2008年04月13日
この記事なのですが、正直あんまり書いていることに自信が無いため、実はスポーツナビの新着にも出ないように更新しています。何分素人が疑問の残る部分をそのまま疑問として書いているだけの文章のため、皆さんご存知のとおり信憑性に乏しく、それでいて誤解を招きかねないものだからです。ですので、信憑性に欠けるという事をご理解いただいたうえで、詳しい方がいらっしゃいましたらご指導よろしくお願いします。
帰国準備、帰国、お礼参り、怒涛の年始があっというまに過ぎ去り、久しぶりにブログでも更新するかって思ってブログを確認したら半年も更新していなかったのを思い出しました、愕然とした、時間の経過の速さに愕然とした。僕の感覚で言えば「3日ぐらいあいたかな、メンゴメンゴ!」ぐらいの気持ちでいたというにも関わらず、実際には半年以上も音沙汰無し、現実の非情さには閉口せざるをえません。アメリカでバッティングマシーン使おうとしたらマイル表示なのを忘れて死ぬかと思ったみたいなもので、気付く前までは怖くもなんとも無いのにも関わらず、見方を変えればそれがどんなに恐ろしいことだったかと気付く。ビルの上の鉄骨渡りじゃありませんが、我々の立っている足場はいつも自分達が考えている以上に脆く、気の持ちようだけで簡単に覆ってしまう程度の常識なのでしょう。アイドルがタバコを吸っているのを見ただけで色あせて見えてしまうマニアしかり、ドーピングをしていると知ってしまったライトな野球ファンの野球の見方しかり、そのもの自体は変わっていないにもかかわらず魅力が薄れて見える危険はどこにでも転がっているものなのです。言い訳と野球批判と話の入りを全て絡める、自分で言うのもなんですが美術様式みたいになってきました。
とはいえ今回は別に、ドーピングをしやがってコンニャローとかいう乗り遅れた感バリバリな話をするわけではありません。ドーピングの事に関して、面白い話を聞いのです。プロ野球の施設は「ドーピング検査用の施設が不十分なためにドーピング検査が行われなかった」、及び「規定に沿ったものが作られていないから国際大会が行えない」という事は、ない、らしいのです。いや正直なところ僕も確証があるわけではないため「そうなんだぜ!」とは強く言えないのですが、もしこの話の信憑性があるとなると、今まで我々が話していた「規格にそったドームはJリーグで使用されている札幌ドームしかないため検査ができない」という話を今一度見直す事になってしまいます。具体的に話を進めるために、一般的にプロ野球でJADAの基準によって行われている、と言われていると聞いた、ドーピング検査の手順を追ってみました。読むのが面倒な方はぶっとばすか、こちらから時間が出来次第ご覧になってみてください。http://www.npb.or.jp/anti-doping/chapter2_c.html
0 NPB医事委員会は、公式戦においてドーピング検査を実施する試合(「ドーピング検査対象試合」と呼ばれる)を指定し、試合を行う球団に、試合当日の試合開始60分前までに、「ドーピング検査対象試合」であることを通知します。ですから、試合が始まったときにはすでにその試合でドーピング検査があるかないかはわかっています。検査があるのかないのかと不安を感じながらプレーするようなことはありません。ただし、競技外検査については、予告なしに選手に通知されます。
1 競技会検査においては、「ドーピング検査対象試合」でベンチ入りしている選手のなかからクジで検査する人を選ぶという方法をとります。このクジ引きは試合の5回終了時に、両チームの担当者(以下「チーム担当者」という)がドーピング検査場所で行います。選ばれた選手に「ドーピング検査招集用紙」と呼ばれる文書が発行され、「チーム担当者」からその選手本人に通知されます。これは、単にクジで選ばれただけで、「ドーピングしているのではないか」と疑われたわけではありません。ですから、何も不安に感じることはありません。注意が必要なのは、通告を受けたとき「いやだ、そんな必要はない」と断ると、 アンチ・ドーピング規則違反、つまり検査の結果「ドーピング陽性」と判定されたのと同じように扱われるということです。したがって、「断ることはできない」のです。むしろ、積極的に検査に協力することが、検査をスムーズに進めることになります。これは競技外検査でも同様です。
2 選ばれた選手は、「チーム担当者」1名とともに、競技会検査では、公式発表の試合終了時刻の30分以内に、ドーピング検査場所に出頭しなくてはなりません。ひとりで行くわけではないので、何かわからないことがあれば、遠慮なく聞くこともできます。ドーピング検査場所に立ち入りが許されているのは、以下6項目に該当する人で、入室時に「ID」が配られます。
1) 「対象選手」
2) 「対象選手」所属の「チーム担当者」あるいはチームドクター
3) 通訳(必要な場合)
4) 「対象選手」所属球団の球団代表(あるいはその代理人)
5) 「DC(ドーピング・コントロールの意味)ドクター」および「DC係官」
6) NPB医事委員会委員および委員から委嘱された担当者
競技外検査では、準備が整いしだい(尿意を催したら)、ドーピング検査場所に出頭してください。
3 「DCドクター」が、事前に受けとった「ドーピング検査招集用紙」に、選手がドーピング検査場所に出頭した時刻を記入し、選手はそれを確認して署名をします。
4 選手は、採尿容器を自分で選んで、トイレで同性の「DC係官」の監視のもとに、採尿容器に75ml以上の尿を採取します。75mlというとコップ半分程度の量になります。いきなり尿は出ないかもしれませんが、リラックスして尿意をもよおすのを待ちましょう。
5 選手は、サンプルキットを選択し、サンプルキットのコード番号、ボトルのコード番号が同じであることを確認します。
6 「DCドクター」の指示に従い、選手は採尿容器からボトルAに50ml以上、ボトルBに25ml以上の尿を注ぎ入れます。 そのとき、少し尿が残るようにしておきます。採尿容器に残った尿で、pHおよび比重の測定を行います。採尿した尿の比重が1.005未満の場合には、尿をもう一度採取することになります。もし、尿の量が足りない場合は、選手が自分でいったん封印し、もう一度尿が出るのを待ちます。
7 無事、ボトルAとボトルBに尿を規定量入れることができたら、確実に封印し(フタをしめる)、2つのボトルを選手本人が発泡スチロールの箱に入れます。なお、この封印した検体は、分析機関に送られ、そこで分析されることになります。
8 最後に、72時間以内に使用した医薬品または栄養補助食品(サプリメント)などについて、薬品(食品)名、投与日時、その量、方法のすべてを申告し、「DCドクター」がそれを所定の用紙に記入します。したがって、薬やサプリメントをとるときには、必ずノートに記録しておく必要があります。ノートについては、『NPBアンチ・ドーピング選手手帳』を活用してください。
選手はドーピング検査を通してなにかコメントがあれば、所定のコメント欄に記入します。すべての記入が終わったら、問題がないか確認して、選手、チーム担当者、DCドクターが署名します。選手は所定用紙の写しを受けとります。
はいとばされた方ここが終わりです。こうして眼を通しますと、実際に我々が言っているドーピング検査というものが「尿検査」であるという事が分かります。現実には「競技場としてドーピング対策ができている環境」と「検査場としてドーピング対策ができている環境」はまったくの別物ですので、ここを考えるだけでは話半分ですが、今話しているのが「ドーピング検査ができるできない」という事を考えていけばやはり問題はここでしょう。この検査を行うのに施設として球場が用意する必要があるものとしては、これを行うための医師及びスタッフ、そして検査場となる場所、他の人たちから隔離された選手待合室、尿を採取するトイレ、規定によって決められている分析機関に送付できることだといえます。医師及びスタッフの人材確保ができないという事は施設として不十分で用意が出来ないという致命的な理由といえませんし、検査場となる場所やトイレがなかったり作れないという事はちょっと無理があるでしょう。実際は検体作成室や待合室などと細かい区切りがあるらしいのですが、これらの部屋に関する所謂設備的な「こうでなければいけません」という強制的な規定は、さらっと見た限りではWADAのホームページからは見つかりませんでした。誰か全部見直す余力がある方はチェックしてみてください。
もちろん検査用の道具設備はありますが、それらも野球場自体に設置できないものではありません。各地の球場の設備を細かく知っているわけではありませんが、これらの用意を競技場として持ち合わせていない競技場というのは少し想像しづらいですし、検体を送付できない立地のプロ野球の野球場って興行が成り立たない気がします。競技場として不正を予防するためファンとの距離を離すという条件はあるようですが、ドーピング検査を行う施設の事については条件が見当たりません。ちなみに日本においてIOCの認可を受けている検査機関といえば三菱化学メディエンス(http://www.medience.co.jp/index.html)ですが、機関に送付する点に問題があるとすればそれが「野球というスポーツだったから、野球場だったから」という認識が広まっている事に説明がつかないでしょう、大体送付もクソも郵便局で東京にチルドパックで送るものらしいのでそれが理由にはなりようもありません。
この噂の発端と言うことではありませんが、かつてアジアシリーズにて試験的にドーピング検査を行った際に「東京ドームでは密閉されたドーピングコントロールステーション及び待合室等の空間を作ることが難しい」と言われていました。これと同時に「トイレとベンチの距離などの関係」も言及されていましたが、和訳されている資料には、少なくとも具体的な数値や距離関係を強制されていた文章は確認できません。となればやはり「ドーピング検査に使うトイレや密閉された空間を作ることが出来ない」ことに東京ドームの問題があるのでしょうが、WADAの設立がローザンヌ宣言に基づいて行われた1999年で、それ以前の大昔に作られたほかの競技の施設でさえすんなり認められている事を考えれば、野球場だけ難しいという事にはいささか胡散臭さを感じずにおれません。他の競技で行えている事を野球で行えないということはおかしい、第一アンチドーピングに関連した機関は他でも出来ているのを知っているのですから、彼らが「野球場は規定に反していないから云々」という事はないでしょう、真意は当然のごとく知りませんが「できるように変えろ、他もやっているんだから」と考えると見たほうが自然に思えます。
実例で言うなら、例えば東京ドームは2003年にフィールドテストに合格し、FIFAより推奨認定のライセンスを授与され、国際Aランクマッチが可能なっており、親善試合とは言えジュビロ磐田 vs クルゼイロなんてマッチが東京ドームで組まれた経験もあります。いくらFIFAとWADAが別機関とは言え、FIFAが仮に本当になんらかの問題があったとして、ドーピング検査に難のある場所に認定を出すとは考えられないはずでしょう。しかしながら実際には、「規格にそったドームはJリーグで使用されている札幌ドームしかないため検査ができない」といった前述の認識は蔓延していますし、僕自身どこか権威のある団体がそういう話をしていたニュースを眼にしていたような覚えがあります。ですが今のところ、あっさりではありますが国際規定でそういう事は見つかりませんでしたし、日本のドーピング検査をつかさどっているJADA自身そういう話をしている事は、やはりありませんでした。つまり他の団体が「野球場の施設の不備を理由にドーピング問題を語った」可能性が高いと見たほうがよさそう、そうした理由付けで間接的にでも得をするのは誰かと考えてみたら、意外とあっさり見つかりました。以下の記事は2005年8月19日20時22分 読売新聞さんの記事の引用です。
「日本プロフェッショナル野球組織(NPB)は19日、プロ野球の公式戦で薬物検査を実施することを決めた。コミッショナー事務局では、「早ければ今季から導入したい」としているが、選手への周知徹底期間を考えると、来季からとなる公算が大きい。検査方法は日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の基準にのっとって行われるが、国内の球場はドーピング検査施設の整備が進んでいないことと、選手への啓発を図る必要があるため、当面は陽性が出た場合でも処分内容は厳重注意にとどめ、公表はしない方針だ。日本のプロ野球公式戦で薬物検査が行われるのは初めて。NPBは野球の国際化の流れを受け、昨年から導入を検討、7月の実行委員会で薬物規定を承認した。労組・日本プロ野球選手会(古田敦也会長=ヤクルト)に検査方法や禁止薬物リストなどを示し、19日に最終的な合意を得た。」
ここですね。「検査方法は日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の基準にのっとって行われるが、((国内の球場はドーピング検査施設の整備が進んでいないことと、選手への啓発を図る必要があるため))、当面は陽性が出た場合でも処分内容は厳重注意にとどめ、公表はしない方針だ」この認識のもととなった文面は、むしろNPB側の発言の方から見出すことができました。この記事は、MLBに追随する形でドーピング検査の導入を求められていたNPBが、ドーピング検査におけるモラトリアム時期を求め、結果的に選手をドーピング検査に慣れさせる予行期間を設けた時のもの。確かに他の機関がや人々が言ったと考えるよりかは、ドーピング検査について一つ理由が欲しかったNPBが「野球の施設や競技の独自性」に言い訳を求めたとしたほうが聞こえは自然かもしれません。まぁ正規のドーピング検査が行われるようになったと言われている今現在においては何を言っても憶測にしかなりませんが、悲しいかな、どちらに転んでも他の競技がしている事を野球がしていなかったのは結果として残ってしまった事実は今も拭えぬ十字架となりました。
考えてみれば、ドーピングへの対応、ドーピング検査の規定、国際基準との照らし合わせ、我々は「甘い」「世界基準と比べ」と批判はしますが、その実態をいつもほとんど知りません。漏れ聞く情報や評価のみで自分の価値観を形成することが可能になってしまった現代社会においては、その常識は硬く、それでいて脆くなりがちです。信じていたものがいつかあっさり否定される、ドーピングの問題は、それが真剣勝負と信じて疑わないファンにとってはその足場が刹那崩れ去る価値観の変化へと繋がりました。とは言っても先ほど言った通り、我々にはその実態や設備の規定、細かい条文を知る術は無く、ただただ信じるか盲目に非難することしか出来ません。唯一判断できるのは彼らの熱意や誠意、皆さんはこの問題、NPBの対応をどう感じられましたか。
posted by shoeless |04:24 |
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2007年12月15日
昨日の日記の続きですので、まだの方は昨日の日記をどうぞ、加筆修正しました。
日本のメディアではまだあまり名前を聞けてはいませでしたが、リスト内に多くの日本野球経験者がいたことを受け、日本でもミッチェル・レポートの名が広く知れ渡るようになりました。日本人がいなかったのは救いといえば言えましたが、火の粉は果敢に太平洋を飛び越え、ついに日本に上陸してきたと言えます。ミッチェル・レポートについては昨日の日記を参照していただくのがいいと思いますが、「テメーの日記は前ふりながすぎんだよ」という方のために簡潔に御説明しますと、ドーピングやってた疑いのある人たちをまとめたリストです。アメリカでも徐々に各選手の対応が明らかになってきており、代理人を通じてだんまりを決め込む選手もいれば、否定はしない選手、脊髄反射のスピードで反論に出た選手など様々、MLBは引き続きこの問題の調査を進めていく方針のようで、これから一週間もしないうちに関係者それぞれの対応が出揃うことでしょう。もちろん火の粉が舞い降りたNPBもそれは同じ、リストに日本人選手はいませんでしたが、所属経験のある選手達9名がのってしまった以上、各々それに対して反応を示さなくてはなりません。これを対岸の火事と見られないのは悲しい話ですが、NPBも可能性がある以上、それを見ないフリは出来ません。
これが日本でプレー経験のある選手達のリスト
クリス・ドネルス(96・近鉄、97~99オリックス)
http://en.wikipedia.org/wiki/Chris_Donnels
フィル・ハイアット(97・阪神)
http://en.wikipedia.org/wiki/Phil_Hiatt
アレックス・カブレラ(01~07・西武)
http://en.wikipedia.org/wiki/Alex_Cabrera
ジェフ・ウィリアムス(03~現役・阪神)
http://en.wikipedia.org/wiki/Jeff_Williams
アダム・リグス(04~現役・ヤクルト)
http://en.wikipedia.org/wiki/Adam_Riggs
マット・フランコ(04~06・ロッテ)
http://en.wikipedia.org/wiki/Matt_Franco
バート・ミアディッチ(05・巨人)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81
チャド・アレン(07・オリックス)
http://en.wikipedia.org/wiki/Chad_Allen_%28baseball_player%29
ラリー・ビグビー(08~新外国人・横浜)
http://en.wikipedia.org/wiki/Larry_Bigbie
そしてこちらが全選手のリストです
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20071213&content_id=2325070&vkey=news_mlb&fext=.jsp&c_id=mlb
特に反応が待たれるのは来季プレーをすることになる現役選手たちでしょう、日本プロの現役選手にしぼりこむと計4名、カブレラ、ウィリアムス、ビグビー、リグス、その中でも阪神の守護神ジェフ・ウィリアムスとヤクルトのアダム・リグスは領収書まで切っており、限りなく黒に近いグレーらしいとのこと。この時期は皆来期の契約交渉している時期ですので、球団としても選手としても振って沸いた交渉の障壁となりました、選手にしてみれば飯の種がなくなってしまうわけでいち早く対応しなくてはいけません。これに対し真っ先に対応を見せたのがジェフ・ウィリアムス。阪神との契約がまだすんでおらず、1999年度の目撃証言や阪神移籍後の2004年12月10日付けで禁止薬物売買に切った領収書が証拠として挙げられています。五輪の舞台でもその後のNPBでの検査でも陰性でしたので「使ったかどうか」については微妙とも言えます。
彼は五輪の経験者でもあるため、僕ら野球ファンが「メジャーが五輪に出てこないのはドーピング検査がきついからだ」と偉そうな事を語る生き証人とも言える選手でした。このレポートによって対応が決まるのは何も野球界だけではなく、今復帰運動を続けている五輪にも影響を及ぼします。ドーピングの罪は疑わしさの蔓延を引き起こすこと、起こってしまった後で何を言っても仕方がありませんが、ファンでさえ「これならばまだありそう…」と一抹の疑いが隠せない現状を、五輪の人々が「ドーピング関係がクリーンになる為の前進だ」と見てくれるなんて都合のいい事はないはずでしょう。しかしながらウィリアムスの反応は、どうにも対応を決めかねているような鈍いもので、「俺はクリーンだからいくらでも検査は受けるが、過去のことについてはイエスともノートもいえない」とのコメント。ノーコメントは問題をただただ沼に沈めこむだけ、という気がしないでもないのですが、ルール上罰にできるわけでもなく、微妙な感じがしてしまいます。
続いては野球浪人中のカブレラ、2000年9月中旬、球団のクラブハウスに届いたカブレラ宛の荷物に、アナボリックステロイドと数百錠の錠剤があるのを球団職員が発見。カブレラには荷物が紛失したことにしてコミッショナー事務局に報告。その後、事務局から依頼されたDEA(麻薬取締局)が薬物を検査している間に、選手契約が西武ライオンズに譲渡されたとしている。という事で彼もかなり証拠が揃えられている部類の一人なのですが、代理人を通して「どうして今頃こんなこ話が出てくるか分からない」とした上で、西武時代の7年間については否定。次にヤクルトのリグス、2003~2005年の間に取引を行い、ヒト成長ホルモンや注入式ステロイドなどを購入したとされており、報告書にはヤクルト移籍後の2005年11月30日付けで署名入り為替が残されています。このほかにも選手数名に薬物を教えたとされていますが、当のリグスはMLBの面会要求を辞退し、弁護士を通じて「一度も陽性反応は示したことはない」とのコメントを文書で提出。過去の件に対しては三者揃って否定も肯定も開き直りも言い訳すらもしませんでした。
アメリカ国内でもそうですが、どの選手も過去の件についての明言を伏せ、今は大丈夫という点を強く繰り返すよう代理人と様子を見ているようです。唯一その法則を破ったのは、既に横浜行きが固まりつつあったラリー・ビグビーですが、代理人によるとビグビーはオリオールズに在籍した2002年、足を故障した際に用具係から薬物をもらい規則が変わる2004年になるまで使用していたと証言、しかし肝心のレポートと年代的に食い違う部分があり、ついには横浜からリリースされる可能性さえでてきました。もちろんこれだけで判断を下すのはファンとして早計だとは思いますが、これをまだ氷山の一角としてみている人もおり、これを機に何かが変わっていけばと考える人たちも少なくありません。それを考えればむしろ対応を急がなくてはならないのはNPBのほうでしょう、もしこれらの事実がより一層反論できない形で日の下に出された場合、日本球界もこうしたプレーヤーが所属している以上、なんらかの処分を下す責任をかされる可能性があります。今でもMLBと比べてドーピングの規定が甘いとの見方があるNPB、ここで判断を誤ってしまえばNPBが第二のドーピング選手の甘やかし先になってしまう可能性があるからです。
NPBのドーピングの歴史は、あまり早い物ではありません。MLBがステロイド騒動にゆれドーピング罰則規定を定めた2005年シーズン、2005年暮れにドーピング防止規約締結国となったNPBはそれを理由としてドーピング検査制度を導入しました。とは言えドーピングコントロールルームなどがなかった事を理由に、一年目はほぼ罰則規定無しの状態で啓蒙期間として行われます。本格始動しだした翌年である今年2007年8月には日本野球史上初めての違反者ガトームソンが禁止薬物のフィナステリドを含んだ発毛剤の服用で摘発されました、が、発毛剤を誤って使用したという事で、お咎めもあんまりなく20日間の出場停止処分を受け、球団も750万円の制裁金を科されるにとどまりました。真実は分かりませんが、もちろんそうした善意の違反者を重く罰してしまうことはいい事ではありません。しかしNPBの罰則規定を見ると、「違反者は内容に応じて4段階の処分が科され、(1)けん責(2)10試合以下の公式戦出場停止(3)1年以下の公式戦出場停止(4)無期限の公式戦出場停止、となる。違反者に関与した球団関係者も処分対象とされる」と、MLBと比べても重くはありません。
では期待の根来コミッショナーのコメントはというと、「彼らの中には、日本プロ野球組織(NPB)の検査を受けた選手もいるが、すべて陰性だった。うちとしては十分、監視は行き届いているし、心配はしていない」とのこと。僕は物事を批判検証できるほどこの問題に詳しくないため、コミッショナーの発言を動受け取っていただくかは皆さんにおまかせします。まぁ確かに、NPBのドーピング検査は日本アンチドーピング機構、そして世界アンチドーピング機構を遵守しているため、検体が持ち込まれる先もJADAの公認検査機関、検査に関しては文句をつけると世界中のスポーツに喧嘩を売ることになってしまいますので、検査に関しては文句をつけている方がおかしいともいえるでしょう。ただ以前から言われている通り、古くからある野球専門球場を使っているNPBは、施設面において他のスポーツと比べて見劣りする部分がある可能性があります、これは以前にNPB自身が違反者への処分を下す啓蒙期間をおくことについての理由としていますので、ほぼ間違いはありません。となるといくらそうとは言え鵜呑みにするのも危険ともいえますし、重くうけとめるべきという事は言いませんが、もう少し慎重になっても損はないんじゃないかと思えた対応でした。
サミー・ソーサが日本球界に格安で売り込んできた過去のように、今回の事件で泥が付いた選手達の中からはこれからその価値が急落する選手達もあらわれるでしょう、最低数千万はもうけられる野球リーグなんてアメリカのほかには日本しかありません、MLBにいられないとなれば、普通に考えれば流れはそうなるに決まっています。決してこの問題に関してアメリカに追随する姿勢をとったほうがいいという訳ではありませんが、こうしてMLB側から名指しで選手名が挙げられた以上、これは既に日本にとってもの問題となっていますし、この問題について注目も集まってきました。ドーピングに関して、遅いといわれているMLBよりまた数歩遅い対応をとってきているNPB、今回の事件は、ことがこと、時期が時期だけに一刻の猶予も残されてはいません。転がりだしたら止まらない石にしても、今回はちょっと大きすぎる気がするというのは悲観ではないでしょう、単なる事実です。アメリカからの逃げ場にしないという事は、ひいてはNPB自体の自浄へと繋がります。MLBがいくら汚れていようとそれがNPBがクリーンな理由にはなりません、問題が噴出した以上、それを糧に改善が進んでいかれるように見えないと、ファンとしてはそれがせめてもの救いと納得することができないのです。
太平洋を越えて日本に飛び火したミッチェルレポート、MLBがスポーツ界に投じた一石は今、真に世界のスポーツシーンでの問題になろうとしています。これはもはやアメリカだけの問題ではありません、それはつまりNPBの一挙一動でさえ、IOCやWADAといった世界が注意を払っているという事です。火の粉が日本に渡ってきた時には、既に世界から日本を見られることになっている。NPBの皆さんは、対応、制度、実績、すべてにおいて、これがうちの状態ですと世界に胸を張ることが出来ますか。
posted by shoeless |11:13 |
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2007年11月14日
ワールドカップ7日目の総括です。しかしここでみなさんに残念なお知らせ。本来なら今日の試合を持ってワールドカップ本戦トーナメントの8国が出揃うはずでしたが、IBAFの公式な見解によりますと、Aグループ4位はパナマに変わってメキシコの出場になるのだそうです。パナマは予選リーグ、つかっちゃいけない選手5人を使うというおイタをしちゃったそうで、出場資格のない選手を使ったアメリカ、スペイン戦2試合が没収となりスコアは0-9の敗戦扱いになっちゃったんだそうです。スペイン戦が敗戦となった分、パナマはメキシコを下回る総合五位扱いとなったため本戦出場が土壇場で入れ替わることとなりました。事情はあまり詳しくは分かりませんが、まぁここはファンらしく、素直にメキシコの幸運を賞賛しとくのが無難なんじゃないかと思います。よかったね!
Aグループ
南アフリカ 3-13 パナマ
ワールドカップ予選リーグ最終戦、勝たなきゃサヨナラのパナマ対南アフリカ。南アフリカはこの日初回に1点をあげるとともにその裏を無失点で切り抜けるうまい滑り出し、だったもののやはり先発陣は一度崩れるとノンストップ。先発Carl Marc MICHAELSは2回2失点、3回4失点と、Sherman OBANDO率いる強力打線にさっそく献上。南アフリカ打線もなんとかコールド負けはするまいと5回、7回と点を上げますが、無情にも7回裏に3点を叩き込まれ敗戦。南アフリカは投手の枚数がもう少し欲しい大会でした。
アメリカ 10-7 台湾
Aグループ頂上決戦はシーソーゲームを制したアメリカの勝利。初回から両先発を攻めて1得点を決めた両チームは、その後も4回揃って2得点、5回6回に3点づつと痺れる試合展開を見せてくれました。結果的に試合を決まったのは7回、中信の沈鈺傑からデビルレイズの3Aで3割20本を打っているJustin RUGGIANOが、値千金のスリーランを放ちリードをアメリカへ。その後も台湾はすがりつくように点を決めますが、流石にこの3点分は稼ぐことは出来ませんでした。こりゃアメリカ対キューバかな。
イタリア 2-11 メキシコ
グループA蹴落としあいマッチでしたが、イタリアこの大一番にまさかのコールド寸前負け。全員にまんべんなくヒットを喰らったイタリア投手陣、3回もたず交替の先発Anthony FERRARIもそうですが、7回に7点を決められた守備陣及びリリーフ陣と、ここへきてついに集中力が切れてしまったのかもしれません。勝ったメキシコはパナマが南アフリカに圧勝しているため決勝進出ならず、メキシコ、最後にイタリアを泥沼に引きずり込んでワールドカップから堂々の退場でした。
スペイン 3-4 日本
本戦出場決定の日本ながらスペイン相手に大苦戦。初回Manuel OLIVERAから2点を奪ったもののそこから思うようにヒットが出ず、国際戦最強であるはずの打線が打ちあぐねている間にまさかの3失点でリードを許してしまう負け展開に。日本を完全に封じ込めていたManuel OLIVERAがおりたことによりようやく日本打線は目覚め、8回に1点、9回に1点と追加しサヨナラ勝ち。しかし心臓に悪い展開だったのは間違いなく、スペインヒット10本に対し日本は6本。前に言ったスペインのチャンスでの弱さに救われた形に。
Bグループ
オーストラリア 7-6 カナダ
今後夢に見かねない痛恨の敗北でカナダ本戦出場ならず。オーストラリアに初回2失点を許したものの、2回3回と得点を決め勝ち越し。その後もオーストラリアの攻撃を必死に凌いではいたものの、オーストラリア打線に徐々に蝕まれ、7回にはついに同点。そして9回、マウンドにでていたScott RICHMONDが3点を決められ、この土壇場に最悪のビハインド。カナダ打線もこの土壇場に諦めることなく2点を追加するも、オーストラリアBrendan WISEの前に反撃はそこまで。諦めないのが野球の醍醐味、負けたチームに拍手を送りたい試合でした。
タイ 3-17 ベネズエラ
今回のワールドカップをおって、一つこういった国際大会で最下位をさまようチームの法則を見つけました。先発は数回程度なら持つ、一度崩壊すると止まらない、投手のかえ時が取り返しの付かなくなった後、の3つです。これはそのまま選手層の薄さに起因しているのかもしれませんが、まさにこの試合はその典型例でしょう。タイの先発Chanatip THONGBAIは2回で4失点の立ち上がりながら、3回に崩れた後は8失点するまで交替無しっていうか後退無し。タイ代表、アジア予選につなげられるのかな。
韓国 8-1 ドイツ
本戦リーグ出場がかかった韓国とブービーに収まったドイツの対決。韓国は先発にJung-Min LEEをたて、期待通りドイツ打線は完全沈黙。その間にも韓国打線はドイツ先発Tim Henkenjohannを打ち崩し、ヒット11本の8打点で圧倒、まさに横綱相撲で危なげなく勝利を収めました。カナダがオーストラリアに負けたため、この土壇場でカナダに変わって韓国が本戦出場。ドイツは予選全体を通して投打がかみ合わず、特にお互いを援護できない展開に泣かされた大会でした。五輪予選に続き、ドイツ失脚。
オランダ 2-1 キューバ
誰か座布団投げて!弱小相手に全力で潰すことで有名な、球界のゴッドマンことキューバがまさかの敗戦!オランダはハーレム大会に続き、今回はキューバの主力粉砕で奇跡の本戦出場です!すげー!キューバ打線を5安打に抑えた先発Diegomar MARKWELLとDavid BERGMAN、そしてキューバ投手陣から10安打2得点を奪った打線、両方文句なしで接戦の主導権を握り続けていました。キューバは前回ワールドカップからの全勝優勝記録がまさかのぶった切り、キューバ崩壊のフラグとなるか。
これで前七試合の予選リーグ終了、そして結果はこうなりました。
グループA
アメリカ 6 1
日本 5 2
台湾 5 2
メキシコ 4 3
パナマ 3 4
イタリア 3 4
スペイン 2 5
南アフリカ 0 7
グループB
キューバ 6 1
オーストラリア 6 1
オランダ 5 2
韓国 4 3
カナダ 4 3
ベネズエラ 2 5
ドイツ 1 6
タイ 0 7
ちなみに僕の予想はこんな感じでした。
日本・アメリカ・台湾・パナマ・メキシコ・イタリア・スペイン・南アフリカ
キューバ・韓国・オーストラリア・オランダ・カナダ・ベネズエラ・ドイツ・タイ
まぁ…遠からず…ってとこでしょうか。恥かきついでに本戦トーナメントのカードと僕の予想を紹介して終わりにします。
オランダ-台湾○
韓国-アメリカ○
日本-オーストラリア○
メキシコ-キューバ○
丸が付いているほうが僕の予想勝利国です、だってオーストラリアなんかあやしいんだもん!
posted by shoeless |09:41 |
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2007年11月10日
アジアシリーズ3日目、ワールドカップ予選リーグ4日目の総括です。バレーワールドカップの事じゃないよと前置きしてしまう自分に寂しさを感じます。ちなみにアジアシリーズと言うのはアイスホッケーアジアリーグのことじゃありません、駄目だ、アイスホッケーを自然に売り込もうとするたびに歪さが増す。
アジアシリーズ
中日 9-1 中国
中日先発はスイングマンサウスポー小笠原、中国先発は元中日ルゥ・ジエンガン。中国は初回から盗塁を絡めた打撃で小笠原を攻め立てるも、結局勢いは初回のそれのみで終了。一方の中日打線もいつもの小笠原を援護できない癖がでたのかルゥ・ジエンガンの前にゴロ連発、試合前半は予想を裏切っての投手戦となりました。今シリーズの中日はどうもエンジンがかかるのが遅いようで、中日の攻撃が口火を切ったのは5回、昨日の試合でもホームランを打った井上会長。一度崩れてしまえば後は速く、そこから荒木のホームランやら中村のタイムリーやら立浪の感動的な代打ヒットやらであっけなく9点を積み重ねて試合は決定してしまいました。この3年間で分かったことは、中国打線はそれなりの投手からならば2点ぐらいはとれるチームだという事、投手は初回から中盤までぐらいなら善戦できるが、一度崩れるともう手の打ちようがないという事でしょうか。五輪のために代表を強化し続けた数年間、ゲームを作れるレベルに達した中国が最後まで作れなかったものは、やはり「選手の層の厚み」だったようです。決勝進出の中日は当たりが止まっていた中村に待望のヒット、これであたりが戻って決勝に続けばいいんですが、完封が安全圏への必須条件だった事も含めて、終始ひやひやの勝利でした。
統一 1-13 SK
昨日のリリーフでアゲンストの流れを止められなかった統一先発のピーター・マンロー、今日は本来の持ち場スターターとしての出場でしたがまさに大誤算でした。韓国や日本リーグ行きを噂されている彼にとってこの舞台は大きな見せ場だったはずでしたが、結果は2回ワンアウトもとれずの降板で8失点、その上台湾リーグ内でもあんまり質が高いといえない統一リリーフ陣は不安通りその流れを止められず、4回までに13点を決められる始末。統一にとっては完封をしなくては決勝に行く望みがない試合でしたが、初回に敗退が決まった後はやる気がそげたのか反撃らしい反撃もなし、得点もヤン・ソォンシエンが5回に放ったソロホームランのみで終わり、今シリーズは台湾にとって悔いの残る結果となりました。一方のSKは三戦圧勝の堂々たる成績で決勝進出、その上このコールド試合で投手陣は適度に休息し、打線は火のついたままの状態で決勝に臨むというまさにベスト。守備の面でもノーエラーを守っており勢いもある、ついに無安打だった捕手パク・キョンワンにも一発がでて打線の不安要素無し。中日と比べてたった4日の差しかありませんが、休息と言う意味でも対策と言う意味でも、SKは一段準備ができているのかもしれません。やばい、やばいよSK。
Aグループ
日本 1-5 アメリカ
首位攻防戦。先発川崎が初回Delwyn YOUNGにフルカウントからスリーランホームランを叩き込まれ、そこから浮かび上がってこられなかった。3Aオールスターのアメリカに対しこのスコア、これは喜んでいいのか喜んだらそこが終着駅なのか。日本打線はアメリカ先発Chris DUENSINGをまったく打てずに3安打に抑え込まれ、やっと尻尾を捕まえたと思った6回にはすぐにリリーフを送られるという、追いかけるだけでも必死な試合だった。この敗北で日本は一転本戦出場微妙ラインにずり落ち、4位通過じゃキューバとタイマンだよ、きつすぎだよ。
パナマ 6-0 イタリア
強豪台湾戦が雨で延期、スペインへのリベンジ、そしてアメリカ潰しと波に乗るイタリア代表ながらここで立ちはだかったのは、かつてのメジャーリーガーパナマ先発Rafael MEDINA。初回、日本ハムの皆さんお待たせのオバンドーことSherman OBANDOがSイタリア先発Sandy PATRONEからスリーランホームランで先制すると、援護を受けたRafael MEDINAは昨日プロスペクトを打ち崩したばかりの打線を完全に封じ込め6回降板、残り3イニングもリリーフがきっちりと締め5安打完封の圧勝をもぎ取った。看板男は今も元気にやっています。
台湾 8-4 スペイン
台湾は初回スペイン先発Ivan Miguel GRANADOS CREAZZOLA から3点を奪う猛攻、スペインも2回台湾先発で巨人入り報道もあった天才高校生黄志龍を攻め立て2点。そこから両軍ヒットもでつつ、とってとられての展開になるかと思いきや、実際にとっていたのは台湾だけと言う不思議な現象で台湾が勝利。台湾はヒット8本で8点、スペインはヒット12本で4点、なんなんだこの現象は、特段四球がというわけでもない、何故スペインは勝っても負けても得点効率が相手より悪いんだ。ふっしぎー。
メキシコ 13-3 南アフリカ
初回南アフリカはスペイン先発Humberto GARDENASから1点を奪い上々の流れ、となるかと思いきや次の回5点を奪われ、そのまた次の回2点をとりかえした、と思いきや今度5点を追加されという出る杭打ちで完全に沈黙してしまい、コールド負け。特にEfren ESPINOZAには2ホーマー計4打点も許してしまい、勢いづけていけない打線にニトロを注ぎ込んでしまう結果となった。スコアだけ見れば13-3なのにもかかわらずヒット数は12-11。間違いない、残塁マニアがいる。
Bグループ
韓国 2-7 キューバ
やはりキューバは強かった。100マイル近いピッチャーAroldis CHAPMANの先発に韓国打線は立ち上がりあわせられず、逆にキューバはセオリー通り韓国先発Jan Ho BAEの立ち上がりを攻め初回2得点。その後韓国に2点奪われるも、その裏勢いをきっちりと止める2得点の反撃、そして8回には相手の息の根を止める駄目押し打を3点分叩き込み試合の主導権を一時として離さなかったのは見事の一言。またスライダーの剛速球投手を先発に立て、その後を継ぐのがYunieski MAYAという緩急の技巧派と言うところもぬかりがない。だからこそ強いのか。
オーストラリア 26-1 タイ
こういうスコアでパワプロを勝った経験のある人間は、今すぐタイ代表の事を考えましょう。タイ先発Wachira TONTHONGは初回こそ0点に凌いだものの2回には2失点、三回には8失点でこの回は計12失点のスコアボードがバぐりかねない程のビッグイニングに。終わってみれば30安打26失点の大惨敗、本来ならもう少しできてもいいはずなのですが、どうも初めての世界レベルの国際大会に圧倒されている節があります。いい経験になればまぁそれでいいんでしょうが、良薬口に苦しって実際どうなの?
ドイツ 0-10 カナダ
ドイツ屈辱の2試合連続コールド負け。初回からさっそくJeremy WAREによってツーランを打たれ、毎回のように失点を喫し、かろうじて無失点に抑えていたのは先発Martin ALMSTETTERに打線があっていなかった345回のみ。打線もJamie RICHMONDの前に4安打、リリーフChris LEROUXの前に無安打と完全に歯が立たなかった。まさに力負け、あと一歩の力の差が、野球においてはここまで大きく出るかという試合だった。何が足りないんだろうか、何がイタリアと違うんだろうか、皆目検討がつかない。
オランダ 7-4 ベネズエラ
欧州チャンピオンVS南米チャンピオン。ベネズエラは昨日と同じく立ち上がりは打てた、しかしまたそこからも昨日同様試合中盤からリリーフにかけてはだんまりと言う展開で、スタートダッシュで勝ったオランダにそのまま敗北。そんな展開が続いていたベネズエラ、先発Pablo MORALESを2回途中5失点で降ろし、続いたJavier GARCIAが6回を好投するという本末転倒になってしまった事は誤算と言うのか不幸中の幸いと言うのか。オランダはベネズエラを打ち破り、リーグ戦線にギリギリ踏みとどまった。
posted by shoeless |12:40 |
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2007年06月09日
今日、というかこの日記でめでたく、ぼくの野球を守ってが100回目の日記を迎えました。ありがとうありがとう、おめでとうおめでとう、まぁめでたいっていってもgoogleの画像が変わった程度のめでたさだけどそれはそれでいいじゃない、ハッピーじゃない。こうしてあらためてこっぱずかしい過去ログを振り返ってみますと、一つの日記で重点的に書いた国と地域の数は全部で40個。当初加盟国全部調べてやろうとさえ思っていたのが馬鹿すぎるというのもありますが、それにしてもこの40個という数字はこういうブログにしては多いのでしょうか、少ないのでしょうか。
その内訳はこちら。
カナダ、アメリカ、メキシコ、グアテマラ、キューバ、アルバ、バハマ、ドミニカ、プエルトリコ、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、ベネズエラ、コロンビア、ブラジル、ペルー、オーストラリア、グアム、日本、台湾、韓国、中国、シンガポール、フィリピン、タイ、イラン、イスラエル、ロシア、チェコ、オーストリア、ドイツ、サンマリノ、イタリア、フランス、スペイン、オランダ、イギリス、ガーナ、ジンバブエ、南アフリカ
WBCが16国という事を考えたら多いと感じることも出来るのかもしれませんが、これだけ調べて分かったことは、今この中のほとんどは絶体絶命のピンチにさらされているということ、それでもなお野球を続けていこうと模索しているということ。当然このブログの内容もおのずと不景気はなはだしい内容になってしまっているのですが、100回目の記念くらいポジティブなことをしつこく書き連ねて捏造と騒がれるような日記にしたいと思います。
数少ない情報数に数少ない世界の野球ファン、このブログは本当に本当の意味でこの世の人々があまり興味があると思えない内容を扱っているブログです。世界的に見たってマイノリティーな野球ファン、そこにつけくわえて世界の野球ファンともなればこれはもう多分今現在のピグミーチンパンジーの数とどっこいどっこいといったところでしょう。世界の野球の頂点に立っているアメリカの野球ファンはほぼ世界最強である自国のリーグに目を向けています、彼らは五輪野球、もっとくだけて言えば世界の野球を必要とはしていません。
中南米の国々は積極的に交流を持とうとしていますが、実質世界の野球とつきつめていけば彼らの目も最終的にMLBに到達してしまいます。ヨーロッパは世界の野球に目を向けて欲しいでしょうが、規模的なものもあってなかなかうまくはいきませんし、アジア各国にしても同じような状況といえます。回りくどく書きましたが結論はこう、この世に世界の野球に目を向けている人たちは、ほぼこの日本にしかいないと見て間違いないのです。
メジャーの背中を追い続けてきた日本野球、日本人は大昔から、そして今でも野球で日本が世界の頂点にたどり着くということを夢見てきました。五輪野球に積極的なNPBと消極的なMLB、その差はあまりに顕著です。この世界に野球を広めて生きたいと思っている野球ファンは、この世に僕を含めた皆さんだけと言っても過言ではありません。皆さんの意思こそが世界の野球ファンの意思といってもあながち嘘でもないのです。
2006年第一回WBCで日本は優勝を収めました、形はどうあれ日本は世界の野球の舞台のチャンピオンです。もう国としてMLBの野球体系を目指していくという時代は終わりました、これからは日本の野球というものをいかにつくりあげていくかという時代になったのです。そして今世界の野球が危機に瀕しており、日本の野球が世界を必要としている時期にあります、彼らに道を造ってあげられるのはもう日本をおいて他にはありません。このブログを見てくださっている奇特な皆さんがどう見るか、皆さんがどう考えたか、皆さんがこれから世界の野球に対して何をするのかこそが日本が行動を起こしていく鍵そのものでしょう
当初自分で日に30カウントしていたこのブログも、いつのまにやらアクセスランキングに名前を連ねることさえあるようになりました、世界の野球なんてニッチな情報を扱っているのにもかかかわらず、です。それだけ世界の野球に目を向けてくれている人がいるということ、また興味を持ってもらえたかもしれないということ、これに勝る喜びはありません。こんな場ではありますが改めて御礼申し上げます、どうもありがとうございました。
くっさ!黙れ!多分これを後日読み返したときの僕は、久しぶりにRPGツクールつけてみたら敵キャラに「本当の悪魔はお前の心にいたのかもしれないな…」と言われた時と同じような感覚に陥るでしょう、俺の心に悪魔はいねーさ、俺の心にはぽっかり穴があいてやがるからな…うっわこれはいかんわ。あ、どうせだからこれからこの日記の流すために連続更新やるかもしれません。
posted by shoeless |23:08 |
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2007年04月29日
昨年メジャーリーグに移籍したプロ野球選手は五人、そのほとんどが即戦力級の評価を受けており日本の野球選手は米国内で着実にその価値を高めているようです。その一方で国内はというと裏金問題に揺れており野球選手の価値は低迷、年俸の高騰も天井を見せつつありこれから徐々に選手自身の価値や評価に対してシビアな方向へ向かうという雰囲気になってきています。アジアの選手たちの夢の舞台としてアメリカの良き競争相手として成長を続けてきた日本プロ野球ですが、現状で言うなら国外での光はそれより大きな国内での影に隠されてしまっていると言えるのでしょう。
分かりやすいところで国内と国外とでの温度の差をあらわす例をあげれば、マイナー契約の選手をあげてもいいかもしれません。日本人選手の価値が高まるにつれて増えていく日本人メジャーリーガーですが、そのほとんどは日本国内のプロ野球経験者達であり、アマチュア出身選手の比率はというと驚くほど低くなっています。過去の例を見返しても多田野や根鈴程度、つまり世界で数少ない野球選手の産地である日本だというにもかかわらずMLBはそんな日本のアマチュア野球の選手を囲い込みに来ていないのです。理由はいくつかあるでしょうが、その理由は全て大本をたどれば「日本の野球が独占的な社会だからである」という部分にたどり着きます。
海外に選手が流出することに日本の野球関係者達はかなり敏感です。スター不在になる、レベルが下がる、MLBは野球市場を支配をするつもりである、それは確かに正論なのでしょうがそれを差し引いても日本の野球関係者達は選手の流出に敏感でしょう。MLB以外では唯一の巨大規模を持った野球リーグ、アメリカとの張り合いや保身といった意味があるのかもしれません。MLBも日本の「野球市場が侵略される!」といった危機感には気を使っているようで、ことあるごとに「我々は日本市場に乗り込もうという気はない」という台詞をはいています、本心かどうかは抜きにしてもかなりの気は使っているのでしょう。ここだけ見てみても日本の野球市場が独占体系であるとわかってもらえると思います。
しかしながらMLBがNPBに気を使っているというのがアメリカが日本市場に乗り込まないという理由ならばMLBは日本の野球ファン達が言うほど世界の野球の支配に関心は無いでしょう、本当にやる気満々なのならばNPBなんかにかまわずアマチュア野球の人気選手達を囲い込んでしまえばいいのですから。だとするならばMLBが日本野球に介入できないのは、NPBのみならず日本アマチュア野球界も独占体系をしいているからだと考えられます。今回の裏金の問題を思い起こせば、確かに明るみに出たことで激しく糾弾されていたのは日本の野球界に長年の歴史によって作られているアマチュア内での独占的な体系、そしてプロにつながる独占的な体系でした。
日本は「人付き合い」を大切にする文化と言われます、それは日本人達にとって美徳であり道徳なのですが一歩間違えると内向と言われかねない性質でもあります。野球に関して言えば、リトルリーグから顔の利く名門校に入校し、監督の推薦で名門大学に入学し、長く付き合いを作ったスカウトを持つプロ野球の球団に監督の斡旋で入団するといった一連の流れ。長い歴史の中で構成された他所からの介入が出来ない独占的なエスカレーター体系は、いつしかそこに「裏金」というものをきかせられる社会になってしまっていました。選手達の動きを個人では抗えないような大きな動きが左右できる体系、これこそが日本野球が抱える影、日本の野球界が栄えてきた理由であり苦しんでいる理由でもあります。
MLBは海外選手を獲得する場合、多くはドラフト外契約を結んだり各地にアカデミーを作って囲い込みをしたりしています。日本からの移籍の場合にはポスティングをしたりしますが、そのほとんどは球団の努力によって支えられています。MLBはリーグ活性化のために戦力均衡に強く力を入れる傾向があるのでこうした努力が球団の出来を大きく左右するのでしょう、90年代以前はMLBが社会主義的に独占管理することによって保たれてきた戦力均衡、市場が開放され選手年俸も高騰しながらも金持ちと貧乏で戦力格差が生まれないようにしていく方向を続けてきた結果MLBが扱う金額は肥大化しています。お金は払えるのだから日本に来て裏金というリスクを負ってまで選手を囲う必要はない、そんなことなどしなくても経験をつんで成長した状態の選手をNPBから引き抜くことができるのです。日本からスターがいなくなると嘆くNPBですが、長年かけて作り上げたスターが抜かれる環境を作っているのはむしろ日本側にあるとも言えるのではないでしょうか。
NPBに限らずこうした閉鎖された独占体系は一時の保身以外のものを生み出すことがありません。例えば前述したMLB、長くアメリカ国内の野球市場を独占管理することによって年俸や戦力を調整してきましたが結局それは長い時間をかけながら壊される方向に向かいました、保身のための独占に反発した選手達によってその身を滅ぼされかけたのです。野球でなくともブローカーの暗躍跋扈する南米サッカー市場や中田の移籍時の欧州市場での賄賂文化など、世界中少なからずこうしたことはあります。裏金は渡した方が悪いとかそういった部分に問題の本質はありません、日本野球で行われている裏金の悪さは突き詰めて言えばその独占体系にあるからです。
社会の流れに逆らった者を異端とする行為、自らの保身のために動く現在の野球の体制は言わば市場からの競争の除外です。NPBは今回の裏金制度という問題に揺れ、国内の自由競争や機会戦力均衡を守るために希望枠の廃止やドラフト制度の完全ウェーバー制にのりだしました、完全ウェーバー制になればMLBに選手が流出するという危惧をしていた人もいましたがありえない話です、それは球界にとって非常に正しい選択ですが結局は球界という独占された体系の中での自由競争の約束になったにすぎないからです、アマチュアと日本プロ野球が流れによって縛られているという事実はかわりがありません。
市場を守ろうとする行為は必要です、それは情熱のあらわれだからです。だからと言って秩序の名の下に強制や制裁を行うのは外に押し広げて守ってきたテリトリーを狭めて守る事と同じ、首を絞めて首を守っているようなものです。普通に考えればメジャー以上の待遇を約束して選手の流出を防ごうとするのが本来の正しい姿なのでしょう、確かにそれは奇麗に飾り立てた絵空事でしかないのかもしれませんがそうした奇麗事さえ放棄する現在の姿勢はお世辞にも正しいとは思えません。プロ野球はNPBを通り越してMLBに渡った選手達になんらかの制裁を課す形で流出を食い止めようとしているようです、それはどうしたって規模の違うMLBに抗うには仕方のないことなのかもしれません。ですがそれならば相似の関係を持っている台湾や韓国などのアジア諸国から選手を引き抜くという行為が何故制止しようという動きにならないのでしょうか。何故一方で保守を貫き一方で開拓を行うのでしょうか、それは許されることなのでしょうか。
そもそもスターは生まれるべくして生まれるものではなく整った舞台の上で活躍するからこそのスターとして認められます、アマチュア時代からスターだった選手なんてほとんどいません。ついでに言えばMLB志向が強い選手ばかりであるという訳でもありませんしMLBで活躍した人間が日本でスターとなっているという事もありません、リーグのレベルが落ちるというのもドラフトで失敗ばかりしている人間達の言う言葉だとは到底思えません。今現在話されている野球の心配はそのほとんどが的外れ、素人目に見ても分かるほどにその挙動は矛盾しています。もちろん素人でさして頭もよくない僕には分からない事情があるのかもしれませんし、うまくやれるというプランがあるのかもしれません、おそらく何をあまっちょろいこと言っているんだというところでしょう、そしてそれはおおむね正しいのでしょう。ただ今現在までに行われてきたことは確実に今現在へとつながっています、そしてそれはご承知の通りうまくいっていません。
今回の裏金の件についてマスコミはこぞって「膿を出す」という表現をしました。ではいったい膿とは何をさしているのでしょうか、お金を受け取った選手でしょうか、それとも支払った球団でしょうか、斡旋をした監督?分かっていて見逃していた周りの人々?結局全てを明かさなかった幹部達?多分膿んでいる箇所などどこにもありません、膿とは言わばこの騒動の責任の所在、この期に及んでまで責任の所在をなすりつけあい誰が一番悪かったなどと話すことに何の価値もありません。膿んでいたのは野球界の流れすべて、膿みを根本から治そうと思うのなら現行の野球の体質そのものを見直す必要があります、そしてそれには全ての人々の意識の改革が必要です。
NPBは興行団体で利益団体です、自分達の利益のために働く団体です、何故損をしてまで裏金を払う必要があるのでしょうか。アマチュア野球界は所属選手の教育の場です、そして活動を通して協調心を高める場です、何故そこに教育や育成と無関係の「プロ行き」を念頭に置いた活動が存在してしまっているのでしょうか。サッカーのクラブのように金があれば強さと人気が買えてしまう完全自由競争が正しいとは思いませんが、日本野球の閉鎖的環境からは自己保身の様相しか漂ってこないように思えてしまうのです。
人は往々にしてスポーツで教育をだとか博愛をだとか平和をだとかをのたまいますが、実際はそんなものそう簡単には手に入りません。スポーツは面白いからするのだし、面白いから見られています。スポーツが面白いのはそこにルールがあって、どんな人間でもそのルールの下で平等に争わされるから。ルールがない上にプレーする人間を選ぶような現状で、スポーツが面白くなると思いますか?
posted by shoeless |00:04 |
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2007年04月03日
毎年毎年この時期になると順位予想やタイトル予想の話が燃えますが、大体のブログで既にやってしまっているのと外れた時開き直るのが難しいためなかなか書く事ができません。被ったり外れたりするのが嫌ならば、もっと被ったりし辛いような「オールスター不正ネット投票第一位」とか予想してればいいんでしょうがそれが面白いかとなると甚だ疑問です、いや不正投票第一位は中村ノリで鉄板ですけど。
そこでうちではゴールデンスピリット賞のタイトル予想をしたいと思います。ゴールデンスピリット賞とは99年に設立された、その年一番社会貢献で活躍した選手に送られる賞。言うなれば善人の太鼓判みたいな賞で非常に名誉ある賞なのですが、なかなか日本では注目をされません。設立年度がまだまだ最近な通り、日本では「野球選手による社会貢献」はそこまで慣れ親しんだものではないという事なのでしょう。
それに比べるとメジャーリーグでは社会貢献の意識が大変進んでおり、何十年も前からニカラグア地震で亡くなった選手から名前を取った「ロベルト・クレメンテ賞」としてベスト社会貢献プレイヤーの栄誉は形にされています。同時多発テロの際も「全プレイヤーの一日分の給料を寄付する」といったような運動がされる等、スポーツ選手が一文化の担い手として高いチャリティー意識を持っているのです。
過去のゴールデンスピリット賞受賞者を見てもわかるとおり、日本でも選手達にそうした意識が芽生えるどころか育ちはじめています。しかしながらまだまだ低い注目、もちろん選手達も善行を褒められたりするためにやっている訳じゃないでしょうし賞が注目されてちやほやされればいいんかいという話でも無いのでしょうが、まだあってしかるべき賞賛を受けているとは思えません。
とまぁ一応の理屈をこねくりまわして勿体振った理由をつけれましたところで、下が僕の予想です。
本命ダルビッシュ有
父親の祖国イランに対し多数の野球支援を続け、同時に他の支援も行っている。今年は前年度受賞者ソフトバンク和田を見習い1三振につき水2箱を寄付する公約も制定、かつての暴れ馬も成人を向かえ丸くなってしまったのか!?プロではWaT風がモテると狙いを変えたのか!?
対抗岩隈久志
昨年ゴールデンスピリット賞を争った岩村がメジャーに移籍したためこの位置に。病院を慰問し、チャリティによる寄付も行っている。ホームであるフルキャストにも岩隈シートを作り子供達を招待、楽天ではまさに他の選手の鏡、申し分ない。サワヤカイケメンの座を西岡やダルビッシュから奪還できる。
穴金本知憲
年俸一億円を蹴ってチームの裏方の待遇や球場の改修を要求した球界のアニキ。ファンの家族を試合に招待したり盲導犬の育成団体に寄付したりと豪放な見た目に反して博愛精神に溢れている。ただ社会貢献という意味ではそこまで活動が聞ける訳でもないかも。
大穴宮本慎也
プロ野球選手会会長として多くのチャリティーを敢行し、プロの制度改革に尽力している。特に野球普及に力をいれており、全国にキャッチボールを広める運動や野球教室開催などいくつかの成果もあげている。本人も長く慰問や学校訪問に参加しており実績も申し分ない。ただ地味!何故だ!
ただ予想するだけではつまらないので、上記以外の人が受賞したら外れた人のかわりに僕が何かを寄付します。暗い話題ばかり多い野球だからこそ、野球ファンの中でももっと認識が上がって欲しい話題ですね。
posted by shoeless |00:41 |
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2007年04月01日
僕の野球を守ってというタイトルはそのシンプルな見た目通りブログを立ち上げるにあたって五秒で思い付いたタイトルです。そのまま「僕の地球を守って」をリスペクトかつインスパイアして生まれたと最近は言うそうですが、言ってしまえばただのパクリタイトルですのであんまりよろしい話じゃありません。そもそもこの守ってという言い方は他人まかせな感じがしないでもないですし、なんか違うのねーかなとは思いつつもパクリなために語呂が良いのと面倒臭過ぎるのとでほっぽりだしていました。
そもそもこのブログを作ったきっかけと言うのは、将来野球がどうにもならなくなるよという話を聞いた時にタイトル通り「あーあ、誰か都合良く野球守ってくれてねーかなー」と社会の最低辺のような事を思ったところに発端があります。このブログが普通のブログのようにニュースの形式をとっていないのは、前述の通りこのブログが何かを伝える為にとかいう御高尚な目的で作られていないから。「誰かなんとかしてくんねーかなー」「すげー、頑張ってる人っているんだなー」という無味乾燥なスタンスが如実にあらわれているという意味では、まるでだめ男以上のネーミングビューティさだと思います。
もちろん個人でそれも「野球好き」程度の僕が「世界の野球の為にうちが頑張るけん!」とか言ってしまうようなこっぱずかしい態度でやっていれば、今流行りのブログ炎上となってしまうのは目に見えた話。実際問題たいして何もしないし出来ないので「文化祭なんて俺休んじゃうし系」のスタンスでいいのでしょうが、ブログを書くために色々と世界の野球について調べる内に一つ思った事がありました。それは、大体みんなこんな感じのスタンスなんだ、という事です。
僕個人はブログ内でしつこく「将来への投資」という言葉を使いますが、正直自分自身そんなもん普通に考えたらしたくもねーよなと思いつつ使っています。世界の野球に関してもこれはほとんど一緒で「まぁ今は自分の周りはなんとかなってるからいいや」という考え方で国際化の停滞をほったらかし、国内での活性化は足並みが揃えられません。まさに「まぁ誰かがやってくれるやろー」と言う考え方や「やばいだろ…誰かやれよ…」という考え方、スポーツの促進は普及と押し付けの兼ね合いや国内利益の保護との兼ね合いがあるため簡単にはいかない背景ももちろんあるのでしょうが、野球普及を阻害する根本にあるのはこの考え方の蔓延なのではないかと思えるようになったのです。
それは言ってみれば僕の野球を守ってという「世界にゃ頑張ってくれている人もいるんだなー」と傍観するスタンスそのまま。そういう考え方がロンドン五輪から野球を奪ってしまったとかなんとか散々偉そうにブログに書きたくっておきながら、天に唾はきまくったみたいな感じになってしまいました。
まぁブログなんてそういう風に批評する資格も無いような人達が自分の無責任な思いを書く場やがなって言ってしまえばそれまでですが、この恥ずかしい文章が無に帰してしまうので是非やめておきたい。じゃあどうすんのというとだからそのなんていうかつまり…、このブログを通して、今の野球には僕の野球を守ってじゃなくて僕が野球を守るんだっていう意気込みが必要なんじゃないかと、そう区切りをつけた訳なのです。
前フリが長くなりすぎました、悪い癖ですね。4月から五輪の野球を嫌った国である英国に留学してきます。イギリスには何が足りないのか、イギリスでは野球が普及できるのか、そもそも野球をやってるのか。できる範囲でいいから野球の為に動いてみようと、そう思ったんです。やきゅーのためにがんばるぞー。
なんて乾いた声なのかしら!
posted by shoeless |00:43 |
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2007年02月10日
ハンカチ王子のキャッチボールとかマー君叱られるくらいしかニュースの無いのどかで平和な球界に寝耳に水なビッグニュースが飛び込んできました!なんとパ・リーグの合併騒動があったあの球団でレギュラー四番を打っていた事もあるあの野球選手が、K-1の舞台に挑戦が決定しました!まぁ、多分野球そこそこのファンしか知らないだろう、立川だけど、寝耳に水って言っても寝汗程度の話ですけど、野球ファンにとっては耳にポロロッカ押し寄せた級の大ニュースだから困る。
ロッテ、阪神に在籍した立川隆史選手が「K1 JAPAN戦士育成プロジェクト」に応募していることが7日、明らかになったそうで、25日の第1回トライアウトを受験するんだとか。4番打者も務めた右の強打者がK1戦士転向!みたいになっているみたいで、K1主催のFEGも、プロジェクトの目玉として持ち上げる気マンマン。立川と言えば去年台湾球界の誠泰コブラズで打撃コーチをつとめていたがまだ31歳と十分に若いので第二の人生にアスリートを選ぶのも不思議ではない、けれどまさか格闘家を選択するとは。
まだまだアスリートとして夢敗れるわけにはいかないのか、そんなに僕らに夢を見せたいというのか、すごい、すごいよ立川、トリビアの泉で渋い顔してた時が蘇るようだよ。この流れなら大晦日には立川VS曙が見られそうな予感さえする、セコンドは初芝、応援団はタオルを振り回す、想像しただけでワクワクとよだれが止まらない、多分周りはドキドキと冷汗が止まらないだろう、おあいこかしら。
しかしながら彼のように話題が多少作られるような自由契約後というのはやっぱり稀なようで、自由契約となった野球選手の大半はファンにはその行方さえ知れない、愛甲は別にして。野球は日本のスポーツプロリーグ中最大規模の市場を誇るスポーツながら、プロ選手のセカンドキャリアを応援する事やレベルに応じたプレーができる環境等アフターケアの対策がサッカー等に比べそこまで良いわけでは無いからだ、と言い切ってはいけないかもしれないがまぁ大きな原因はそこにある。
よく言われる選手年金があるがあれは加入条件が厳しく何より破綻寸前で改正すら迫られた代物、Jリーグにあるキャリアセンターのような機関も無いプロ野球界が行ってるのは注意喚起程度といったところ。注意喚起なんてこんなん「はい遺憾の意の表明ー」程度しか効果が無い事は目に見えているのにもかかわらず、抜本的な改革がなされる様子はあまり見られない、野球選手のセカンドキャリアって予想以上にいや現状以上に辛く悲しい。だからこそフロントの一貫した方針として出されるのは「選手の事を考えたら若い内に解雇した方がいい」なのだろう、かどうかは知らないが、高い契約金を払った上位指名選手を数年で解雇する日本野球のプロ育成システムは傍目から見ているとあんまり効率はよくなくリスクも高そう、に見える。
セカンドキャリア対策は急務であるにも関わらずこうした高い博打を繰り返す野球界は、興行や戦略の面を重視して社会から人を預かり文化を担うという認識が甘いのではないだろうか。
また、解雇後も野球を続けたいとなると日本なら社会人野球か待遇の低い独立リーグ、といってそれらがそこまで門戸が広い訳でも無く、無理に野球で食べると言うなら海外に活路を見つけるしかない。例えば前の日記に書いた岡本(米独立リーグ)、台湾球界に行った芝草、世界をさまよった養父(台湾、マイナー)などがあげられるが、彼等に通じて言えることは「生活を捨てて夢をとった」という事実だ。日本のプロの年俸がだいたい平均で何千万円、それに対し米独立リーグが数百万、台湾リーグが一千万以下、マイナーリーグが一千万以下といったところ、生活ができるギリギリどころじゃない場合も多い。
野球は市場が世界的に開けている訳では無い、それながら日本では一つの文化と言える規模の市場を持っている。アジア圏から選手を獲得しアジア圏のメジャー化をはかろうとしている日本プロ野球、その気があるのならば彼等の分まで「夢を見させた後始末」を面倒見られる仕組みを作る必要がある、それでなければ野球のアジア市場の国際化はいつまでたっても絵空事にしか見えないままだ。野球の普及以前に今ある地盤を固める事、世界の子供達が「夢を見ていいスポーツ」になるにはそういった見直しが野球にはまだ足りていないように思える。
世界に普及させるには夢を見せてあげる事が必要だと話されている、それならば高い年俸や最高峰の舞台、その裏の日の当たらない不都合な事実に日をあてる事こそが野球の人気低下の歯止めになるのだろう。
ようはハンカチ王子のブルペンよか中村ノリの今後の話の方が気になってんだよー野球ファンはよー。
posted by shoeless |23:24 |
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