2007年04月14日

ポジションがダブった

今季も中日とセ・リーグの首位を争っている阪神ですが、
セカンドが関本と藤本、ライトが濱中と林の併用となっています。
開幕スタメンは関本と濱中だったのですが、
両選手が不調で、藤本、林の出場機会が増してきました。

しかし、藤本は過去の実績も充分あり、
林は一軍での実績こそ足りないものの、早くから注目されていた期待の長距離砲。
どちらも関本、濱中に遜色ないレベルの選手だと思います。

このまま併用が続いていくのか、藤本、林が圧倒的な好成績を残して
先行していた関本、濱中を追い落とすのか。

チーム的には右の関本と左の藤本、右の濱中と左の林と左右の差があるので
両方を併用したいかもしれませんが、そういうのがうまくいったケースってほとんどないですよね。
どちらも中途半端な使われ方をして、両方ダメになって行くことが多いような気が…。 

他に空きポジションがあれば、そこにコンバートすることも可能でしょうが、
現在の阪神はレギュラーが固定しています。

こういう場合、メジャーならポジションのダブった選手はバンバン
トレードに出しちゃうのですが、日本のチームは選手を抱えたがります。

球団の思惑としては、
今季33歳のサード・今岡が衰えたら関本か藤本のどちらかを回そう、
(現在もゲーム終盤に入ると今岡がハズれて、サード・関本、セカンド・藤本となることが多い)
やはり39歳のレフト・金本が衰えたら濱中か林のどちらかを回そう、
なんて思っているかもしれませんが、
関本が29歳、藤本30歳、濱中が29歳で林が28歳なので、
そのころにはこの4選手も相応に衰えていると思います。

今ならけっこう良い選手とトレード可能かと思うんですが…。
ショート・川崎の故障で緊急補強が必要なホークスにどちらかを放出して、
ソフトバンクでダブつき気味のピッチャーをもらってくるなんてのもありだと思うのですが…。

阪神でポジション争いというと、やはりわたしがプロ野球を見始めた当初にあった
佐野仙好と掛布雅之のサード争いを思い出します。
中央大からドラフト1位で入った佐野と習志野高から同6位で入った掛布。
実は阪神は名手、三宅秀史以降、三塁手に人材を欠いていたので、
この2人の新人にも入団早々チャンスが巡ってきました。
2人の入団1年目からの成績は下記の通り。

1974年 
佐野     (三)39試合      34安打 2本塁打          11打点 打率.238
掛布     (三)40試合      33安打 3本塁打          16打点 打率.204
1975年    
佐野     (三)63試合      36安打 6本塁打          16打点 打率.201
掛布     (三)98試合      78安打 11本塁打         29打点 打率.246
1976年    
佐野     (三)21試合      27安打 4本塁打          11打点 打率.241
掛布     (三)116試合    132安打          27本塁打         83打点 打率.325

76年には掛布が抜け出して、この競争に決着を付けたのですが、
幸い、阪神はこの時期、外野も世代交代の時期だったため、
佐野はレフトにスライドすることができました。

そして、この2人は四番・掛布、六番・佐野として
(五番・岡田もサードからの転向組ですね)
85年の日本一に貢献したことは、みなさんもご存知の通り。

選手の併用って本当難しいですね。
成功したケースは近鉄の有田修三と梨田昌崇の捕手併用ぐらいしか記憶にないです。
2人の捕手としての年度ごとの出場試合数を比較するとこうなります。

年度     74 75 76	77	78	79	80	81	82
有田     74 112 124	82	102	37	46	39	69
梨田     115 45 45	77	53	108	102	98	67

わたしが思うのは、ダメになる選手が1人でも減ってほしいということ。
利己的な考えで人材を抱え込まず、球界全体の利益を考えて
トレードも積極的に行なって欲しいですね。

posted by しゅりんぷ池田 |09:24 | 野球 | トラックバック(0)
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