2008年09月26日
15番はどうにも不憫なナンバーです。
以前17番ウイングとして、バレンシアのホアキンとシティのペトロフを紹介しました。
このふたりがそろってソデにしたのが、今回の背番号15なのであります。
まあこれは極端な例ですが、どうもハデな選手にお目にかかれないんですよね。
13ならミュラー! 14といえばクライフ! …なんて伝説の選手がいるというのに。
なのに15番はせいぜいフランス代表のテュラムが目立つくらいかなぁ…。
現役でも13ネスタ、14アンリはすぐうかぶでしょうが、15番はキビしかないですか?
とはいえそんな背番号を掘りおこす作業、わたしはワクワクするんですけどね。
ゼロベルトはバイエルンで15番をまとっています。
彼のバイエルン在籍は二度目ですね。そんな印象ほとんどありませんけど。
バイエルンに彼がきたのは02-03。レバークーゼンでCL準優勝した翌シーズンです。
このときの背番号は代表でもおなじみの11。当時はバリバリの左サイドでしたからね。
順調な時期を過ごした彼は05-06終了後、契約満了にともないブラジルに帰ることに。
ところがバイエルンは翌06-07、タイトルはおろかCL出場権まで逃してしまいまして。
危機感をいだいたフロントが、急遽彼をサントスから呼びもどしたワケです。
いやいや選手冥利につきますなぁ。「オマエしかいないんだ!」ってことですもんねえ。
ただし11番はすでにポドルスキーのもの。復帰後の背番号は空いていた15ということに。
うーん、やっぱりこういうイメージなんだよなぁ。気の毒な15番…。
なおちなみに…。
今季のブンデスには、シャルケにも背番号15のゼロベルトがいます。
いやもちろん全然ちがう選手ですよ? コチラはかつて柏で10番を背負った選手ですから。
まちがえないように確認しておきましょう。
ジョゼ・ロベルト・ダ・シウバ・ジュニオールは現在34歳で、バイエルンの15番。
いっぽうジョゼ・ロベルト・デ・オリベイラは27歳のMF。シャルケで15をつけてます。
ああ、ややこしい! シャルケはなんのあてつけでこんなことしたんですかね?
15番に対して失礼なことをいってきましたが、15を気にいってる選手ももちろんいます。
その代表がトルコ人ニハト。今季もビジャレアルで活躍するであろうFWですね。
ニハトといえば忘れちゃならんのがレアル・ソシエダ。02-03の大躍進したシーズンです。
コバチェビッチとあうんの呼吸をみせる15番は、ファンを魅了したものでした。
ちなみにニハトの前のR・ソシエダの15はタイフン。右サイドを駆けるトルコ人でしたね。
うーん、ソシエダの15はトルコ人に継承されるのかな? 今は知らないバスク人だけど。
さてそのニハト、今夏に開かれたユーロでは大活躍でした! …背番号8をつけて。
どうしてなんだろうなぁ。彼は02W杯でも15番を選んでいたのに。
まあ02W杯は数試合途中出場したのみ。ニハトに見せ場はありませんでした。
心機一転ということでしょうか? ならば15番にとってあまりに大きな損失で…。
いやいや15番にはバロシュがいる! ご存じチェコ代表のストライカーですね。
バロシュは04ユーロで大活躍した選手です。おお、輝いてるじゃないか15番!
とはいえ彼の15が固定されるのは代表のみ。クラブでは毎度かわります。
ポーツマスでは9。その前のリヨンでは7。05-06から一年半いたアストンビラでは10。
そしてリバプールでは5番でした。…キミもへんてこな5番だったな、そういえば。
こうしてみるとあきらかですが、04ユーロ以降彼の存在感はどんどん希薄になっています。
ビラ加入はまだしも請われてのものでしたが、その後はいずれも冬の移籍。
古巣に居場所がなくなって飛びだした。正直いってわたしにはそう映りましたね。
バロシュは今季ガラタサライに籍をおきました。背番号は15。
縁起のいい代表での背番号で、巻きかえしをはかってもらいましょう。
今季からリバプールの15番はベナユンが背負うことになりました。
昨季まで15だったクラウチがポーツマスへ移籍しましたからね。
…と、いっても納得されぬムキもあるでしょう。開幕当初わたしも疑問だらけでしたから。
昨季のベナユンは11番。なにゆえレギュラーナンバーを放棄せにゃならん?
たしかに彼は両サイド、右でも左でもプレーできる選手です。
そして右に11がいるのは…わたしはダメなんですよね。左利きならまだしも。
その観点から背番号が変更されたのなら、ベナユンはともかくわたしは歓迎なのです。
しかしリバプールがそう考えたとは、当方とても思えなかったんですよ。
というのもこのクラブ、RBのフィナンに長年3番をつけさせていたからなのです。
今季加入したLBドッセーナも2番を与えられましたしね。
そのリバプールが、ベナユンにかぎってサイドを意識した変更をさせるかなぁ…。
などと思っていたら、移籍期限ギリギリになってナゾは解けました。
エスパニョールからきっすいの左サイド、リエラが移籍してきたのです。
なるほど、彼のために11を空けたのね。そのためにベナユンを15にどけて…。
うっ! ま、またしてもこんな展開。気の毒だ。これじゃ15があんまり気の毒だ。
全世界で15番を背負う諸君! 15の地位向上のため奮闘してください!
<おまけ>
なかなかしあわせになれぬ15番にこの曲を。
人間なんてふたとおり… いやいや、そんなことはありませんよ。
なんのかんのいってこの二人、しあわせそうですしね。
posted by shousetsu |16:37 |
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2008年09月23日
28番はバルセロナにおける翼クンの背番号です。
いや“2+8”といったほうがいいですかね? 理由はいうだけヤボでしょう。
このナンバーはバルサからもお墨つきです。高橋先生はユニフォームまで献上されました。
うーん、アニメは世界に誇る日本の文化ですねえ。
とはいえ、リーガに28番をつけた主力選手がいるかというとさにあらず。
スペインのプロ契約選手は、原則25番までの背番号をつけることになってますからね。
つまり28は非プロ契約選手。カンテラあがりの若手などに限定されます。
もっとも、だからスターはいないというわけでもありません。
バルセロナのメッシは30番時代、すでにして世界の寵児でしたからね。
さてリーガで28番に縁がありそうな選手。それがファビオ・カンナバーロです。
カンナバーロのナンバーとしては17の印象のほうが強いやもしれません。
インテル時代については先に書きましたし、その前のパルマでもやはり17番でした。
あるいは5番のイメージもあるかな? 優勝した06W杯のときの背番号ですから。
現在籍をおくR・マドリーでもやはり5番を背負ってますしね。
彼が28をつけたのは、04-05から二年間所属したユベントスにおいてでした。
もっともこのときの背番号は急場しのぎともとれます。
インテルからの移籍は土壇場できまりましたし、17番にはトレゼゲがいましたから。
たまたま空いてた背番号をつけただけ。そう考えられなくもない…のですが。
ここで登場するのが彼の弟、パオロ・カンナバーロなのです。
兄ファビオがパルマにいたころ、弟パオロもパルマに在籍していました。背番号は28。
その後兄は順調にステップアップをとげますが、パオロのほうは基本パルマに留まります。
彼が故郷ナポリに帰ったのは06-07シーズン。まだナポリがセリエBにいたころです。
そしてここでもパオロは28を選択するんですね。
現在にいたるまで28番は、ナポリの屈強なストッパーとして活躍しているのであります。
どうです? カンナバーロ兄弟と28番には浅からぬ因縁がありそうでしょ?
アーセナルのコロ・トゥレは28番の出世株であります。
彼がアーセナルで活躍し始めたのは02-03ころからでしたかね。
もっとも当時はまだまだヒヨッ子。28番は無我夢中で走る選手でした。
キャンベルに怒られ、ビエラにどなられ、さらにはその後レーマンまでやってきて…。
まあそういうキャラだったのでしょう。かわいがられてるフンイキもありましたし。
必死な彼のすがたをゲラゲラ笑いながら、わたしは彼に忠犬の影を見たのです。
コロが06-07に5番をもらったとき、なんともいえぬ感慨にふけりました。
「あの小僧が、ついにそんな選手になったのか…」なあんて。
いやいや外野は無責任なものです。勝手にイメージを投影させるのですから。
そんなアーセナルの28番。今季は21歳のポルトガル人、ビショフが背負います。
さてこのビショフ、去年までいたブレーメンでは38番をつけていました。
コロは5番をもらいましたが、彼にも将来8をまとう野望があるんですかね。
リーグアンにはちょこちょことおもしろい28番がいます。
たとえばマルセイユのバリュブエナ。もうすぐ24歳の攻撃的MFですね。
彼は昨季のCLリバプール戦。アンフィールドを沈黙させていっきょに名を売りました。
もっとも今季はやや出遅れているようですが…。
あるいは王者リヨンの中盤、ジェレミー・トゥララン。
名門ナントユース出身の彼は、リヨンでもかかせない駒となっています。
ちなみにこのトゥララン。ナント時代の背番号は17番でした。
うーん、彼も17番のネタにできたのか。その場しのぎの勉強は墓穴を掘るなぁ…。
そんな28番のなかまに、去年までセセニョンという選手がおりました。
ルマンで松井選手とチームメイトでしたから、お覚えのかたも多いでしょう。
彼はベナン代表(なんてシブい肩書きでしょう!)の攻撃的MFなのであります。
このセセニョン。すくなくともわたしにとっては不思議な選手です。
なぜかわからぬが、気がついたらルマンの主力になっていた。そんな印象なんですよね。
昨季もネイションズ杯で一時離脱したにもかかわらず、30試合に出場しています。
余談ですが今季ルマンはこのセセニョンや松井、ロマリッチなど主力を6人も放出しました。
にもかかわらずここまでの成績は好調なんですよねえ。
才能が湯水のごとく出てくるというか、下からの突き上げがキビシイというか…。
さてそのセセニョンですが今季からは人気クラブ、パリSGに移籍しました。
しかもあたらしい背番号はなんと10番! おお、これはまたどえらい大出世!
あれ? 28と10? 翼クンの背番号事情とずいぶんにてますなぁ。
ひょっとしてセセニョンは、キャプテン翼に影響を受けた選手なんですかねえ。
まあ偶然なのやもしれませんが、そんな曲解をしたくなる背番号なのであります。
<おまけ>
今日はちとひねってコレいきます。
うーん、彼らのナンバーも背番号のようだなぁ…。
posted by shousetsu |16:03 |
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2008年09月19日
17という数字は不吉なんだそうです。
なんでもローマ数字の17“XVII”をならびかえると死を意味するからなんだとか。
とくにイタリアにおいていわれるのですが、まあ気にする人しない人がいるようで。
トレゼゲはいうにおよばず、ナポリの新鋭ハムシクも17番がお気にいりの選手です。
考えてみれば当然ですね。ネスタやバラックは13を好んでつけるのですから。
イタリア人でいうとカンナバーロ。彼はインテル時代17番を背負ってました。
ちなみにインテル加入当初は17があいておらず、13番をつけてましたね。
うーん、カンナバーロはあえてこういうナンバーを選びたがる人なのでしょうか?
さてその17番。以前もいいましたが、わたしはサイドアタッカーにつけてほしい番号です。
いやレギュラーナンバーみたくポジションが決まってるわけではありませんよ?
単なるわたしの好みです。おのぞみでしたらDFでもGKでもどうぞどうぞ。
もっとも当方そんなエラそうにいえる立場におりませんけど。
わたしが17番をサイドにおきたがるのは、絶品の選手たちがいるからなのです。
たとえばホアキン。ベティス時代の鮮烈な印象が目に焼きついています。
あるいはセビージャのカペル。バルサ移籍もウワサされた新進気鋭の選手ですね。
他には02W杯のデニウソンかなぁ…。途中交代で出てくる17番はじつにイヤな選手でした。
まあベティスでは16とか11をつけてましたけど。逆サイドにホアキンがいましたから。
どうです? 17番ウイングもまんざら悪くないでしょう。
今季PSVに来たペルー人も期待の17番なのですが、こやつ少々名前が刺激的でしてね。
そんなウイング17番に、今季から復帰したのがマンチェスター・Cのペトロフ。
まあこの人はみなさんおなじみですね。ブルガリアが誇る左サイドの必殺仕事人です。
彼が定評を確立したのはボルフスブルク時代。当時は21番でした。
このころのボルフスブルクに有力な17番はいません。
つまり彼が17番を意識するようになったのは、その後のことなのでしょう。
…やはり04ユーロが大きいのかな? 近年のブルガリア唯一のメジャー大会ですし。
チームにいいところはありませんでしたが、主力として彼も17番をつけ戦いましたからね。
05-06にペトロフはアトレティコに移籍します。背番号は17。
やはり04ユーロで思うところがあったのでしょう。21が埋まってたことも理由だろうけど。
ここで二年間クロスをほうりまくった彼は、07-08からシティへと移籍。
ところがシティでは孫継海(スン・ジハイ)が17番にがんばっていたんですね。
そんなわけで彼は17をあきらめ、昨季は15番をつけてプレーしました。
そして今夏の孫退団にともない、晴れて17番を手にいれたワケなのです。
いやあ長かった。みなさんペトロフの背番号のあらまし、理解していただけましたか?
ところでシティにおけるペトロフの背番号の流れなのですが…。
じつはこれ、以前にも書いたバレンシアのホアキンとまったく同じなんですよね。
仕事が同じ人は運命までにてくるのかな? ちょっと不思議な気分になります。
先ほどトレゼゲは17番といいましたが、そこは彼も不思議ふしぎのフランス人。
ジダンやアンリ同様トレゼゲも代表では違う番号をつけます。彼は20番でしたね。
では代表の17は誰なのか? 近年は固定されませんが、かつてはプティできまりでした。
これまたおなじみの選手ですね。98W杯で活躍した金髪ポニーテールのボランチです。
彼は他のフランス代表の面々とはちょいとちがってましてね。
というのは、彼はアーセナル、バルセロナ、チェルシーと常に17番をつけ続けたのです。
背番号を語る身としてはありがたい人ですねえ。代表でもクラブでも常に17。
…すみません。どなたかプティが17を好んだ理由、おしえてください。
そのフランスでは今季からリヨンに17が復活しました。つけるのは新加入のマクーンです。
マクーンが17番をつけるのはリール時代から一貫しています。特に不思議はありません。
むしろリヨンに17が復活したこと。ここにおハナシがあるのでございます。
マンチェスター・Cの23が欠番であることは以前もうしました。みなさんご存じですね。
2003年試合中に命を落としたカメルーン人、フォエを追悼してのものです。
フォエは最後のクラブとなったシティで23番をつけていたんですね。
じつはこのとき彼がかつてフランスで所属していたクラブ。ランスとリヨンもフォエのために、彼がつけていた17を欠番にしたのでした。
実際フォエのための欠番としては、17のほうがはるかに納得できましたね。
彼は94、02のW杯。そして彼が倒れた03コンフェデでも17番を背負っていたのですから。
そのリヨンに、今季からマクーンがやってきたのです。
同じカメルーン人、そしてポジションも同じ中盤(もともとはFWだったようですが)。
マクーンは先輩の背番号をいただくことになりました。
クラブから要請があったのか、彼自身が希望したのか、それはわかりません。
いずれであったにせよ、マクーンがフォエの影を背負うことは必定です。
彼がこの重責を果たせるのか、今季はそれをたのしみにしますかね。
<おまけ>
今回はこれを選んでみました。
じつはこの慣習、すきではありません。人それぞれに永久欠番がいるハズですから。
posted by shousetsu |17:29 |
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