2008年06月29日

K-1 WORLD GP 2008 IN FUKUOKA-JAPAN GP「対世間という姿勢」

●セーム・シュルトVSジェロム・レ・バンナt
あの試合展開で手を挙げて、優勢をアピールするバンナ。
ドンフライが男塾塾長なのは腹に落ちるが、
バンナが番長なのは番長らしい試合の記憶が薄く違和感がある。
あったのかもしれないが、覚えていない。
心まで折られる事はなかったが、勝てる可能性は最後まで感じられなかった。
あの身長の選手にハイキックが当たるはずもなく、
素早く思い切り踏み込んで顔面を殴る。
それしか、シュルトに勝てる気がしない。
シュルトがアマチュア精神を持ったまま、磐石の王者として君臨し続ける限り
K-1の未来はあまり明るくない訳だが、老いたバンナに期待するのも酷。
今後の対戦相手も全く思い浮かばないし、ちょっと先が思いやられる。
それにしても、シュルト。
何故きっちり倒さないんだろう。
いい人なんだろうけど、つまらない男だ。


●バダ・ハリVSグラウベ・フェイトーザ
そんな先が思いやられるK-1の中で、僕はもっとバダ・ハリを推すべきだと思う。
前戦も圧倒的だったが、今回も強かった。
打撃の回転が早いし、最後の弓を引く様なパンチ。
あんなパンチって、相当実力差がある時にしか見ない気がする。
(昔、めちゃくちゃ強いタイ人に立嶋選手とかがやられたよーな)
あのスピード感はヘビー級で突出しているし、見ていて非常に面白い。
一時期、「更正しました」みたいな打ち出しをしていたが、
やっぱりテレビ的にあh「ヤンチャな悪童」的な方が栄える。
シュルトには勝てないだろうけど、
バンナとバダ・ハリならバダ・ハリの方が強いんじゃないだろうか。


●JAPAN GP
まず、前田 慶次郎。
あの戦法で日本を制しても、全く世界へのイメージが湧かない。
これだけは、本当に言っておきたい。
ああいうヒットアンドウェイで全盛期を過ぎた動きの鈍い武蔵や
無尽蔵のスタミナという触れ込みなのにスタミナのないテイシェイラと試合したって。
決勝戦の判定は正直「?」だったけど、どっちみち世界では通用しない。
武蔵が登場した時は、動きが滑らかでキレイだった。
佐竹好きだったのであまり好きにはならなかったけれど、
「お!?」という部分は初期の武蔵にはあった訳です。
それが、前田にはない。
今の年齢で、しかもK-1という舞台でそういう部分を求めてはいない。
解説で谷川Pが言っていた通り、仕留めなきゃ駄目なリングな訳。
地上波に耐えられる試合運びをしてもらいたい。
まだ、若いんだから。

武蔵には、きっちり介錯をしてあげる人が現れて欲しい。
三十路の藤本では死んでも死にきれなかったはずで。
だからこの前、澤屋敷戦が組まれたんだろうけど。
前田戦も「武蔵が潰された」という印象にはならなかったし。
負けても死なない(辞められない)ゾンビ状態な感じ。
実際、これで引退表明とか有り得るけれど。
それもまあなんだかな訳で。

最後に、テイシェイラ。
極真の本部直轄道場で、彼と練習をしている知人曰く「化け物。めちゃくちゃ強い」。
極真の世界大会もYOU TUBEの小さな画面で見たレベルなので、
エラそうな事は言えないが「やっぱりフグとフィリオは別格だな」な印象。 
まず、今回の放送でも無尽蔵のスタミナと言われていたが、スタミナがない。
前回もスタミナが切れていたし、調整云々ではなくスタミナがないんだろう。
あのスタミナの切れっぷりは、極真幻想を壊すから勘弁して欲しい。
極真が極真である由縁がなくなってしまう。
それとシュルトもそうだけど、「アマチュアだな」という印象。
フグもフィリオも背負ってる感が、すごくあった。
テイシェイラが極真の看板を背負ってる感じ、正直あんまりしない。
中迫戦の2R、あれで仕留めない事に谷川Pも大いに失望した事だろう。
あれは、ひどい。

最後の判定。
個人的には凡戦だったが、前田だと思う。
でもテイシェイラにしなきゃワールドGP、代わり映えしなさ過ぎる。
前田も不満をリング上で出さなくて(テレビで見る限り)、好印象。

繰り返すけれど、多くのプロ格闘家が憧れる地上波。
選ばれた存在なんだから「対世間」をもっと意識して、もっと攻めて欲しい。


思考遊戯
http://blog.livedoor.jp/siko_yugi/

posted by siko_yugi |23:52 |
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加