スコッチを片手に

2017全日本総括

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オリンピック選考会も兼ねた今年の全日本。

激しく、熱い戦いでした。

今は、祭の後の寂寥感を強く感じますが、すぐにオリンピックへ向けてまた盛り上がって行くことでしょう。

戦いを振り返ります。

ペア 出場は3組。 優勝は、下馬評通り、須崎・木原組。 オリンピック代表を射止めました。

須崎選手は、18歳と若く延び盛り。 木原選手は、ソチの経験者で、フィギュアチーム全体にとっても、その経験を伝える役どころが期待されます。 団体戦では、彼らの順位一つで大きな違いが生まれますから、本番までに更なるレベルアップを期待したいところです。

アイスダンス 出場は5組。 こちらも、実力通り、村元・リード組が圧勝で代表となりました。

村元選手は、アイスダンスに転向して4シーズン目。リード選手と組んで3シーズン目。 よい感じで熟成されてきていると思います。 リード選手は、これで3度目の五輪。 フィギュアチーム最年長としても、大きな役割が期待されます。 団体戦の経験も豊富なので、こういう選手の存在はチームに安定感をもたらしてくれるはずです。

男子シングル 代表3枠をかけた戦いでした。 が、NHK杯で怪我を負った羽生選手は、回復が間に合わず、棄権となりました。 ようやく氷上練習を再開したところとのことで、五輪に間に合うかギリギリのところと思われます。 それでも、実績と世界的な人気を考えれば、代表に選ばないという選択肢はなかったでしょう。

宇野選手も、実力、実績から表彰台さえ逃さなければ代表は確実と思われ、実質残り1枠を誰がものにするのか、という戦いでした。

その1枠の候補者は、登り調子の田中選手、ベテランの無良選手が本命で、それに村上選手、友野選手らがどれだけ食い込めるか、そんな構図でした。

SPの結果は、宇野選手がミスはあったものの、当然のように差をつけてトップ。 ほぼパーフェクトな演技で、90点越えを果たした田中選手が2位につけ、代表へ一歩リードした感。 無良選手は、惜しいミスで3位。田中選手を約6点差で追う展開に。 そこから下はさらに5点前後差がつきましたから、代表争いは、田中対無良の一騎討ちの様相を呈しました。

そして、FSの滑走順が、最終グループの4番滑走が無良選手、5番が田中選手、そして最後を宇野選手が占めるという見る側にとって最も面白い展開!

まず、無良選手が4回転を減らして確実に演技をまとめる戦略をとり、172.88と高得点を取りました。 久しぶりに彼の良いフリーを見た気がします。 オリンピックへの気迫を感じました。 インタビューで4回転を減らさない方が良かったかも、と少し悔しそうでしたが、その表情には納得のいく演技をできた清々しさがありました。 私は、これはこれで一つの戦い方でしたし、確実に田中選手にプレッシャーをかけることができていましたから、良い選択だったと思います。

そして、田中選手。 プレッシャーのかかる中、果敢に4回転3本の「世界レベル」の構成にチャレンジしていきました。 これまでの練習に自信がなければできない選択でした。 いくつかミスが出て、コンビネーションが1つしか入りませんでしたが、それでも175点と無良選手を越え、文句なしの代表入りを決めました。 PCS 88点は、出来映えからすると出しすぎかとも思いましたが、代表として今の4回転時代に、「世界レベル」の構成が必要なのは明白で、出場選手中その要件を満たしていたのは、やはり宇野選手と田中選手のみでした。 五輪本番でも結果を出すために練習を積んできた、その意識が手繰り寄せた結果だと思います。

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