2008年07月15日

3 智多星呉用

「笑ってくれ。笑われているうちは、まだいい。」
「なんとでも思うがいいさ。君の自由だ。そして俺もなんとでも思ってやる。」
「蚊、叩きつぶす快感を人に教えてくれる奴。どんどん刺せ、血圧が高いんだ。」
…ええ、上記は断じてわたしの発言ではありません。北杜夫さんのものです。
『どくとるマンボウ青春記』によれば、大学時代に書きなぐったもののようですね。
うーん、若さ全開というか…正直かなりハズカシイ。
北さんご本人もこのノートを燃やしてしまいたい衝動にかられるそうです。
まあ若くストレートであるがゆえに、そこには一抹の真実があるのですが…。

それでは本日の背番号、3番に参ります。
この3番は多くの国ではLB、ブラジルやオランダではCBの番号でしたね。
(くわしくは左記「背番号よもやまばなし」二編をご覧ください。)
背番号3のかわった選手というと、インテルにいたモハメド・カロンがうかびます。
インテルは最近この3を永久欠番にしたのですが、FWにやるなんて乱暴もしていたんですね。
ロナウド、ビエリ、レコバという豪華なメンバーがよくケガで離脱し、ベントラとちょいちょい2トップを組んでいたカロン。3と78が前線にならぶすがたは異様な光景でした。

ほかには前回の2番で登場したスクッリが、03-04のキエーボ時代に3番でしたね。
うーん、またしてもコヤツしょうこりもなく…。まあ今ではジェノアの14番ですけど。
今季でいえばウディネーゼのガーナ人、アサモア・ギャンが3番のFWでした。
彼は来季からレンヌでプレーすることに。背番号は25になるようですね。
うん、そうそう。そういう無難な番号をつけておきなさい。

さて無難なのかなんなのか、判断がつきかねるのがガブリエル・ミリートです。
今季期待されてバルサに加入したアルゼンチン人CBは、新天地で3番をつけました。
ところでスペインにおけるCBナンバーは4番と5番。アルゼンチンでは2と6。
ものの見事に3番がないんですね。
ミリートはサラゴサではアルゼンチンのCBナンバー、6番をちゃんとつけていました。
さらに不思議なのは、今季のバルセロナでは2番が空いていたことです。
となると…ミリートの3番はクラブからあてがわれたと考えるのが妥当でしょう。

バルセロナというクラブにはオランダの影響が色濃く残ります。理由は記すまでもなし。
そしてこれは背番号にもおよんでいるんですね。
つまりオランダの3番はCB。これがバルサに採用されたと考えるワケです。
かつてはF・デブールも背番号3のCBでしたからね。
さらにいえばオランダでは3バックのさい4番がハーフに上がるのですが、これなどCBもハーフもこなすマルケスにぴったりの要素ではないですか。
やれやれこれでガテンがいった…。え、なんですか?
ならばプジョルの背番号5はどうやって説明する?
ダービッツやモッタは3番だったが、ヤツらはハーフじゃないか?
…ねえ。これだから背番号のナゾはなかなか解けないのです。
クーマンがいたころは、グアルディオラも3番だったしなぁ。

来季はいよいよCLに帰ってくる(はずの)ユベントス。
ふりかえれば05-06準々決勝アーセナル戦以来ですか。長かったですねえ。
ユベンティーノのみなさんは、来たる新シーズンが待ちきれないことでしょう。
そんなユーベで今季がんばっていたCBがキエッリーニ。背番号3番です。
セリエAでスタメン出場30試合は胸をはっていい成績でしょう。
今夏のユーロで評価を下げなかった数すくないイタリア人じゃないですかねえ。
先ごろユーベとの契約を2013年まで延長した彼。今後も大いに活躍が期待できる選手です。

ですが今季開幕前、彼とレグロッターリエのCBコンビを予想した人はいたのでしょうか?
予想してたといいはるアナタ、ウソつきですね。希望はしていたのやもしれませんが。
まあ想像不可能なのはレグロッターリエのスタメン奪取のほうでしょうが、キエッリーニだって当初はモリナーロとのLB争いと見られていました。
背番号も3ですからね。そのほうが“らしい”でしょう。

おまけに去年の今ごろ、彼には移籍騒動がもちあがっていました。
行き先はエリクソン新監督率いるマンチェスター・シティで、彼も乗り気だったようです。
…このキエッリーニはちょいちょいよけいな一言を発するヤツなんですね。
今季も「インテルが今の位置にいるのはユーベのおかげだ」といって物議をかもしました。
そしてこのときもまた、移籍願望をやや露骨にしてまして。
ユーベはユーベで、いい値段がつけば売るフンイキでしたし…。でも結局のところ残留。
うーん、未来が読めないのは本人たちも同じですねえ。

いまやユベントスで不動の地位をきずいた彼。一年前の発言をどう思ってるのでしょうか。
若さゆえのあやまち?いや気にするほどのことでもないか、北さんのあれに比べれば。
サッカー選手にとってこのテの話題は日常茶飯事ですしね。
そこにある真実をみとめるとすれば…それは若者は試合に出たいということでしょう。

posted by shousetsu |16:54 | ナンバー | コメント(4) | トラックバック(0)
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3 智多星呉用

こんにちわ。確かにユーロでのキエの活躍は目を見張るものがありましたね。この人誰?というくらいに(笑)んー、でもスタメン30試合で胸張っちゃ駄目です!開幕当初から数ヶ月ユヴェには「ゼロ・バックシステム」を採用していたとしか思えない心臓バクバクの試合がいくつもありました。そこでなんとか踏みとどまれたのは誇り高いお兄さん達のおかげなのです。不動の地位は今季の安定した活躍を見届けてから差し上げたいと思います。移籍の話題は全く覚えていません(笑)一昨年・昨年と1番&11番の去就が心配で心配で他に気が回らなかったのですね。でも考えてみると、キエやカモのような出る気満々だった選手達にずいぶん救われたシーズンでもありました。ところでダービッツっていつ3番をつけていたのですか?

posted by アネモネ | 2008-07-15 21:30

3 智多星呉用

コメントありがとうございます

>アネモネさん
ゼロバックシステム(笑)
それはそれはスリリングなディフェンスだったんでしょうねえ。
キエッリーニくん、アネさんから及第点もらえるよう懸命にやるように。

カモラネージもそうですが、本当にわからないものですよね。人生なんて。
出ていこうとしていた人が活躍したり、望まれていた男がホされたり。
今の話題だって、半年後にはキレイさっぱり忘れられているワケですから。

ダービッツといえばユベントスでの26ですが、03-04冬にそのユーベからローンで移籍したバルセロナで3番を背負っていました。
その後はインテル・トッテナム・アヤックスを点々と。背番号はそれぞれ8・5・13。
渡世人の面目躍如といった感があります。

posted by shousetsu | 2008-07-16 16:43

3 智多星呉用

あっ、そうですね。バルサのユニ姿思い出しました。
リーガだけに忘れていたのかしら(笑)
ダービッツは一番最初に好きになった外国人選手です。
98のフランス大会で対戦相手もスコアも全く覚えていないのですが、ゴーグル&ドレット&パワフルに走り回る姿が強烈でした。彼がいなければ、夢の劇場の悲劇がトラウマになることも0バックにハラハラすることもなかったのかもしれません。確かアヤックス移籍直後に大怪我をして昨シーズンはあんまり出ていないのですよね?彼に残された時間もそれほど多くはないのでしょうから、少しでも「らしい」プレイが見たいです。

posted by アネモネ | 2008-07-17 11:27

3 智多星呉用

ずいぶんとおくれてもうしわけありません。
ちとヤボ用で実家に帰っていたものですから。

>アネモネさん
そうですか、ユベントスへの紹介状がダービッツだったんですね。
気のせいかな?チームのために走る選手に好みが多いような…。
だとしたら、部活のマネージャーにほしい人材ですねえ。

あれは今年のいつだったでしょうか。
イタリアダービーかミラノのそれか、ビッグマッチの直前にスカパーのセリエA番組でダービッツのインタビューが流れていました。
おだやかな笑みをうかべ、マルディーニやデルピエロのことをなつかしそうに語る彼のすがた。
人にはどう映ったのでしょうか?
わたしには時の流れが残酷に思えました。
とはいえ、それがあるから心にひびくんですけどね。

posted by shousetsu | 2008-07-19 20:35

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