2008年06月13日

とある雑誌の企画から~番外編はワルのおはなし

ユーロの話題はどこでも大盛況のようですね。
各国代表の背番号を見て思うところもあるのですが、まあそれはそれ。
そんななか、大久保選手が“やっちゃった”のもまた騒がれていたようで。
わたしは大久保選手、まちがいなく日本でいちばんすきなFWです。
あの点が欲しくてギラギラした目にホレてしまったのだからしかたありません。
多少やんちゃな選手のほうが、わたしは好みなんですよねえ。

さてそんな悪童好きの声に応えたのか、平成18年1月1日、サッカーダイジェスト誌(以下SD)はそれはそれはすばらしい企画の雑誌を発行しました。
その名も「バッドボーイズ―反逆児たちのフットボール」。
これはピッチ内外でモメごと、騒動を引き起こす選手たちを大特集したものであります。
いやはやとんでもない企画ですね。
ベスト、マラドーナ、カントナといった超ド級の選手たちの所業に長々とページを費やすのですから。
SD誌企画“ファンタジスタ”シリーズのしめくくりは、番外編として「バッドボーイズ」を見ていくことにしようと思います。

さてそんな「バッドボーイ」では、当代のワルももちろん選出しております。
選者はご存知イル・ジョルナーレ紙のクラウディオ・デカルリさん。
デカルリさんもワルはおキライじゃなかったようで。
せっかくなので、少し多いですがエントリーした選手全員のリストを挙げることにします。

		当時所属(05-06)   今季所属(07-08)
1    ルーニー	マンチェスター・U    左に同じ
2    カッサーノ	ローマ           サンプドリア
3    イブラヒモビッチ	ユベントス         インテル
4    ディカーニオ	ラツィオ          チスコ・ローマ
5    ダービッツ	トッテナム         アヤックス
6    ミハイロビッチ	インテル          06現役引退
7    アネルカ	フェネルバフチェ     チェルシー
8    マテラッツィ	インテル          左に同じ
9    ロナウド	R・マドリー        ミラン
10   ムトゥ	ユベントス        フィオレンティーナ
11   カダフィ	ウディネーゼ       不明
12   クライファート	バレンシア        リール
13   フランシスコ・リマ	L・モスクワ        ブレシア
14   ルシアーノ	キエーボ         左に同じ
15   ロイ・キーン	マンチェスター・U    06現役引退
16   ディコフ	ブラックバーン      ブラックプール
17   サベージ	ブラックバーン      ダービー
18   セーザル	ラツィオ          インテル
19   ポウルセン	シャルケ          セビージャ
20   ボウヤー	ニューカッスル      ウエストハム
21   エムレ	ニューカッスル      左に同じ
22   バートン	マンチェスター・C    ニューカッスル
23   モンテーロ	サンロレンソ       07現役引退

さすがは問題児のみなさんです。
わずか2シーズンのあいだに所属先が変わったヤツの多いこと!
まあサッカー選手にとって移籍など日常茶飯事ではあるんですけどね。
その移籍の際にも、彼らはなにかと苦労があるようです。
これは某常連さんから聞いたハナシですが、サベージなんざ移籍のたんびに真人間宣言をせねばならんそうですから。

さてわれらがSD誌編集部。やはりデカルリさんに選を任せるだけではすませません。
今回もすばらしい記事をご用意してくれました。
名づけて「バッドボーイズのタイプ別研究」。
これは多様多種にわたる悪童を、いくつかのタイプにわけてみようとの試みでありまして。
(SD誌編集部、まちがいなく遊んでいます!)
そんなわけで各カテゴリーを紹介しましょう。ついでにSD誌が挙げた代表的な人たちも。

1.バイオレンス系    おもな例:ジブリル・シセ
2.ビッグマウス系    おもな例:ジョゼ・モウリーニョ監督
3.プレイボーイ系    おもな例:デイビッド・ベッカム
4.ドラッグ・酒系     おもな例:アベル・ザビエル
5.ビッグチャイルド系  おもな例:サミュエル・エトー
6.イリーガル系     おもな例:ロベルト・ホイツァー元審判員

1についてはピッチ内外問わずとのこと(なんの解説なんでしょう、コレ?)。
2は監督が多いですね。そんななかザホビッチやベラミーの名前もちらほら。
3はそのまんま。男にはあまり好かれませんかな。人にもよりますがわたしは大好物。
4はごく一般的なアル中やコカインから、筋肉増強剤などの禁止薬物までも含めています。
ちょっと守備範囲が広すぎる気もしますが…。
5に関してSD誌は“わがまま・自分勝手”とも評しています。和を乱す人たちですね。
そして6。これは正真正銘の“犯罪者”。おナワをちょうだいしたということです。

こうしてわけてみるとさすがは悪ガキ、ひとつの枠におさまらん輩が多いですな。
上記の23人でいえば、たとえばロイ・キーンは1・4・6をひとりでカバーしますし、イブラヒモビッチは2でも5でもいけます。
バートンに至っては3以外はほぼすべてに該当。守備範囲が広いなぁ。
これには当然SD誌編集部も気づいておりまして。
「実際のバッドボーイは…むしろ、ひとつに分類される者の方が少ないといっていいほどだ」とのコメントを残しておられます。ま、そらそうでしょうね。

ところで…。
上にかかげたバッドボーイたちは二年前に選ばれたものです。
移り変わりの早いサッカー界のこと。彼らのなかにも現役を退いた選手がいます。
そうなると当然、このリストに新たに加わった選手も出てくるワケで。
たとえば今なら、C・ロナウドとロナウジーニョはまずエントリーされることでしょう。
ロナウジーニョは最近の不振が原因ですが、C・ロナウドは?
彼は以前からなかなかの問題児だったというのに。
とどのつまり彼が正真正銘の“大物”になったんでしょうね。
スターであればこそ注目もされ、愛されもし、憎まれることもまた然り。
人の住む世界での出来事ですから。この原則はいつでもどこでも通用しそうです。

『天才芸人 横山やすし』で小林信彦さんは「書名は、半ば皮肉である」としてこういいます。
「破滅型とはコトバが立派過ぎ、大げさである。…横山やすしについていえば、<自滅型>という方がぴったりくる気がする。」
おそらくは多くのバッドボーイにも通じる真理です。
彼らのほとんどは十年後、人々の記憶から遠く消えてしまう選手たちでしょう。
リストがつくられてから二年。みなさんは何人の顔と名前が一致しましたか?
そして残りのごくわずかは、肥大化した伝説で後々までいろどられることになります。
いずれにせよ孤独を背負う彼ら。次なるバッドボーイは浮かびますか?

たたかうきみの歌を たたかわないやつらが笑うだろう

posted by shousetsu |18:34 | 何番? | コメント(6) | トラックバック(0)
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とある雑誌の企画から~番外編はワルのおはなし

こんにちわ。私の世界で一番好きなフォワードがランキングのトップにいるのはどうしたことでしょう?あのガツガツ・ゴツゴツと走り回りながらびっくりするような繊細なパスを出したりする意外なアシスト魂に惚れました。すでに引退まで見守る覚悟はできております(笑)
見るたびに「じゃがいもみたい・・・・」と思わせるルックスもまたよしです。先日wowowでユーロ04のポルトガルvsイングランドを再見しましたが、4年前のルニ坊を今見るとまさに新じゃが!小粒でとてもかわいくみえました。
大久保。泣いてお詫びなどしないでよろしいのです。
ぎりぎりの苦しい試合でゴールを決めてくれれば全て許されます。それがサッカー悪童の特権なのですから、その日まで背負ってゆきなさいっ!!

posted by アネモネ | 2008-06-13 21:24

とある雑誌の企画から~番外編はワルのおはなし

コメントありがとうございます。

>アネモネさん
ルーニーがすきなんですかぁ(笑)
エバートン時代に決めた初ゴール。当方いまだに鮮明に覚えています。
絶好調だったアーセナルの歯車を狂わせたミドルでしたからね。
若くして(というより幼くして)、すでに彼は何かをもっている選手でありました。

ずんぐりむっくりとした体型に、ゴツゴツとした顔。
じゃがいもとはいい得て妙ですね(笑)
ゆでたての新じゃがのような彼に塩をふったのがラーション。
そんなふうにわたしはとらえています。
わずか三ヶ月のチームメイトでしたが、彼の影響ははかりしれないんじゃないかなぁ…。
庶民に愛されるじゃがいもの行方を最後の日まで追っかけてください。

大久保選手への激励メッセージ、ありがとうございました。
おそらくは彼以上にほっとしているわたしがいます。

posted by shousetsu | 2008-06-15 00:25

とある雑誌の企画から~番外編はワルのおはなし

どうも、gunnershighです。
私、問題児が結構好きなようです。
アーセナルやマリノスにはあまりいないタイプですし。
ジダーンも結構なバイオレンス系でしたよね。
アンリはプレーボーイ系に入るのでしょうか…

アーセナルの無敗記録にとどめをさした、
じゃがいもと牛肉が作った最高傑作ですが、
私の周りでは、じゃがいもと牛肉であんな体躯が
出来るんだ!と食卓では強い指針となっております(笑

GKも結構なワルがいそうなもんですけど、
こんなお歴々と比べると可愛いもんですね。

posted by 某常連? | 2008-06-16 10:08

とある雑誌の企画から~番外編はワルのおはなし

>gunnershighさん
あ、どうも某常連さん(笑)
ここで聞かせてもらったネタを使うのはどうよ?とも思ったんですけどね。
なにせみなさんには教えていただく一方なものですから…。

ジダンは普段はとてもつつましやかなんですけどね。
どうも大舞台になればなるほどやらかす人でありました。
アンリは…はらうツケが大きすぎました(笑)
ひそかにテリーも浮気魔なんですよねえ。
関係ありませんが、我が家の肉じゃがは豚でありました。

GKに関してはSD誌も遺憾に思ったようでして。
ベストイレブン(ワースト?)選出の際にはカーンにご登場いただいてました。
ちなみにメンバー一覧は以下のとおりです。

GK:カーン
DF:ミハイロビッチ モンテーロ マテラッツィ
MF:ダービッツ キーン ポウルセン エムレ
FW:カッサーノ ルーニー イブラヒモビッチ

あっという間に空中分解しそうな面々です(笑)
そういや昔Foot!で、粕谷秀樹さんが似たようなことをしてたなぁ…。

なおついでながら…。
バッドボーイではありませんが、実況界の異端児倉敷さん。
今度生で見てきます。

posted by shousetsu | 2008-06-17 00:47

とある雑誌の企画から~番外編はワルのおはなし

いやすごいですね。バットボーイズ。
きっとTVゲームで構成してもまとまらないと思います(笑)
監督は葉巻でお馴染みのラボルペさんを推したいです。

もしやFoot!関連ですか?
倉敷さんは、3年前に知ったのですが、
なんでもっと早くと、後悔しました。
粕谷さんと原さんは、アーセナルの試合の時に、
ユナイテッドの話ばかりをしていた時があって、嫌いです(笑)
ArsenalTVの身内贔屓に慣れた自分がいかんのですが。

そういえば、にくじゃがは豚が好きです。

posted by gunnershigh | 2008-06-17 08:41

とある雑誌の企画から~番外編はワルのおはなし

>gunnershighさん
ラボルペですかぁ。
わたしはニューカッスルで悪ガキをそろえてたサー・ボビー・ロブソンかな?と思ってたんですが、監督自身がワルっぽいのもいいですねえ。
今はメキシコのモンテレーにいるんだとか。
あいかわらず煙をくゆらせているのでしょう。

倉敷さんは、お察しのとおりです。
Foot!のブログ(J-SPORTSのホームページ内にあります)で公開収録の観覧客を募集してまして。
オートマチックに応募しちゃいました。

粕谷さんは敵が多そうですねえ(笑)
ま、ありゃ100%ワザとでしょうけど。
その昔J-SPORTSがリーガを放映してたころ、粕谷さんと倉敷さんがコンビを組んだことがありましてね。
もうその日はガンダムネタのオンパレードでした(笑)

posted by shousetsu | 2008-06-17 16:22

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