2008年03月31日
14 行者武松
薄田泣菫の『茶話』は現在の新聞コラムのハシリです。 この『茶話』にこんな一説があります。掲載は「大阪毎日新聞」大正8年6月7日夕刊。 「自分達の二番目の恋人が誰だつたかを思ひ出せない人達も、ナポレオンの二番目の皇后が墺太利帝皇女マリア・ルイザであつたのは知つてゐる筈だ。何故といつて、この世の中には、帝王の事だつたら、どんな些細な事でも、きつと記録に書き残す歴史家といふ筆まめな輩が住んでゐるから。」(注 フリガナは省きました) かりにも史学を学んだ者として、泣菫の皮肉には苦笑いなのです。 まあたしかにそういう傾向はありますけどね。 この泣菫の悪口が詰まった『茶話』は絶品です。大笑いすることを保証いたします。 泣菫はこんな悪口を多用して、読者の喝采を受けたのでありました。 さて14番です。この番号の元祖はクライフですね。 もっともなかにはタルデッリという人もいるようです(インテルの監督もやってましたね。彗星のように去っていきましたが)。 タルデッリに敬意を表してというわけではないのですが、まずはハーフから。 リバプールの14番、シャビ・アロンソ。 もはやプレミアでもおなじみのゲームメイカーです。 わたしはいまだにR・ソシエダでの躍進のシーズンが忘れられないんですけどね。 (ドヌエ監督は今どこで、何をやってるんでしょう?) ちなみに今季からは、兄弟そろってプレミアでプレーすることになりました。 兄貴のミケルがボルトンに移籍してきたからです。 まあこちらのほうは特筆すべき選手ではないのですが…。 この14番は今季、なぜか兄弟の片割れが多いんですね。 たとえばハンブルクの14、ダビド・ヤロリーム。 兄貴のルーカスは今季からチェコを出てシエナでプレーしてます。 さらにはレンヌの14ブルーノ・シェルー。(リバプールにいたこと、覚えてます?) 弟のブノワはマルセイユの7番。バリバリのレギュラーであります。 どうもどこみても弟のほうが活躍してますねえ。 全世界のお兄ちゃん頑張れ! しかしシャビのほうも、今季は消化不良といったところでしょうか。 ジェラードが前にいってからは出場機会も増えましたが、それでもベニテスのファーストチョイスはマスチェラーノのようです。やはり守備面の問題ですかね。 彼の場合すぐにR・マドリーの引きぬき話が持ち上がるのですが、さあどうでしょう? あそこにもきかんぼうの14番、グティがいますからね。 ユベントスのCB、アンドラーデも14番背負ってます。 彼もデポルティーボの印象が強いなぁ…。なんせユーベではほとんど見てませんから。 開幕直後の試合で大ケガ、今季をまるまる棒に振っております。 ユベントスは夏の大補強がウワサされてますからねえ。 おまけにアンドラーデの場合、古傷の再発です。治る見込みがなければ戦力として計算できません。 さすがに来季の放出はないと思いますが、さあどうなることやら。 そしてバルセロナのFWティエリ・アンリ。 アーセナルでもおなじみだった背番号14はバルサでも健在であります。 まさかそのためにジュリは出されたんじゃ…。あ、考えすぎですか。 アンリはなぜか代表では12をつけますが、こちらはファンバステンにあこがれてとのこと。 ユーロ88か…。また古い話を。 そういえばバルサでも代表でもチームメイトのテュラムは、パルマ・ユーベ・バルサとクラブでは一貫して21番ですが、彼も代表では15をつけてましたよね。 どうもフランス代表は変わり者が多いのかな?いちばんはダントツで監督だけど。 しかし今季の彼はあまりパッとしませんね。 まあ移籍1年目にあまり要求をするのは酷なのですが。 それにしてもバルセロナでは期待が大きかったぶん、落胆もまた大きいようです。 バルサはリーガもCLも残ってますし、アンリには夏のユーロもあるから名誉挽回の舞台はまだまだあるのですが、それしだいでは去就の話が出てくるのかな? この時期になるとどのクラブでも来季の編成が話題になってきます。 それに合わせて、まことしやかにいろいろな話がささやかれ始めるのです。 今回挙げた選手たちについても、ウソかまことかさまざまなウワサが書きたてられることでしょう。 なぜといってこの世のなかには、サッカー選手のことならあることないこときっと記事に書き捨てる、新聞記者という筆まめなてあいが住んでいるから。
posted by shousetsu |00:15 |
ナンバー |
コメント(4) |
トラックバック(0)


