2008年07月24日

ホークス背番号物語「28」

昨日に続いて「ホークス70周年記念カード」の話です。
今季、ホークスはかつての南海のユニフォームを復刻して話題を呼びましたが
せっかくなので、その写真を使ったサブセットを作ることにしました。

で、カードの裏面に何を入れようかと悩んだのですが、
その選手の背番号を着けていた過去の選手の一覧を載せることにしました。
しかし、これがなかなか面白い結果になったのです。
例えば、現在、大隣投手が背負っている背番号「28」の歴代選手はこんな感じ。

1942~43、46	長沼要男
1948~50	松本勇
1952~56	大神武俊
1957~62	福田昌久(弘文)
1963~78	林俊宏(俊彦)
1979	山下慶徳
1980~83	山本雅夫
1985~88	田口竜二
1989	原田賢治
1990	西村英嗣
1990~91	杉本正
1992	新浦壽夫
1993~2003	渡辺正和
2005	フェリシアーノ
2007~ 	大隣憲司

大隣投手はアマ時代から「江夏2世」という異名を取っていたこともあって
江夏豊投手の阪神時代の背番号「28」を踏襲しているわけですが
(同投手は南海に所属していたこともあって、その当時の背番号は「17」だったのですが…)
ホークスでも28番は左腕投手が目立ちます。

現在、投手コーチを務めている杉本正以降5代続けて左腕投手というのは、
やはり江夏さんの影響があると思うのですが、
ホークスでは同氏の登場(67年入団)以前にも、左腕の28番がいたのですね。

その選手は63年に中京商から入団した林俊宏(70年4月まで「俊彦」)投手。
この選手のことを覚えている方は、けっこうなオールドファンだと思うのですが、
わたしがプロ野球を見始めた頃には、既に打者に転向しておりました。

中京商時代には元中日の木俣達彦とバッテリーを組んで
62年、春夏の甲子園に連続出場してともにベスト4に進むという活躍を見せたそうなので
注目された投手だったのでしょう。3年目の65年には開幕から12連勝して17勝3敗で
最高勝率(.850)のタイトルを獲得、防御率も2.25でリーグ4位という好成績で、同年は
ファン投票1位でオールスターにも出場、巨人との日本シリーズでも1勝を挙げています。
しかし、以後は勝ち星が挙らなくなり71年に打者に転向。
主に代打として活躍し、守備では一塁を守っていました。

わたしの記憶の中に残っている林さんというと、やはりズングリムックリした体型ですね。
記録では175cm、87kgという数字が残っています。
投手時代は球質の重い、剛速球投手として鳴らしていたそうで
その辺は現在の大隣(175cm、85kg)にも通ずる部分がありますね。

林さんが活躍していた野村監督時代の南海というと、
野村さん、門田さん、林さんとズングリムックリした体型の選手が多かったのですよ。
林さんは常時出場していたわけではありませんが、
あの時代の「南海」を、ある意味、体現していたような選手だったと思います。
立派な体格で、長打力がありそうに見えて、そんなに打球が上がらないというのは
後の藤本博史に受け継がれていたような…。

林さんの通算成績は投手としては150試合に登板して29勝17敗、防御率3.13、
打者として498試合で132安打10本塁打54打点、打率.219というもので
残念ながら今回の70周年記念カードには登場していませんが、
背番号一覧の中になつかしい名前を見つけて、つらつらと書いてみました。

細かいカードの裏のデータですが、読み込んでみると、なかなか面白い発見がありますよ。
20080724-00.jpg


posted by しゅりんぷ池田 |12:35 | 野球 | トラックバック(0)
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