2007年08月27日
元巨人、広島、渡辺秀武さん逝去
「メリーちゃん」の愛称で親しまれた元巨人、広島の投手、 渡辺秀武さんが亡くなられました。 引退後はカープの在京スカウトを務められ川端順、長冨浩志、山内泰幸、澤崎俊和、 新井貴浩、栗原健太らを担当して名スカウトと呼ばれました。 昨年限りでスカウトを退かれたばかりだったので驚きです。 1941年9月16日生だそうなので、まだ65歳だったんですね。 渡辺さんというと、183cm×86kgという立派な体格に似合わずハートは強くなく、 「メリーちゃん」というニックネームがぴったりでした。 目がぱっちりしていて、まつげも長く、もみあげもクルクル巻いていて 当時小学生だった自分は、「高見山みたいだなあ~」なんて思ったものです。 渡辺さんは73年のキャンプイン直前に日拓(現日本ハム)にトレードされたのですが 今振り返ってみるとトレードに出されたのがとても不思議なのです。 渡辺さんはアンダースローに転向した66年に13勝すると 以後、13→1→10→23→10→10と7年間で6度2ケタ勝利を挙げ 堀内恒夫、高橋一三に次ぐローテーション投手として活躍していました。 V9当時の巨人というのはONを中心にした打撃は優れているものの 投手陣はややコマ不足で弱体とされていました。 それなのに、どうして安定して2ケタ勝利を挙げられる渡辺投手を放出したのか? 交換相手は67年の新人王で71年に完全試合を達成した高橋良昌投手。 プロ6年で2ケタ勝利3度、通算50勝を挙げており、渡辺より3歳下なので、 1対1なら、まあまあ、釣り合いが取れていると思うのですが、 巨人はさらに小坂敏彦投手を加えているんですね。 この選手は通算9勝8敗という成績で終わっているので、 ご記憶の方は少ないと思うのですが、69年秋のドラフト1位投手で、 高松商、早稲田大時代には甲子園や神宮でも大活躍しており、 トレードに出された前年72年には4勝4敗の成績を残し、 いよいよ開花かと目されていた有望選手だったんですね。 これだと、日拓の方が断然有利となります。 なんとなく不可解に思い、当時の週刊ベースボールのバックナンバーに当たってみたところ 当初、「張本←→渡辺+小坂+α」というトレードを巨人が申し込み 日拓が「+α」に当時の巨人の左のエース、高橋一三を所望してきたため このトレードが流れ、急遽「高橋良←→渡辺+小坂」のトレードとなった という観測記事が載っていました。この当時から巨人は張本を狙っていたんですね。 「高橋良←→渡辺+小坂」の1対2のトレードだと巨人側が不利なのですが、 その後の張本獲得に向けて、日拓側に貸しを作ったということなんでしょうか? 渡辺さんは移籍した1年目に11勝14敗の成績を残しますが、 一方の高橋投手は1勝5敗と誤算。同投手はその後中継ぎが主となり 75年に53試合、77年に45試合と健闘したものの、その77年限りで引退。 渡辺さんの方も、その後、年齢から来る衰えもあったのでしょうか、 勝ち星が挙がらなくなり、先発の機会が減って、やはり中継ぎが主になりましたが、 広島に移籍した79年からは3年連続で40試合以上に投げ ストッパー、江夏豊に繋ぐセットアッパーとして活躍、広島の連覇にも貢献しました。 81年終盤には40歳になっていたのですから 「メリーちゃん、まだ投げてるんだ。すごいなあ~」と思ったものです。 渡辺さんのキャリアは 巨人(63)-日拓・日本ハム(73)-大洋(76)-ロッテ(78)-広島(79~82) というもので、セ3球団、パ2球団に所属したのっですが、 惜しくも日本ハムから勝ち星を挙げることができず全球団勝利はなりませんでした。 調べてみると、渡辺さんは、江夏豊が9者連続三振を奪って全セが全パを5投手の 継投でノーヒットノーランに抑えた71年のオールスターで2番手で登板していたり、 72年、爆弾爆発予告で試合が中断した際に登板していたり、 http://www.sponichi.co.jp/baseball/special/calender/calender_august/KFullNormal20070806183.html 伝説の日拓の七色のユニフォームの集合写真(下記カード参照)に加わっていたり、 日本ハムの高橋博士選手が1試合で全9ポジションを守った試合で 同選手の後を受けて試合を締めくくったり、 異なる3球団(巨人・日本ハム・大洋)で開幕投手を務めたり、 引退試合で死球を与え、当時の日本記録を更新したり、等々 面白いエピソードがたくさんある方だったので、 もっともっとお話をお聞きしたかったですね。ご冥福をお祈りします。![]()
「読売ジャイアンツ70周年記念カード」 「BBM日本ハムファイターズ2003」より。 集合写真中、左から2番目のブルース・リーのような配色の人が渡辺さん
posted by しゅりんぷ池田 |17:24 |
野球 |
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メリーちゃん 昇天す! 【阪神大本営】
気のやさしさからメリーちゃんとあだ名された元巨人の渡辺秀武氏が亡くなった。 70年にはノーヒットノーランをあげ23勝し、6連覇に貢献。 引退後は広島のスカウトとして新人王投手などを発掘。 巨人には渡辺氏のいたころから、 城之内、小川、そしてその後の小林とサイドスローが必ずといっていいほどいたのだが、 斎藤があまりにもサイドスローとして偉大な投手記録を打ちたてたので、 かえって後を継ぐ人がいなくなってしまった。 それにしても9連覇後期の巨人は打撃陣に比べ、もともと弱い投手陣から、 渡辺氏をはじめ、山内、倉田
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