2011年05月20日

【2011年2部リーグ第2節:伊予銀行v.s.島根三洋~守備の乱れにつきあいながらも、最後は伊予銀行が今年得意の接戦を制す】

※今日は甲賀大会甲賀市民スタジアムの3試合分のレポートがあります※


伊予銀行 110 1100…4
島根三洋 000 0300…3
伊予:○末次、坂田、山田、末次-池山、藤原、池山
島根:●古瀬-小関

【先攻:伊予銀行】
1(3):矢野輝美
2(5):重松文
3(6):中森菜摘
4(8):川野真代
5(7):川口茜
6(2):池山あゆみ
7(9):外山裕美子
8(4):宇佐美彩
9(D):相原冴子
FP(1):末次夏弥

【後攻:島根三洋】
1(D):柿山知子
2(5):平川香奈子
3(8):久保真理奈
4(7):舟木千恵
5(9):荻原美也子
6(2):古関亜美
7(1):古瀬由梨亜
8(3):那須愛加
9(9):倉富真希子
FP(4):本山裕佳子


【戦評】
 終わってみれば一点差。2死三塁から平凡なショートゴロをエラーして失点したり、2死一三塁から一塁走者の盗塁で捕手がセカンドに悪送球など、防げる失点を防いでいれば島根三洋は勝てる試合だった。
 と言っても伊予銀行も5回にセカンド宇佐美の二つのエラーで1点差に迫られるなどお付き合いした感もあるが、ただ要所では伊予銀行が誇る1部ベストナイン選手中森菜摘の好守が出てピンチを救うなど、やはり伊予銀行が地力で一枚上だった。
 島根三洋は開幕から投げ続け、さらに打ち続ける大黒柱の古瀬由梨亜の足を引っ張るようなミスが多いのが不甲斐ないが、それでも黙々と投げ続ける古瀬には頭が下がる。早く野手が助けてあげるようにならなければ。
 とにかく毎試合毎試合相手につきあって接戦接戦の繰り返しだが、それでも僅差で勝ち続けている伊予銀行はやはり力は相当なものだろう。このまま苦しみながらも勝ち続けるような予感もするが、とにかく絶不調のエース坂田が早く復調してくれるのを願うばかりだ。
 末次も素晴らしい、山田も成長した、しかしやっぱり伊予銀行には坂田が必要なのだ。


【1回表:伊予銀~1点】
矢野重松中森川野川口【1回裏:島根~0点】
柿山平川久保:空振り三振
舟木:
※久保盗塁アウト

【2回表:伊予銀~1点】
池山:死球(初球)
 ※外山バント空振り、池山牽制死
外山中安
宇佐美:中飛
相原:四球
矢野左適時打(ポテン)
 ※舟木後逸し二三塁
重松:右飛

【2回裏:島根~0点】
舟木:遊飛
荻原:二ゴロ
古関:四球
古瀬:二ゴロ(いい当たり)

【3回表:伊予銀~0点】
中森:遊ゴロ
柿山:見逃し三振
川口右越エンタイトル二塁打
池山:二ゴロ(一塁強襲、セカンドカバーしグラブトス)

【3回裏:島根~0点】
那須:三ゴロ(バットの先変な回転、末次弾く)
倉富:投ゴロ
柿山:中飛(大きな当たりセンター川野好捕)

【4回表:伊予銀~1点】
外山:遊ゴロ
宇佐美左安
相原:遊ゴロ二進
矢野遊内安(三遊間強い当たり倉富よく捕って投げたが間に合わず)
 ※重松の時に矢野が二盗、古関は二塁を刺しに行くが間に合わず、宇佐美が本盗で生還
重松:三ゴロ
<100%二塁で刺せるなら構わないが、ここは投げる必要あったかな。やらなくていい1点だった。しかも倉富が足を踏まれた>
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【4回裏:島根~0点】
平川:投ゴロ
久保:二ゴロ二封(捕った所に走者が来てタッチアウト)
荻原:中飛

【5回表:伊予銀~1点】
中森遊内安(普通のゴロだが処理が遅れた)
川野:右ゴロ(いい当たり過ぎた)
川口:三ゴロ三進(一塁送球後に中森スタート)
池山:遊ゴロ・失策(グラブを上から被せてしまった)
外山:投ゴロ(セフティーバント、古瀬のフィールディング抜群)
<古瀬由梨亜v.s.中森菜摘、という2部ファン垂涎の対戦>
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<打球が速かったのもあるが、しかしかなり余裕でライトゴロになってしまった川野>
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<平凡なゴロを倉富がエラー。またしてもやらずもがなの1点。結局これが決勝点に>
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【5回裏:島根~3点】
 ※伊予銀はバッテリー交代、末次+池山→坂田那巳子+藤原未来
古関左安
 ※代走に山元亜衣
古瀬:一ゴロ・二進(当たり損ねで一塁間一髪)
那須中安
代打大石麻里奈:(1-2から那須二盗)二ゴロ・失策(二遊間よりを宇佐美がファンブル)
 ※一塁走者に倉富が再出場
柿山:二ゴロ・失策
平川右適時打
久保右適時打
 ※バッテリー交代、坂田+藤原→山田+池山
舟木:遊ゴロ・本封(投手の後ろの打球を中森が華麗なフィールディング)
荻原:右飛

<代打那須のセンター前ヒットなどでチャンスを広げると>
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<伊予銀行セカンドの宇佐美も負けじ(?)とタイムリーエラー>
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<さらにもう一つ宇佐美が失策。古渡先生に怒られても知らんで。弾いた球が方向を変え走者に当たりそれを拾いに行き交錯したから守備妨害にならずか。しかし拾ってセカンドに投げればアウトだったのに、焦ってしまって投げられず>
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<今度は綺麗な1点。久保のライト前タイムリーでとうとう1点差>
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<しかし投手が代わってこの満塁のピンチで投手後ろのボテボテのゴロを中森が好プレーで本塁封殺。これで流れを完全に断ち切った>
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【6回表:伊予銀~0点】
宇佐美:投ゴロ
相原右安(ライトゴロ間一髪)
矢野:左直
重松:左飛

【6回裏:島根~0点】
古関:四球
古瀬:一直併殺打
 ※火の出るようなライナーがファースト正面、不運!
那須:中飛

【7回表:伊予銀~0点】
中森:中飛(打ち損じ高いフライ)
川野:死球
川口:遊ゴロ
池山:中飛

【7回裏:島根~0点】
 ※投手交代、山田→末次
倉富左線安
柿山:遊ゴロ二封(三遊間寄りのゴロを中森好フィールディング)
平川:右飛
久保:三飛


試合終了


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2011年05月20日

【2011年2部リーグ第2節:大和電機 v.s.カネボウ~両投手の好投と外野の好返球で僅差の試合に】

大和電機 000 0000…0
カネボウ 000 0001x…1
大和電機:●山本-榎本
カネボウ:○土屋-鈴木

【先攻:大和電機】
1(8):児玉愛
2(4):大林茉央
3(5):町田美沙子
4(6):小林麻希子
5(7):辻村真耶
6(D):新美まりこ
7(3):福本亜妃子
8(9):児玉沙織
9(2):榎本郁恵
FP(1):山本麻里絵

【後攻:カネボウ化粧品小田原】
1(5):櫻井裕佳
2(8):渡邉昌江
3(D):森本美香代
4(7):佐々木百合香
5(3):井上由理香
6(6):遠藤瑞歩
7(4):村松玲子
8(2):鈴木裕子
9(9):末吉かほり
FP(1):土屋晴佳


【戦評】
 1節不参加で全試合不戦敗のためこの試合が開幕戦となったカネボウ化粧品小田原が7回サヨナラ勝ち。1節でも好投した大和電機の山本麻里絵とカネボウ土屋晴佳の投げ合いに、外野手の好返球もあり引き締まった試合となった。
 マイナス3からのスタートとなったカネボウだが、一つ勝ったことでひとまずホッとしただろう。
 一方開幕戦勝利のあと4連敗の大和電機だが、若い戦力も育ってきて投手の山本も計算できるので毎試合競った試合が出来るようになってきた。今後はまだあまり活躍できてないベテランや去年までの主力投手が巻き返してくればもっと面白いチームになっていきそうな気がする。


【1回表:大和電機~0点】
児玉愛中安
大林茉:一犠打(初球)
町田:二半直
小林右安・ホームタッチアウト
<小林のライト前でホームを突いた児玉。上手くタッチをかいくぐったかに見えたが、ここはクロスプレーだけに仕方がない>
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【1回裏:カネボウ~0点】
櫻井:右飛
渡邉:空振り三振
森本:左飛

【2回表:大和電機~0点】
辻村:凡退
新美:二飛
福本:中直

【2回裏:カネボウ小田原~0点】
佐々木:左飛
井上:ニゴロ
遠藤:左邪飛

【3回表:大和電機~0点】
児玉沙中安(ポテン)
榎本:三犠打二進
児玉愛:三ゴロ(ラインぎりぎり)
※児玉沙が三塁狙うもタッチアウト

【3回裏:カネボウ小田原~0点】
村松:一ゴロ(セフティーバント)
鈴木左安
末吉:遊飛(バントの構えからバスター)
櫻井:一飛

【4回表:大和電機~0点】
大林茉:空振り三振(三球)
町田:死球(背中に当たって跳ね返り捕手ノーバウンドキャッチ)
小林:左飛
辻村:三邪飛(真上に上がった捕邪飛落球後)

【4回裏:カネボウ小田原~0点】
渡邉:遊直(粘ったが)
森本:三ゴロ(イレギュラーを右肩に当ててキャッチ)
佐々木:中飛

【5回表:大和電機~0点】
新美:右飛(初球)
福本:二飛(初球)
児玉沙二内安
榎本:四球
児玉愛:二ゴロ

【5回裏:カネボウ小田原~0点】
井上:四球(3-0→3-2)
 ※バントの構えからボール見逃し、一走飛び出して牽制アウト
遠藤:死球
村松:三犠打
鈴木中安
 ※遠藤ホーム突入もタッチアウト!
<一走井上がバントの見逃しで飛び出してアウト。初歩的なミス>
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<鈴木のセンター前で遠藤がホームを突くもタッチアウトの上に女性の命の顔面を強打。でもカネボウの化粧品があるから大丈夫!>
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<好返球でピンチを救ったセンターの児玉愛④。初回アウトになった見事なお返し>
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【6回表:大和電機~0点】
大林茉:左飛
町田左中間エンタイトル二塁打
小林:一邪飛(ツマリ)
辻村:左直

【6回裏:カネボウ小田原~0点】
末吉:空振り三振
櫻井:二飛
渡邉:三ゴロ

【7回表:大和電機~0点】
代打大林莉央:不正打撃アウト
 ※遊ゴロも右足がベースを踏んで打撃
福本:空振り三振
児玉沙:遊ゴロ

【7回裏:カネボウ小田原~1点】
森本:四球
佐々木中安
井上:一犠打
遠藤右適時打
 ※エンドランが投手右に、山本が弾くとこれが一二塁間を抜けてサヨナラ
<1死二三塁からエンドラン、遠藤が確実に転がすと打球は投手を弾きコロコロと大林茉の右をすり抜けた>
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<この試合が開幕戦となったカネボウ化粧品小田原が見事なサヨナラ勝ち!>
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試合終了


<好投し試合を引き締めた大和電機の山本とカネボウ小田原の土屋>
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<会社の諸事情により金曜日は11人だけの参加だったカネボウ、守備中はブルペンの2人もいなくてベンチは空っぽ>
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posted by silvercats |20:58 | 日本リーグ2部公式戦観戦記 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2011年05月20日

【2011年2部リーグ第2節:平林金属v.s.伊予銀行~守備の甘さをついて伊予銀が平金に完勝】

平林金属 000 0000…0
伊予銀行 001 330x…7

【先攻:平林金属】
1(7):橋本厚子
2(4):米本有希
3(3):時田彩美
4(D):石岡諒子
5(8):乾理沙
6(2):寺本衣里
7(5):嶋﨑桂
8(9):桐谷衣里子
9(6):大畑なつみ
FP(1):清水麻紀

【後攻:伊予銀行】
1(3):矢野輝美
2(9):外山裕美子
3(6):中森菜摘
4(8):川野真代
5(5):重松文
6(7):川口茜
7(2):藤原未来
8(4):宇佐美彩
9(D):相原冴子
FP(1):坂田那巳子


【戦評】
 観戦後の感想としては「3-1」くらいで伊予銀行の勝利と言った感じなのだが結果は7-0の大差。やっぱり小さなミス、球際のプレーの差の積み重ねが点差に出てしまった。
 平林金属は春先から清水が好調でこの日も好投し、井茂もリリーフでそこそこ持ちこたえたのだから、こういう試合は野手がもう少し好プレーで救ってあげて欲しかった。
 1部の試合を見ていても、特にソフトウェアの藤原やデンソーの染谷なんかはともに日本を代表する投手ではあるが、やはり野手がしっかり好プレーで支えているからこそ。平林金属もそこをしっかりすれば決して下位に低迷するようなチームではない。野手陣もっと頑張れ!
 平林金属は最近見る機会が増えて思い入れが湧いてきたが、するとどうしても苦言を呈したくなる。僕の性格なのでご勘弁を(笑)
 伊予銀はなんだかんだいって負けない試合を続けている。やはり1部2年間の経験は大きい。


【1回表:平林金属~0点】
橋本:四球
米本:一小飛併殺打・バント失敗
時田:四球
石岡:遊ゴロ二封

【1回裏:伊予銀行~0点】
矢野:左飛
外山:左飛
中森中安
川野:右飛

【2回表:平林金属~0点】
乾理:ニゴロ
寺本:中直
嶋崎:一ゴロ

【2回裏:伊予銀行~0点】
重松:見逃し三振(ポールぎりぎりファール後)
川口二内安
藤原:投犠打二進
宇佐美:遊飛

【3回表:平林金属~0点】
桐谷:空振り三振
大畑:三ゴロ
橋本:三ゴロ(好プレー)

【3回裏:伊予銀行~1点】
相原左安・失二進
矢野:一邪飛
外山遊内安(投ゴロ捕れた打球)
中森左犠飛
川野:遊飛
<橋本がレフト前ヒットを後逸したせいで失点。平林金属の精神的支柱「あっちゃん」がこんなプレーではいかん!>
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 【4回表:平林金属~0点】
米本右安
時田:一ゴロ併殺打(正面、送れず)
石岡:空振り三振
<初回のバント失敗併殺に続いてここでも無死の走者を進められず併殺打。この辺の小さな差が積み重なってしまう>
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【4回裏:伊予銀行~3点】
重松三遊間安
川口:一犠打
藤原左中間2点本塁打
※投手交代、清水→井茂麻由
宇佐美三内安(セフティーバント)
相原:中飛・二盗
矢野右線適時打
外山:捕ゴロ(セフティーバント)
<藤原が完璧な一発。ここは貫禄>
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【5回表:平林金属~0点】
乾理:投半直
寺本:投ゴロ
代打新井貴恵:三ゴロ

【5回裏:伊予銀行~3点】
※嶋崎再出場
中森:ニゴロ
川野右中間安
重松:右飛
川口:(川野二盗・ベース破壊)四球
藤原三遊間安
宇佐美一二塁間適時打
相原三塁線2点適時打
矢野:中飛
<①藤原の三遊間、②宇佐見の一二塁間、③④相原の三塁線、全てせめてグラブに収めたかった。球際の強さを克服するには努力しかない>
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【6回表:平林金属~0点】
代打野口:中飛(大)
大畑:遊ゴロ
橋本左安
米本:遊ゴロ

【6回裏:伊予銀行~0点】
※投手交代、井茂→乾彩華
代打池山あゆみ:中直
代打上田彩生:空振り三振
(6→20のボードを掲げ)
代打小西智子中安
重松中安(ツマリ)
代打古賀郁美:二ゴロ

【7回表:平林金属~0点】
時田:二飛
※投手交代、坂田→山田莉恵
石岡:遊ゴロ
乾理:遊飛

試合終了!


posted by silvercats |19:26 | 日本リーグ2部公式戦観戦記 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2011年05月07日

【2011年2部リーグ第1節:島根三洋v.s.甲賀医専~何が起きるかわからない、これぞまさしく2部の怖さ】

 ほぼ同じ時間帯で行われていた別会場の試合で、東芝北九州の矢野みなみがドリーム☆ワールド相手に逆転サヨナラホームラン。その余韻に浸りながらとなりの会場に移動して見たのがこの試合で、ちょうど島根三洋が7回に3点を取って3-3と同点に追いついて延長戦に入るところだった。土壇場で追いついて延長戦にもつれ込んだスコアを見て、「このままでは終わらないな。何かがおきるかも」と思っていたら、「何か」どころか予想をはるかに上回るとんでもないことが起きた。これだから2部観戦は油断できない。
 そのとんでもないことが起きた延長8回の表裏の攻防をまずは振り返ってみよう。



【8回表:島根三洋】
 ※二走に荻原
4番舟木右前打(走者一三塁に)
5番久保右越え2点適時三塁打1~2点目、走者三塁に)
6番古関三遊間適時打3点目、走者一塁に)
7番古瀬:遊ゴロ(タイミング的には余裕でセーフだったが…、走者二塁)
8番代打柿山中前適時打4点目、走者一塁に)
 ※甲賀医専はここで投手交代、先発し好投した岩田から→寺田9番倉富:一塁前犠打(走者二塁に)
1番平川:(パスボールで走者三塁)中前適時打5点目、走者一塁に)
2番南:見逃し三振
 ※「タイ」を「ブレイク」するどころか一挙5点。これで完全に決まったと誰しもが思っただろうが…。

<この古瀬が内野安打になっていたらその後10点くらい入っていたかも知れないが…。でもそしたらその裏11点取られていたかも知れんか(笑)>
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<それでもこの5点目の平川のタイムリーで”普通”は十分なはず>
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【8回裏:甲賀医専】
 ※柿山に代わり那須がファーストで再出場
6番木村:右飛失(平凡なフライをライトの南がポロリ、走者一三塁に)
7番小栗右前適時打1点目、走者一二塁に)
 ※一塁代走に秋月
8番和座右中間適時打2点目、走者一三塁に)
9番横江:四球
 ※無死満塁
1番児島:一塁ゴロ・本塁アウト
 ※1死満塁
2番神田:二飛
 ※2死満塁
3番小山右越え3点適時三塁打3~5点目、定位置に守っていれば捕れたのでは)
 ※とうとう同点に
4番佐藤左安ポテンサヨナラ適時打6点目)
 ※奇跡のサヨナラ勝ち

<全てはこのライト南の落球から始まった>
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<満塁走者一掃の同点打もライト南の頭上。定位置に守っていたら捕れたかも知れない。3点差の2死満塁、外野の頭だけは越されたくない場面。ここは選手もベンチも冷静さを欠いた>
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<4番佐藤の詰まった当たりも勢いに乗れば野手の絶対に届かない所に打球は落ちる>
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<サヨナラ打に湧く甲賀医専ナイン。若い力が勢いに乗ったときの怖さを思い知らされた>
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<パッと見たら「点数計算間違ってるじゃん」と誰しも思うだろう。こんなスコア、あり得るか!(笑)>
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 確かに1部に比べたらレベルは落ちるが、それでも凸凹で観客席もほとんどないグランドの上で必死に黄色いボールを追い続ける2部チーム同士の試合にはまた別の面白さ、応援したくなる何かがある。その中でもこの試合に象徴されるように「最後の最後まで何が起きるか予想できない面白さ」というのはむしろレベルが低いなかでも必死にやっている2部特有のものではないだろうか。
 レベルが低いと言い過ぎてるがそれもあくまで1部との「平均値」の比較であって、何度も繰り返すが2部にも1部選手に負けない選手はたくさんいる。だからこそこんなとんでもない試合が起きるのだろう。

 それにしてもこの試合を落としたのは島根三洋にはあまりにも痛かった。大黒柱の古瀬由梨亜が不調なまま開幕した第1節初日にいきなりダブルヘッダーで、しかも優勝候補のペヤングと若さに乗ると何しでかすかわからない甲賀医専が相手というのが不運だった。
 もちろん島根三洋の選手やベンチは言い訳しないだろうが、今年の山陰は大雪で春先までほとんどグランドが使えなかったりキャンプ期間も短かったり、山陰の島根が本拠地という地理的ハンデもあり開幕までほとんど練習試合を出来なかった。聞くところによると開幕戦が今年初の対外試合だったらしい。それを思うと専門学校とはいえ熊野オープンから参加した甲賀医専よりも恵まれない環境での開幕となってしまった島根三洋には同情を禁じ得ない。ただこうやって毎年痛い星を落とし続けて上位に残れないチームであることに関しては同情する気持ちを抑えて「島根三洋しっかりしろ!」と言いたくなりもするのだが、でも呂投手擁する日立マクセルに1-0完封勝ちするみたいに強豪と互角に渡り合える潜在能力を持っているのもこのチーム。
 とにかく山陰の島根に一つリーグチームが有るという事実が何より嬉しい「島根まで練習見に行ったけどやってなくて見れなかったという隠れ島根三洋ファン」としては、2節以降しっかり立て直してこれからまだまだ優勝争いを思いっきりかき回して欲しいと心から願っている。

 それにしても甲賀医専である。ほとんどが2年目までの選手でチームを構成しながら毎年毎年しっかり勝てるチームを作り上げてくるのは見事というほかない。若いってイイネ。また今年も多くの卒業生を実業団に送り込んでくれるだろう。


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2011年05月06日

【2011年2部リーグ第1節:戸田中v.s.NECアクセス~強豪戸田中央病院、“余裕?”で敗戦】

戸田中央総合病院 000 1112…5
アクセステクニカ 002 411x…8
戸田中:李、田家-鶴澤
NEC:高橋、川口-井本


【戦評】
 相手を舐めたわけではないんだろうが…、まあでもちょっと舐めてしまったのかな。
 12安打4四死球で毎回得点圏に走者を進めさらに相手のトンネルで2点ももらい、相手を6安打2与四球に抑えていたら大差勝ちしたような気分にもなるだろうけど、これで相手が勝つ試合が普通に起きるのがまさに2部の試合。
 1部チームと2部チームを比較すると投手力と守備力のレベルには大きな差があるが、しかしバッティングに関しては正直2部にも1部の選手より打つ選手はたくさんいる。もちろんトップクラスは1部に多いが、去年の大鵬の中山亜希子のように1部に上がってすぐに日本人で打率2位になったり、同じく大鵬の佐々木瞳のようにいきなり4本塁打を放つような打者がいるのだ。この日のNECの打者も中国代表の李投手を普通に攻略した。
 だからミスの多い試合に同じようにつきあっていたり、取れるときにしっかり点を取っておかないといきなりガツンガツンと長打をかまされて負けてしまう。この試合の戸田中がまさにそんな感じだった。
 2回表、下位打線でチャンスを作り1死一二塁とするとバッターは1番にかえって強打者の内田と柳井。このチャンスに二人がスラップで内野に小飛球を打ち上げて無得点。もちろん小技でさらにチャンスを広げたり、相手をかき回して崩す理由もあっただろうが、何か練習の延長線上で「いろいろ試しながらでも勝てるだろう」みたいな雰囲気はなかったか。
<先制のチャンスに内田、柳井がスラップで小フライ>
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 3回表、2死二塁で川原がセンターへ抜けそうなヒット性の打球を放つと、二走の太田がホームへ。もちろんこの打球をショートの嘉屋が抑えてホームに返球するところは見られないし、タイミング的にもアウトだっただろうが、次打者の鶴澤が「滑れ」と指示しているのに滑らずに普通に走って通り過ぎベースも踏まずにタッチアウト。滑り込んで回り込んでいてもアウトになったかも知れないし、今日4安打の太田にしてみたら「なんぼでも打って点は取れる」というところかも知れないが、しかしこういう所を少しずつおろそかにしてしまうといくら2部での戦いとはいえそんな簡単には勝たせてくれない。
<ベースも踏まずに通りすぎ…>
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 今まで応援してきただけに少々苦言を呈しすぎたかもしれないが、戦力的にこの戸田中は最後まで勝ち続けてまずはセクション1位通過をしないといけないチーム。何より月曜日まで残って声を枯らして応援してくれた応援団のためにももう二度とこんな試合は出来ないだろうし、しないはずだ。とにかく一番最初にこういう試合を経験できたことを逆にプラスに考えて、今後は圧倒的に強い戸田中を見せて欲しい。



【1回表:戸田中】
内田:四球
柳井:三犠打
太田左安
渡辺:空振り三振
小沢:四球
川原:三飛

【1回裏:NEC~0点】
馬場:空振り三振
嘉屋:遊飛
宮之原:空振り三振

【2回表:戸田中~0点】
鶴澤:遊ゴロ
助川:死球
塚田:三ゴロ失(一二塁に)
内田:遊小飛(スラップ)
柳井:三小飛(スラップ)

【2回裏:NEC~0点】
渡辺祐:一邪飛
渡邉南:空振り三振
高橋:遊ゴロ

【3回表:戸田中~0点】
太田中安
渡辺:ニゴロ二進
小沢:遊飛
川原遊内安
 ※ショート嘉屋(あるいはセカンド富田?)が追いついて好捕しホームへ送球、タッチアウト(太田も滑らず)

【3回裏:NEC~2点】
齊藤:四球
井本:一犠打野選
富田:一小飛(バント失敗)
馬場:空振り三振
 ※パスボールで二三塁に
嘉屋右中間2点適時二塁打
<綺麗なスイングで右中間まっ二つ>
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宮之原:中飛

【4回表:戸田中~1点】
鶴澤左安
助川:遊ゴロ二進
塚田:見逃し三振
内田左適時二塁打(サードグラブはじく)
柳井:遊ゴロ

【4回裏:NEC~4点】
渡辺祐右安
渡邉南:投ゴロ二進
高橋:四球
代打今村千春左越適時二塁打
<今村が詰まりながらもレフトを越す値千金の一打>
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<レフトの太田も浅く守りすぎていたか>
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井本右中間2点適時三塁打
<8番井本の三塁打で二人が生還>
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代打山下右犠飛
<犠牲フライできっちり走者を還しきったNECアクセス、見事な攻撃>
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馬場:四球
 ※嘉屋の打席で馬場二盗死

【5回表:戸田中~1点】
太田左中間二塁打
渡辺左線適時打
小沢:四球
 ※投手交代、宮崎→川口汐里
川原:三ゴロ二三進
鶴澤:空振り三振
助川:右飛
<1点返され無死一二塁からリリーフして後続を断った川口、この好投が非常に大きかった>
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【5回裏:NEC~1点】
 ※投手交代、李→田家由里
嘉屋:遊ゴロ
宮之原:四球
渡辺祐:二ゴロ二進
渡邉南二ゴロ適失
高橋:二ゴロ二封

【6回表:戸田中~1点】
塚田三遊間安
内田:二ゴロ二封二盗
柳井:二ゴロ三進
太田右適時打
渡辺:二飛

【6回裏:NEC~1点】
斎藤:三ゴロ(セフティ惜しい)
井本右安
富田:空振り三振暴投三進
馬場左適時打
嘉屋:凡退

【7回表:戸田中~2点】
小沢:遊ゴロ
川原左安
鶴澤:空振り三振
助川中安
塚田左安
内田遊ゴロトンネル2点
<グランドも凸凹で可哀想だがこれは見事なトンネル(笑)点差があったので事なきを得た>
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柳井:遊直


試合終了


posted by silvercats |09:22 | 日本リーグ2部公式戦観戦記 | コメント(3) | トラックバック(0)
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