スコッチを片手に

2017四大陸を終えて part2 男子は「真・四回転時代」に!

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さて、今季の男子は、かつてないほどに熱い戦いが繰り広げられています!

その理由は、まさに羽生選手の言う

「真・四回転時代」

の到来によるものです。

ジャンプを跳んだもの勝ち、という試合展開に複雑な想いをお持ちの方もいると思いますが、私にとっては、やはりスポーツはこうでなくちゃ、という面白さです。

今回の四大陸、その四回転時代の中心選手がほぼ出そろっており、非常に見応えのある戦いとなりました。

その台風の目となったのは、もちろんこの人。 アメリカの17歳、ネイサン・チェン選手です!

昨シーズンのボーヤン・ジン選手の登場にも度肝を抜かれましたが、彼はまだ演技構成点が平均で7点台と、フリーだと羽生選手に20点ほど差がつくため、真に羽生選手を脅かす存在にはなっていませんでした。

それよりも、羽生選手の「神演技」のインパクトの方が圧倒的で、今後数年は羽生時代が続くだろうと思わせるパフォーマンスでした。

しかし、その圧倒的な羽生選手を真に脅かす存在が早くも現れました! しかも、17歳の若さ…

彼の強みは、何と言っても、4Lzと4Fの両方を跳べてしまうことです!

ここで、四回転ジャンプの基礎点をおさらいしましょう。 ついでに、世界選手権の表彰台を争うと目される6人の持ち技も表にします。



これをみれば、ネイサン・チェンの脅威と「真・四回転時代」の概要が一目瞭然です。

実は、今季序盤ですでに全ての四回転が出そろっており、その時点で、「真・四回転時代」の到来を宣言しても良かったのですが、当時は、それぞれの選手が、得意な四回転を「決め技」として使っている状態で、まだまだ四回転は「特別な」技でした。

しかし、その「常識」を覆したのが、ネイサン・チェン選手なのです。 彼はなんと、フリーの8つのジャンプ要素のうち、5つも四回転を組み込むという離れ業を成功させました!

過半数が四回転… そう、「四回転」が、ついに「普通の技」になったのです!

この意識の変化が、「真・四回転時代」の幕開けなのです。 彼の登場により、羽生選手は戦い方を変えざるを得ませんでした。

フリーでは少なくとも、四回転を4つ。つまりジャンプの半分を四回転で埋めなければならなくなったのです… それに追随したのが宇野選手。


今後だれがどのように続くかは未知数ですが、これは完全に革命ですね。

しかも、ネイサン・チェン選手は、その革命を四大陸の優勝という形で為し遂げました。 まだ羽生選手の最高得点に届いていないとは言え、その内容は圧巻です。

さらに、この偉業が、決してクリーンな演技で為し遂げられた訳ではないと言う事実が恐ろしい…

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2017四大陸を終えて part2 男子は「真・四回転時代」に!

HO太さん、いつも教えていただきありがとうございます!

来シーズンの変更といった報道を見て鵜呑みにしていましたが、ガセねたでしたか・・・
やはり、自分で裏を取らないとだめですね。お恥ずかしい限りです。
お詫びして本文を訂正いたします。

そうなると、確かにフェルナンデス選手の動向は読めませんね。
世界選手権が楽しみです!

2017四大陸を終えて part2 男子は「真・四回転時代」に!

詳しく深く掘り下げた記事、ありがとうございます。
本当に、すさまじい4回転時代が、あっという間に到来しちゃいましたね・・・
世界選手権がどんなことになるのか、想像するのも恐ろしいです。

フェルナンデス選手について、私は世界選手権でヨーロッパ選手権よりジャンプ構成を上げてくる可能性もあると思っています。
今のヨーロッパではあの構成でも余裕で勝ててしまうので、無理をする必要がなかったけれど、四大陸の内容を見て、何か考えてくるかもしれません。
4回転の種類を増やすのがすぐには無理なら、3Aを1本にして4Tと4Sを2本ずつとか?

>その根拠は、来シーズン、大きなルール変更が予定されているからです。
>採点に関わる大きな変更点は、GOEが+5~-5の11段階に拡大される、というもののようです。

GOEが11段階になるのは、2018/2019シーズからです。

http://static.isu.org/media/344029/2019_ice-dance_various-changes-regulations-and-rules-56th-isu-congress.pdf

"Starting with the season 2018 – 2019 there will be 11 Grades of Execution. "
とあるので、少なくとも2017/2018シーズンは今の-3~+3方式ですね。

以前、平昌五輪までで現役を終えるつもりのような発言をした羽生結弦選手ですが、GOE11段階方式でどんな点が出るのか、見てみたい気がします。

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