2007年05月31日

金刃×大隣:プロ野球ライバル物語

巨人の金刃投手が5勝目を挙げて、新人王の有力候補となっていますが
かつての(?)ライバル、ソフトバンクの大隣はいまだ一軍に上がってきていません。

まだ、「かつての」と付けるほど時間が経っているわけではないのですが、
二人のライバル関係がクローズアップされるようになったのは
05年秋の関西学生野球連盟のリーグ戦で
近大の大隣と立命館大の金刃の両エースが対峙して、
ともに一歩も引かず延長13回引き分け(両投手はともに完投)、
翌日も再び両エースが完投して延長13回までもつれたものの、
最後は近大がサヨナラ勝ちしたあたりからだったでしょうか。

その後、06年秋に大隣が再び金刃と投げ合って、
立命館大をノーヒットノーランで下し、このライバル関係に決着を付け、
大隣の評価もうなぎのぼりとなり、両者の評価は圧倒的に大隣優勢となったのですが…。

金刃が入った巨人が上原、パウエルの出遅れで先発投手の頭数が揃わず、
金刃に早々にチャンスが巡って来たのに対して、大隣の入ったソフトバンクは
先発投手陣が揃っており、故障の大隣をしっかり休ませることが可能という
両チームの環境の差だとは思うのですが、このまま、まごまごしていると
大隣が付け入る隙がなくなってしまうかもしれません。

昨秋のドラフト時点では、金刃よりはるかに高い評価を得ていたのですから、
大隣が完全復調を果たせば、すごいことになるかも? という期待感もありますが
今後、2人のパワーバランスがどのように変化していくのかも楽しみですね。

プロ野球の世界では、このようにアマ時代からライバル関係を
取り沙汰されるような選手たちがしばしば登場してきます。

69年入団の「法政三羽烏」(田淵幸一・山本浩二・富田勝)については既に書きましたが
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/shrimp/article/18
チーム事情もあって、富田さんがちょっと割りを食いました。
その一方で、入団時には圧倒的に田淵>山本の評価だったはずなのに
最終的には、ホームラン数で浩二さんが田淵さんを上回った
(田淵474本に対して山本浩二536本)というのも、鮮やかな逆転劇だったと思います。

時代が少し下って、75年入団の高校四天王、
定岡正二(鹿児島実-巨人 通算51勝)、土屋正勝(銚子商-中日 通算8勝)、
永川英殖(横浜高-ヤクルト 通算0勝)、工藤一彦(土浦日大-阪神 通算66勝)は
工藤以外は全員がドラフト1位で、唯一2位だった工藤さんがムクれたという話を
聞いたことがあるのですが、その工藤さんが一番最後まで現役を続け、
一番勝ち星を残したというのも皮肉です。

95年秋のドラフトで高校生としては史上最多の7球団から1位指名を受けた
福留孝介に対して、ロッテ・ヤクルトが競合してロッテに入団した沢井良輔。
この時点では「西の福留、東の沢井」と並び称されたものですが、
沢井は05年限りでロッテを退団、この呼び方を覚えているファンも少なくなりました。

最近では、06年入団の「大阪四天王」。
辻内崇伸(大阪桐蔭-巨人1位)、平田良助(大阪桐蔭-中日1位)、
岡田貴弘(履正社-オリックス1位)、鶴直人(近大付-阪神1位)ですが、
辻内のケガが気掛かりです。

しかし、こういう長いスパンで選手の消長が見られるのもプロ野球の醍醐味のひとつ。
現在、結果が残せていない選手たちにも頑張ってもらいたいですね。
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posted by しゅりんぷ池田 |17:24 | 野球 | トラックバック(1)
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