2009年07月22日
NPB史上、投手の最強打者はだれ?
先日18日の試合で中日の吉見一起投手との同姓対決に敗れた 横浜の吉見祐治投手でしたが、 この試合で吉見祐治投手がプロ通算50本目の安打を放ったそうです。 この投手の50安打というのが、どれほど価値のあるものなのかと思い調べてみたのですが 現役で50安打以上している投手は下記5人しかいないのですね。 選手名 実働年数 打数 安打 本塁打 打率 山本昌 24 1141 133 0 .117 三浦大輔 18 724 87 1 .120 石井一久 14 491 63 3 .128 石川雅規 8 358 63 0 .176 吉見祐治 9 206 50 0 .243 ※記録は7月21日現在 吉見よりプロ入りの遅い石川の方が安打数が多いのですが、 石川がヤクルトの主戦投手として毎年コンスタントに投げているのに対して、 吉見は2年目に11勝したものの、以降は伸び悩み気味で それほど投球回数も多くないことから打数では大幅に下回っています。 この吉見の打率.243というのは投手としては驚異的なハイアベレージであり、 現役投手中の最強打者と言っても過言ではないと思います。 では、現役という括りをはずして、 NPB史上の投手の最強打者というと、誰になるのでしょうか? 打撃が良いとされる投手の成績を調べてみると、こんな感じです。 選手名 実働年数 打数 安打 本塁打 打率 別所毅彦 17 1972 500 35 .254 金田正一 20 2054 406 38 .198 真田重蔵 12 1386 353 12 .255 梶本隆夫 20 1466 299 13 .204 米田哲也 22 1556 266 33 .171 桑田真澄 20 890 192 7 .216 堀内恒夫 18 1010 174 21 .172 ムーア 3 105 31 0 .295 投手の最多本塁打の記録を持つ金田正一は 「投手でありながら、チームの打撃練習の時間を独占していた」 「代打としてしばしば起用された」などのようにバッティングに関するエピソードも多く、 「投手の最強打者」と目されることも多いのですが、 それでも打率は2割を切っているのですね。 その金田を上回る安打数を残しているのが別所毅彦で500安打で打率は.254。 別所さんは戦前や戦後すぐの頃は投げない際には一塁や外野でも出場していました。 (金田さんは一塁を守ったことが1試合あるのみ) しかし、この500という安打数はかなりものですよ。 わたしは「巨人70周年」「阪神70周年」といった周年もののカードを度々手掛け 各球団80名ぐらいのOBをカード化したのですが、通算500安打以上していると たいてい、このメンバーの中に入ってくるんですね。 吉田孝司(476安打)緒方耕一(486安打)安藤統夫(457安打) 辻佳紀(486安打)木戸克彦(505安打)といった感じです。 そういう数字を投手である別所さんがクリアしているのですよ。さらに、別所さんは 44年と45年(22歳から23歳にかけて)は戦争の影響でプレーしていないのです。 打者に転向していれば2000本安打ぐらいは軽く行ったでしょうね。 真田重蔵さんは以前にも取り上げたことがありますが http://www.plus-blog.sportsnavi.com/shrimp/article/100 規定打席に未達ながら3年連続で3割を打って現役最終年は野手登録となったほど。 梶本隆夫さんも登板しない日には一塁で出場することがあったとか。 こうして見ると、かなりバッテイングがよいとされる投手でも 2割の壁がなかなか越せないのですね。 2割半ばも打てば史上最強レベルの投手の強打者ということになるのでしょう。 吉見投手もそのレベルにあると思うのですが、「吉見はバッティングもいい」という 情報がファンにも伝わるよう、さらなる活躍を期待しています。 カードは「ホークス70周年記念カード」の別所昭(旧名) http://www.sportsclick.jp/sportscard/card/2008_hawks70/index.html BBM横浜ベイスターズ2009の吉見祐治 http://www.sportsclick.jp/sportscard/card/2009_baystars/index.html![]()
posted by shrimp |13:33 |
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