2007年05月10日

西武球団の高卒新人の育成能力の高さについて

ベースボール・マガジン社の新しいムックシリーズ「野球彩色」の第1弾、
「高卒ルーキーの光」が素晴らしく面白いです。
http://www.sportsclick.jp/magazine/baseball/mook476/index.html

98ページで980円(1ページ10円!)とそんなに厚くないのですが
3000円分ぐらい楽しめたので、是非ご一読ください。

その中の岡江昇三郎のコラムで近年高卒1年目で活躍したのは
清原和博、近藤真一、立浪和義、松坂大輔ぐらい、と書かれていたのですが
その中の2選手が西武ライオンズというのは偶然ではないと思います。

もちろん、清原、松坂は頭抜けた能力を持っていたので
おそらく他球団に入っていても成功していたとは思いますが
(清原が志望していたのは巨人、松坂は横浜でしたね)
他の例を見ても西武球団の高卒新人の育成能力はズバ抜けていると思います。
(岡江さんが挙げた4名のうち残り2人は中日ですが、これは球団の伝統というよりも
星野仙一監督の胆力に寄るところが大きいと思います)

伊東勤、工藤公康、渡辺久信、秋山幸二、清原和博、田辺徳雄、鈴木健、
松井稼頭央、小関竜也、松坂大輔、中島裕之、涌井秀章
と歴代の主力選手が高卒入団ですが、
この中で高校時代から騒がれていたのは清原、松坂以外では
工藤と鈴木ぐらいではないでしょうか?

裏金問題で騒がれている西武球団ではありますが、
そのスカウティングの目は確かなようです。

そして、西武の何がすごいかというと、「今年からこの選手を使う」となったら
頑固にその方針を貫いて、実際、その選手がちゃんと活躍してしまうところです。
例えば

秋山	81年入団3試合(米国留学)84年54試合	85年130試合40本塁打
田辺	85年入団2試合	87年(背番号6に変更)78試合	88年74試合	89年114試合
松井	94年入団	95年69試合	96年130試合
小関	95年入団2試合	98年104試合(新人王)
中島	01年入団	02年4試合	03年44試合	04年(背番号3に変更)133試合

と、こんな感じ。他のチームだと、レギュラーを獲得する若手は、
毎年少しずつ出場機会が増えて行ってレギュラーになるというパターンが多いのですが、
西武の場合は、前年までほとんど一軍に出場していなかった選手が
ある日突然レギュラーに抜擢されるというパターンが多いですね。

チームの肝の据わり方がすごいです。
不祥事でバッシングを受けている西武球団ではありますが、
良い部分は良いと言っておきたいと思います。
将来的に西武が球団を手放すような事態もあるかもしれませんが、
この伝統は引き継いでもらいたいものです。
20070510-00.jpg


posted by しゅりんぷ池田 |12:26 | 野球 | トラックバック(0)
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