2007年06月28日

どうしてこんなに増えた? プロ野球の出戻り外国人選手

補強期限の6月末日が迫り、各チームの駆け込み補強が進んでいますが、
目につくのが以前にプレーしていた外国人選手の出戻りです。

6/27公示	ドミンゴ(楽天)	元中日
6/26公示	オーティズ(ロッテ)	元オリックス
6/20公示	アレックス(広島)	元中日
6/11公示	シコースキー(ヤクルト)	元巨人

これまでも、成績が落ちて解雇になった外国人選手が
最晩年に違うチームに移籍するというケースはままありましたが、
Aチームでダメだったのに、Bチームで成績が良くなったという例はほとんどないですよね。

かつて、ヤクルトで活躍したロジャー・レポーズの例があるぐらいで、
その後、セギノールが出現するまで、こういうケースの成功例はなかったと思います。

ロジャーは73年、「レポーズ」の登録名で太平洋に在籍しましたが、
66試合	41安打12本塁打30打点、打率.220という不成績で自由契約。
74年からヤクルトに転じて、登録名を「ロジャー」に変更すると
本当に人が変わったように打ち始め、
同年から25本、27本、36本と打ちホームラン王を争うまでになりました。

移籍の前後で登録名を変更するというのも、彼が最初でしょうか?
その後、ジェリー・ホワイト(84西武=ホワイト、85大洋=ジェリー)の例があったあと
ドミンゴ・グスマン(02-03横浜=グスマン、04-06中日、07楽天=ドミンゴ)、
ケビン・バーン(03-04近鉄=バーン、05オリックス=ケビン)、
セドリック・バワーズ(04-05横浜=セドリック、06楽天=バワーズ)、
リック・ショート(03ロッテ=ショート、06-07楽天=リック)、
と最近、流行の兆しを見せています。

中古品を新品に見せるトリックなどと言われることもありますが、
イメージ一新でいいんじゃないですかね?
広島に戻ってきたアレックス・オチョアも「オチョア」にすればよかったのに、と思っています。

そして、04年のホームラン王、セギノールですが、
初来日は02年のオリックスで、この年は23本塁打したものの
57安打で打率.204、三振104で1年で自由契約になりました。
04年に復帰した際にも、活躍を予想する声は聞かれなかったのですが、

04年	135安打	44本塁打	110三振	打率.305(12位)
05年	141安打	31本塁打	141三振	打率.288(14位)
06年	143安打	26本塁打	119三振	打率.295(15位)

と、相変わらず三振は多いのですが、意外に打率も安定していて、
「出戻り外国人選手」久々の成功例となりました。

このセギノールのケースに触発されたわけでもないでしょうが、
最近、こういうケースが増えましたね。
その1人、楽天のリックの場合は成功と言えるのか、どうか微妙なところ。

03年	ロッテ	143安打	12本塁打	58打点	打率.303(17位)
06年	楽天	126安打	4本塁打	34打点	打率.314(3位)

率はいいものの長打力に欠けるので、ロッテは1年でリリースしたのでしょうが
昨年の楽天での成績も中身的には変わってないですね。

では、どうして、出戻り外国人が増えたのか?
これにはMLBの年俸の高騰が関係しているのでは? と自分は思っています。
NPBでは、どんなに活躍しても年俸数億円がMAXなのに対して
MLBだと、もう1ケタ上も狙えます。日本に行って2~3億円を狙うのか?
メジャーで10億円を狙うのか? NPBで成功する確率も、MLBで成功する確率も
どちらも未知数であることには代わりがないので、
アメリカに留まる選手が多くなったのでは? と自分は考えました。

日本の球団フロントも、40本塁打する可能性も秘めているものの、
日本の投手に対応できなければ10本塁打に終わるかもしれない選手よりも、
20本ぐらいは確実に打つことを既に証明済みの選手に照準を合わせることが
多くなっているような気がします。

この流れはそうそう変わらないような気がするので、
今後も「帰ってきた外国人選手」が多々登場しそうな気がしています。

オリックス解雇後に韓国球界に復帰(来日以前も韓国で活躍)したブランボーは
三冠王が狙えるぐらいの活躍を見せているそうですよ!

個人的にはセギノールと同時にオリックスに入団したシェルドン
(コラムニストのえのきどいちろうさんが、「2人とも風邪薬の名前みたい」
とはしゃいでいましたが、26本塁打したものの155三振で三振王!)とか、
カブレラとのコンビが「ツインバズーカ」と呼ばれたマクレーン(03年限りで解雇も
04年途中に西武に復帰。その年、なぜだかイースタンのホームラン王)なんか
また見てみたいですね!

さてさて、今後、どんな外国人選手が出戻ってくるのか?
もう誰が戻って来ても驚きませんよ。
20070628-00.jpg


2002年、オリックス在籍時のセギノール
「2002BBMベースボールカード セカンドバージョン」より

posted by しゅりんぷ池田 |15:34 | 野球 | トラックバック(1)
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おかえりなさい!2007年 再来日外国人選手特集 【来日外国人マニア】

前回の記事で触れましたが、今シーズンの途中に日本プロ野球界にカムバック した外国人選手が4選手います。 アレックス・オチョア 外野手 広島 (元・中日) ドミンゴ・グスマン 投手 楽天  (元・中日、横浜) ホセ・オーティズ 内野手 ロッテ (元・オリックス) ブライアン・シコースキー 投手 ヤクルト (元・ロッテ、読売) 特に、近年来日外国人選手が日本プロ野球内でチームの移動があったり、 一度退団した選手が再度来日するケースが目立ちます。特にシーズン途中に 入団する"再来日外国人選手"のケースは ダーネ

2007-07-10 00:53 | 続きを読む