2007年01月29日

忘れられた名投手・城之内邦雄に思う

今季から米国に渡る、桑田投手の日本での20年のキャリアの
集大成となる記念カードセット「桑田真澄伝説」が間もなく発売となります
http://www.sportsclick.jp/sportscard/card/2007_kuwata/index.html

で、写真を探していたところ、
プロ通算100勝達成の試合でたくさんいい写真があったので
「100勝に到達」というトピックスで1枚カードを作りました。

裏面には藤田元司、堀内恒夫など、歴代エースと桑田らが
どのぐらいのペースで勝ち星を積み重ねて行ったのかをグラフで見せています。
桑田の100勝到達は9年目とそんなに早くないように思えますが、
220試合目での到達はドラフト制施行以降では
江川卓の193試合目に次ぐスピード記録だったんですね
(その後、松坂大輔と上原浩治が191試合目で到達して記録を更新)。

しかし、これも、あくまで「ドラフト制施行以降」の但し書き付き。
V9初期に巨人のエースとして活躍した城之内邦雄は、
なんと入団5年目で100勝に到達しているんですね。
毎年20勝するペースなんですから、これはすごい。

城之内の勝ち星は1年目から24、17、18、21、21。
そして6年目こそ17勝を挙げますが、
翌年からは11、4、7、1と急速に衰えて引退。
腰を悪くして勝ち星が挙がらなくなり、31歳での早い引退でした。

そのわがままぶりが嫌われたとする説もありますが、
当時の首脳陣は、力が落ちてきたかつてのエースに再生の機会を与えるよりも、
若い力を試してみたかったのではないでしょうか? 

結局、城之内の通算勝利数は141に留まりました。
最近では名球会の200勝、2000安打という基準が幅を利かせていて、
この数字を超えていない選手が忘れられがちになっているのが残念です。

入団5年で100勝もした、すごい選手のことを知ってもらいたくて、
あえてこのグラフの中に城之内の記録も入れてみた次第です。

わたしがプロ野球を見始めたのがV9の最後のころなので、
当然、城之内の全盛期は知りません。
この変わった名前を初めて見たのは、
子供のころ通院していた歯医者の待ち時間に読んでいた
「少年マガジン」の最後の方のページに載っていた
「あの城之内が2年ぶりに現役復帰」という短い記事ででした。
2年間も辞めていて大丈夫なのかな、と子供心に思ったものでしたが
やはりそのブランクは大きく、74年にロッテで復帰したものの
結局5試合に登板して0勝0敗という成績でした。

その後はロッテ、巨人で長くスカウトを務められ、表舞台には出られなかったので
本当に忘れられた存在となっているのですが
そういう現状は悲しいですね。

微力ではありますが、これからもこういう忘れられている選手の業績を
カードでも紹介していきたいと思っています。
20070213-06.jpg


(画像追加)
03年に発売した「読売ジャイアンツ70周年記念カード」からの1枚。

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posted by しゅりんぷ池田 |10:55 | 野球 | トラックバック(0)
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