2007年05月18日

一番遅い2000本安打到達:田中幸雄じゃなくて大島康徳

日本ハムの田中幸雄選手が待望の2000本安打を達成し、
スポーツ紙各紙もその記事に大きく紙面を割いていますが、
その中で「2205試合目での達成は大島康徳の2290試合目に次いで史上2番目の記録」
とあって、改めて大島さんのすごさを思い知った次第です。

大島さんのことは以前にもこのブログで書いたのですが、
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/shrimp/article/51
大好きな選手なので、またもう一度取り上げたいと思います。

大島さんは田中選手と同じ高卒22年目での達成ですが、
早くからレギュラーに定着してフル出場を続けていた田中に対して
一方の大島さんは、若いころ、「代打稼業」に甘んじていた
(その理由については上記の回をご覧ください)ため
田中選手以上に試合数がかかったのでしょう。

大島さんの記録達成に幸いしたのは晩年にさしかかっての日本ハムへの移籍です。
移籍直前の成績を見てみると、

84年(34歳)	130試合	551打席	132安打	30本塁打
85年(35歳)	101試合	396打席	90安打	23本塁打
86年(36歳)	110試合	380打席	88安打	20本塁打
87年(37歳)	111試合	313打席	76安打	15本塁打

とまあ、84年までは規定打席に到達していたものの
以降は徐々に出場機会が減って、着実に引退の方向に向かっていたのですが、
日本ハムに移って俄然甦ります。

88年(38歳)	130試合	535打席	136安打	15本塁打
89年(39歳)	130試合	540打席	122安打	18本塁打
90年(40歳)	110試合	417打席	96安打	11本塁打

40歳近いベテラン選手がバリバリのレギュラーになれる
当時の日本ハムの陣容にも問題があったと思うのですが、大島さんには幸いしました。

普通なら引退してもおかしくない、38歳になる年の移籍。
これは当時の星野監督が遂行したトレードですが、
86年のオフに監督に就任した同監督は長らくドラゴンズの看板打者として活躍してきた
谷沢健一に対して「あと3年できないのだったら身を引いてくれ」と
引退を迫ったのとは対照的です。谷沢さんの引退直前の成績は、

84年(37歳)	130試合	572打席	166安打(リーグ最多)	打率.329(リーグ2位)
85年(38歳)	104試合	405打席	104安打	打率.289(リーグ22位)
86年(39歳)	94試合	241打席	60安打	打率.273(規定打席未満)

と、まだまだやれそうな感じだったのですが、谷沢選手には移籍先は準備されませんでした。
なんだか、親疎の差を感じてしまいますね。

話は戻って、田中幸雄選手の2000本安打達成は難産でしたね。

02年(35歳)	132試合	514打席	130安打	53打点
03年(36歳)	78試合	264打席	66安打	32打点
04年(37歳)	35試合	91打席	20安打	0打点
05年(38歳)	98試合	211打席	46安打	5打点
06年(39歳)	58試合	96打席	15安打	0打点
07年(40歳)	32試合	91打席	20安打	13打点(5/17現在)

「このまま記録を達成しないまま引退しちゃうのかなあ~」
と心配していたファンの方も多かったでしょうから、喜びもひとしおでしょう。
田中選手、おめでとうございました!
20070518-00.jpg


3年前の2004年に制作した田中幸雄の2000本安打「祈念(!)」カード

posted by しゅりんぷ池田 |15:19 | 野球 | トラックバック(3)
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