2007年12月15日

特に重要でないお知らせ

本当はアフリカ予選とか東南アジアゲームとか書こうと思っていたのですが、暗い話題が二日続けて続いてしまいました、自分のブログのアクセスが低いことをこれほど嬉しく思った日もありませんって程でした、やな話ですが避けても通れないです、やっぱりやな話です。どうせ長いばっかりで中身の無いブログなのですから、もっとチンプンカンプンでアッパラパーな話題話したいよね、という事でトップに暗い日記を持ってくることが忍ばれたため、どうでもいいお知らせを更新することにしました。



第2回ぼくの野球を守ってオフ

きかん 2008年3月7日から3月14日
ところ 台湾

現地集合現地解散費用計画ともに無し

みんなで世界最終予選を楽しく応援しましょう



第一回のバルセロナオフであるヨーロッパ選手権は開催3日前に告知して参加者ゼロという「そういう風にいけるわけ無いとことかオフと称して一人で行って日記に書くんでしょ、はいはい」みたいな感じでしたので、今回は3月前から予告することにしました。多分台湾戦以外はすきすきですので主にすかすかのカードをまわり、スタジオtvの取材班を探し回り、試合後は黒渋会美眉のCD買いに行ったりピンロウ売りのねーちゃんに会いに行ったりする予定です。

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posted by shoeless |14:29 | 特別企画 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2007年12月15日

嘘だと言わないでよ

昨日の日記の続きですので、まだの方は昨日の日記をどうぞ、加筆修正しました。

日本のメディアではまだあまり名前を聞けてはいませでしたが、リスト内に多くの日本野球経験者がいたことを受け、日本でもミッチェル・レポートの名が広く知れ渡るようになりました。日本人がいなかったのは救いといえば言えましたが、火の粉は果敢に太平洋を飛び越え、ついに日本に上陸してきたと言えます。ミッチェル・レポートについては昨日の日記を参照していただくのがいいと思いますが、「テメーの日記は前ふりながすぎんだよ」という方のために簡潔に御説明しますと、ドーピングやってた疑いのある人たちをまとめたリストです。アメリカでも徐々に各選手の対応が明らかになってきており、代理人を通じてだんまりを決め込む選手もいれば、否定はしない選手、脊髄反射のスピードで反論に出た選手など様々、MLBは引き続きこの問題の調査を進めていく方針のようで、これから一週間もしないうちに関係者それぞれの対応が出揃うことでしょう。もちろん火の粉が舞い降りたNPBもそれは同じ、リストに日本人選手はいませんでしたが、所属経験のある選手達9名がのってしまった以上、各々それに対して反応を示さなくてはなりません。これを対岸の火事と見られないのは悲しい話ですが、NPBも可能性がある以上、それを見ないフリは出来ません。



これが日本でプレー経験のある選手達のリスト

クリス・ドネルス(96・近鉄、97~99オリックス)
http://en.wikipedia.org/wiki/Chris_Donnels
フィル・ハイアット(97・阪神)
http://en.wikipedia.org/wiki/Phil_Hiatt
アレックス・カブレラ(01~07・西武)
http://en.wikipedia.org/wiki/Alex_Cabrera
ジェフ・ウィリアムス(03~現役・阪神) 
http://en.wikipedia.org/wiki/Jeff_Williams
アダム・リグス(04~現役・ヤクルト) 
http://en.wikipedia.org/wiki/Adam_Riggs
マット・フランコ(04~06・ロッテ) 
http://en.wikipedia.org/wiki/Matt_Franco
バート・ミアディッチ(05・巨人) 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81
チャド・アレン(07・オリックス) 
http://en.wikipedia.org/wiki/Chad_Allen_%28baseball_player%29
ラリー・ビグビー(08~新外国人・横浜) 
http://en.wikipedia.org/wiki/Larry_Bigbie


そしてこちらが全選手のリストです
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20071213&content_id=2325070&vkey=news_mlb&fext=.jsp&c_id=mlb



特に反応が待たれるのは来季プレーをすることになる現役選手たちでしょう、日本プロの現役選手にしぼりこむと計4名、カブレラ、ウィリアムス、ビグビー、リグス、その中でも阪神の守護神ジェフ・ウィリアムスとヤクルトのアダム・リグスは領収書まで切っており、限りなく黒に近いグレーらしいとのこと。この時期は皆来期の契約交渉している時期ですので、球団としても選手としても振って沸いた交渉の障壁となりました、選手にしてみれば飯の種がなくなってしまうわけでいち早く対応しなくてはいけません。これに対し真っ先に対応を見せたのがジェフ・ウィリアムス。阪神との契約がまだすんでおらず、1999年度の目撃証言や阪神移籍後の2004年12月10日付けで禁止薬物売買に切った領収書が証拠として挙げられています。五輪の舞台でもその後のNPBでの検査でも陰性でしたので「使ったかどうか」については微妙とも言えます。



彼は五輪の経験者でもあるため、僕ら野球ファンが「メジャーが五輪に出てこないのはドーピング検査がきついからだ」と偉そうな事を語る生き証人とも言える選手でした。このレポートによって対応が決まるのは何も野球界だけではなく、今復帰運動を続けている五輪にも影響を及ぼします。ドーピングの罪は疑わしさの蔓延を引き起こすこと、起こってしまった後で何を言っても仕方がありませんが、ファンでさえ「これならばまだありそう…」と一抹の疑いが隠せない現状を、五輪の人々が「ドーピング関係がクリーンになる為の前進だ」と見てくれるなんて都合のいい事はないはずでしょう。しかしながらウィリアムスの反応は、どうにも対応を決めかねているような鈍いもので、「俺はクリーンだからいくらでも検査は受けるが、過去のことについてはイエスともノートもいえない」とのコメント。ノーコメントは問題をただただ沼に沈めこむだけ、という気がしないでもないのですが、ルール上罰にできるわけでもなく、微妙な感じがしてしまいます。



続いては野球浪人中のカブレラ、2000年9月中旬、球団のクラブハウスに届いたカブレラ宛の荷物に、アナボリックステロイドと数百錠の錠剤があるのを球団職員が発見。カブレラには荷物が紛失したことにしてコミッショナー事務局に報告。その後、事務局から依頼されたDEA(麻薬取締局)が薬物を検査している間に、選手契約が西武ライオンズに譲渡されたとしている。という事で彼もかなり証拠が揃えられている部類の一人なのですが、代理人を通して「どうして今頃こんなこ話が出てくるか分からない」とした上で、西武時代の7年間については否定。次にヤクルトのリグス、2003~2005年の間に取引を行い、ヒト成長ホルモンや注入式ステロイドなどを購入したとされており、報告書にはヤクルト移籍後の2005年11月30日付けで署名入り為替が残されています。このほかにも選手数名に薬物を教えたとされていますが、当のリグスはMLBの面会要求を辞退し、弁護士を通じて「一度も陽性反応は示したことはない」とのコメントを文書で提出。過去の件に対しては三者揃って否定も肯定も開き直りも言い訳すらもしませんでした。



アメリカ国内でもそうですが、どの選手も過去の件についての明言を伏せ、今は大丈夫という点を強く繰り返すよう代理人と様子を見ているようです。唯一その法則を破ったのは、既に横浜行きが固まりつつあったラリー・ビグビーですが、代理人によるとビグビーはオリオールズに在籍した2002年、足を故障した際に用具係から薬物をもらい規則が変わる2004年になるまで使用していたと証言、しかし肝心のレポートと年代的に食い違う部分があり、ついには横浜からリリースされる可能性さえでてきました。もちろんこれだけで判断を下すのはファンとして早計だとは思いますが、これをまだ氷山の一角としてみている人もおり、これを機に何かが変わっていけばと考える人たちも少なくありません。それを考えればむしろ対応を急がなくてはならないのはNPBのほうでしょう、もしこれらの事実がより一層反論できない形で日の下に出された場合、日本球界もこうしたプレーヤーが所属している以上、なんらかの処分を下す責任をかされる可能性があります。今でもMLBと比べてドーピングの規定が甘いとの見方があるNPB、ここで判断を誤ってしまえばNPBが第二のドーピング選手の甘やかし先になってしまう可能性があるからです。



NPBのドーピングの歴史は、あまり早い物ではありません。MLBがステロイド騒動にゆれドーピング罰則規定を定めた2005年シーズン、2005年暮れにドーピング防止規約締結国となったNPBはそれを理由としてドーピング検査制度を導入しました。とは言えドーピングコントロールルームなどがなかった事を理由に、一年目はほぼ罰則規定無しの状態で啓蒙期間として行われます。本格始動しだした翌年である今年2007年8月には日本野球史上初めての違反者ガトームソンが禁止薬物のフィナステリドを含んだ発毛剤の服用で摘発されました、が、発毛剤を誤って使用したという事で、お咎めもあんまりなく20日間の出場停止処分を受け、球団も750万円の制裁金を科されるにとどまりました。真実は分かりませんが、もちろんそうした善意の違反者を重く罰してしまうことはいい事ではありません。しかしNPBの罰則規定を見ると、「違反者は内容に応じて4段階の処分が科され、(1)けん責(2)10試合以下の公式戦出場停止(3)1年以下の公式戦出場停止(4)無期限の公式戦出場停止、となる。違反者に関与した球団関係者も処分対象とされる」と、MLBと比べても重くはありません。



では期待の根来コミッショナーのコメントはというと、「彼らの中には、日本プロ野球組織(NPB)の検査を受けた選手もいるが、すべて陰性だった。うちとしては十分、監視は行き届いているし、心配はしていない」とのこと。僕は物事を批判検証できるほどこの問題に詳しくないため、コミッショナーの発言を動受け取っていただくかは皆さんにおまかせします。まぁ確かに、NPBのドーピング検査は日本アンチドーピング機構、そして世界アンチドーピング機構を遵守しているため、検体が持ち込まれる先もJADAの公認検査機関、検査に関しては文句をつけると世界中のスポーツに喧嘩を売ることになってしまいますので、検査に関しては文句をつけている方がおかしいともいえるでしょう。ただ以前から言われている通り、古くからある野球専門球場を使っているNPBは、施設面において他のスポーツと比べて見劣りする部分がある可能性があります、これは以前にNPB自身が違反者への処分を下す啓蒙期間をおくことについての理由としていますので、ほぼ間違いはありません。となるといくらそうとは言え鵜呑みにするのも危険ともいえますし、重くうけとめるべきという事は言いませんが、もう少し慎重になっても損はないんじゃないかと思えた対応でした。



サミー・ソーサが日本球界に格安で売り込んできた過去のように、今回の事件で泥が付いた選手達の中からはこれからその価値が急落する選手達もあらわれるでしょう、最低数千万はもうけられる野球リーグなんてアメリカのほかには日本しかありません、MLBにいられないとなれば、普通に考えれば流れはそうなるに決まっています。決してこの問題に関してアメリカに追随する姿勢をとったほうがいいという訳ではありませんが、こうしてMLB側から名指しで選手名が挙げられた以上、これは既に日本にとってもの問題となっていますし、この問題について注目も集まってきました。ドーピングに関して、遅いといわれているMLBよりまた数歩遅い対応をとってきているNPB、今回の事件は、ことがこと、時期が時期だけに一刻の猶予も残されてはいません。転がりだしたら止まらない石にしても、今回はちょっと大きすぎる気がするというのは悲観ではないでしょう、単なる事実です。アメリカからの逃げ場にしないという事は、ひいてはNPB自体の自浄へと繋がります。MLBがいくら汚れていようとそれがNPBがクリーンな理由にはなりません、問題が噴出した以上、それを糧に改善が進んでいかれるように見えないと、ファンとしてはそれがせめてもの救いと納得することができないのです。



太平洋を越えて日本に飛び火したミッチェルレポート、MLBがスポーツ界に投じた一石は今、真に世界のスポーツシーンでの問題になろうとしています。これはもはやアメリカだけの問題ではありません、それはつまりNPBの一挙一動でさえ、IOCやWADAといった世界が注意を払っているという事です。火の粉が日本に渡ってきた時には、既に世界から日本を見られることになっている。NPBの皆さんは、対応、制度、実績、すべてにおいて、これがうちの状態ですと世界に胸を張ることが出来ますか。

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posted by shoeless |11:13 | 国内野球 | コメント(4) | トラックバック(3)
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2007年12月14日

嘘だと言ってよ

かつてサッカー日本代表の中心だったラモスは、帰化から4年後のドーハの悲劇の舞台で、母国語のポルトガル語ではなく日本語で「神様」とつぶやいてしまったそうです。英国滞在でまだ一年もたっていない僕がこんな事を言うのはあれですが、やはり母国語というものは人間の脳髄にまでしみこんでいるもので、ちょっとやそっとの事では自然と第二言語が口からこぼれると言う事はない、そう思っていました。だからこそこの事件は僕にとって、というよりか世界の野球ファンにとって衝撃的な内容だったんじゃないかと思えます。日本語で嘆くよりもぴったりの表現がこの事件には用意されているという事で、僕の深層心理はこれが国境の枠にとらわれない問題だと判断してしまったのでしょう。14日発表のミッチェルレポート、報道を見たときにおもわず「Say it ain't so!」と叫んでしまいました。しかし歴史が教えていることは、この嘆きの先に聞ける答えが「残念ながら本当らしい」だという事、そして今回も、そのムードは漂いつつあります。



ミッチェルレポートとは、長きに渡ってアメリカ球界、そして世界のスポーツシーンでその動向を見守られ続けてきた、「米国球界のドーピング」に関する調査報告書のことで、近年のメジャーでのステロイド疑惑に対しアメリカの議会自体が動き出した一つの集大成ともいえるレポートです。昨年3月から元上院議員ジョージ・ミッチェル氏によって調べられていた球界のステロイド疑惑は、結局総ページ枚数400にもなる膨大な量となり、その注目度の高さから一般に公表されるになりました。

こちらからその全てを読むことが出来ます。
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20071213&content_id=2325070&vkey=news_mlb&fext=.jsp&c_id=mlb

もちろん膨大な量なので僕もさらっとしか目を通してはいませんが、顧客名簿等のリスト、領収書などの物的証拠、証言のみと信憑性が様々な選手達が80名を越えるリストにされており、その中にはクレメンスや、テハダ、ジアンビ、シェフィールドといったMLBの顔とも呼べる選手の名前も記されていました。まだクロと言い切るにはいささか勇み足ではありますが、仮に事がこのまま推移していけば膿抜きでは終わらない事態も想像できる、この内容はまさに爆弾といえるでしょう。



何故こんなことになったのかと嘆くわけではありませんが、この問題を語るにはまずここに至る経緯を語らなくてはいけません。ここまで大きな流れとなった一連の騒動の源流には、2003年夏、陸上選手達がBALCOという薬品会社から禁止薬物の提供を受けていたことが発覚したBALCOスキャンダルという事件があります。そもそもこの事件のあらましは、このBALCO社が陸上コーチとして名高いトレバー・グラハムを通じてシドニー五輪金メダリストのマリオン・ジョーンズ、男子百メートルの元世界記録保持者ティム・モンゴメリー等に薬物を渡していた事が発覚した、というものだったのですが、MLBもちょうど今までステロイド問題で火種がくすぶっていたところにこの問題が降りかかったため、米国反ドーピング協会も米国社会もBALCO社への追求を止めず、その結果そこに出てきた名前が今後の米国球界を揺るがす張本人である「バリー・ボンズ」の名でした。はじめのピースが野球界に倒れこむと後はとんとん拍子に世論は動き、MLBは2005年オフ06年オフとドーピングへの罰則制度を設けることになります。改革はじめから、MLBはあまり乗り気でやっていたわけではなかったのです。



しかし、それだけでは倒れだしたドミノは止まりません。2007年春、北カリフォルニア連邦地裁で開かれた公判にてカーク・ラドムスキーという人が司法取引に応じ、起訴事実を認めました。彼らにかけられていた疑いは「メジャーリーガーに禁止薬物を売っていたかどうか」、問題の根である薬物の流出元が、ステロイドを使用していた選手達からすれば、捕まってしまったのです。もともとメッツのクラブハウス職員として働いていた彼は、2003年のスキャンダル以来動くことが出来なくなったBALCOに変わって、多くのMLBプレーヤーにとって主要な薬物供給元となっていたとみられていたブローカーでした。彼が折れてしまったことにより、今問題の捜査を行っていたミッチェル氏の仕事は急遽大進展を見せることとなります。この二つの事件に、もとより違法取引の温床と言われていたネット取引を含め、この問題を知る上での情報源は大きく分けて3つ。ミッチェルレポートもその通りで、大体はその3つに別れて疑問点が書き出されており、80名の中にはやはり言い逃れが出来ない選手も多数存在していました。



これをうけての選手の反応もまちまちで、もとより一部仕様を認めていたジオンビやシェフィールドに対し、クレメンスなどは完全対決の姿勢を見せています。確かにこのレポートを批判している人もいるとおり、このレポートにおかしい点が無いという訳ではありません。まずこのレポートを編纂したジョージ・ミッチェル検察官、彼は元上院議員というキャリア、そしてレッドソックスフロントの人間という立場を期待され大リーグよりこの事件の解決を任された人物です。しかし今シーズン中、レッドソックスがインディアンズ戦を迎えるというタイミングでインディアンズ先発Paul Gregory Byrdがネットで薬物売買と言うスキャンダルが発覚、あまりのタイミングの悪さにリークしたのが張本人のミッチェル氏ではないかと批判されたりもしました。それが真実かどうかは語ってもどうにもなりませんが、特定チームの人間がこうした事件を任されているという事は確かに言動に怪しさを見せる理由となります。今回はカーク・ラドムスキーさんの証言による告発が多い事もあり、物証が無い選手の信憑性はどれほどなのか、作為が入る余地はどうなのか、と疑えばきりがありません。



ファンの中だけでも「物証も無い選手達を証言だけで実名公表して貶めるのはいかがなものか」とか「これは世論と選手向けに作られた見せしめであって、まだ氷山の一角」と意見は割れています。仮にこれに収拾が付いたとしても、次にでるのはこれを受けての処分の問題。今現在名前を挙げられている選手だけでもかなりの数ですし、チームによっては相当な痛手となりますが、処分を見送れば見送ったでいい結果は出そうにありません。遡及効の禁止と言う面でも難しい事は多々あります。日本で一番の話題の的になっているであろう阪神ジェフ・ウィリアムスを例に挙げますと、彼が違反選手として証拠にあげられているのは2004年12月のブローカーへの領収書。もちろんドーピング自体が良いとか悪いとかそういう事を言うつもりはありませんが、メジャーで具体的にドーピングに罰則が設けられたのは2005年シーズンからの事でした。簡単に言えば、現在ある証拠だけでは「ドーピングをしていた」とは攻め立てられても、当時はまだ罪といえなかった事実についてはいかなる処分も行いがたいのです。彼は五輪の検査もパスしていますし、日本においても検査をパスしています、五輪が五輪外で行っていた禁止薬物に対して処分を行うのは無理でしょうし、日本プロもドーピングへの罰則は「ドーピング防止規約」締結国となった翌年2006シーズン、どうしようもありません。



もとより深い霧に包まれているといわれていた野球界のドーピング問題。五輪への売り込みの真っ最中、観客数最高と言う栄華の頂点に立つMLB、この深い霧の中、なにをとっても最悪なタイミングでようやく一歩を踏み出しました。しかし依然として目の前にあるものは深い霧と漠然とした不安、ここまできっぱりとした、それでいて衝撃的な報告書だと言うにもかかわらず、それでもなお霧は晴れる気配を見せてはいません。野球界はこのレポートの発表を受け、ミッチェル氏は更なる追求をすべきというコメントをしていました。これが野球界にとって新たな一歩ならいい、僕もそう願ってやみません、が、僕にはそういう奇麗事をいうポジティブさや「最後まで膿を出し切ろう」とかいう勇気もありません。この問題が残したのは「まだやっている連中がいるのではないか」という更なる不安と、膿を出し切ったら血まで流れ出る結果になってしまうのではないかという浅ましい心配だけです。普段はMLBに対して愚痴愚痴言っているだけの僕ですが、結局は「そこそこに全容解明」という答えしか出せません。ドーピングが悪いのは、敵を自分の力を使わず欺き、ファンを姑息な手段で欺くことといわれていますが、なにより「あいつもやっているのでは」という不信感を蔓延させてしまう事が悪なんじゃないかと感じます。あれもこれもという疑いは、選手間の信頼にしろ記録に対する信奉にしろ、スポーツを崩壊させるに十分な要素だからです。



Say it ain't so!という言葉には、そういうスポーツの側面の全てが詰まっています。この文章は日本語で「嘘だと言ってよ!」という意味で、かつてメジャーリーグで行われた八百長ブラックソックス事件において、疑いをかけられたジョー・ジャクションに対し子供が叫んだとされる言葉です。嘘だといってよという事はつまり、彼は目の前で行われていた野球を信じていたのでしょう、多分言葉を叫ぶその時もまだ心のどこかで信じていたんじゃないかと思います、そしてこの言葉が心理をついていたからこそ、Say it ain't so!は後の世に長く伝わる事になりました。



スポーツを見ている理由は様々だと思いますが、基本的には他人の人生や勝負や決断という物を見たり、他人やチームを心の底から応援したり、その技術が自分に出来ない素晴らしいものだからこそ見ている人がほとんどでしょう。だからこそ人によっては「他人事をあそこまで真剣に応援するなんてあたまいかれてる」と言われたり、「他人がスポーツをしているところなんか見て何が面白いの」と言われてしまったりします。サッカーなんか国際戦だけ見ているファンを責める風潮があったりしますが、そういう観点から行けば、自らの人生になんの足しにもならないスポーツ観戦に熱狂している人間など、無駄の極みが好きな異常者かもしれません。それでも僕らが面白い面白いと言って野球を見るのは、上にある通りのしょぼくれた理由があるからこそです。これを否定されてしまっては、僕らだけでなくスポーツで生きてきた人間全員、本当に無駄な時間を過ごしてきてしまったことになります。それも全てなりたたせているのは競技や選手に対する信頼、それを無に帰す行為だからこそ、ドーピングは見るに耐えません。



これからどんどんとこの問題は明らかにされていくことでしょう、僕も一ファンとして、早期の膿だしや問題の解決を願っています、これはまじりっけ無い本心です。しかし、嘘だといってよと言う気持ちはもう消えうせました。今叫びたいのは、もう嘘だとは言わないでよ、むしろこっちのほうです。

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posted by shoeless |08:15 | 北米野球 | コメント(3) | トラックバック(2)
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2007年12月05日

アジアシリーズってどうよ

長らく続いた野球のイベントてんこもり期間も終了し、このブログも次回からはてきとーな更新に戻ります、って言うと今までが真面目だったかのようですが、っていうくだりを毎度やっているから長くなるんだねこのブログ。まぁサボっていたのは皆さんご承知のとおりですので、実際にこの一ヶ月の間に書き忘れてしまっていた事は山のように残っています。本来ならそうした残りカスを始末してから普通の更新に戻るのが筋、わざわざ次回からと銘打ったのには、今回が特別でないという理由があったからなのです。といっても今更全体総括とかするわけじゃありません、面倒だし、皆さんも僕もほとんど忘れていたとは思いますが、アジアシリーズ終了後にとったアンケートの結果を発表するのを忘れていたのです。

これね↓

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/shoeless/article/169

という事で今日は11月前半に行った「アジアシリーズは必要ですか」アンケートの発表を行いたいと思います。



しかし、結果発表の前に一つ皆さんに僕のほうからお詫びをしなくてはいけない事があります。それは、これは所詮個人ブログの任意のアンケートなので、興味ない人や賛成しない意見をもった人がわざわざ投票してくださる事は少ないだろうという事、そしてそもそもこんなブログを見ている時点で多少なりとも国際野球に興味のある方々という事は明白ですので、悪い結果はでにくいに決まっているという事を、すっかり忘れてしまっていたという事です。というわけで結果は少し圧倒的な内容となってはいますが、「国際野球ファンはこう思っている」という参考にしていただければ幸いです。このアンケートに参加していただいた皆様、意見を送っていただいた皆様、ご協力ありがとうございました。非常に長くなってしまいましたが、管理人よりご意見にはコメントを添えさせていただきました。



アンケート結果
期間:約一ヶ月
人数:58名(およそ100)



第四位 0 「アジアシリーズは必要ではないが選手は出せる」

まさかの0票、「あんな大会あってもなくても一緒だけど、まぁやるんなら別に出すよ」みたいなご意見の方は少なくない、と睨んでいたのですが、結果はまさかのゼロ票。まぁ多分でしかありませんが、こういう意見を持つ方は「野球を応援はしているからひいきのチームは見たいけど、べつにわざわざそこまで見る事は無い」って感じで考えているとするのが一番自然ですので、そういうライトなファンはこんなねっちょりしたブログは見ないかもしれません。頑張ってます、僕。



第三位 3 「アジアシリーズは必要でなく選手も出せない」

・シーズン終了後は早くに長く休むべき。故障を誘発しかないし。これは春先にやるWBCにも言える。見る側の都合より、やる側のことも大事だと思う。

選手の寿命を縮めてまでやる必要はないと言うご意見。事実アジアシリーズよりもプロ生活の方に重きがある選手達は少なくないでしょう、身体に鞭を打たせてまでというのはシリーズに出るメリットが現状薄い以上は、僕らファンからは強くいう事はできません。ならばアジアシリーズが怪我を押してでも出たい大会になればいいのですが、スポーツ選手にとって怪我を押してでも出たい大会となるには、そこに至るまでに多くの選手達が大会へ価値や権威を付与していかなくてはなりません。進めば進んだ分上がる価値、退けば退いた分下がる権威、といって強要する理由が無いのも事実ですしね。

・盛り上がりにかける。

歴史の権威が無いならばファンによって注目度をあげたりして価値を補完すればいいのですが、そのファンだって今現在の価値の低い状態で盛り上がれる人は限られてくると思います。僕らに出来ることは自分達だけでも盛り上がっていく事だけなんですが、まぁなかなか難しいですよね、自分ひとりで盛り上がり続けるって。



第二位 5 「アジアシリーズは必要だが選手は出したくない」


・日本シリーズの覇者を参加するのは絶対反対です。現状罰ゲームだからです。カップ戦を開催してその優勝チームを参加させるべき。

言っちゃうんだ、みんなそれとなく言わないようにしていたのに罰ゲームって言っちゃうんだ。このあたりの話は以前の日記で触れた事がありますが、確かに日本シリーズの覇者が出る現状は「長期に渡って戦う体力的なペナルティ」と「日本の覇者と言う権威の背負わされるペナルティ」があります。罰ゲームと言えば聞こえは悪いですが、実際メリットは少ないので仕方がありません。カップ戦については星野監督あたりが野球版天皇杯の設立について触れた事もありましたし、独立リーグもできた今では不思議な話ではないかと思います、双方妥協のいいアイディア。ただそうなると今度は「天皇杯」の軽視の問題とか云々かんぬんでてきそうな予感。

・必要だと思うのですが、日程的にちょっと罰ゲーム気味orz 特に今年とか五輪予選もありますし^^;

これは世界の野球が基本的にMLBと一緒に動いている事に理由があるので、正直、どうにもならないというのが事実でしょう。3~10月までは世界中の選手がほぼ拘束されますので、基本的に野球の国際大会は涼しいで止められる秋、及びギリギリマイナーリーガーが呼べる春にしか行われません。五輪本戦なら仕方ありませんが、身体も動かぬ真冬に野球するくらいならその時期に予定がみっしりというのも頷けます。MLBが選手をするっと出してくれるようにならない限り解決しない問題ですので、多分審判問題と並んで、永遠にどうにもならない問題の一つなんじゃないかと思います。

・怪我など怖い

まぁ事実過ぎて何も言い返せませんけども。



第一位 48 「アジアシリーズは必要で選手も出したい」

・選手の疲労等を考慮すると不要論も分かりますが、アジア地域の総合的な発展のためなら必要でしょう。日本の国際試合で負けられないプレッシャーは同じですし。でも今年の日程はきつい、五輪予選等がある場合は国際対抗試合なのですからそれに代替でも良い。

日程的にあまりに無理がある時は差し替え、というのはいいアイディアだと思います。ただクラブ1を決める試合と銘打ってしまっていること、及び優勝球団と代表でだぶっている選手はそうそう多くない事を考えると、彼らのために国際戦の有無を決めるというのは難しいんじゃないかな、と思えなくもありません。今後体型が変わっていく可能性は大いにありますので、まぁ様子見という事で。

・野球の発展を考えると絶対に必要な大会だと思う。いろいろと課題はあるが、少しずつ改革していっていい形を見つけ出していけたらと思う。僕らファンは野球の国際大会をつくっていく過程を楽しむというスタンスでアジアシリーズに触れていったらいいと思う。

悪い部分と言うのは年数をかけなければ見えてこないものですし、逆に良さも然り、生まれて数年で判断してしまうのは僕も早計だと思います。にしても本当面白い時代に生まれました、何事も創世紀に立ち会えるって幸せです。

・各国シーズン終了直後でなくオープン戦時期に行うべき。選手の健康、3国のファン感情、イベント性に配慮。その上でコスト/スポンサー問題はあるが、キューバ、カリビアン、南半球/豪、欧州/蘭か伊から優勝・強豪チームを招き、AB組での世界シリーズをIBFにアピール、トヨタカップ化し、将来のMLB対決へ。

オープン戦の時期という案には難しいポイントが3つあります。優勝球団同士での戦いと銘打った大会で、昨シーズンの面子も変わってしまうであろう覇者が登場して我々は素直に喜べるのであろうかというポイント。WBCがこの時期から開催時期をかえる事はまず無いであろう為、どうしても競合してしまうというポイント。キューバとカリビアンシリーズ覇者が時期的に出づらく、他の地区にとってはあからさまに不利な時期だというポイントです。トヨタカップ化は是非このまま進めていってもらいたいですね。

・日本が優勝を逃すようになれば風向きも変わるのでは。 

多分日本の恥(笑)とかいっぱいネットで言われるハメになるとは思うのですが、申し訳ない話ですが、どこか負ければ風向きも…という願いも確かに存在してしまっています。でもまぁ…自分の贔屓チームに負けられるとたまんないよね、とは言えこうやって自分達の番では負けませんようにって考えてる事こそ罰ゲームだしね…、本当…人間って浅ましいね…。

・とにかく野球を世界に広めたい!!日本プロ野球球団増やすべき!!

球場がそんなに無いよ!増やしても良いけど制限がないと戦力均衡がますます保てなくなっていくよ!でも僕も見たいよ!社会人野球からプロ昇格とかあってもいいと思うよ!

・ただ今年のような1年中野球やってる日程では選手はきついと思う。もうないと思うけど

今年は野球ファンにとっては本当嬉しい年でした、が、岩瀬にとっては寿命が縮んだ年だったように思えました。考えたんだけど逆に公式戦の日程削るっていうのはどうだろう。交流戦の日程数との見直しも兼ねて。

・将来はサッカーのトヨタカップのようなクラブワールドシリーズに発展してほしい。

僕もです、完全なる至高の同意。ただサッカー同様の開催国である日本超有利方式はあまりプラスが無いように思えますので、是非是非持ち回りでお願いしたいところです。

・将来的にワールドシリーズのアジア枠に結びつくほど権威あるシリーズになって欲しい。

これをやるためには、サッカーワールドカップでイングランドを孤立させるレベルにまで追いやったように、世界の野球シーンからMLBを孤立させるレベルにまで世界を味方につけなくてはいけません。ワールドシリーズというのはMLBという興行団体の一つの興行ですので、MLBが自分達の管轄外のアジアプロ参戦を見越してアジア枠を作るという事は、WBCのような形態で無い以上、ありえないように思えます。もちろん利益が出ると見越さなければそんな事しないでしょうし、MLBの方からそんな枠作りたいと言い出した時期には、もう既にイベントとしてワールドシリーズ並の盛り上がりができている事でしょう。どっちにしても、ワールドシリーズを越えるレベルを目標にしないとうまくいかない気がします。

・奢れる者は久しからず。

ただ悲しいかな、日本野球をアジア内で平家に見立てると、別にわざわざ源氏に戦う場を与えなくても、これからずーっと僕らが最強といってアジア一位にのさばることも出来てしまうんですよね…。

・アースシリーズと銘打ったアメリカ以外のプロチーム参加の大会に発展してほしい

スケールがでかいですね、アースとは浪漫が溢れこぼれてます。今はまだプロの定義が曖昧ではありますが、クラブという見方でいけば参加してくれる国はかなりあるでしょう。

・自分たち(日本)さえよければいいという発想はよくない。韓国・台湾のチームのレベルも上がっているのだから、今後もっといい勝負ができるのでは?

結局はそう思える人が何人いるのか、という問題だと思います。この問題が厄介なのは、普通アジアシリーズに反対するのは多少なりとも野球をかじっている人で、野球に興味ない人は普通に考えたら「やればいいんじゃない」としか言わないという事です。さらにいい勝負をして喜ぶのは野球を多少なりともかじっている人、一方がたてば一方がたたない現状です。

・エントリーを読んで考えが変わりました。仰るとおり、これを罰ゲームと捉えて全力で望まないのはあまりにも自分勝手ですね。

俺はっ…俺は御免被るっ…!見てみればいい…確かに人気は下がっちゃいるが…まぁ…死ぬことはないだろ…プロ野球…。つまり…わざわざここで勝負に出なくたって…最低…生き残ることは出来るんだ…!十年…二十年…うまくいけば死ぬまでのもつような人気は既に手にしてる…!それをなんだ…ああ…?他人の事を思え…?人間は…そんなに他人のことを考えられねぇっ…!ここで一番を失うリスクを負ってまで出る必要が…そんな必要がどこにあるっ…!?いい勝負なんて…結局運否天賦じゃねえかっ…!賢明…!ケーブルにでもはいって楽しむほうがはるかに賢明…!みたいなのはどうでしょう。

・韓国や台湾、中国と普段見ることの出来ない選手との対戦を見たいから。将来的に人口の多いインドや東南アジアにも野球を普及させ、アジアシリーズに参加させて欲しい。

やっぱり国際戦の魅力って知らない人たちと野球ができるって言うワクワク感と好奇心ですよね。アジアシリーズも収益の一部をアジア地区での野球振興に当てるみたいな事があってもいいのでしょうが、なかなかそうそう潤った状態とも思えませんので仕方がありません。クリケットの強いインド、気候や文化的に野球のはいりにくい東南アジアではありますが、このシリーズ参加を野球をする人たちが目標にしてくれたら嬉しいですね。

・オーストラリアを来年から入れてやってほしい。中国には悪いけどレベルが上がらないから、というか北京が終わったらもうサヨナラでいいんじゃね?そして新しくオーストラリアやオランダ、メキシコあたりを連れて来れば面白くなると思うよ

中国サヨナラは金出してるのが日本企業だしまずないんじゃね?ていうか台湾戦接戦だったのにサヨナラはきつくね?オーストラリア参加という案は本当によくききますし、実際どこかのスポーツ新聞では来年の参加が決定的と関係者が話していたなんて飛ばし記事が書かれていましたが、個人的には眉唾な部分も多くあります。理由はいくつかありますが、まず一つはクラブ制のオーストラリアでは1クラブの参加人数が少なく、それでいてクラブ数はとんでもなく多いという1チームの選手層の薄さの問題があります。じゃあリーグ代表とか国家代表とか連れてこれば良いじゃんって話なのですが、マイナーに積極的に選手を送り込んでるオーストラリアでは、大義名分が無くてはなかなか一線級を集めることが出来ません、今回W杯の為に集まった面子を見ていただければ分かると思います。キューバでさえ16球団あって不利と言っているのに、オーストラリアなんて不利の極みみたいなもんです。

・しかしながらチーム数は増やしてほしい、将来的にはメジャーのポストシリーズに参戦も・・・

よく聞くところで言うとオランダという案を聞きますが、オランダもチーム数が多い分、なんらかのてこ入れがないとかなり難しいですし、アジアというくくりを崩すのは難しい気がします。欧州から強豪を招いてという事も考えられますが、欧州を呼びたいというのならば「アジアとの混合大会」にするか「欧州一位とアジアシリーズ一位との対抗戦」という形が現実的なところでしょう。欧州クラブ杯優勝チームでかろうしてどうか、という所だと思いますが、しかしいくら欧州クラブ杯優勝チームとは言え現段階ではアジアプロとの間には実力差がありすぎ、アジア対欧州の対抗戦ではイベントとしてかなり成立が難しい気がします。しかし欧州から数カ国、あるいは欧州クラブ杯優勝チームをリーグ戦に参加させるという事になると、これもまた揉めるでしょう。レベルを保つためには欧州優勝者をアジアチームより下に配置させなければいけませんし、欧州とアジアを同じスタートラインで争わせるとレベルの差が出すぎる上、多分出場国家の選出の際にWBCのようにもめます。難しいね、国際大会って。

・まだまだ小さな大会で注目度も低いですが大きな大会に育つ可能性を秘めてると思うのでぜひともがんばって欲しいです

まったくもって同じ意見です。ここでこの可能性を見限るというのはあまりにもったいない話でしょうから。可能性止まりにしないようにしないと。

・開催地は東京ドームでなく四カ国の持ち回り開催にするべき。そして、大会の真の意味を持たすために日本が一度は負けるべきだろう。将来的にはカリビアンシリーズとの兼ね合いもおもしろいと思う。

というか優勝チームのホーム球場での開催が最もいいんじゃないかと思うんですが、とはいえ日本国内でも韓国台湾の人たちをお客に呼べて採算が出せる地域なんて東京くらいしか無いでしょうから、なかなか文句もいえません。韓国は気候的にドームじゃなきゃ無理だし。カリビアンシリーズとの兼ね合いは時期的なもので相当苦労するんじゃないかと思います。春先に行うとアジア地域にとっては昨年の王者が出てくる結果になりますし、少し時期がずれたら皆マイナーリーグキャンプに行ってしまっています。しかし秋開始直後に行うと、カリブの人たちにすれば昨年の面子はすっかりいませんなんてこともありえてしまいます。どっちかが妥協するしかないんですが、妥協、できるんでしょうか、というかMLBは許してくれるんでしょうか。

・フィリピンとイスラエルもいれてあげろよ

俺に言われても。フィリピンは裏筋情報ですが、近いうちにお目見えするかもしれませんよ。イスラエルはどうでしょう、リーグ戦が終わるのが8月と早く、それでいて中国のように選手強化試合を組めるわけでもないので、やるとなるとかなりきつい気がします、まあこっちもMLBのお許し次第でしょうね。

・今後、プロ野球の生き残りには国際化が不可避。カリビアンシリーズの勝者との対戦や将来的にはワールドシリーズへの参加を目指してほしい。

カリビアンシリーズとの兼ね合いについては上記の通りです。やっぱり多くの国でスポーツが頭打ちになっている現代、生き残るためにはパイをシェアしあうしかないですよね…。

・開催は東京ドームではなくの本拠地でホーム&アウェイ方式 中国の代わりに豪州を参加 日本シリーズより面白いのだが、世間では人気ないのが残念   
オーストラリアについては代表が来るという事でよろしいでしょうか。今回訪れた代表もアテネの代表も確かに日本のファンには強く印象に残ったとは思います、が、クラブナンバー1決定戦であるアジアシリーズでマイナーリーガーである彼らの参戦を認めるとアジアシリーズと言う意味が薄れてしまうのではないかなと思います、中国は国家代表ですが全員自国リーグの選手達ですし。しかし先ほども言ったとおり、オーストラリアの国内リーグは決して層が厚いわけではありません。きついんじゃないかな。

・単純に面白いから

今日のあっぱれ。

・まぁ自分の贔屓チームがアジアシリーズにでるまで何年かかるかわかりませんがorz

このポジティブ感とネガティブ感、広島ファンかオリックスファンと見た。

・初めてのアジアシリーズは、ベニーがMVPでした。確かにバ監督はイベント好きで、ベニーはそれに付合ったのかもしれませんが、他チームの監督も何とかして主砲を試合に出すべきかなと。あと、どうせ日本でやるなら出場チームの地元でやったらどうなんでしょ?宮城野以外なら可能な気がするんですが…

もともとバレンタイン監督はリアルワールドシリーズ賛成派ですし、イベント好きですし、その上ベニーは彼の愛弟子のような存在でしたからね、契約の関係でも難しいんじゃないかと素人は心配をしてしまいます。ホーム開催については大賛成です、が、そうなるとアウェーにお客さんが全然いないなんて事も少なからずありそうな気がしないでも…。

・続けていくことが大事だと思う。続けて開かれることも大会の価値を高めるんじゃないか。

仰るとおりです。途絶えるたびに権威が下がる、続けることに意義がある、でもそれが難しい、ああ無情。

・「アジア一」という響きがいい。ファンとしては誇れる。

そう思ってくださる方がもっともっと多くてくだされば、もといいてくださるはず、と願っておりますです。

・アマチュア、特に高校レベルでもシリーズをやって欲しいですね。

甲子園の後に韓国台湾の高校と優勝決定戦とか、もう部活動の域通り越してますね、僕とか目をつぶれば果てしなく遠い闇しかよみがえってきませんが、そんな浪漫溢れる青春のあり方もありえるのかと。

・大規模かつ、長期的な野球の振興には良いと思う。加盟国を増やして世界的なイベントに発展すれば良いかな。

一番の理由として、アジア地区ではヨーロッパ地区のように頻繁な交流がアジア野球連盟によっては行われていませんので、アジアに住む全ての野球ファン達の目指すべき場所、そんな場所として成長していったらいいんじゃないかと思っています。しかしそれにはレベルの差とか色々もんだいがあるんですけど、まぁ五輪消滅後のアジアの野球後進国が野球を続けていく理由になるような大会になったら素敵なんじゃないかと。今現在はまだプロリーグによる大会、手を上げた国全てが参加できるような自由な大会ではありませんが、是非是非規模を広げ、裾野を広く来るもの拒まずの精神で行ってくれると嬉しいですね。

・まずは日本のチームが負けること。他国での関心が上がり日本チームの本気度が増す。それで大会の権威が上がるはず。

そうは言っても…贔屓チームには負けてもらいたくないですよ…想像すると怖いじゃないですか…?ネットで日本の恥(笑)とか野球をする資格無しとか書かれちゃうの…また韓国とか新聞の口調が強いからさ…韓国野球列島成敗とか書かれちゃったり…日本シリーズ優勝で沸いた街中やファンが一挙に微妙な空気に包まれて…ヒィィ。まぁ僕は多分「これでアジアシリーズも国際大会らしくなった」とか言って自分をごまかすとは思うんですが、そういう意味でも大賛成です、保険的なニュアンスで。

・管理人だし

やーいバーカバーカ

・違う環境で野球をしている選手と試合をするのは、その選手にとって今後のプラスになるでしょう。個人的には、毎回オッと思わせる選手が他の国にもいて楽しいですけどね。

実際にプレーしている選手達に、彼ら自身がアジアシリーズをどう考えているのかは是非とも伺ってみたいところですね。僕個人としては3国間でもっと移籍が活発になって、うわーこいついたなー、みたいに喜べる選手が他の国に増てくれたら楽しいんじゃないかと思います。



長かった。

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posted by shoeless |06:49 | アジア野球 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2007年12月03日

12月3日五輪アジア予選

北京五輪アジア予選最終日の総括です、オッケェェェェェェェェェェイ!とりあえず今日ぐらいは素直に喜んどきゃ正解だと思います!オッケェェェェェェェェェェェェェェイ!日本野球代表、北京五輪出場決定おめでとう!!



フィリピン 1-13 韓国

フィリピン先発は日本戦でも先発したロブレス、韓国はデビルレイズ柳済国の先発で始まった試合。ロブレスは2回こそタイムリーを浴びますが、その後は安定したピッチングを続けます。そして5回にはヒットで塁に出た5番ロハスが、ワイルドピッチとエラーの間にホームをかけぬけ、今大会初得点で1点差に迫る勢いを見せます。しかしそれもつかの間の5回、ロブレスは3つの暴投を放つフリーダムっぷりで一気に崩れ未踏の地に突入、フィリピンは7失点でロブレスからデラカルサダに継投しますが、それでも韓国打線は止まりません。その次の回も打ち込まれ計13失点で7回コールド、台湾戦に続く善戦なるかと言う展開も見られた試合でしたが、終わってみれば層の厚みで負けてしまった感じのする敗戦でした。韓国は台湾の日本戦勝利と言う望みに賭けて戦った試合でしたが、昨日の奇襲攻撃での敗戦でむしろ日本に勢いをつけてしまったかもしれません。負けたフィリピンはすぐにSEAゲーム行き、勝った韓国は最終予選行き。フィリピンは今回手も足も出なかったタイのエースキッサダーが打てるか、韓国は怪我人を減らせるか、両国とも残念でした。



日本 10-2 台湾

満を持して登場のイケメンエースダルビッシュ日本対復活のエース陽建福台湾の両先発で始まった北京五輪アジア予選最終戦。ラストがこのカードとは憎いね、結果無くても好試合、さも、ありなん。日本は初回から四番新井ががっつりタイムリーで先制、台湾も6回四番陳金鋒のツーランホームランで逆転します。張り詰めた緊張の糸が耐えられなくなったのは7回表の日本の攻撃、高等を続けていた先発陽建福が満塁のピンチを招くと、台湾ベンチはこの局面で耿伯軒を投入します。しかしスクイズを決められるわタイムリーを打たれるわで勢いをさっぱり止められません、その後も台湾ベンチは次々と豪華なリリーフを送り込みますが、結局どうにもなりませんでした。この回だけで陽建福、耿伯軒、倪福徳、曹錦輝、うわーい、近所のビュッフェより豪華で色とりどりー。残りは9回だけでしたが、台湾はこの回が終わった時点で青色どころか桃色吐息という状況。最終回のマウンドには日本の新守護神上原があがりましたが、既に宴もたけなわって感じでした。最終回をきっちりと抑え、この大試合で日本代表圧勝、北京五輪のアジア1枠を実力でもぎ取りました。試合としても面白い、そして熱気溢れる大会だったと思います。おめでとう日本代表、ありがとう日本代表、一年間お疲れ様でした。オッケェェェェイ!

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posted by shoeless |12:21 | 国際大会 | コメント(2) | トラックバック(1)
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2007年12月02日

12月2日五輪アジア予選

北京五輪アジア予選二日目の総括です、が、韓国奇襲。これについて話をすると非常に揉めそうなので何度もやめようとは思いましたが、やっぱり避けて通ると「問題を避けた感」がもろ出しになってしまいますので、つたない言葉ですが何かしらのことは書き残しておこうと思います、口をあければ失言がまろびでそう。

いつの間にやらバイバインで長くなってしまったので、ポイントを三行でまとめておきます。
・正当性の議論ではなくこれを想定していなかった事に危機感を持て
・韓国の野球は間違いではないが、やるなら全部批判を浴びる覚悟でやれ
・IBAFルール改正へ、勝ったんだからまぁいいや

戦評はこの長文の下にあります。



スポーツとは時に残酷で醜悪な一面を見せます。分かり易い例でいくと、サッカーなんかは一つの有利な判定のために醜く転がりまわり痛いフリをしますし、審判の見えないところでこっそり強い接触をするプレイヤーが少なくないことも事実、ルール上ではなんとも言えないグレーゾーンを見てしまうことは決して珍しいことではありません。今回のケースの当事者である韓国で言えば、2002年のワールドカップや日本のクラブとの試合など、そうしたプレーは後を絶ちません。もちろん韓国でなくとも、そして野球であってもそうしたプレーはあらゆるスポーツに存在しています、そうした「限りなく黒いグレー」な戦略を認めないことは、ルールに書いていない以上、現実的にはなんの意味も持ちません。それを許すのはスポーツ自身のルールの甘さ、どんなスポーツにおいてもイリーガル以外のプレーに対し審判はコールを直したりしません。もちろん声を上げて国際スポーツ社会に正々堂々の精神を広めるという事は必要だとは思いますが、一度通してしまったものはもう正式なプレーとしてしか扱われないものなのです。


何故そういう部分を用いてまで国際戦に臨む人たちがあらわれるかといえば、それはあらゆるスポーツの根底には勝敗を決めるという前提があるからでしょう。スポーツにおいては、健全と言うイメージから、時に過程に価値の重きが置かれる事があります。しかしながら結局のところそれはほとんどの場合において、負けたときの切り替えかスポーツを道具として他の目標を目指していた時などに使われる理由にしかなってはいません。正々堂々戦った事が負けた理由にならないという事は、スポーツを日ごろから見ている皆さんならば感じていただける事でしょう。勝ちたいからこそ出来うる全てを模索する、その中でそういう選択をしてしまう人たちがいるのも、決められた「枷」が無い以上は、どうしようも無いことだと思います。今回のケースで言えば韓国側はルール上差し支えの無い奇襲であることを確認さえしていました、ここまでされていてはやられた後の言葉から重みが消えてしまいます。


今回の話をいつもと同じケースの列に並べて語ることは、あまり正しいやり方ではないかもしれません。隠し球のような相手の緩んだ隙をつく奇襲ではなく、監督会議のような場で交わされた紳士協定的な予告オーダー、そしてマスコミに対しての情報錯乱とそのやり口は非常にしたたかでした。マスコミに対して嘘をつく事に関してはかつて野村監督もイチロー対策で嘘をついていたりしましたが、予告オーダーに関してはこれはもう日本の予告先発のような約束体型と勘違いしても仕方なく、約束を破られたように見えていることも当たり前の話だと思います。まぁあそこまで大々的に変えられている事を見れば、韓国の首脳陣たちは最初から奇襲やだまし討ちという考えはあったはずでしょう、無かったとするのは無理があります、監督本人がうそのリストを作っていいといっているくらいえすから、悪意満々です。立派なスポーツ精神とは言いがたいですが、通ってしまえば正義、勝てば官軍なのが勝負の常です。


とは言え残念ながら先ほど述べたとおり、こうした約束を破っていけないというルールは存在しません、そもそもそれが約束だとかいうルールでさえ存在してはいません。場は重責のある場面ではありましたが、言ってみればマラソン大会で一緒にゴールしようっていうレベルの約束を、我々は絶対な約束として盲目的に信じていた、残った結果はその程度のしょうもないものでした。騙されたものが悪いとはまったく思いませんが、善人が救われるほど甘い勝負の場もあるとは思えません。勝負の場では問題の良し悪しを今更語っても仕方が無い、むしろ重要のは、我々の側がそうした「だまし討ち」を行ってくるような国が存在してもおかしくない舞台であることを認識していたかどうか、という事でしょう。ルール上どういうグレーな部分を使って攻めてくる事が出来るのかという事前の確認、そしてそうした事が起きても不思議ではないような大舞台であるという心構え、二つの意味での認識さえあれば、もう少し落ち着いていてもいい試合だったような試合展開でした。


奇襲をする相手との戦いでは、奇襲を潰そうとするのではなく、それを逆手にとって相手の息の根を止める事がセオリーと言われています。最初から奇襲を想定してかかることも端から相手を疑ってかかっているようであんまりいい態度と言えませんが、そうした事も想定しておくとおかないでは大違いだったはずでしょう。毒をもって毒を制すではありませんが、タイプの違う投手を暖めておけば韓国の奇襲を逆手にとって潰すことも出来た、少なくとも動揺無く戦う事は出来ました。動揺は伝染します、どんな人間にも多かれ少なかれ伝染します。もちろん僕ら素人には星野監督がそうした事実を想定していたか、どう受け止めていたかは、実際のところ知る術がありません。その上星野監督は物静かに知略を張り巡らすタイプではなく、闘志をもってチームを率いるタイプの監督です、感情的なところがあっても仕方は無いでしょう。抗議しないというのも情けないですし、マスコミのイメージで激怒していると書かれている部分も十二分にあるのではないかと思います。


ただ先ほども言ったとおり、台湾は動揺があっという間に地盤を揺るがす勝負の場。個人的には、指揮官である星野監督には「ルールに無いとは言え予告を覆すのは遺憾、まぁこうなる事も想定していたが」ぐらいの余裕があって欲しかったなと感じました。まぁ全部見て感じたままを書いているだけなので実際は全部お見通しで計算づくでコメントを出しておられたりするのかもしれませんが、こうした事態も想定していて欲しい、想定していなくてもせめて動揺を隠しつつ闘志を燃やして欲しい、というのが僕の期待と不安です。ちなみに星野監督があそこで怒ったことには意味があったようで、2日、IBAFオスターマイヤー事務局長は、今後は試合開始1時間前に提出された打順表を最終決定とするよう、ルールを改める見通しを示したそうです。及び抗議文を提出した鈴木義信・全日本野球会議国際委員長によると、事務局長は韓国に対して遺憾の意を表明したんだとか。これで溜飲が下がる人達がいればいいのですが、またこれを受けての韓国側はこれが勝負という素直な開き直り方ではなく「日本がやってくる可能性があるから俺達もやった」という責任転嫁的な開き直り、やっぱり日韓戦はなにかにつけて一悶着ありますね。


日本人としての僕の「こうした舞台で友好的な協定を破ってまでやることか、こういう対応をとられたことは開き直った対応の因果応報か」という想い、野球好きの僕としての「騙しあいが野球の真骨頂、この舞台で隙を見せた代表は大丈夫なのか、IBAFのルールも甘い」という想い、二つの思いに揺られて、なかなか答えが出せそうにありません、ちょっとロマンチックだよねこの例え。以上、長くなりましたが韓国のオーダーひっくりがえしにたいする意見でした。まぁ勝ったんだしさ、今後のルール改正にも繋がったし、いい勉強になったんならそれで万事オッケーなんじゃないの?



台湾 9-0 フィリピン

韓国に敗れ早くも夢も希望も無くなった台湾対日本に破れて逆に希望が見えてきたフィリピンのカード。台湾は楽天の林英傑先発、フィリピンは左腕のビナラオではじまった試合。台湾は1回から主砲陳金鋒が3ランを叩き込み先制、フィリピンもその裏林を攻め立てますが攻め立てただけで終了。その後も4回に集中安打を浴び失点、5回に犠牲フライと計6失点で勝負の行方は早い段階で決定してしまいました。打線は結局林英傑の前にヒットも満足に出ず、許銘傑、沈●傑(●は金ヘンに玉、金に玉)の二人に89回をしめられ完封。コールドにならなかった事、犠牲フライやエラーをのぞけばまだ見られた展開だった事は、負けて十分にプラスの結果といえるのかもしれません。これでフィリピンは北京五輪出場がほぼ消滅、まぁフィリピンとしては続くSEAゲームに勢いをもたらせれば上々とも言えますので、台湾相手の好試合やライバルタイ相手の好戦といい、いい大会として終われそうです。一方台湾打線は勝った試合ながら5番張泰山がブレーキとなり、日本戦に不安要素を持ち越す感じに、台湾危うし。にしてもサブローを大村と呼ぶことといい、インチェといい、TSUYOSHIといい、案の定違和感が耐えられません。



日本 4-3 韓国

原作:水島信司。スポーツで感動だとかそういう事はこのブログで言うまいと思っていましたが、ここまで劇的にやられてはもう言わざるを得ません、オロローン、ちょっと泣いたもん、パワプロのOP見たときぐらい泣いたもん。試合開始早々から韓国のスターティングオーダーだまし討ちで星野監督大逆鱗の立ち上がりとなった因縁の日韓戦、韓国先発は技巧派田炳浩、日本先発はロッテの成瀬。やはり先発メンバー変更は日本代表に動揺をあたえたのか、成瀬は初回から高永民に先制ホームランを浴びてしまいます。しかしその裏、二死から大村タイムリー、高永民エラーで2点を決め逆転、3回には今大会好調の阿部がタイムリーを放ち3-1。韓国も4回李宅根のタイムリーで追撃、7回には満塁まで日本を追い詰めますが、あと一歩を死神岩瀬によって空振り三振にきってとられてしまいます。8回に両軍1点を追加し4-3の薄氷のリード最終回、マウンドにあがったのは割と予想通りの上原!もちろん割と期待通りのピッチングで三者凡退に封じ込み、この大一番を勝利で飾りました。韓国は投手を贅沢に投入しましたが、日本の投手陣の継投と比べると、場を圧倒してしまう継投は少なかったような気がしました。ていうか川上、岩瀬、上原の継投だもん、小躍りしたもん、反則だよ、大富豪で言ったら2の三枚だしだよ。

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posted by shoeless |11:10 | 国際大会 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2007年12月01日

12月1日五輪アジア予選

あっという間に12月、今日は北京五輪アジア予選、日本対フィリピン、韓国対台湾の総括です。とあっさりはじめちゃってもいいのですが、あっさりはじめるにはいささか、フィリピンに対する風当たりが寂れているような気がしてなりません。チーム名とかどこでプレーしている選手だとかの説明一切なし。報道によく書かれているどこでされていたのか分からない事前予想によると、下評判はタイより低かったとか初回コールド義務とか、あげく野球やってたんだとか、完全に舐めきられてます、いくらなんでもあんまりだ。そこで今日はまず最初に、フィリピンチームの選手を紹介してから始めようと思います。選手表は名前、打率、防御率、背番号、身長、体重、投打、所属チーム、ドーハ大会出場という順になっています、が、成績に関しましてはどうも適当なようなので、下のアドレスから直接御確認いただいたほうが確かだと思います、まぁ目安程度にどうぞ。仲居リーダーには是非是非フィリピン野球を覚えて解説に臨んで欲しいです。

http://www.baseballphilippines.com/BPStats.htm

投手
Labrador, Charlie 5.86 1 175 79 右 右 Manila ○
Baclay, Roy 3.72 8 167 59 右 右 Marikina ○
Binarao, Ernesto .278 2.25  16 177 83 左 左 Taguig ○
Robles, Jon-Jon .688 4.94  30 167 65 左 左 Makati
Batuto, Roel .571 4.91  42 177 85 右 右 Marikina ○
Dela Calzada, Darwin .071 2.08  45 168 72 左 左 Dumaguete

捕手
Pinero, Junifer .320  2 165 83 右 右 Marikina ○
Roja, Rommel .348  6 172 73 右 右 Manila ○

内野手
Velasquez, Alejandro 3 172 85 左 左 Taguig ○
Gomez, Richard 12 188 88 右 右 Cebu
Angeles, Ruben 13 167 75 右 右 Manila ○
Hidalgo, Wilfredo .320  15 167 73 右 右 Makati ○
Roxas, Virgilio .136  17 167 84 右 右 Manila ○
Tator, Nino .391 21 168 82 右 両 Manila ○
Orillana, Joseph .304 2.17  22 167 62 左 左 Cebu ○
Jimenez, Chris .450 24 170 77 右 右 Makati
Canlas, Christian .350 3.75 31 170 65 右 右 Makati
Del Socorro, Edmer 50 167 75 右 右 Dumaguete ○
Rances, Fulgencio .333 88 170 66 右 右 Cebu ○
Laurel, Matt 177 81 右 右 Marikina

外野手
Recto, Ferdinand .412  7 167 73 右 右 Taguig ○
Cuyugan, Andro 11 167 71 左 左 Dumaguete
Ponce, Jonash .346 18 170 70 右 右 Cebu ○
Empacis, Roel .000 51 171 71 左 左 Marikina


今年から始まっていた国内リーグですが、実は今現在もシーズンの途中です。シーズン中勢いのあった選手達を選んできたというのは事実なのですが、層があんまり厚くない事もあって結局はドーハ組が主体となっています、まぁまだ一年目ですので、中国のように新戦力が台頭してくるにはまだまだ時間がかかるという事でしょう。フィリピンの強みは異様な癖球及びアジア内では堅実なほうの守備で、予選リーグでは他の三国を圧倒する堅守で勝ち上がってきました。投手陣は130台を出すレベルなのですが、レベルの差が激しいアジアで130キロ台はプロと素人にとってのダブルボギーぐらい価値が変わります。下位を威圧してきた130キロも、日本戦になると今度は緩い球としてつまらせる事になるという事、WBC中国戦の時のイチローのような状況も十分に考えられるのです。目新しいところでは日本戦先発が予想されていた大学生ピッチャーRobles, Jon-Jon、ドーハでタイに負けたPinero, Juniferに変わって正捕手につくであろうRoja, Rommelなんかが珍しい顔となっています。



という事で結果がこちら。


日本 10-0 フィリピン

まさに国際戦における強豪と弱小の試合の典型例、といった内容の試合でした。初回立ち上がりを攻められ、エラーがらみの失点。そして大量失点にも投手を送り込む事を見送り、試合早々に主導権を持ち去られます。その後は普段みない球に打線がタイミングを合わせ損ねるものの、打順が回るごとにタイミングがあうようになり、三打席目ぐらいにはまたも追加点。リリーフを送り込むも時既に遅く、流れをとめられないままコールド負け。この試合パターン、もうノスタルジーさえ感じるようになってきました。特に予選リーグあれだけ守備で勝ってきたフィリピンが、本戦になってここまでエラーがらみの失点を出してしまったあたり、やはり勢いや威圧というものは目には見えずとも存在しているのかもしれません。投打共に完全に悪い方向に流れ、手も足も弱音も出せないほどの完敗っぷりでした。しかし勝った日本も快勝かといえばなかなか難しく、ちょっと心配なムードが漂っています。台湾に雪辱を果たした韓国の本気、井端の死球による怪我、なにより球場の堅さやムードなどやりにくさは隠せていません。にしても、もっとみんな涌井君を褒めてもいいんじゃないかしら、ほら、一安打なんだしさ。



韓国 5-2 台湾

ワールドカップで二軍韓国に敗戦を喫し、ムードどんぞこだった台湾ですが、ついにそのムードを払拭することは出来ませんでした。韓国先発は直前まで情報が錯乱していましたが、蓋を開けてみればまさかの先発リュヒョンジン。若きエースは初回こそ失点をしたもののその後は完璧で、辛抱強く援護を待ちます。すると5回、韓国打線で最もホームランと縁遠い男1番イジョンウクが、楽天林恩宇からまさかのスリーランホームランを放ち逆転に成功。そして6回、なんとかおいすがりたい台湾の前に立ちはだかったのは、これまたまさかのリリーフと言える元メジャーリーガーパクチャンホ。先発を回避された事もあって合間見えるとは思ってもいなかったでしょうが、この回のチャンスはまさかの奇襲に無情にも摘み取られてしまいます。結局この2回の攻防が致命傷となり、台湾は敗戦。韓国はドーハから続いていた台湾戦への雪辱を果たしました。負けた台湾は更にムードがどんよりと暗くなり、勝った韓国もうまくいかなかった試合内容に不安を隠せていません。特に韓国打線は当初の機動力野球とは程遠い大味な野球を繰り返し、中軸も調子が悪いように見えます。日本戦までに修正できるのかしら。

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posted by shoeless |04:00 | 国際大会 | コメント(2) | トラックバック(0)
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