2007年03月23日

復活なるか? かつての新人王たち

3月22日のオープン戦で、かつての新人王、木佐貫洋(巨人)が6回を0封、
パウエルの緊急帰国で空いた先発ローテーションに滑り込みそうです。

キラ星のごとくタレントが顔を並べる、いわゆる松坂世代の1人である
木佐貫は、亜細亜大から巨人に入団した03年に10勝7敗、防御率3.34で
新人王に輝き、翌04年こそ7勝8敗5Sを挙げますが、
05年途中に背中を痛めてからキャリアが暗転。
05~06年は未勝利で、背番号も今季より「21」から「41」と大きくなりました。

セ・パが分立した1950(昭和25)年から制定された新人王のタイトル、
その一覧表を見ると、新人王を獲った年がその選手のベストシーズンだった
という選手が散見されます。特に投手に多いと思うのですが、
ルーキーイヤーは事前情報が少ないので、そこそこ通用したものの、
2年目以降は研究されて打ち込まれるようになり、
そこから修正できないまま、キャリアを終えるというパターンなのでしょうか。

わたしが知っている例を挙げると

71年	関本四十四(巨人)	10勝11敗	通算27勝41敗(実働8年)
71年	皆川康夫(東映)	11勝14敗	通算26勝28敗(実働6年)
73年	新美 敏(日拓)(1)	12勝13敗	通算35勝52敗(実働14年)
74年	三井雅晴(ロッテ)(2)	6勝5敗	通算29勝28敗(実働8年)
78年	村上之宏(南海)	5勝8敗	通算14勝25敗(実働3年)
79年	藤沢公也(中日)(3)	13勝5敗	通算27勝35敗(実働6年)
88年	森山良二(西武)	10勝9敗	通算14勝15敗(実働9年)
90年	与田 剛(中日)	4勝5敗31S	通算8勝19敗59S(実働7年)
91年	森田幸一(中日)	10勝3敗17S通算18勝13敗(実働4年)
93年	杉山賢人(西武)	7勝2敗5S	通算17勝13敗17S(実働9年)
94年	渡辺秀一(ダイエー)	8勝4敗	通算27勝30敗(実働8年)
97年	澤崎俊和(広島)	12勝8敗	通算24勝17敗(実働8年)

1)翌74年も12勝14敗と活躍したが、以後は低迷し、77年に広島に移籍。
 滅多に登板することがないのに、その後11年も現役を続けていたので
 プロ野球ファンからも不思議がられ、ビートたけしの深夜放送でも
 「広島の新美、中2年で登板」などとネタにされていました。
2)巨人の長嶋監督が猛烈に欲しがったそうですが、トレードは実現せず。
3)ドラフトを4度拒否(史上最多)したことで有名な「指名拒否男」。27歳でプロ入り

最初の年でキャリアの過半の勝ち星を稼ぎ、実働数年で消えていった
投手のなんと多いことか…。言葉は悪いですが、「死屍累々」といった感じです。

木佐貫投手はまだ大卒5年目ながら、有望選手の多い巨人では、
一度メインストリームをはずれると、なかなか本線に戻れません。
なんとか、復活を期待したいですね。

そして、もう一人、かつての新人王、正田樹は阪神へのトレードが決まりました。
入団3年目の02年に9勝11敗、防御率3.45で新人王に輝いた正田も
年々成績が低下し、昨年はついに一軍未登板で、優勝の輪に加われませんでした。
かつての甲子園の優勝投手が再び甲子園で輝けるでしょうか?
こちらも、復活を期待しています!
20070323-00.jpg


「BBM読売ジャイアンツ2006」からの1枚。

posted by しゅりんぷ池田 |17:31 | 野球 | トラックバック(0)
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