2010年06月08日
2人の大石(後編):大石弥太郎(阪急・広島他)
2人の大石の後編は大石弥太郎さんについて。同投手は大分の佐伯鶴城高の出身ですが 同校はカープと縁のある学校ですね。86年優勝時の監督・阿南準郎さんが大石さんの 6年先輩なので、両大石のトレードはその辺の繋がりもあったのかもしれません。 そして、現監督の野村謙二郎も同校の出身で、今季、やはり佐伯鶴城高の後輩・ 廣瀬純をスタメンに起用。廣瀬も先輩の期待に応えて好成績を収めています。 2人の大石の交換トレードは67年1月に成立するのですが、この時点で 大石清が通算113勝を挙げていたのに対して、大石弥太郎は5年間でわずかに1勝のみ。 下り坂の清と、上り坂の弥太郎の交換ではありますが、あまりに実績に差がある 2人のトレードですから、反対もあったのではないでしょうか? (弥太郎投手は前年ウエスタンで13勝0敗の好成績を残していたのだとか) しかし、カープに移籍した弥太郎投手はここで開花して67年から8年間の在籍で 2ケタ勝利を5度マークして72勝を挙げます。当時の長谷川良平コーチの アドバイスが功を奏したということですが、この大化けはすごいですね。 そして、74年のオフにトレードで阪急に復帰。この際のトレードは 大石弥太郎・白石静生←→児玉好弘・宮本幸信・渡辺弘基 というもので、両球団のファンの方にも印象的な選手たちを多く含むトレードでした。 銀縁メガネをかけた左腕の白石は先発ローテーション投手として活躍し、 宮本・渡辺も貴重な救援投手としてカープの初優勝に貢献します。 75、76年は一方の阪急も連覇を果たしているのですが、大石さんは2年間で 22試合4勝のみで日本シリーズでの登板はかなわず、77年オフに再びトレード。 今回のトレードは 戸田善紀・大石弥太郎・森本潔・小松健二←→稲葉光雄・大隅正人・島谷金二 というもので、阪急側が一方的に成功・中日側が失敗と好対照な結果となった トレードとして記憶されています。このブログでも、以前取り上げたことがありますね。 センバツ最多奪三振記録を持つ男 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/shrimp/article/38 大石さんは中日で2年間に38試合2勝で、78年シーズン終了後にトレードで (金銭か無償か不明)南海に移り、2年間で51試合0勝で引退。 日本プロ野球史上でも珍しい同姓選手同士の1対1の交換トレードを経てブレイクした 大石さんが、その後も有名トレードに付随する形で移籍を繰り替えしたというのも 数奇な運命を感じますね。 で、大石さんの流転(?)はこれで終わらず、94年から3年間台湾の統一ライオンズの 監督を務め2度の優勝。さらに98年からは沖縄に移住し、 今年から名桜大という大学で投手コーチを務められているそうです。 昨年「広島東洋カープ60周年記念カード」を発売し、大石さんにもカードにサインを 書いていただいたのですが、その返送の際に丁寧なお便りを添えていただき 大変感激しました。自分も往年の名選手たちを今のファンの方たちに再び紹介する カードを制作できて、うれしかったですね。 現在もまたある球団の周年ものカードを企画中です。ご期待ください! 広島東洋カープ60周年記念カード http://www.sportsclick.jp/sportscard/card/2009_carp60th/index.html BBM広島東洋カープ2010 http://www.sportsclick.jp/sportscard/card/2010_carp/index.html ベースボールカード「BBM広島東洋カープ2010」発売記念 書店限定スペシャルカードプレゼントキャンペーン開催 http://www.sportsclick.jp/sportscard/card/2010_event/023/index.html
posted by shrimp |11:16 |
野球 |
トラックバック(0)












