2011年10月14日

【2011年おいでませ山口国体成年女子の部・非観戦記(その2~準々決勝から決勝)】

(公開してるけど書いてる途中)

 1回戦で愛知県と戦った長崎県のスタメンを見ると東海理化の選手も二人。あの試合はデンソー+東海理化の選手がいる長崎県とトヨタ+織機の愛知県の代理戦争だったのかと、そういうことがじわじわ後からわかってくるのも国体の面白さ。
 ついでに言うとその長崎県でコーチやってたのが元太陽誘電の松崎絵梨子さんで、デンソーで言えば福岡県に永吉理恵と今泉早智の日本代表コンビ二人が補強されていた。その補強で言えば伊予銀行単独の愛媛県が神奈川に大敗したが、愛媛出身の天才打者長崎望未を補強するという手もなきにしもあらず。しかし愛媛出身で京都の高校を出て愛知県に就職した長崎なんて、いったい何県かさっぱりわからなくなるからやっぱり却下。長崎はいっそのこと長崎県から出るのが一番穏当だな。まったく無関係だけど。


【準々決勝10月09日@下関球場】
 愛媛県 000 0000…0
神奈川県 040 301X…8

:末次、坂田、山田-藤原、池山
:瀬川、山口-鮫島
(三)濱本(神)
(二)宇佐美(愛)横沢、鮫島、森田、杉山、(以上、神)

【コメント】
 1回戦シードだった伊予銀行単独の愛媛県が登場。好調の神奈川県に0-8と完敗したが、その負けたということ以上にここ1か月の伊予銀行の不調っぷりが気にかかる。もともとそれほど圧倒的な強さがあるわけではないが試合巧者ぶりを発揮して2部のセクション1位を走ってきただけに、一旦不調に陥った後が心配。果たしてプレーオフまでに調子を取り戻せるか。心配で夜も眠れない一般ファンを少なくとも2人知っている(笑)

【スタメン】
<愛媛県(伊予銀行)>
1(6):中森菜摘
2(3):古賀郁美
3(5):重松文(11)
4(8):川野真代(30)
5(D):相原冴子(17)
6(7):川口茜(8)
7(9):外山裕美子(4)
8(2):藤原未来(5)
9(4):宇佐美彩(13)
FP(1):末次夏弥

<神奈川県(日立ソフトウェア)>
1(5):林佑季(23)
2(4):溝江香澄(10)
3(3):濱本静代(17)
4(8):山田恵里(19)
5(9):杉山真里奈(18)
6(7):田邊奈那(7)
7(D):横沢あゆみ(6)
8(2):鮫島憂子(2)
9(4):森田涼(24)
FP(1):瀬川絵美(20)


【準々決勝10月09日@下関球場】
兵庫県 020 0010…3
岡山県 000 0000…0

:安福-橋元
:木村-六與
(二)山根、鹿出(以上、兵)

【コメント】
 来年シオノギに進む選手を含んだIPU主体の岡山県相手にシオノギ主体の兵庫県が快勝。安福先発完投ならさすがに強い大学生といっても得点するのは至難の業か。
 安福はほぼ完璧な投球。恐らく散発の3安打くらいで三塁を踏ませなかったか踏ませたかはわからないがたぶんそれくらいの貫録の投球だったはずに違いない。


【準々決勝10月09日@下関第2球場】
北海道 000 0000… 0
愛知県 223 424X…17

:佐々木優、荒井、佐々木愛-梅内
:森田、宮本-藤崎、渡邉
(本)藤崎、渥美(以上、愛)
(三)鈴木(愛)
(二)狩野、国吉、渥美、前薗(以上、愛)

【コメント】
 北海道は総合にも時々参戦してくる有名なクラブチームであるKG-SHE'Sの単独チーム。
 北海道内では強豪でもさすがに実業団のトップチーム相手にしては歯が立たず。18被安打で毎回の17失点、2安打に抑えられ0-17で完敗してしまったが、そんな大差の中でも元気溌剌なプレーの数々で最後まで諦めずに戦い抜いた姿には非常に好感が持てた。という感想を耳にしました。

【スタメン】
<北海道(KG-SHE'S)>
1(4):三上涼子(9)
2(6):久下敦子(5)
3(5):斉藤智咲(15)
4(D):荒井華容(18)
5(3):高谷朋江(19)
6(8):澤美保(28)
7(7):佐藤香奈(11)
8(2):梅内歩里(23)
9(9):坂井陽香(4)
FP(1):佐々木優(10)

<愛知県(選抜)>
1(D):狩野亜由美(5)
2(8):前薗理恵(1)
4(9):国吉早乃花(23)
8(4):鈴木美加(2)
5(5):坂元令奈(3)
7(6):渥美万奈(6)
6(3):馬渕朝子(12)
3(7):小野真希(7)
6(2):藤崎由紀子(4)
FP(1):森田千昌(9)


【準々決勝10月09日@下関第2球場】
京都府 3011 0102…17
福岡県 000  0020… 2

:信長、豊崎-中村
:實政、西藤、徳田-牧野
(二)高崎(京)古賀(福)

【コメント】
 2回戦から出場の福岡県。上にも述べたがデンソーの永吉と今泉が補強されていたようだが、さすがに17点も取られたら打者の補強も水泡に帰す。主体となった東芝北九州はやっぱり投手が頑張らなきゃね。来年に向けてしっかり鍛え上げて大変身してほしい。
 マクセルの中村相手に先発する信長香菜なんて何としてでも見たかったバッテリーなんだが、こういうのが実現するなら大会前にどこかで教えてくれなきゃほんと困る(笑)


【準決勝10月10日@下関第2球場】
 兵庫県 000 0000…0
神奈川県 101 010X…3

:安福、洞井-橋元
:山口-鮫島

【スタメン】
<兵庫県(シオノギ製薬)>
1(7):藤田恵(10)
2(9):陽山亜美(7)
3(8):三宅美咲
4(5):宮幸代(8)
5(3):杉本夏子(6)
6(D):鹿出千奈美(9)
7(4):山根すずか(5)
8(2):橋元春華(21)
9(6):椎木明日香(22)
FP(1):安福智(1)

<神奈川県(日立ソフトウェア)>
1(6):西山麗(3)
2(4):溝江香澄(10)
3(3):濱本静代(17)
4(8):山田恵里(19)
5(5):林佑季(23)
6(9):杉山真里奈(18)
7(7):田邊奈那(7)
8(2):鮫島憂子(2)
FP(1):山口憲子(21)


【準決勝10月10日@下関球場】
京都府 000 0000…0
愛知県 210 000X…3

:信長-中村
:宮本、森田-渡邉
(三)坂元(愛)
(二)坂元(愛)


【決勝10月10日@下関球場】
神奈川県 200 0242…10
 愛知県 010 2210…6

:藤原-鮫島
:宮本、森田、宮本-渡邉
(本)山田(神)藤崎2(愛)
(三)狩野(愛)
(二)鮫島、濱本(以上、神)
神奈川は3年ぶり7度目の優勝

【スタメン】
<神奈川県(日立ソフトウェア)>
1(6):西山麗(3)
2(4):溝江香澄(10)
3(3):濱本静代(17)
4(8):山田恵里(19)
5(5):林佑季(23)
6(9):杉山真里奈(18)
7(7):田邊奈那(7)
8(2):鮫島憂子(2)
FP(1):山口憲子(21)

<愛知県(選抜)>
1(9):狩野亜由美(5)
2(8):前薗理恵(1)
3(D):白井沙織(15)
4(7):国吉早乃花(23)
5(5):坂元令奈(3)
6(3):藤崎由紀子(4)
7(6):渥美万奈(6)
8(4):鈴木美加(2)
9(2):渡邉華月(10)
FP(1):宮本直美(14)

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2011年10月12日

【2011年おいでませ山口国体成年女子の部・非観戦記(その1~1回戦)】

 えーっと、楽しみにしていた山口国体が終わってしまいました。
 刈谷大会の観戦記を書いてからここも放ったらかし。青森県の深浦にある千畳敷で土産物屋のおばちゃんに捕まってスルメ食わされつつ津軽弁で昔話を聞かされている間にもう10日間も経ってしまいました。なんてこった。
 そんなのっぴきならない理由もあって山口国体をまったく見ていないのですが、そこはそれ。「ありがとう浜村淳です」みたいに、いかにも見てきたかのような顔してしれっと国体の試合報告をさせてもらおうと思います。
 まずは1回戦5試合から。


【1回戦10月08日@下関球場】

 群馬県 000 0000…0
神奈川県 000 200X…2

:上野、森-峰、谷川
:藤原-鮫島
(本)山田(神)
(二)西山(神)

【コメント】
 長年連覇を続けてきた(8チーム同時だろうが優勝は優勝)「群馬県」(誘電の選手も多い選抜チームなんだから「ルネサス」なわけがない)が1回戦で神奈川県(日立ソフトウェア単独なんだからむしろこっちが「ソフトウェア」なんだが)に敗れて連覇が途切れた。
 それにしてもここ最近の山田恵里はいくら「山田」にしても、もうすぐ死ぬんちゃうかっつーくらいに打ちまくり。ソフトボールというスポーツの枠を超越したステージに到達してしまったようだ。喩えて言うなら身長5mで球速110km/hの投手が出現したかのような。
 まさに「山田(神)」。


【1回戦10月08日@下関球場】

山口県 000 0001…1
兵庫県 005 010X…6

:平田-永江
:安福、洞井-橋元
(本)椎木(兵)
(二)陽山、宮、橋元2(以上、兵)

【コメント】
 なんとなく毎年しっかりしたいいチーム作って、たまに学生を補強もして、それに他県に選手も派遣して、という「国体の優等生」的なチームであるシオノギを主体とした兵庫県。
 この試合も国体の地元山口県を相手に実業団の力を見せつけしっかり勝利しつつも、10点差以上をつけて恥をかかせるようなこともしないというまさに「優等生」的な試合結果。
 その山口県というのは国体用にチームを作った「山口ACドリームズ」でエースは元レオパレスの平田真耶子。キャッチャーは元大鵬薬品の永江悠理。他にも眞鍋友里江が元大鵬薬品で辻佳子が元三島中央病院と、こんな感じ。ここ最近好調のシオノギに対してこの結果は十分。お疲れ様でした。国体終わっても、なんらかの形でみんながソフトボール続けられることを祈ってます。
 鹿出に、じゃない、ちなみに、言わずもがななことではあるのだが、椎木のホームランは柵越えではなくランニングホームランなのだ。
 


【1回戦10月08日@下関球場】

富山県 000 0000…0
岡山県 022 100X…5

:高橋、坂本-古藤
:木村、海部-六與
(三)神山、浜渦(以上、岡)
(二)永溝、浜渦(以上、岡)

【コメント】
 個人的にはこういう対戦をとっても見たかったのだが、2部のYKK主体の選抜チーム富山県がIPU環太平洋大単独の岡山県に完敗してしまった。
 富山の投手の高橋と坂本はともにYKK。IPUも強いけど2部なんやしもっと頑張ろうよ!来年はYKK推しで行こうかな。
 まあそのIPUに予選で負けてる平林金属にも同じことを言いたいのだが。


【1回戦10月08日@下関第2球場】

長崎県 100 0000…1
愛知県 120 110X…5

:安永ゆ-妹山
:森田、宮本-渡邉
(本)安永美(長)、鈴木(愛)
(二)白井、国吉(以上、愛)

【コメント】
 長崎県の「安永ゆ」というのはもちろんデンソーの安永ゆり。デンソーでは不遇であるが佐世保の小学生時代は全国制覇も成し遂げた名投手だったのだ。デンソーに入って今年から再び投手をやらされているが、スピードはないけどピッチングがさすがに巧い。まさに昔取った杵柄。だから九州予選で負けたからっつーて「安永ゆりが遅すぎて打てへん」「シオノギの○井より遅い」とか言わんとってあげて下さいよ大分県チームの田城博美さん(笑)。
 そうそうピッチングはスピードだけじゃない、コントロールが命。だから洞○もこれからどんどん伸びる。僕はかなり好きな投手で期待してるで!洞井!(あ…)。
 そして安永が「ゆ」になっているということはデンソーにおけるもう一人の安永で従妹にあたる安永美穂も補強されていたということで、どころかホームランも放って大いに貢献もしている。
 その二人のいる長崎県が一回戦で愛知県と当たるというのもなんだが、その愛知県にデンソーの選手が一人も補強されていないというのも、なんだ。

P.S.
 この対決、長崎県にはデンソーだけじゃなく東海理化の越智と中村も。愛知県代理戦争だったのか。

【スタメン】
<愛知県(選抜)>
1(7):白井沙織(15、織機)
2(8):狩野亜由美(5、織機)
3(9):国吉早乃花(23、織機)
4(5):坂元令奈(3、トヨタ)
5(6):渥美万奈(6、トヨタ)
6(4):鈴木美加(2、トヨタ)
7(3):馬渕朝子(12、トヨタ)
8(D):前薗理恵(1、トヨタ)
9(2):渡邉華月(10、トヨタ)
FP(1):宮本直美(14、織機)

<長崎県(選抜)>
1(6):越智華奈子(6、東海理化)
2(D):中村直子(12、東海理化)
3(4):安永美穂(4、デンソー)
4(1):安永ゆり(1、デンソー)
5(5):佐藤友麻(5)
6(7):廣川愛(7)
7(2):妹山玲奈(13)
8(3):松下紅美(8)
9(8):朝長史織(8)
FP(9):中川あゆみ
(コーチ):松崎絵梨子(誘電)


【1回戦10月08日@下関第2球場】

京都府 000 1300…4
岩手県 001 1100…3

:信長、豊崎-中村
:榎林-郷間
(本)篠田(京)、藤野(岩)
(二)柳瀬(京)

【コメント】
 個人的にはもちろんこういう対戦もとっても見たかった京都府対岩手県。
 マクセルと佐川急便の連合チームというのも、なんか普段そんなに仲良くない学校の同級生同士が何かの拍子に一緒に街に遊びに行くことになったみたいなちょっと気恥ずかしい感じがするのは、まあ自分だけだろうな。
 そしてなんと言っても岩手県の「藤野」であるがもちろん彼女はトヨタ自動車の藤野遥香で、岩手県は一関市の千厩の出身。
 これで2年連続岩手県からの出場になるのだが、誰だ去年「藤野も今年で引退だから思い出作りのために故郷から出るんだろうな」っていうデマ流してたのは!?俺か…
 しかし藤野が出るんなら麻起子さんにもいつかは岩手から出て欲しい。今年優勝して神奈川には恩返ししたから、2年休んで次はぜひとも故郷の岩手県で。
 そしてこの岩手県の「榎林」というのは富士大の好投手で元トヨタ自動車の榎林美里さんの妹の榎林茉実ではないか!?
 まあマクセル期待の大砲である篠田美穂のホームランにもちょっと触れておいてあげようか。ぐっじょぶ!


 うーん、全然観戦記風になってないな。
 次こそもっと話をでっち上げなければ。

posted by silvercats |19:43 | 全国大会、地方予選、オープン戦、カップ戦など | コメント(2) | トラックバック(0)
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2011年09月29日

【2011年全日本総合ピックアップ(4)~「ソフトウェアの貫禄勝ちも、NEC宮崎夏菜が好投」】

 さて明日から日本リーグ後半戦の再開。1部は第8節で2部はもう最終の第5節。そのリーグが始まるまでに全日本総合のピックアップ記事4つをと思っていたのだが、結局最後はギリギリになってしまった。
 それでもこの1部のソフトウェアと2部のNECアクセステクニカは、それぞれ後半戦でカギを握ることになるのは間違いない両チーム。特にNECアクセスが頑張ると2部プレーオフに新しい風が吹き込むこと間違いないだけに、このせっぱ詰まったタイミングながらも景気づけに総合の記事を投稿することにした。
 結果は4-0でソフトウェアの勝利。総合の会場で配られている戦評で「NECアクセステクニカは三塁も踏めず“惨敗”」なんて書かれてちょっと可哀想だったけど(笑)、それでも宮崎夏菜の好投や渡辺祐子の好プレーなんかもあったし、終盤まで接戦を演じてたので強豪チーム相手にまずまず、という甘い評価を下して最終第5節のがんばりに期待しましょう!


NECアクセス 000 0000…0-3-2
日立ソフトウェア  010 012x…4-8-0
NEC:●宮崎、山本、川口、宮崎-井本
日立ソ:○山口、瀬川-眞鍋
【テーブルスコア】


<埼玉栄時代は選抜で準優勝の宮崎夏菜。高卒新人とは思えない将来有望な左腕>
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<3回表、送りバントの小フライをソフトウェアのサード林が頭脳プレーワンバウンド処理し5-3-6のダブルプレーに>
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<4回裏、逆にNECアクセスはサード前のフライを捕手井本とサード高橋が衝突して落球し、ピンチに>
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<4回裏、しかしそのピンチは長身のセンター渡辺祐子がファインプレーで救う>
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<結局ソフトウェアの山口、瀬川の前に3安打に抑えられたNECアクセステクニカ。ヒットを打ったのは山下成美、渡邊南、渡辺祐子の右打者三人。Wワタナベはもちろん、この2年目の山下もなかなか良い打者だ>
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<久々に投球を見られた瀬川絵美。いつか復活を>
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posted by silvercats |23:11 | 全国大会、地方予選、オープン戦、カップ戦など | コメント(2) | トラックバック(0)
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2011年09月28日

【2011年全日本総合ピックアップ(3)~「栗田のノーヒットノーランと宮本の好投で織機が戸田中、佐川急便を破りベスト4進出」】


 今年の総合では戸田中との試合が山場かと思った織機だったが、戸田中のエース李がアジア大会に備え帰国していたのがやや幸いした。
 それでも相手投手ヒガマユミの好投で接戦となり、最終回に突き放すまで1-0という僅差の展開だったが、その戸田中のヒガ以上に好投したのが織機の栗田美穂だった。
 打たれる気配が全くと言って良いほどない素晴らしいピッチングを続け、高坂の好守もありノーヒットノーランを達成した。

 ノーヒットゲームとしては平成19年に藤原麻起子と上野由岐が完全試合を達成しているのでそれ以来、ノーヒットノーラン自体としては平成15年の上野由岐子以来となる久々の快挙だ。
 全日本総合でのノーヒットノーラン投手最近の10人をあげてみると、ミッシェル・スミス(4回)、ターニャ・ハーディング(2回)、上野由岐子、坂井寛子、清水麻琴、メラニー・ローチというそうそうたるメンツ(上野は他に完全試合4回)。この中に栗田の名前が入るというのもなかなか感慨深いものがある。

 そして同日に行われた準々決勝の佐川急便戦では、今度はエースの宮本直美が1安打ピッチングの快投。世界最強打者ポーターに唯一の失投をホームランされたがそれ以外は完璧で、栗田、宮本という織機の新しい2枚看板の好投で今年もベスト4に残ることが出来た。
 今週末から行われるリーグ戦でも激しいベスト4争いが予想されるが、宮本、栗田の二人の日本人投手の活躍で、今年もきっと織機は決勝トーナメントに進んでくれると確信している。


豊田自動織機 100 0003…4-7-0
戸田中央病院 000 0000…0-0-2
織機:○栗田-石田
戸田:●比嘉-鶴澤
:白井(織)
【テーブルスコア】

【栗田の投球内容】
 回数:7
 打者:23
 打数:18
 安打:0
 三振:5
 四球:1
 死球:2
 内ゴロ:8
 内飛:2
 外飛:3
<強打の戸田中相手に無安打無得点試合を達成した栗田美穂>
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<リードで貢献した石田奈々。大学の同級生が多い戸田中戦でいいところ見せられて良かったね(笑)>
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<先発完投した戸田中のヒガマユミも良いピッチングだった>
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【1回表:織機~1点】
<好調、国吉が先制打>
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【2回裏、6回裏:戸田中~0点】
 ※ノーヒットノーランをアシストした高坂香月の好プレー。
<2回、センターに抜けそうな打球に追いついて処理。打者が渡辺瞳だったのも幸運だった(笑)>
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<塚田の打球はサードの後ろ、捕らなければフェアゾーンに落ちるヒット性の打球。これは超ファインプレー!>
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【7回表:織機~3点】
<最終回に白井の2点打が出てようやく突き放した>
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【7回裏:戸田中~0点】
<最後の打者、小澤をセカンドゴロに打ち取りゲームセット、栗田がノーヒットノーランを達成>
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(試合終了)

<※ご飯はいっぱい食べるみたいだけどとにかく痩せてる戸田中の助川真貴。そんな助川がこんなマスクしてたら余計病弱に見えてしまうではないか>
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豊田織機 000 0042…6-14-0
佐川急便 010 0000…1-1-2
織機:○宮本、北岡-ウィリス
戸田:●スメサート、関根-山科
:ポーター(佐)、ウィリス(織)
:国吉2、白井(織)
【テーブルスコア】


【宮本の投球内容】
 回数:6
 打者:23
 打数:19
 安打:1
 三振:5
 四球:3
 死球:1
 内ゴロ:6
 内飛:3
 外飛:4
<栗田に負けじと6回1安打ピッチングだった宮本直美>
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【2回裏:佐川~1点】
<好投宮本の唯一の失投、高めのボール気味の球を右中間に完璧に叩き込んだS・ポーター。凄まじい一打だった>
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【3回裏:佐川~0点】
<1死一塁、抜ければ一三塁のピンチになる一二塁間の打球をダイビングキャッチする吉良真利菜。このファインプレーは大きかった>
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【6回表:織機~4点】
<ポーターの1発で1-0のまま進んでいた試合をひっくり返したM・ウィリスのホームラン>
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<センター駒野もよくフェンス際まで追いついて、捕ったかと思われたが無情にも打球はグラブからこぼれてフェンスの向こうに>
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<この日3安打の高坂と抱き合って喜ぶウィリス。この後打線も息を吹き返して最終的には6得点>
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(試合終了)駒野に貴重なアドバイス。佐川急便にはホームランキャッチの名手、中村歩がいるではないか。是非とも中村にコツを聞くべきだ。

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(2008年第9節山梨大会より)

 ※でも間違って日高よしえマネージャーに訊いてしまうとこうなるので、注意が必要。

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(2008年第9節山梨大会より。日高も入ったので2点追加)


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2011年09月23日

【2011年全日本総合ピックアップ(2)~大和電機v.s.大鵬薬品 「堂々ベスト8入りした大和電機の1回戦」】


 まずはこの大会でベスト8に残ったチームを見てもらいたい(各ブロック前に書いたのがベスト4入り)。

  Aブロック:トヨタ自動車(1部1位)、日立マクセル(1部8位)
  Bブロック:豊田自動織機(1部3位)、佐川急便(1部9位)
  Cブロック:日立ソフトウェア(1部3位)、デンソー(1部6位)
  Dブロック:ルネサス高崎(1部2位)、大和電機(2部AS-5位)
 
 ベスト4は実力通り1部の現在4強が入った。
 ベスト8となると多分に組み合わせの運も大きく、特にルネサスと同ブロックということは他の1部強豪チームが一緒にならないという暗黙のシステムがあるのでその分勝ち上がるチャンスは広がるのだが、しかしそれにしてもこのメンツの中に大和電機が入り込むのは快挙だ。
 勝った相手も、1部では上位チームとも互角に戦う大鵬薬品に、そして地元の大垣ミナモ。ミナモはご存じ多くの1部経験選手が集まっているチームであり、しかも増淵まり子が先発ならほとんど1部チームと戦力は変わらない。つまりこの大会の大和電機は1部の2チームに勝ってベスト8入りしたようなものであり、決して運だけではない実力で勝ち上がった結果そのもの。それだけに余計に価値が高く、堂々と胸を張れる成績なのだ。 

 そんなわけで今回は大健闘の大和電機をメインにして試合を振り返ってみたい。ということで、このブログではいつも応援している大鵬薬品は今回は完全に引き立て役に回ってもらうことにしましょうね(笑)


大和電機 002 3000…5
大鵬薬品 000 0000…0
大和:○上野温子-榎本
大鵬:●梅津、井俣-増井、三崎
:町田(大)
【テーブルスコア】


【1~2回表:大和電機~0点】
 先頭の児玉愛が内野安打も、2番の大林茉央が犠打失敗。続く町田がヒットと、2安打ながらもちぐはぐな攻撃で得点できず。
 そして2回もほとんど同じようなちぐはぐな攻撃。この回も2本、しかも無死から安打が出ながら福本がバント失敗で三封。榎本が送って二三塁とするも児玉愛が倒れて得点できず。

【1~2回裏:大鵬薬品~0点】
 一方の大鵬薬品も同じように拙攻のお付き合い。
 初回、先頭の中山がヒットで出るも2番の酒井が犠打失敗、3番稲垣が仕方なく再び犠打で送り走者の中山ががら空きの三塁を陥れチャンスを広げるも、今日4番に座った佐藤光が打ち取られて先制ならず。
 2回も先頭四球の千原をバントと進塁打で再び三塁へ進めチャンスを作るが得点できず。

【3回表:大和電機~2点】
 1、2回を両チームともにチャンスを潰しつつも、よりヒットが出ていた大和がようやくこの回先制する。
 先頭の大林茉央が右前打で出ると、続く町田が三遊間寄りに内野安打。この処理に慌ててファンブルしたショートの森田が投げずもがなの一塁に悪送球してしまい、大和がいきなり二三塁のチャンスを得る。
 4番小林は遊飛に、5番の辻村が投ゴロに打ち取られたが、6番の児玉沙織がライトにタイムリーを放ちようやく先制点を奪う。さらに7番の新美もショートにタイムリー内野安打を放ち2点目を奪う。
<児玉沙織の先制タイムリー>
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<ファースト大村のすぐ脇をすり抜けた打球、捕っていたら展開も変わっていただろうが、こういう中途半端な近さの速い打球は一番難しい>
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【3回裏:大鵬薬品~0点】
 ただこの時点ではまだ大鵬が「2点のハンデを背負った」くらいの感覚で、さてどんな感じで反撃し逆転するのかなというような見方をしていたが、得点したすぐ裏のこの3回の上野の投球がその雰囲気を断ち切った。
 先頭の好打者中山を厳しいコースで見逃し三振にとると、続く曲者酒井も見逃し三振に。そして打撃開眼間近の稲垣をファーストファールフライにと、フェアグランドに打球を飛ばさず三者凡退に抑えたのだ。
 この上野の投球で大鵬の選手は何となく「あれ、今日はやばいのかも」と思ったはずだし、大和の選手は逆に「あれ、今日はなんか行けるかも」と肌で感じたのかも知れない。
 そしてその流れが次の回に繋がる。

【4回表:大和電機~3点】
 3回裏の上野の好投による大和電機への微妙な流れを決定づけたのがこの回の攻撃だった。
 癒し系捕手の榎本が先頭で四球、児玉愛がチーム三度目のバント失敗で嫌な流れになるが、2番の大林茉央が再びライト前にヒットを放ってチャンスを広げる。
 この場面で頼りになる3番町田が梅津のアウトコース低めの難しいコースを逆らわず左にジャストミート。レフトに入った稲垣の頭上を越す二塁打となって大きな2点が入ると、2死後に辻村もタイムリーで続き、決定的な5点目が入る。
<1死一塁から大林茉央がライト前にこの日2本目のヒットでチャンスを広げると、>
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<キャプテン町田が低めの球を左方向に大きな当たりを放ちこれが2点二塁打に>
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<さらに辻村もセンター前に運び、町田がタッチをかいくぐってホームイン。決定的な5点目が入る>
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【5~7回裏:大鵬薬品~0点】
 いかに長打力のある大鵬打線とはいえ5点差になるとかなり厳しく、そしてこういう展開ではますます技巧派左腕のピッチングが冴える。
 上野は5回にヒット2本でややピンチを迎えるも、それ以外は3回以降全て三者凡退というすばらしいピッチング。
 最後の打者の上釜もセカンドゴロに打ち取ってゲームセット。先発上野の見事な完封と打線の援護で、大和電機が快勝し翌日に駒を進めた試合だった。

<最後の打球を処理するセカンドの大林茉央、自然と笑みがこぼれる>
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(試合終了)


<甲賀医専時代から、飛びぬけて凄い球があるわけではないがピッチングがうまく常に好投していた印象が強い上野温子>
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<その上野とは同じ滋賀県の高校出身で1才年上の捕手榎本育恵。新人の頃は実業団でやっていけるのかと心配だったが、見る見るうちに成長して立派な捕手に。とにかくどことなく愛嬌があって面白い(笑)>
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<この日は5失点と散々だった大鵬薬品の先発梅津佳奈子。彼女の名誉のために言っておくと、正直この日の投球内容は本来の実力からは程遠かった。調子がよくなかったね>
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<そして翌日の朝の大和電機の練習風景。この直後に行われた大垣ミナモ戦でも上野温子が完封し、チームをベスト8に導いた>
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 ※ちなみに、大和電機の同姓選手の大林莉央(りお)大林茉央(まお)はもちろん姉妹だ。字を見りゃわかる。

 ※でも、児玉愛児玉沙織は姉妹でもいとこでもなく、赤の他人。


 ※そして榎本育恵アート引越センターのお姉さんは、実は同一人物だ。

(↓誰も違いがわかるまい)
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posted by silvercats |22:25 | 全国大会、地方予選、オープン戦、カップ戦など | コメント(2) | トラックバック(1)
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