2012年02月03日
地元札幌で2連勝した伊東大貴の真価が問われるヴァル・ディ・フィエンメでのLH。果たして大貴の順位は!?
大会は今日日本時間金曜日深夜に予選ラウンドが、土曜日、日曜日に2連戦が行われます。
<日本人出場選手(6枠)>
伊東大貴(7位,620pts,予選免除)
竹内択(14位,262pts)
小林潤志郎(46位,40pts)
渡瀬雄太(47位,33pts)
栃本翔平(51位,22pts)
葛西紀明(54位,18pts)
Val di Fiemme (ITA)
ヒルサイズ:134m
WCヒルレコード:136m
K点:120m
距離ポイント:1.8/m
ゲートファクター(GF):5.58/m
ウィンドファクター(WF):8.82/(m/s)
2月3日(日本時間4日)
16:00~(24:00~):公式練習
18:00~(26:00~):予選
2月4日(日本時間4~5日)
15:00~(23:00~):トライアル
16:00~(24:00~):1本目
17:00~(25:00~):2本目
2月5日(日本時間5~6日)
14:30~(23:00~):予選
16:00~(24:00~):1本目
17:00~(25:00~):2本目
【1戦目の予選の結果】
<予選通過(40人)-5番ゲート>
( 1)130.0m マルティン・コッホ(AUT)
( 2)129.5m ベガルド・スクレット(NOR)
( 3)129.0m ルーカス・フラバ(CZE)
( 4)128.5m ピーター・プレブチ(SLO)
( 5)125.5m ヤンネ・ハッポネン(FIN)
( 6)127.5m シモン・アマン(SUI)
( 7)125.0m ケネス・ガングネス(NOR)
( 8)125.0m マシエ・コット(NOR)
( 9)126.0m マッティ・ハウタマキ(FIN)
(10)128.0m デビット・ザウナー(AUT)
(12)128.5m 竹内択(JPN)
(18)122.5m 小林潤志郎(JPN)
(25)120.0m 葛西紀明(JPN)
(36)116.0m 栃本翔平(JPN)
(37)114.0m 渡瀬雄太(JPN)
<主な予選落ち選手>
(41)112.5m ステファン・ホッケ(AUT)
<予選免除(10人)-4.5番ゲート>
115.0m セヴェリン・フロイント(GER)
122.5m ロマン・コウデルカ(CZE)
DNS ロベルト・クラニエッツ(CZE)
DNS 伊東大貴(JPN)
129.5m リヒャルト・フライタグ(GER)
122.0m カミル・ストッフ(POL)
125.5m トマス・モルゲンシュテルン(AUT)
134.5m グレゴア・シュリーレンツァウアー(AUT)
129.0m アンダシュ・バーダル(NOR)
94.5m アンドレアス・コフラー(AUT)
※DNS=Don't Start(予選回避)
posted by silvercats-ski-jump |23:31 |
WC 2011/12シーズン 結果 |
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2012年01月28日
伊東大貴にとって、今まで何度も2位になりながらあとほんの少しのところで手の届かなかったワールドカップでの勝利。その初めての勝利を大勢のファンが見守る地元札幌で成し遂げてくれた!
大貴、ありがとう!
<優勝した伊東大貴、1回目のジャンプ>
WC総合順位10位以内で予選免除組として迎えた1本目。フライタク(GER)の137mに次ぎバーダル(NOR)と並ぶ134mのビッグジャンプをみせ、飛型とWF(Wind Factor)のポイントも加算して1位につけると、いよいよ最終ジャンパーとして迎えた2本目。ライバルのバーダルが2本目も134mと揃えてトップに立っていたのでそれに近いジャンプをしたかったのだが、大歓声の中、飛んだ距離はかなり微妙な130m。伊東自身「少し距離が足りないのでは…」と思ったようだが、その不安な気持ちを代弁するかのように電光掲示板に得点がなかなか表示されない。そして長い静寂の中、表示された得点が2本合計で「252.6」ポイント。なんと2位のバーダルを上回ることわずか0.1ポイントという、僅差というにはあまりにも僅差な戦いを制し、ついについに伊東大貴がW杯で初勝利をあげたのだ!
<伊東大貴、優勝を決めた2本目のジャンプ【動画】>
(寒くて画面が震えています。すみません、笑)
予選1位のノルウェーのスクレットが好調で、コンチネンタルカップやW杯に強豪不在だった年でも札幌によく参加していた同じくノルウェーのバーダルが今年の好調をそのまま維持して大飛躍。伊東のライバルでもあり戦友的な存在でもあるポーランドのカミル・ストッフも飛距離を伸ばしたなか、やっぱり最後にまさに髪の毛1本差の勝利を手にしたのは大倉山を知り尽くしている伊東大貴だったのだ。
<表彰台での伊東大貴>
大倉山の気まぐれな風も、この日は常時向かい風でウィンドファクターも常にマイナス(ジャンプに有利な向かい風だとマイナスになる)とジャンパーに有利な条件。しかし逆に、そのマイナスも20ポイント前後がほとんどと、飛んでも飛んでもポイントを引かれるような非常に結果を出すのが難しい試合ではなかっただろうか。運営側もそういう風の中でゲートを上げ下げし非常に苦労しながらなんとか試合を成立させたが、そんな気まぐれな風の試合の中で、わずかに風を味方につけたのが伊東大貴だったような気がする、
正直なところWFが0.1、いや1ポイント2ポイント変わろうが飛距離にさして影響はないのではないだろうか。しかしその差が結果的には勝ち負けの差に表れてきてしまうのである。ただその0.1ポイント差に笑うこともあれば、当然泣かされることもある。むしろどちらかと言えば今までの伊東はその差に泣かされてきた選手だろう。0.1ポイント差と言えば飛距離でいえばわずか「5.5cm」の差。ではあるが、もちろん飛距離は0.5m刻みであるし飛型点も0.5ポイント刻みであるのでこの差よりもかなり小さい。正直ここまで小さい差となれば風向計の測定誤差の範囲内と言ってしまえるぐらいだ。
しかしながらだとしても、より公平性を増すために導入されたWFの影響によるもので、以前に比しより環境の不確実性の影響を排除した、選手の純粋な実力差を反映した結果なのだ。
WFもまだまだ改良はされるだろうが、かつての「風の影響は運不運」の時代より格段に進歩したものであるのは間違いない。気まぐれな風の影響が強すぎることで有名だった札幌で、その風の影響をできるだけ補正したポイント制度が大きく影響して順位が入れ替わったというのは、あるいみWF導入の一つの到達点として大いに評価されていいのではないだろうか。そしてその効果を受けて地元の試合で頂点に立ったのが、今季ずっと僅差で泣かされてきた伊東大貴だったのいうのが何かを暗示していて面白い。
<伊東とバーダルの得点差>
1回目、伊東とバーダルは飛距離、飛型点ともに同じだったが、WF(WindFactor)で伊東が-16.5、バーダルが-23.2.と伊東が6.7ポイントリード。
2回目、飛距離、飛型点で今度はバーダルが10ポイントリードするも、WFで伊東が-13.1、バーダルが-16.5と伊東が3.4ポイント上回る。
結局2回の合計で、飛距離と飛型点で伊東が10点負けていたのを、WFの+10.1でわずかに0.1ポイント上回ることになった。WFを採用していなかった一昨年までならこのまま10ポイント差でバーダルが上だったのだが風的にやや不利だった伊東が上回ったという、これこそが公平な競技に進化してきた結果だろう。
posted by silvercats-ski-jump |23:56 |
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2012年01月26日
<IV. Period>
ジャンプ週間後の第3ピリオドはタウプリッツのフライング選手権から始まり、ポーランドのザコパネを経て札幌大会までである。
【個人・第12戦FH~タウプリッツ・バートミッテルンドルフ(Tauplitz/Bad Mitterndorf, AUT, 20121/ 1/15)】
1:クラニエッチ(SLO)
2:モルゲンシュテルン(AUT)
3:バーダル(NOR,Man of the Day)
4:伊東大貴(雪印メグミルク)
6:コッホ(AUT)
20:竹内択(北野建設)
今年最初のフライングヒルの大会。天候不良のために延期になっていたの第1戦は、15日の第2戦の前に1回の飛躍で行うことになった。
今年は好調を維持し距離は出しながらも飛型点の低さで順位を落とす試合が続いていた伊東大貴の極めつけがこの試合。5から9までゲートが複雑に変わり単純に飛距離で比較は出来ないが、7番ゲートから飛んだ伊東がこの試合の最長不倒距離の212mをマークする。しかしながらまたしてもテレマークを入れられなかったのか、上位3人が平均19点以上だったのに対し伊東の飛型点平均は16.2点。10点低い飛型点の差で、優勝どころか3位表彰台まで逃してしまった。
【個人・第13戦FH~タウプリッツ・バートミッテルンドルフ(Tauplitz/Bad Mitterndorf, AUT, 20121/ 1/15)】
1 :バーダル(NOR)
2:伊東大貴(雪印メグミルク)
3:ストッフ(POL)
7:竹内択(北野建設)
14:コッホ(AUT)
フライングヒル第2戦は同日の第1戦に引き続いて行われた。
1戦目の好調を維持した伊東は2戦目の1回目でも大飛躍。209.0mというこの日の最長不倒距離を出すとともに、飛型もしっかりまとめて平均19点弱と完璧なジャンプで2位のシュリーを4ポイント抑えて1回目でトップに立つ。
今日こそは伊東が初の表彰台の一番上かと大いに期待した2回目。なんと前に飛ぶシュリーのジャンプスーツのチャックが壊れるという信じられないハプニング。応急処置でテープで留めて飛んだが飛翔時にチャックが外れてあえなく失格。これでライバルがいなくなり120%1位になるかと思いきや、シュリーのゴタゴタでかなり時間がかかったのが響いたのか伊東もお付き合いして大失速。2回目普通に飛んでいたら楽勝、少々ダメでもまあなんとか勝てそうだったのに171.5mと撃沈したことでわずか1.6ポイント差でライバルのバーダルに1位をさらわれてしまったのだ。
【個人・第14戦LH~ザコパネ(Zakopane, POL, 2012.1.20)】
1:ストッフ(POL)
2:フライタグ(GER)
3:コフラー(AUT)
【個人・第15戦LH~ザコパネ(Zakopane, POL, 2012.1.21)】
1:シュリーレンツァウアー(AUT)
2:フライタグ(GER)
3:バーダル(NOR)
さて札幌大会とその前の国内大会出場のために全員帰国し日本勢が不在となったポーランドのザコパネ大会。1試合目の優勝は昨年に引き続き地元ポーランドのマリシュなき後のエースであるカミル・ストッフ、2試合目はシュリーで、ドイツの有望株フライタグが2戦とも2位に入る健闘を見せた。
【個人・第16戦LH~札幌(Sapporo, JPN, 2012.1.28)】
【個人・第17戦LH~札幌(Sapporo, JPN, 2012.1.29)】
posted by silvercats-ski-jump |23:46 |
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