大阪大谷大→日立マクセル)
 4(12) 村中美紀(中村女子→佐川急便)
 3( 5) 鈴木鮎美(日出→トヨタ自動車)
 2( 2) 粟倉陽香(常葉学園菊川→日立ソフトウェア)
 1(13) 佐藤このみ(塩釜女子→富士大→大鵬薬品)
 1( 4) 尾﨑望良(辻→園田学園女子大→太陽誘電)
 1( 3) 松村優穂(筑陽学園→シオノギ製薬)
 0(13) 長平雅(京都西山→シオノギ製薬)
 0(11) 上田千裕(筑陽学園→佐川急便)
 0( 1) 東遙菜(津幡→日立マクセル)
(*は全試合出場選手、高坂と長崎はジャパン遠征の2試合分を除く)
 ※昨年も多くの新人野手が活躍したが今年はさらにそれを上回った。
 ※31人の新人野手がデビューし、全試合出場が5人、規定打席到達が9人と近年稀に見る野手新人選手の当たり年だった。
 ※打席に立てなかった選手が3人いるが代走で出場しており、ひとまず31選手全員が1部の試合を経験した。

【打率】
(20打席以上の選手、カッコ内は打席数)
0.415(49) 市口侑果(ル)
0.353(72) 長﨑望未(ト)
0.273(23) 篠田美穂(マ)
0.262(49) 小川絵里加(H)
0.250(53) 田邊奈那(ソ)
0.246(73) 千原香奈(鵬)
0.224(73) 三宅美咲(シ)
0.222(50) 山根すずか(シ)
0.216(58) 髙坂香月(織)
0.214(33) 大村英利佳(鵬)
0.211(21) 小松美樹(ル)
0.206(39) 森さやか(ル)
0.186(47) 山城みな(誘)
0.158(20) 森田涼(ソ)
0.154(40) 三崎奈緒(鵬)
 ※規定打席ギリギリとはいえ、市口の4割1分5厘は素晴らしい。逆に長崎の3割5分3厘は普通に考えたらとても高いのだが、本人も言っていたように実力からすると物足りない。1年目から5割超えを期待した人も多かっただろう。
 ※2割を超えた10人については1年目としては十分な数字だろう。それぞれの選手が1年目からすでにチームになくてはならない存在だった。この中では新人打率3位でマクセルの4番も打った篠田の来年の飛躍が個人的には特に楽しみだ。
 ※1割台に終わった3人だが、1年間ショートを守りきった山城、捕手としてチームを支えた三崎はその分守りで貢献。森田は決勝トーナメントで4安打と大活躍した。

【安打】
<ベスト5>
24 長﨑望未(ト)
17 市口侑果(ル)
17 千原香奈(鵬)
13 三宅美咲(シ)
11 小川絵里加(H)
11 田邊奈那(ソ)
11 髙坂香月(織)
 ※長崎が24本とダントツの数字。全選手の中でも7位タイである。

【二塁打+三塁打】
<ベスト5>
3 田邊奈那(ソ)
2 長﨑望未(ト)
2 小川絵里加(H)
2 三崎奈緒(鵬)
(1本が9人)
 ※長崎を抑えて1位になったのがソフトウェアの田邊で、2位に並んだのが小川と三崎と、大卒選手が意地を見せた。

【本塁打】
<打った選手すべて>
5 長﨑望未(ト)
4 森さやか(ル)
2 市口侑果(ル)
2 千原香奈(鵬)
2 大村英利佳(鵬)
1 松木瑛里(デ)
1 宇野有加里(ル)
1 小川絵里加(H)
1 田邊奈那(ソ)
1 山根すずか(シ)
1 濱名真未(ソ)
 ※昨年は打った選手が大鵬の鷲野と織機の小柳の二人だけ(ともに多治見西出身)で計3本。それが今年は延べ11人で計21本と大幅増。ちなみに全体の合計が116本だから新人選手の本数は全体の18%に当たる。

【打点】
<ベスト5>
22 長﨑望未(ト)
15 市口侑果(ル)
10 森さやか(ル)
 7 三宅美咲(シ)
 5 小川絵里加(H)
 5 大村英利佳(鵬)
 ※長崎は22でリーグの打点王を獲得。ルネサスの市口の15も打席数を考えるとそれに匹敵するものだ。

【四死球】
<ベスト5>
7 三宅美咲(シ)
5 小川絵里加(H)
4 髙坂香月(織)
3 長﨑望未(ト)
3 宇野有加里(ル)
3 田邊奈那(ソ)
3 森さやか(ル)
 ※三宅は死球が3と多かった。

【三振】
<ワースト5>
15 三崎奈緒(鵬)
13 千原香奈(鵬)
13 髙坂香月(織)
11 大村英利佳(鵬)
10 小川絵里加(H)
10 田邊奈那(ソ)
 ※三崎は三振は多かったが二塁打も2本とバッティングセンスの高い捕手。来期は三振数を半減させたい。

【出塁率】
<ベスト5(20打席以上の選手、但し犠飛は考慮しない)>
0.442 市口侑果(ル)
0.389 宇野有加里(ル)
0.380 長﨑望未(ト)
0.340 小川絵里加(H)
0.308 三宅美咲(シ)
 ※出塁率も市口がトップで4割4分という凄い数字。打席数が少ないが宇野が天才打者長崎を抑えて2位。
 ※小川も高い数字で、三宅も3割を超えた。6位だが篠田も3割超え。

【犠打】
<ベスト5>
8 三宅美咲(シ)
6 市口侑果(ル)
6 田邊奈那(鵬)
4 山根すずか(シ)
3 千原香奈(鵬)
3 髙坂香月(織)
3 大村英利佳(鵬)
 ※新人にしてセンターを守り1番~3番の打順を打ち、後半戦では決勝打も何本も放った三宅が1位で8個。しかもバントの失敗もあまりなかったように思う。

【守備データ】
<守備機会上位10人(補殺-刺殺-失策)>
121(15-106-0) 大村英利佳(鵬)
 70(35- 33-2) 山根すずか(シ)
 70(39- 27-4) 山城みな(誘)
 68(14- 53-1) 三崎奈緒(鵬)
 58(33- 21-4) 髙坂香月(織)
 41( 3- 37-1) 三宅美咲(シ)
 40( 3- 36-1) 田邊奈那(ソ)
 33(23-  8-2) 小川絵里加(H)
 31(10- 21-0) 市口侑果(ル)
 22( 0- 20-2) 千原香奈(鵬)
 ※ファーストで出続けた大村が守備機会最多、しかも失策ゼロと素晴らしい数字。後半怪我でリタイアしていなかったら間違いなくゴールデングラブ賞だった。
 ※ゴロを多く処理した内野手が山根、山城、高坂の3人の高卒内野手で、ともに30以上(補殺数から推測)。
 ※三宅と田邊の両外野手は補殺が3と立派な数字。


<春の熊野オープンでのデンソー戦でホームランを放つ長崎望未(トヨタ)>
長崎望未
<第7節の織機戦で満塁ホームランを放った市口侑果(ルネサス)>
市口侑果
<第8節の織機戦で三塁打を放った三宅美咲(シオノギ)>
三宅美咲
<夏の星野メモリアルでショートを守る山城みな(誘電)>
山城みな

<新人選手の全打撃成績>
打撃データ(1)
打撃データ(2)


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2011年12月22日

【2011年日本リーグデータ~新人投手成績】

【2008年】
【2009年】
【2010年】



 昨年は数多く(15人)の新人投手がデビューし、特に新人賞の井俣茉莉(大鵬薬品)や伊予銀行から今年日立マクセルに移籍した西村瑞紀など、高卒新人投手の大活躍が印象的だった。今年新人賞を獲得した森真里奈も昨年デビューした2年目の投手であるし、山中しほ(日立ソフトウェア)や信長香菜(佐川急便)などすでにチームの柱になろうとしている投手も多い。
 その昨年に比べると、今年は入団人数そのものが7人と半数以下のうえ、特に目立った活躍をした投手がいなかったのも事実である。1年目から大活躍した野手陣とは非常に対照的なのではあるが、ジュニア代表でも活躍した中村友佳(トヨタ自動車)や北岡志帆(豊田自動織機)のように素材的には素晴らしい選手もいるので今後の飛躍に期待したい。

 そんなあまり目立った活躍がなかった今年の新人投手の中で、最も活躍したのが佐川急便の関根有希(淑徳大出)である。関根は最多の24.7回を投げ2敗と未勝利だが、防御率2.55と新人としては及第点の成績を収めた。試合後との投球の詳細がわからないのだが、投げた相手がマクセル、デンソー、ルネサス、織機、トヨタに2試合と、強豪が多い中でのこの成績は今後に期待を持たせるものではないだろうか。昨年入団の信長とこの関根で試合を作れるようになると、佐川急便の試合運びはもっと楽になる。個人的にはリーグではなく総合や練習試合での投球を見させてもらったが、球に力があって投球フォームもクセがあるタイプでなかなか良い投手だなあと感じた。
 Hondaの西岡里恵は大学時代から名の売れた投手でチームとしても期待の大きい投手だろうが、10回投げて6四球に2暴投とコントロールを乱して自滅するパターンが多く見られた。来年こそは本来の実力を見せてくれるだろうか。
 駒の豊富な投手陣の中で投球回7回とチャンスをなかなかもらえなかったが、少ない登板機会の中でも光るモノを見せたのがジュニア代表でもエース格のトヨタ自動車の中村友佳。今年の新人では唯一となる1勝をあげたし、何より防御率が0.00で被打率も0.192という数字が素晴らしい。栴檀は双葉より芳し、か。
 その他の4投手についてはともに投球回数4回以下と今年は顔見せの1年で、この冬鍛えて来年本格デビューといきたいところだが、中村と同じく期待度の高い北岡志帆の「被本塁打2」にやっぱりひとこと言いたい。前の記事でも書いたが打たれた相手が同じく新人でジュニアの代表仲間でもあるルネサスの市口侑果とトヨタの長崎望未なのがどうにもいただけない。来年はこの二人には絶対に打たれちゃいかん。

【投球回数】
24.7 関根有希(佐川急便)
10.0 西岡里恵(Honda)
 7.3 中村友佳(トヨタ自動車)
 4.0 尾﨑望良(太陽誘電)
 4.0 更ヱ万梨菜(靜甲)
 3.3 北岡志帆(豊田自動織機)
 3.0 佐藤佑樹(日立ソフトウェア)

【投球数】
401 関根有希(佐川急便)	
214 西岡里恵(Honda)	
190 北岡志帆(豊田自動織機)	
112 中村友佳(トヨタ自動車)	
108 更ヱ万梨菜(靜甲)	
 89 尾﨑望良(太陽誘電)	
 39 佐藤佑樹(日立ソフトウェア)	

【防御率】
 0.00 中村友佳(トヨタ自動車)
 0.00 佐藤佑樹(日立ソフトウェア)
 2.55 関根有希(佐川急便)
 5.25 尾﨑望良(太陽誘電)
 6.72 北岡志帆(豊田自動織機)
 7.00 西岡里恵(Honda)
12.25 更ヱ万梨菜(靜甲)

【被打率】
0.182 佐藤佑樹(日立ソフトウェア)
0.192 中村友佳(トヨタ自動車)
0.302 関根有希(佐川急便)
0.390 北岡志帆(豊田自動織機)
0.423 西岡里恵(Honda)
0.429 尾﨑望良(太陽誘電)
0.500 更ヱ万梨菜(靜甲)

【奪三振】
7 関根有希(佐川急便)
5 中村友佳(トヨタ自動車)
4 西岡里恵(Honda)
2 北岡志帆(豊田自動織機)
1 尾﨑望良(太陽誘電)
0 更ヱ万梨菜(靜甲)
0 佐藤佑樹(日立ソフトウェア)


<2011年の新人投手成績>
1:新人投手成績

<今年の新人投手の中では一番活躍した佐川急便の関根有希。野球のアンダースローのような独特な投球フォーム>
2:関根有希

<1年目は今ひとつだったが今後大いに期待したい豊田自動織機の北岡志帆>
3:北岡志帆


posted by silvercats |21:55 | 日本リーグの記録と解析 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2011年12月15日

【投手に関するベスト(ワースト)5~2011年1部リーグ】

 打撃編に続いて、投手編を
 (朝にシャキーンを見ながら書き散らかしたコメントを夕方にHOOK BOOK ROWを見ながら大幅加筆修正。)

【2009年】
【2010年】


【投球回】
<2011年>
120.7 安福智(シオノギ)
 93.7 J・スメサート(佐川)
 89.0 井俣茉莉(大鵬)
 88.3 M・アボット(トヨタ)
 86.7 S・パウリー(Honda)
 ※2位のスメサートもよく投げたが、その1.3倍の回投げている安福がダントツの数字。とにかく延長タイブレイカー9試合が大きい。

<過去10年間の最多投球回>
140(2001) 遠藤有子(大徳)
155(2002) 坂井寛子(戸田中)
142(2003) 山口綾子(トヨタ)
135(2004) 山口綾子(トヨタ)
145(2005) 遠藤有子(ソフトウェア)
136(2006) 清水麻琴(戸田中)
133(2007) 堤千佳子(戸田中)
141(2008) 上野由岐子(ルネサス)
102(2009) 伊藤美幸(誘電)
137(2010) 藤原麻起子(ソフトウェア)
 ※端数は切り捨て。今年の安福はよく投げたが、過去はもっとすごかった。2002年の坂井はチーム合計160回のうち97%にあたる155回投げるというえげつない数字。
 ※坂井、清水、堤と3人輩出している戸田中がもっとも鉄腕投手輩出のチームで、ソフトウェアが続いて二人。
 ※遠藤は2つのチームで最多投球回達成。化粧ばっちりで淡々と、黙々と投げ続けていた遠藤、大好きな投手だった。

【完投・完封】
<完投数>
11 安福智(シオノギ)
10 J・スメサート(佐川)
 8 M・アボット(トヨタ)
〃 上野由岐子(ルネサス)
〃 藤原麻起子(ソフトウェア)
 ※昨年の完投王も同じシオノギの松村歩で11。

<完投勝ち(完封含む)>
 7 M・アボット(トヨタ)
〃 上野由岐子(ルネサス)
〃 藤原麻起子(ソフトウェア)
 5 J・スメサート(佐川)
〃 森真里奈(誘電)
〃 安福智(シオノギ)
 ※アボットは2年連続1位。昨年2位は伊藤美幸とスメサート。山中、山口が成長してきた中でも大事な試合で7完投勝ちした藤原の貢献が光る。

<完封勝ち>
 6 上野由岐子(ルネサス)
 5 M・アボット(トヨタ)
 4 S・パウリー(Honda)
 3 C・オスターマン(織機)
〃 森真里奈(誘電)
 ※去年はアボットの7、今年は上野が雪辱し6完封。森の3完封は新人賞にふさわしい数字。

<完投負け>
 6 安福智(シオノギ)
 5 J・スメサート(佐川)
 4 井俣茉莉(大鵬)
 3 鈴木麻美(靜甲)
〃 染谷美佳(デンソー)
〃 西村瑞樹(マクセル)
〃 S・パウリー(Honda)
〃 藤田倭(誘電)
〃 呂偉(マクセル)
 ※去年も1位はシオノギの松村。完投負けの多い投手は接戦の試合で投げ続けたけど負けてしまったという試合がほとんど。
 ※そんな惜しい試合での完投負け投手が多い中、翌日のマクセル戦に備えて河部を温存するため、不調でデンソー相手に16失点しながらも1試合投げ切った靜甲の鈴木麻美は褒めてあげたい。ああいう投球も絶対にチームに大きく貢献してるはずだ。


【対戦打者数】
<シーズン合計>
511 安福智(シオノギ)
411 井俣茉莉(大鵬)
386 J・スメサート(佐川)
377 S・パウリー(Honda)
374 河部祐里(靜甲)
 ※2位の井俣より100人多い打者と対戦した安福。ここで「イナバ物置」ネタに走ったらオヤジ確定なのでそうはしない。埼玉に住んでもないし(笑)

【投球数】
<シーズン合計>
1958 安福智(シオノギ)
1620 J・スメサート(佐川)
1562 井俣茉莉(大鵬)
1473 S・パウリー(Honda)
1393 河部祐里(靜甲)
 ※安福が2000に迫る数字だが、一昨年の藤原の2223には及ばず。しかし2位より300球も多いとはよく投げた。

<1回あたり投球数・多い5人(20回以上登板した投手、カッコ内は回数)>
19.9(30.7) 梅津佳奈子(大鵬)
19.1(59.7) 鈴木麻美(靜甲)
18.8(34.3) 信長香菜(佐川)
18.2(29.3) 小澤芙美子(大鵬)
18.0(22.7) M・ローチ(ルネサス)
 ※昨年1位は20.6の小澤と、同じ大鵬の投手。小澤と梅津はいいものを持っているだけに、ここら辺を是非とも克服してほしい。梅津は織機キラーでもあるんだから。

<1回あたり投球数・少ない5人(20回以上登板した投手、カッコ内は回数)>
13.4(28.3) 山下絢(ルネサス)
13.5(81.0) 上野由岐子(ルネサス)
14.9(88.3) M・アボット(トヨタ)
15.2(62.0) 栗田美穂(織機)
15.5(20.3) 黒川春華(ルネサス)
 ※昨年1位は上野の12.8。その上野を抑えて今年1位になったのが同じルネサスの山下。黒川も含めルネサスの3人が入っているのに注目したい。少ない投球で打ち取るような峰のリードによる部分もあるのかもしれない。
 ※こういうデータに顔を出すのが栗田の成長の証の一つかもしれない。栗田は去年も対戦被打率が低く、活躍の萌芽が見えていた。


【被安打】
<シーズン合計>
106 安福智(シオノギ)
103 河部祐里(靜甲)
 92 鈴木麻美(靜甲)
 85 井俣茉莉(大鵬)
 71 S・パウリー(Honda)
 ※安福は数多く投げた結果の裏返しで、ある意味勲章だろう。
 ※靜甲の二枚看板には少々同情する。2部で抑えてきたままでは1部では通用しないことが証明されたが、しかし1部に慣れればもっと抑えられる投手。また是非とも上がってきてほしい!

<被打率・ベスト5(50打者以上と対戦した投手)>
0.131(297) M・アボット(トヨタ)
0.139(137) 山根佐由里(トヨタ)
0.152(178) C・オスターマン(織機)
0.160(282) 上野由岐子(ルネサス)
0.176(159) A・キャニー(デンソー)
 ※昨年1位は上野で0.128.その上野、オスターマンを抑え、アボットに続き2位なのが山根。やっぱり山根はただ可愛いだけの投手ではないのだ。さすが未来の首都、三重県出身選手である。

<被打率・ワースト5(50打者以上と対戦した投手、カッコ内は打者数)>
0.486( 70) 松本優香(シオノギ)
0.423( 52) 西岡里恵(Honda)
0.371(248) 鈴木麻美(靜甲)
0.366(123) 小澤芙美子(大鵬)
0.321( 56) 瀬川絵美(ソフトウェア)
 ※松本がワーストで、しかもダントツ。ただ松本はいい時と悪い時の差が大きかったのではないだろうか?総合でのトヨタ戦のように、時に素晴らしいピッチングも見せたのだから。安福に続く投手として、来年には大いに期待したい。

【被本塁打】
<シーズン合計>
12 河部祐里(靜甲)
 8 安福智(シオノギ)
 6 J・スメサート(佐川)
 6 井俣茉莉(大鵬)
 6 呂偉(マクセル)
 ※河部がダントツだが、最終のソフトウェア戦で、1対2の接戦ながらも山田を3打数無安打に抑えたように、とにかく逃げずに真っ向勝負するのが身上の気持いい投手で、その裏返しだろう。
 ※とにかく今年は1部で河部を見ることが出来ただけでも満足。また1部に戻ってきて、次は大活躍する姿を見せてほしい。

<1試合あたり被本塁打率(50打者以上と対戦した投手、カッコ内は打者数)>
1.7( 50) 北岡志帆(織機)
1.0(374) 河部祐里(靜甲)
1.0( 84) 松本優香(シオノギ)
0.9(135) 宮本直美(織機)
0.8( 70) メーガン・ランゲンフェルド(デンソー)
 ※織機、そして次世代ジャパン期待の北岡が被本塁打1位だが、まあ対戦数が少ないので仕方がない数字ではある。
 ※ただ打たれた相手が、これから長く対戦する同じジュニア代表の仲間である市口と長崎というのが反省材料。


【奪三振】
<シーズン合計>
138 M・アボット(トヨタ)
 89 C・オスターマン(織機)
 87 J・スメサート(佐川)
 81 上野由岐子(ルネサス)
 72 S・パウリー(Honda)
 ※前半戦だけで2位の90弱稼いだオスターマンはやっぱり凄かった。人間的にはアレだったが。

<1試合あたり奪三振>
11.8 C・オスターマン(織機)
10.9 M・アボット(トヨタ)
 7.0 上野由岐子(ルネサス)
 7.0 松村歩(シオノギ)
 6.9 山根佐由里(トヨタ)
 ※オスターマンにアボット、上野はまあ別にして、被打率も低く三振も多くとった山根にやっぱり目が行く。数字的に見ても次の世代のジャパンの主力投手になるだろう。
 ※個人的な願いとしてついぞ叶わなかった「日本代表で人気を博す露久保望美」。その夢を山根と栗田に託してみたい。
 ※松村は対戦打者数51人とギリギリだが数字にするとそこそこ三振は取っていた。やっぱり松村もそれだけの投手だったのだ。御苦労さま。

<奪三振率・多い5人(一打者を三振に取る確率,カッコ内は対戦打者数)>
0.445(200) C・オスターマン(織機)
0.437(316) M・アボット(トヨタ)
0.266(304) 上野由岐子(ルネサス)
0.258(163) 山根佐由里(トヨタ)
0.225(386) J・スメサート(佐川)
 ※オスターマンはほぼ二人に一人を三振というえぐい数字。人間的にはアレだったが。

【四死球(50打者以上と対戦した投手)】
<シーズン合計与死球数>
15 井俣茉莉(大鵬)
 8 J・スメサート(佐川)
 6 安福智(シオノギ)
〃 S・パウリー(Honda)
〃 河部祐里(靜甲)
 ※2位のスメサートの倍近い15死球というダントツの井俣。どんな数字であれ抜きんでて1位になるような投手というのは何か秀でたものを持っている証拠だ。本気でジャパンを目指してほしいし期待している。

<1試合あたり与死球数(カッコ内は対戦打者数)>
1.8( 51) 松村歩(シオノギ)
1.3( 70) メーガン・ランゲンフェルド(デンソー)
1.2( 84) 洞井絵梨香(シオノギ)
1.1(411) 井俣茉莉(大鵬)
1.0( 85) 黒川春華(ルネサス)
 ※1試合当たりの数字に直すとここでまた松村が登場するあたりが実に憎い。洞井は一般のファンには馴染みがないかもしれないが、社高校出身からシオノギで頑張っていた投手で個人的には好きな投手だった。

<シーズン合計与四球>
46 井俣茉莉(大鵬)
42 安福智(シオノギ)
33 J・スメサート(佐川)
33 鈴木麻美(靜甲)
31 S・パウリー(Honda)
 ※ここに数字が出てくるのもやはりたくさん投げた証拠。
 ※井俣、安福が40超えたが、ただ昨年のネルソンの58には井俣ですら及ばない。

<1試合あたり与四球数(カッコ内は対戦打者数)>
4.7 瀬川絵美(ソフトウェア)
4.2 西岡里恵(Honda)
4.2 北岡志帆(織機)
4.1 梅津佳奈子(大鵬)
3.9 鈴木麻美(靜甲)
 ※昨年も1位は瀬川で5.1。とにかく瀬川は僕たちソフトボールファンの中に強烈な印象を残した。この投手が本当の力を発揮できなかったのは日本ソフトボール界の大きすぎる損失だっただろう。
 ※その他では、西岡、北岡といった期待の若手がちょっと多すぎたのが残念だが、まあなんだっていいから名前を売っておこう。

【暴投】
<シーズン合計暴投数>
 7 J・スメサート(佐川)
 3 C・オスターマン(織機)
〃 A・キャニー(デンソー)
〃 河部祐里(靜甲)
(2個は6人)
 ※スメサートが2位に倍以上の差をつけ1位も去年のネルソンの10個には及ばず。与四球数といい、いかにネルソンが凄かったか。

<1試合あたり暴投数(カッコ内は対戦打者数)>
1.4( 60) 西岡里恵(Honda)
0.5( 66) 瀬川絵美(ソフトウェア)
0.5(386) J・スメサート(佐川)
0.4(200) C・オスターマン(織機)
0.3(214) 金尾和美(Honda)
 ※同じく60人くらいの対戦打者数にして瀬川の3倍の暴投率のHondaの西岡。四球率の高さといい、この投手は大物になるかもしれん。


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2011年12月09日

【打撃に関するベスト(ワースト)10~2011年1部リーグ】

 毎年恒例、2011年シーズンの打撃記録に関する簡単なベスト10(ベスト5)ランキングを掲載します。今年は守備は別掲して打撃記録のみについて報告します。
 基本的に30打席以上の選手を対象で、一部のカテゴリーは全選手について計算しました。
 良い面ばかりではなく、ワーストもきっちり報告するのが銀猫流。是非とも発憤して来年は大きく飛躍を!

【2010年版】
【2009年版】



【打率】
<シーズン・ベスト10(30打席以上,カッコ内は打席数)>
0.492(76) 山田恵里(ソ)
0.468(87) ナターシャ・ワトリー(ト)
0.417(76) 鈴木美加(ト)
0.415(49) 市口侑果(ル)
0.414(76) 大久保美紗(ル)
0.393(71) 永吉理恵(デ)
0.388(75) ステーシー・ポーター(佐)
0.383(75) 佐々木瞳(大)
0.382(73) 峰幸代(ル)
0.371(80) 増山由梨(デ)
 ※山田とワトリーの差は実質2安打。永吉、ポーター、佐々木、峰は1安打足りずに4割を逃す。

<前半戦・ベスト5(規定の23打席以上,カッコ内は打席数)>
0.545(27) 市口侑果(ル)
0.487(46) ナターシャ・ワトリー(ト)
0.486(45) 鈴木美加(ト)
0.471(43) 大久保美紗(ル)
0.467(34) 永吉理恵(デ)
 ※前半戦高打率を残した市口も後半戦は0.263とやや失速。それでも1年目としては立派過ぎる数字だ。

<後半戦・ベスト5(規定の23打席以上,カッコ内は打席数)>
0.606(44) 山田恵里(ソ)
0.458(33) 中村瞳(H)
0.447(41) ナターシャ・ワトリー(ト)
0.438(38) 蔭山遥香(ル)
0.429(38) 山本優(ル)
 ※後半戦驚異の6割越えの山田が逆転で首位打者に。
 ※しかしそれ以上に注目したいのがHonda中村の打率。前半戦の0.143から3割以上も大飛躍。Hondaの後半戦快進撃を支えていたのは実は中村の打撃だった!?

<シーズン・ワースト10(30打席以上,カッコ内は打席数)>
0.032(33) 紺野智美(シ)
0.080(59) 陽山亜美(シ)
0.083(40) 尾方栄里(靜)
0.091(35) 前薗理絵(ト)
0.098(68) 杉山真里奈(ソ)
0.104(52) 梅村麻弥(佐)
0.107(31) 倉成真子(デ)
0.114(39) 鹿出千奈美(シ)
0.130(54) 原田真由美(靜)
0.133(32) 岩川奈美絵(佐)
 ※紺野は使われ方が少々不運な面があったので仕方がない。陽山はもっと頑張ってほしかった。尾方、梅村、倉成は守備で貢献したので不問。前薗がまさかまさかの1割未満。杉山はあの7回同点スリーラン、岩川はシオノギ戦でのサヨナラホームランがあるからあれで十分。苦言を呈したいのは原田(滝)と鹿出。実力あるんだから、打率が低くてもいいから杉山みたいにもうちょっといいところで1本ほしかった。


【出塁率】
<ベスト10(30打席以上,カッコ内は打席数)>
0.605(76) 山田恵里(ソ)
0.600(75) ステーシー・ポーター(佐)
0.529(87) ナターシャ・ワトリー(ト)
0.507(75) 佐々木瞳(大)
0.500(76) 大久保美紗(ル)
0.493(73) 峰幸代(ル)
0.447(76) 宮幸代(シ)
0.444(36) ローラン・ラッピン(H)
0.438(80) 増山由梨(デ)
0.438(80) 谷川まき(誘)
 ※やはり山田とポーターは別格。現時点での左右の世界最強打者で間違いない。

<ワースト10(30打席以上,カッコ内は打席数)>
0.068(59) 陽山亜美(シ)
0.091(33) 紺野智美(シ)
0.114(35) 前薗理絵(ト)
0.115(52) 梅村麻弥(佐)
0.125(32) 岩川奈美絵(佐)
0.130(54) 原田真由美(靜)
0.143(35) 椎木明日香(シ)
0.150(40) 三崎奈緒(大)
0.154(39) 鹿出千奈美(シ)
0.161(56) 駒野まみ(佐)
※シオノギが4人で佐川急便が3人。チームとしては11位と9位だが、宮とポーターがいなかったら間違いなく最下位ワンツー。


【安打】
<ベスト10>
36 ナターシャ・ワトリー(ト)
29 山田恵里(ソ)
26 増山由梨(デ)
〃 河野美里(誘)
〃 鈴木美加(ト)
〃 藤田恵(シ)
24 長﨑望未(ト)
〃 大久保美紗(ル)
〃 白井沙織(織)
〃 永吉理恵(デ)
 ※1番打者、左打者はやっぱり多い(ワトリーは多すぎるが)。しっかり10位以内の増山、河野、永吉はさすがだが、右打者で安打を重ねている鈴木美、藤田、白井、大久保に注目したい。とくにシオノギのキャプテン藤田はチーム内での存在感も抜群!

【二塁打】
<二塁打数・ベスト5>
 8(63) 坂元令奈(ト)〃(541) 佐川急便 6(56) 眞鍋幸維(ソ)
〃(58) 大久保美紗(ル)
〃(59) 山田恵里(ソ)
 5(60) 鈴木美加(ト)
 ※去年の小野、藤野に続いて今年もトヨタの坂元が1位。眞鍋が2位だが、今年は本当に大事な場面で多く二塁打を放った印象が強い。

<二塁打率・ベスト5(全選手対象,カッコ内は本数)>
1.00(1) 齊藤優季(ソ)
0.29(2) 細野了華(ト)
0.17(3) 江口未来子(デ)
0.17(1) 森田歩(佐)
0.13(8) 坂元令奈(ト)
 ※1打数1二塁打の齊藤が今年の二塁打率王。ただ全試合に出て最多二塁打に二塁打率も全選手中5位という坂元が真の二塁打王。来年に向けて期待できそうなのがデンソーの江口。

【三塁打】
<三塁打数・ベスト5>
 2(49) ステーシー・ポーター(佐)
 2(58) 今泉早智(デ)
 2(61) 永吉理恵(デ)
 2(64) 島崎望(H)
 1(13) 池原恵(織)
〃(19) 中村夏美(靜)
〃(22) 篠田美穂(マ)
〃(27) ローラン・ラッピン(H)
〃(37) 渥美万奈(ト)
〃(38) 中野久美(ル)
〃(42) 小川絵里加(H)
〃(44) 上野由岐子(ル)
〃(50) 岡本由香(誘)
〃(52) 田中清香(H)
〃(52) 東綾華(マ)
〃(60) 鈴木美加(ト)
〃(60) 本田小百合(織)
〃(61) 溝江香澄(ソ)
〃(65) 山本優(ル)
〃(68) 蔭山遥香(ル)
〃(77) ナターシャ・ワトリー(ト)
 ※ポーターの2本は意外だが、打球が速すぎて外野手が後逸というのもあった。去年は3本以上が4人いたが(1位は山本優で4本)、今年は三塁打が少なかった。

<三塁打率・ベスト5(全選手対象,カッコ内は本数)>
 0.077(1) 池原恵(織)
0.053(1) 中村夏美(靜)
0.045(1) 篠田美穂(マ)
0.041(2) ステーシー・ポーター(佐)
0.037(1) ローラン・ラッピン(H)
 ※今年の三塁打率王は13打数で1本打った織機の池原で、2位が19打数で1本放った靜甲の中村。その2本が出たのが後半戦の織機対靜甲戦。1位2位の三塁打が出た貴重な試合だったのだ。

【本塁打】
<本塁打数・ベスト5>
 5(65) 小野奈津子(マ)
 5(68) 長﨑望未(ト)
 4(34) 森さやか(ル)
〃(59) 山田恵里(ソ)
〃(60) 鈴木美加(ト)
〃(60) 佐々木瞳(H)
〃(70) 白井沙織(織)〃(557) シオノギ製薬)
 ※最終節で逆転サヨナラホームランを放った小野が初受賞。「新人」長崎も素晴らしいが、もはや開幕当初から「新人」という扱いではなかった。特に第9節での3本の荒稼ぎが効いた。1本1本の本塁打の価値とすれば、個人的な意見であるが大鵬の佐々木の本塁打が小野と並び最も価値が高いと思っている。

<本塁打率・ベスト10(全選手対象,カッコ内は本数)>
0.50(1) 田中麻里奈(デ)
0.20(1) 濱名真未(ソ)
0.12(4) 森さやか(ル)
0.10(1) 石田奈々(織)
0.10(1) 松木瑛里(デ)
0.08(1) 小野奈津子(マ)
0.074(1) 長崎望未(ト)
0.071(1) 大村英利佳里(大)
〃   (1) 川口藍(織)
〃   (1) 佐野志津香(誘)
 ※毎年恒例、もっとも注目を集める(?)本塁打率ダービー。今年の本塁打率王は第8節刈谷大会の織機戦で7回2死ツーストライクから起死回生の同点弾を放ったデンソーの田中麻里奈!今年は2打数1本塁打。誘電佐野の1本はオスターマンから左中間へ。

【長打率】
<ベスト10(30打席以上の選手,カッコ内は打席数)>
0.797(76) 山田恵里(ソ)
0.733(76) 鈴木美加(ト)
0.672(71) 永吉理恵(デ)
0.662(87) ナターシャ・ワトリー(ト)
0.653(75) ステーシー・ポーター(佐)
0.617(75) 佐々木瞳(大)
0.603(72) 長﨑望未(ト)
0.588(39) 森さやか(ル)
0.585(49) 市口侑果(ル)
0.571(79) 白井沙織(織)
 ※なかなか勝負してもらえなかったとはいえ、そのポーターを上回り2位、3位に入った鈴木と永吉は素晴らしい。打ちまくった印象があり外野のベストナインも獲得した新人長崎を上回る大鵬の佐々木はもっと評価されるべき。

【打点】
<ベスト10(カッコ内は打席数)>
22(72) 長﨑望未(ト)
22(76) 鈴木美加(ト)
19(76) 山田恵里(ソ)
18(80) 坂元令奈(ト)
15(49) 市口侑果(ル)
14(74) 杉本夏子(シ)
13(73) 峰幸代(ル)
〃(76) 藤野遥香(ト)
〃(76) 大久保美紗(ル)
12→が3人
 ※それにしてもトヨタはちょっと点を取りすぎた。いつまでも調子に乗らせて気持ちよく打たせていてはいけない。市口は織機戦の満塁ホームランも大きかった。

<打点率・ベスト5(全選手対象,打点÷打席数,カッコ内は打席-打点)>
0.50( 2-1) 千葉逸美(織)
0.44(18-8) 川口藍(織)
0.43( 7-3) 細野了華(ト)
0.33( 3-1) 杉浦舞(ソ)
0.33( 3-1) 田中麻里奈(デ)
 ※1打席当たり何打点稼いだか。1位は2打席で1打点の千葉ちゃん。しかし全体的に見ると同じ織機で2位の川口に目が行く。もちろんチャンスに代打の場面が多かったとはいえ、18打席で8打点は凄い…。


【三振】
<三振数・ベスト10(カッコ内は打席数)>
20(58) 髙崎千恵(マ)
20(74) 植松尚子(靜)
19(59) 田中涼子(マ)
15(40) 三崎奈緒(大)
〃(60) 田中梢子(マ)
〃(70) 萩藤寛子(靜)
〃(72) 芝﨑恵梨(H)
〃(76) 溝江香澄(ソ)
14(59) 佐藤みなみ(誘)
〃(59) 森田まゆ(大)
〃(59) 平林真由子(H)
 ※今年の三振王はマクセルの高崎と靜甲の植松。なんだって1番はいいことだ。
 ※これはわざわざ書かなくてもいいことなんだが、大鵬の新人捕手の三崎が15個で4位。しかし後半戦でマスクを被った増井知美が6個だから二人合わせて21個。実は今年の真の三振王は「大鵬の捕手」というのが正解(笑)。

<三振率・ベスト5(三振数÷打席数,30打席以上の選手を対象,カッコ内は三振数)>
0.387(12) 前田遥(佐)
0.375(15) 三崎奈緒(大)
0.345(20) 髙崎千恵(マ)
0.333(11) 大村英利佳(大)
0.322(19) 田中涼子(マ)
 ※春先のトヨタオープンでのレフトへの凄いホームランを見てから結構注目していた佐川急便の前田遥が3割8分7厘の高三振率で見事1位に輝く。繰り返し言うが、なんでも1番はいいことだ(笑)。

【四球】
<四球数と四球率・ベスト5(四球数÷打席数,カッコ内は打席数)>
26-0.347(75) ステーシー・ポーター(佐)
20-0.263(76) 宮幸代(シ)
18-0.225(80) 谷川まき(誘)
17-0.224(76) 山田恵里(ソ)
14-0.192(73) 峰幸代(ル)
〃-0.187(75) 佐々木瞳(大)
〃-0.184(76) 古田真輝(織)
 ※四球率3割4分7厘というえげつないポーター。来年は4割を超える超大物来日の予感…。宮の20四球、0.263も凄い。

<四球率・ベスト5(全選手対象,四球÷打席数)>
0.50( 1) 齊藤優季(ソ)
0.50( 1) 河内雅美(織)
0.35(26) ステーシー・ポーター(佐)
0.33( 1) 杉浦舞(ソ)
0.33( 1) 田中麻里奈(デ)
 ※全選手対象での四球率ダービー。もちろん河内の1位にスポットライトを当てるためにあえて創設されたカテゴリーである。代打で出てたまたま四球を得た選手が名前を並べる中で、主軸で試合に出続け26四球で四球率3位に入るポーターの四球数の凄まじさがよくわかる。

【死球】
<ベスト5(カッコ内は打席数)>
 5(56) 中村祥子(マ)
 4(74) 原田のどか(誘)
 3(46) 中野久美(ル)
〃(50) メーガン・ランゲンフェルド(デ)
〃(52) 加藤恵理(H)
〃(58) 髙坂香月(織)
〃(58) 髙崎千恵(マ)
〃(60) 田中梢子(マ)
〃(63) 中村瞳(H)
〃(73) 三宅美咲(シ)
〃(74) 杉本夏子(シ)
〃(74) 植松尚子(靜)
〃(87) ナターシャ・ワトリー(誘)
 ※昨年はHondaのルプネッティで8個

【犠打】
<ベスト5(カッコ内は打席数)>
10(74) 杉本夏子(シ)
10(80) 坂元令奈(ト)
 9(59) 陽山亜美(シ)
〃(76) 溝江香澄(ソ)
 8(59) 柳瀬友紀(佐)
〃(66) 白井奈保美(靜)
〃(73) 三宅美咲(シ)
〃(76) 鈴木美加(ト)
 ※シオノギはさすがで3人入っているが、成功率を上げればもっと増えるはず。1位に並ぶ坂元もさすが。ほとんど失敗しない隠れたバントの名手。

【盗塁】
<ベスト5,カッコ内は打席数>
 9 増山由梨(デ)〃 靜甲)
(〃 日立マクセル 8 溝江香澄(ソ)
〃 濱本静代(ソ)
〃 平林真由子(H)〃 大鵬薬品 7 鈴木美加(ト)
 ※さすが増山。警戒されても走る。靜甲とマクセル、大鵬を一人で上回る。今年は山田が大人しかった。

【残塁】
<ベスト5,カッコ内は打席数>
29 谷川まき(誘)
28 山田恵里(ソ)
27 ステーシー・ポーター(佐)
26 佐々木瞳(大)
25 宮幸代(シ)
 ※各チームの柱がずらり。残塁数の多さもある意味強打者を表す指標。

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