2009年02月13日

【2008/9年 団体第2戦(ビリンゲン@GER)の結果~日本、葛西と伊東の踏ん張りで収穫の5位】

1:オーストリー(902.9)
 モルゲンシュテルン	140.0+143.5
 エッゲンホッハー	132.0+122.0
 コッフラー		131.0+114.5
 ロイツル		125.5+122.0
※大エースのシュリーレンツァウアーを温存しても1位。5番手のエッゲンホッハーが成長したため、シュリー不在でも全く見劣りがしない。しかし2位との差はわずかに1.7という薄氷。さすがに「余裕の」とは行かなかったが、それでも1位を譲らない辺りは「貫禄」か。140超を2本揃えたモルギーと、120台2本のロイツル。世界選手権に向けてどうやら調子が入れ替わりそう。

2:ノルウェイ(901.2)
 ヨケルソイ		139.0+139.5
 ヒルデ		120.5+119.5
 バーダル		140.0+119.5
 ヤコブセン        134.5+122.0
※カナダのバンクーバー大会あたりから徐々に調子を上げてきた大ベテランのヨケルソイ。大好きな大倉山で更に調子を上げ、ここに来て往年の大ジャンプが蘇ってきた。ノルディック発祥国ノルウェイにとって、このベテランの復調は世界選手権前に非常に心強い。ヒルデ、バーダル、ヤコブセンと実力者揃いであり、やはりオーストリーの牙城を崩す可能性があるのは唯一この国か。ヨケルソイがこのまま行くとして、ここにきて安定感のあるバーダル、ヤコブセンは安心。つまりはトム・ヒルデが浮沈の鍵を握りそうだ。飛ばし屋の伊達男ローモーレン、新鋭のエベンセンとの出場枠争いになるだろうか。

3:フィンランド(793.2)
 ラリント		142.5+138.0
 ケイツリ		120.0+99.0
 ハウタマキ        135.0+118.5
 オッリ		117.0+114.0
※新星ラリントの出現で一気に浮上してきたのがフィンランド。昨年までいたアホネンの穴を埋めるほどの活躍で、今やフィンランド1の飛距離を誇る。このラリントに加えて今年個人でもメダルを取っているオッリ、ハウタマキにケイツリの4人で2位を狙いたい。ただし第14戦あたりから急激に不調に陥ったケイツリが心配。オッリ、ハウタマキも好不調の波が激しい。現実的にはドイツより実力は下か。世界選手権では3位に入れれば御の字。

4:ドイツ(778.7)
 ノイマイヤー	134.5+132.0
 フロンド		120.0+102.5
 ホッケ		127.0+102.5
 シュミット		131.0+127.0
※今年不死鳥の如く復活したシュミットのおかげで安定した成績が期待できるようになった。ホッケ、ノイマイヤーに、この日は出場しなかったウルマンの4人が揃えば確実に3位は狙える。あわよくば2位に食い込みたい。ただしこのメンバーには安定感はあるが突如大飛躍するような選手はいない。まさにゲルマン民族の特徴そのまま。故にオーストリーを凌駕する勢いはないだろう。もちろん今年のオーストリーを破れる国はないだろうが。

5:日本(750.8)
 栃本翔平		128.5+124.5
 渡瀬雄太		117.5+106.5
 葛西紀明		132.0+108.5
 伊東大貴		121.0+122.5
※世界選手権枠を最後まで争った栃本と渡瀬を出場させて競争させたせいために伊東大貴がお休み。葛西、岡部の4人で戦って4人揃えてきたロシアに勝ったのはそれなりの収穫だろう。札幌までは上を行っていた渡瀬が今回の遠征で調子を落とし加えて怪我。世界選手権の最後の一人は栃本に決まったが、1月中に決めると宣言しておきながら決定を先延ばしした協会の後手後手の対応には苦言を呈したい。ノルウェイに調子が出てきてしまったせいで今の実力では5位が順当。ロシアとの争いだろう。
ドイツとフィンランド、ノルウェイのうちの二つがこけてくれて尚かつ、伊東と岡部がベスト20に入るくらいのジャンプをし、湯本が失敗せず、それでいて葛西がベスト5に入る大ジャンプをすれば、なんとか3位が狙えるかもしれない。つまり現状では非常に厳しい。

6:ロシア(732.0)
 ワシリエフ         137.0+130.5
 カレリン		113.0+116.0
 ロスリヤコフ	129.5+110.5
 コルニロフ         111.0+105.0
※やはりワシリエフは素晴らしい。カレリン、ロスリヤコフ、コルニロフと、名のある選手が4人揃えられるようになってきたロシアものちのち強豪国の一つになりそうな勢いだ。ソチ五輪でどんな成績を残すかが楽しみだが、その時までなんとかワシリエフには頑張ってもらいたい。実力的には日本と同じくらいだろう。ロシアに勝てるかどうか、平成の日露戦争を密かに楽しみにしている。

7:チェコ(707.4)
8:ポーランド(690.1)
9:スロベニア(360.1)
10:カザフスタン(276.5)
11:韓国(242.8)

posted by silvercats-ski-jump |09:13 | WC 2008/2009年シーズン 結果 | コメント(0) | トラックバック(0)
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