2012年02月03日

【(予定と予選結果)スキージャンプW杯個人第18戦,19戦~ヴァル・ディ・フィエンメ大会(Val di Fiemme,ITA)】

 地元札幌で2連勝した伊東大貴の真価が問われるヴァル・ディ・フィエンメでのLH。果たして大貴の順位は!?
 大会は今日日本時間金曜日深夜に予選ラウンドが、土曜日、日曜日に2連戦が行われます。

<日本人出場選手(6枠)>
伊東大貴(7位,620pts,予選免除)
竹内択(14位,262pts)
小林潤志郎(46位,40pts)
渡瀬雄太(47位,33pts)
栃本翔平(51位,22pts)
葛西紀明(54位,18pts)


Val di Fiemme (ITA)
 ヒルサイズ:134m
 WCヒルレコード:136m
 K点:120m
 距離ポイント:1.8/m
 ゲートファクター(GF):5.58/m
 ウィンドファクター(WF):8.82/(m/s)

2月3日(日本時間4日)
 16:00~(24:00~):公式練習
 18:00~(26:00~):予選

2月4日(日本時間4~5日)
 15:00~(23:00~):トライアル
 16:00~(24:00~):1本目
 17:00~(25:00~):2本目

2月5日(日本時間5~6日)
 14:30~(23:00~):予選
 16:00~(24:00~):1本目
 17:00~(25:00~):2本目


【1戦目の予選の結果】

<予選通過(40人)-5番ゲート>
( 1)130.0m マルティン・コッホ(AUT)
( 2)129.5m ベガルド・スクレット(NOR)
( 3)129.0m ルーカス・フラバ(CZE)
( 4)128.5m ピーター・プレブチ(SLO)
( 5)125.5m ヤンネ・ハッポネン(FIN)
( 6)127.5m シモン・アマン(SUI)
( 7)125.0m ケネス・ガングネス(NOR)
( 8)125.0m マシエ・コット(NOR)
( 9)126.0m マッティ・ハウタマキ(FIN)
(10)128.0m デビット・ザウナー(AUT)
(12)128.5m 竹内択(JPN)
(18)122.5m 小林潤志郎(JPN)
(25)120.0m 葛西紀明(JPN)
(36)116.0m 栃本翔平(JPN)
(37)114.0m 渡瀬雄太(JPN)

<主な予選落ち選手>
(41)112.5m ステファン・ホッケ(AUT)

<予選免除(10人)-4.5番ゲート>
115.0m セヴェリン・フロイント(GER)
122.5m ロマン・コウデルカ(CZE)
DNS ロベルト・クラニエッツ(CZE)
DNS 伊東大貴(JPN)
129.5m リヒャルト・フライタグ(GER)
122.0m カミル・ストッフ(POL)
125.5m トマス・モルゲンシュテルン(AUT)
134.5m グレゴア・シュリーレンツァウアー(AUT)
129.0m アンダシュ・バーダル(NOR)
 94.5m アンドレアス・コフラー(AUT)

※DNS=Don't Start(予選回避)

posted by silvercats-ski-jump |23:31 | WC 2011/12シーズン 結果 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2012年01月29日

【2012年スキージャンプW杯札幌大会観戦記~(3)1月29日・第2戦 「伊東大貴、W杯2連勝!」】

 前日のW杯初勝利に続いて、やってくれました伊東大貴!2連勝!!
 1日目は1本目1位で通過し、2本目で髪の毛1本の0.1ポイントの僅差で逃げ切った勝利。
 そして今日2日目は1本目で3位につけ、2本目の最長不倒の大ジャンプで逆転勝利と、違った形で二日間ファンを大いに楽しませてくれました!
 その二日目のジャンプを簡単に振り返ります。


<伊東大貴、1本目のジャンプ【動画-1】>
<伊東大貴、1本目のジャンプ【動画-2】>
 1本目、伊東はWF-9.5のもと127.5mの飛距離で3位につける。この-10前後のWFが出るような向かい風が大倉山ではどうも一番良い風なようで、今日は多くの選手がこれに似たコンディションというかなり公平な条件下での試合だったのではないか。中でも上位10人の選手についてはほぼ全てこの同じ条件下で飛んでいたわけだが、伊東にとって幸運だったのが強力なライバルである総合1位のコフラーの1本目だけがWF-3.2と有利な向かい風をほとんど受けられなかったことだ。もちろんその分補正するために引かれる点数も少ないわけだが、やはりもう少し風があればどうなっていただろうか、とは思う。もちろんこれだけが原因ではないだろうか、結果的に1本目のコフラーの距離が伸びなかったのも伊東の連勝をアシストした。

<伊東大貴、2本目のジャンプ【動画-1】>
<伊東大貴、2本目のジャンプ【動画-2】>
 しかし2本続けて失敗しないのがさすがのコフラー。-7.0のWFのもと上手く風を捉えて大飛躍。ヒルサイズ超えの135.0mでトップに躍り出て伊東に大きなプレッシャーをかける。
 だが今の伊東はその程度のプレッシャーに押しつぶされるような選手ではなかった。コフラーを超える137.0mのこの日の最長不倒距離を出した上に、ヒルサイズ超えでもテレマークもばっちり。今シーズン散々泣かされてきた飛型点も19.0を揃えるなど、内容的には完璧なジャンプで1本目の貯金も合わせて最強コフラーを2.4ポイント上回った。
 ひとまずトップに立ったが残る二人がまたくせ者。勢い抜群のドイツの新鋭・フライタクと、伊東の良きライバルにして戦友でもあるポーランドのストッフゆえ、まだまだ勝負の行方はわからない。
 まずは逆転勝利も大いに可能の中飛んだフライタクだったが若さ故かプレッシャーに負けて失速し5位に撃沈。最後に飛んだストッフは1本目と同じ131.5mのジャンプを2本揃え非常に上手くまとめたが、やはりヒルサイズを大きく超えた伊東には追いつかずコフラーを上回るのがやっと。
 今まで飛びすぎてテレマークを入れられず飛型点の低さでさんざん苦杯をなめ続けてきた伊東大貴が、地元北海道の知り尽くした台で完璧な飛躍を4本揃えて、世界のトップジャンパーが揃う札幌大会を2試合とも制したのだった。

<伊東にしては珍しく派手なガッツポーズが出た2本目。「練習も含めて今季最高のジャンプ」だそうだが、人生でも1,2を争うジャンプになったのではないだろうか>
伊東大貴、2本目

<表彰台での伊東大貴>
伊東大貴表彰台
 伊東のヒーローインタビューの骨子です。
「みなさん、こんな寒い中応援しにきてくださって本当にありがとうございました」
「風邪引かないでくださいね」
「どうか気をつけて帰ってください」
 要約するとこんな感じ(要約しすぎか、笑)。しかしまあ、謙虚というか優しいというかなんというか。
 今までこんな日本のトップアスリートがいただろうか(笑)
 しかし今でこそ結婚もして子供も出来て、いい大人、優しい父さんだろうけど、僕の中ではいつまでもあのおちゃらけた「チッチキチー」のままなのだ(笑)



<昨日の3位に続き今日も2位。連続表彰台のカミル・ストッフ(POL)>
カミル・ストッフ
 前日の伊東の初優勝の時に真っ先に出てきて祝福してくれたストッフ。テレビの解説でも原田さんが「ストッフは伊東と同じように強くなってきた選手」と紹介していたが、やはり互いに認め合う部分も大きいのだろう。僕も含め、今回でストッフのファンになった人も多いんじゃないだろうか。

<2本目に大ジャンプを見せたW杯総合1位のアンドレアス・コフラー(AUT)>
アンドレアス・コフラー
 やっぱりコフラーはコフラーだった。今でこそ素直に称えられるがあの2本目の大ジャンプは「なんでここでそれを出すか」と歯ぎしりしてしまったのも事実。でも世界トップの技術、凄さを日本のファンに直接見せてくれて本当に嬉しい。

<2本目で失敗してしまいガックリのリヒャエル・フライタク(GER)>
リヒャルト・フライタク
 目の前にちらついていた逆転勝利が、それどころか表彰台までもが転がり落ちてしまったフライタク。無表情、ポーカーフェイスのジャンプ選手が多い中、良いジャンプには常に大きくガッツポーズするノイマイヤーはじめ、ドイツの選手は意外と表現がストレート。このフライタクのガックリ感も逆に好感を持ってしまった。

<今年の札幌ではサッパリだったセヴェリン・フロイント(GER)、表情も冴えない>
セヴェリン・フロイント
 昨年はここ札幌で初優勝し一気に世界のトップジャンパーに上り詰めたフロイントも今年はさっぱり。2日目は2本目にも進めずW杯ポイントすら獲得できなかった。この練習の時からのしかめっ面が調子の悪さを物語っていた。

<調子はいまいちながらも常に笑顔のモルギー。世界中にファンがいる理由>
トーマス・モルゲンシュテルン
 モルギーは今回はそこそこ良い条件で飛ばせてもらいながらもイマイチ突き抜けるような結果を出せなかった。それでもしっかりトップ10には入っているわけだが。
 ただそんな中でも幼い子供の「モルギー!」の声にはしっかり応えて笑顔で手を振る。コフラーもそうだけど、やっぱり強くて愛される選手というのは愛想もいい。



 伊東大貴は2005年1月のジャンプ週間ビショフスホーヘン大会で2本目に当時のバッケンレコードを記録し3位に入ったのが初めてのW杯表彰台。翌2006年の札幌大会では、1日目に岡部孝信に続いて4位、2日目には岡部を上回りヨケルソイに続いて2位と、順位だけを見れば素晴らしい結果を残してはいたのだが、それがあまり評価されてこなかったのはこの年はトップ10で来日したのがヨケルソイ、ルメレン、ヴィドヘルツルの3人だけだったこと。しかもトップ20を見ても岡部を含めて4人だけという、余りにも寂しい大会だったのだ。今回も、たとえどんなに伊東が素晴らしいジャンプをしても、2006年のようにライバルがほとんどいなければ同じようにあまり評価されなかったはず。伊東の今回の連勝を価値あるものにたらしてめてくれたのは、何はさておき、時差も顧みず遠い極東の地まで足を運んでくれた多くのライバル選手達の存在そのものなのだ。ありがとう、世界のトップジャンパーたちよ!(除・シュリーレンツァウアー)。
 たとえその理由が寿司であっても電化製品であってもいい、はたまたすすきののお姉ちゃんであっても、もう何でもいい。とにかくまた来年もみんなでやってきてください!!

<2006年、W杯札幌大会で2位に入った伊東(左)。1位は札幌の主・ヨケルソイ(NOR)、3位は岡部だった>
伊東大貴2006表彰台


姉弟(きょうだい)ブログもよろしくお願いします。
【銀猫の女子ソフトボール観戦記】


posted by silvercats-ski-jump |23:59 | WC 2011/12シーズン 結果 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2012年01月28日

【2012年スキージャンプW杯札幌大会観戦記~(2)1月28日・第1戦 「伊東大貴、地元札幌でW杯初勝利!」】

 伊東大貴にとって、今まで何度も2位になりながらあとほんの少しのところで手の届かなかったワールドカップでの勝利。その初めての勝利を大勢のファンが見守る地元札幌で成し遂げてくれた!
 大貴、ありがとう!

<優勝した伊東大貴、1回目のジャンプ>
伊東大貴(1)

 WC総合順位10位以内で予選免除組として迎えた1本目。フライタク(GER)の137mに次ぎバーダル(NOR)と並ぶ134mのビッグジャンプをみせ、飛型とWF(Wind Factor)のポイントも加算して1位につけると、いよいよ最終ジャンパーとして迎えた2本目。ライバルのバーダルが2本目も134mと揃えてトップに立っていたのでそれに近いジャンプをしたかったのだが、大歓声の中、飛んだ距離はかなり微妙な130m。伊東自身「少し距離が足りないのでは…」と思ったようだが、その不安な気持ちを代弁するかのように電光掲示板に得点がなかなか表示されない。そして長い静寂の中、表示された得点が2本合計で「252.6」ポイント。なんと2位のバーダルを上回ることわずか0.1ポイントという、僅差というにはあまりにも僅差な戦いを制し、ついについに伊東大貴がW杯で初勝利をあげたのだ!

<伊東大貴、優勝を決めた2本目のジャンプ【動画】>
(寒くて画面が震えています。すみません、笑)

 予選1位のノルウェーのスクレットが好調で、コンチネンタルカップやW杯に強豪不在だった年でも札幌によく参加していた同じくノルウェーのバーダルが今年の好調をそのまま維持して大飛躍。伊東のライバルでもあり戦友的な存在でもあるポーランドのカミル・ストッフも飛距離を伸ばしたなか、やっぱり最後にまさに髪の毛1本差の勝利を手にしたのは大倉山を知り尽くしている伊東大貴だったのだ。

<表彰台での伊東大貴>
伊東大貴(2)


 大倉山の気まぐれな風も、この日は常時向かい風でウィンドファクターも常にマイナス(ジャンプに有利な向かい風だとマイナスになる)とジャンパーに有利な条件。しかし逆に、そのマイナスも20ポイント前後がほとんどと、飛んでも飛んでもポイントを引かれるような非常に結果を出すのが難しい試合ではなかっただろうか。運営側もそういう風の中でゲートを上げ下げし非常に苦労しながらなんとか試合を成立させたが、そんな気まぐれな風の試合の中で、わずかに風を味方につけたのが伊東大貴だったような気がする、
 正直なところWFが0.1、いや1ポイント2ポイント変わろうが飛距離にさして影響はないのではないだろうか。しかしその差が結果的には勝ち負けの差に表れてきてしまうのである。ただその0.1ポイント差に笑うこともあれば、当然泣かされることもある。むしろどちらかと言えば今までの伊東はその差に泣かされてきた選手だろう。0.1ポイント差と言えば飛距離でいえばわずか「5.5cm」の差。ではあるが、もちろん飛距離は0.5m刻みであるし飛型点も0.5ポイント刻みであるのでこの差よりもかなり小さい。正直ここまで小さい差となれば風向計の測定誤差の範囲内と言ってしまえるぐらいだ。
 しかしながらだとしても、より公平性を増すために導入されたWFの影響によるもので、以前に比しより環境の不確実性の影響を排除した、選手の純粋な実力差を反映した結果なのだ。
 WFもまだまだ改良はされるだろうが、かつての「風の影響は運不運」の時代より格段に進歩したものであるのは間違いない。気まぐれな風の影響が強すぎることで有名だった札幌で、その風の影響をできるだけ補正したポイント制度が大きく影響して順位が入れ替わったというのは、あるいみWF導入の一つの到達点として大いに評価されていいのではないだろうか。そしてその効果を受けて地元の試合で頂点に立ったのが、今季ずっと僅差で泣かされてきた伊東大貴だったのいうのが何かを暗示していて面白い。


<伊東とバーダルの得点差>
 1回目、伊東とバーダルは飛距離、飛型点ともに同じだったが、WF(WindFactor)で伊東が-16.5、バーダルが-23.2.と伊東が6.7ポイントリード。
 2回目、飛距離、飛型点で今度はバーダルが10ポイントリードするも、WFで伊東が-13.1、バーダルが-16.5と伊東が3.4ポイント上回る。
 結局2回の合計で、飛距離と飛型点で伊東が10点負けていたのを、WFの+10.1でわずかに0.1ポイント上回ることになった。WFを採用していなかった一昨年までならこのまま10ポイント差でバーダルが上だったのだが風的にやや不利だった伊東が上回ったという、これこそが公平な競技に進化してきた結果だろう。


posted by silvercats-ski-jump |23:56 | WC 2011/12シーズン 結果 | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2012年01月27日

【2012年スキージャンプW杯札幌大会観戦記~(1)1月27日・予選】

 28日(土)、29日(日)と行われるワールドカップ札幌大会。その前日の昨日27日は公式練習と28日のための予選が行われました。
 本戦日には臨時の直行バスが運行されますがこの日はなし。円山公園駅から宮の森シャンツェ行きの路線バスに乗りり、大倉山ジャンプ競技場前で降車。札幌聖心女子学園への近道を登りさらに歩いて20分で大倉山ジャンプ競技場に着いたのが予選開始10分前の16時35分でした。

<予定15分前の16時45分にスタート>
予選スタート

 16時45分からスタートした予選。
 わずかな観客が静かに見守る中、黙々と選手が飛んでいたのですが突然後ろの方で大きな歓声が。一体何事かと振り返ると、その理由は会場になだれ込んだ中国人の団体観光客でした。
 W杯本戦はもちろん有料ですが、この日の予選は無料開放。しかも五輪も行われた会場で飛んでいるのが世界のトップジャンパーたち。どこの旅行会社やツアコンの発案か、それとも偶然この日に当たったのかはわかりませんが、これはなかなかシャレたツアーコース。
 もちろん100人も200人も来られたら迷惑だけど、30人くらいがやってきて何やら嬉しそうにきゃっきゃ騒いでる分には見ていて微笑ましいものがありました。ただ、ちょっと離れた場所に置いてあったバッグをすぐさま手元に引き寄せたのは言うまでもありません(笑)
<「うわー高いわね~。たっかー。ほら見て見て飛んだ飛んだ!。おおー。すごいすごい!上手上手!」たぶんそんなことくらいしか言ってないと思う(笑)>
中国人団体観光客

 それはさておき、予選の結果。
 この日の予選でトップに立ったのがノルウェーのスクレット。137mの大ジャンプで予選を1位通過し、この日のMan of the Dayも獲得しました(ちなみに2位が竹内托)。
<予選1位のジャンプでガッツポーズのノルウェースクレット>
スクレット(NOR)

 予選免除組になってゲートが二つ下がりましたが(12→10)、その条件でも132mのジャンプを見せた伊東大貴も好調を維持してそうで、これはいよいよW杯勝利が叶えられるかもしれません。
<先週大倉山のバッケンを更新した伊東大貴も好調>
伊東大貴(雪印メグミルク)

 その伊東の最大の壁になりそうなのが「サッポロダイスキ-、スシダイスキ-」と言って毎年来日してくれるモルゲンさん。この日も伊東と同じゲートから134mのビッグジャンプ。またしても二つ持っていきそうな予感がしないでもありません。
<ほぼ毎年しっかり来日してくれるモルギー(AUT)>
モルギー(AUT)

 モルギーの次にくる選手にあげるとしたら、ジャンプ週間の8本目以降なんとなく調子が落ちたままのように感じる(気のせいかな)コフラーではなく、ザコパネで2戦連続2位になったドイツの若手フライタクとノルウェーのエース・バーダル。
 もちろんコフラーのこの日の飛躍が120mと、調子があがらないのではなくわざと抑えたのかも知れませんが、まあその辺を確かめるのも今日の本戦の楽しみです。

<意外と来そうなのがドイツのフライタク。去年は同じドイツのフロイントがこの札幌大会からブレイクした>
フライタグ(GER)

<今シーズンは伊東の目の上のたんこぶ的存在であるバーダル(NOR)>
バーダル(NOR)

<コフラーは不調なのか、あるいは余裕なのか>
コフラー(AUT)

<予選を通過し、401戦目に挑む葛西にも期待>
葛西紀明(土屋ホーム)

<17時47分、競技終了>
予選終了


<予選通過日本選手>
伊東大貴(予選免除)
2:竹内托
13:作山憲斗
16:葛西紀明
21:湯本史寿
24:岡部孝信
29:遠藤修二
30:鈴木翔
34:渡瀬雄太
38:小林潤志郎

<予選落ち日本選手・おもな選手>
42:栃本翔平
43:清水礼留飛
45:ステファン・フラ(POL)
48:サミ・ニエミ(FIN)



<W杯総合ポイント20以内の選手の札幌大会来日状況>
 1:○コフラー(AUT)
 2:×シュリーレンツァウアー(AUT)→(次のフライング選手権に備えるため)
 3:○バーダル(NOR)
 4:○モルゲンシュテルン(AUT)
 5:○フライタク(GER)
 6:○ストッフ(POL)
 7:○フロイント(GER)
 8:○クラニエッチ(SLO)
 9:○コウデルカ(CZE)
10:○伊東大貴(JPN)
11:×アマン(SUI)
12:×コッホ(AUT)→(コッホもフライングに強いので調整のための欠場か?)
13:○プレブチ(SLO)
14:○フラバ(CZE)
15:○竹内択(JPN)
16:○スクレット(NOR)
17:○ノイマイヤー(GER)
18:○ベルタ(NOR)
19:○ジラ(POL)
20:○コイブランタ(FIN)

 シュリーとアマンというビッグネーム二人が欠場なのが目立つが、こう見ると主力のほとんどが来日してくれているという日本のジャンプファンにとってとても嬉しい状況。


posted by silvercats-ski-jump |23:55 | WC 2011/12シーズン 結果 | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2012年01月26日

2011/2012年シーズン・ワールドカップの結果【その3~IV.Period】

<IV. Period>
 ジャンプ週間後の第3ピリオドはタウプリッツのフライング選手権から始まり、ポーランドのザコパネを経て札幌大会までである。

【個人・第12戦FH~タウプリッツ・バートミッテルンドルフ(Tauplitz/Bad Mitterndorf, AUT, 20121/ 1/15)】
1:クラニエッチ(SLO)
2:モルゲンシュテルン(AUT)
3:バーダル(NOR,Man of the Day)
4:伊東大貴(雪印メグミルク)
6:コッホ(AUT)
20:竹内択(北野建設)
 今年最初のフライングヒルの大会。天候不良のために延期になっていたの第1戦は、15日の第2戦の前に1回の飛躍で行うことになった。
 今年は好調を維持し距離は出しながらも飛型点の低さで順位を落とす試合が続いていた伊東大貴の極めつけがこの試合。5から9までゲートが複雑に変わり単純に飛距離で比較は出来ないが、7番ゲートから飛んだ伊東がこの試合の最長不倒距離の212mをマークする。しかしながらまたしてもテレマークを入れられなかったのか、上位3人が平均19点以上だったのに対し伊東の飛型点平均は16.2点。10点低い飛型点の差で、優勝どころか3位表彰台まで逃してしまった。

【個人・第13戦FH~タウプリッツ・バートミッテルンドルフ(Tauplitz/Bad Mitterndorf, AUT, 20121/ 1/15)】
1 :バーダル(NOR)
2:伊東大貴(雪印メグミルク)
3:ストッフ(POL)
7:竹内択(北野建設)
14:コッホ(AUT)
 フライングヒル第2戦は同日の第1戦に引き続いて行われた。
 1戦目の好調を維持した伊東は2戦目の1回目でも大飛躍。209.0mというこの日の最長不倒距離を出すとともに、飛型もしっかりまとめて平均19点弱と完璧なジャンプで2位のシュリーを4ポイント抑えて1回目でトップに立つ。
 今日こそは伊東が初の表彰台の一番上かと大いに期待した2回目。なんと前に飛ぶシュリーのジャンプスーツのチャックが壊れるという信じられないハプニング。応急処置でテープで留めて飛んだが飛翔時にチャックが外れてあえなく失格。これでライバルがいなくなり120%1位になるかと思いきや、シュリーのゴタゴタでかなり時間がかかったのが響いたのか伊東もお付き合いして大失速。2回目普通に飛んでいたら楽勝、少々ダメでもまあなんとか勝てそうだったのに171.5mと撃沈したことでわずか1.6ポイント差でライバルのバーダルに1位をさらわれてしまったのだ。

【個人・第14戦LH~ザコパネ(Zakopane, POL, 2012.1.20)】
1:ストッフ(POL)
2:フライタグ(GER)
3:コフラー(AUT)

【個人・第15戦LH~ザコパネ(Zakopane, POL, 2012.1.21)】
1:シュリーレンツァウアー(AUT)
2:フライタグ(GER)
3:バーダル(NOR)
 さて札幌大会とその前の国内大会出場のために全員帰国し日本勢が不在となったポーランドのザコパネ大会。1試合目の優勝は昨年に引き続き地元ポーランドのマリシュなき後のエースであるカミル・ストッフ、2試合目はシュリーで、ドイツの有望株フライタグが2戦とも2位に入る健闘を見せた。


【個人・第16戦LH~札幌(Sapporo, JPN, 2012.1.28)】
【個人・第17戦LH~札幌(Sapporo, JPN, 2012.1.29)】

posted by silvercats-ski-jump |23:46 | WC 2011/12シーズン 結果 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加