2008年10月01日

棒球番付

IBAFと提携関係にあるbaseballworld.comが、今回史上初となる世界の野球のランキングを近年の大会の結果から算出して公開したんだそうです。baseballworldの発表が公式にibafの発表と呼べるかどうかについては微妙な部分もあると思いますが、このランキングの結果一位が日本になったんだそうで、なんであれ喜ばしい話です。いち早くibafの公式ホームページ上でこのランキングに関する言及が見てみたいところ、ibaf自身がiocという存在を意識してこのランキングを作ったとはまぁ思えませんが、ようやく野球も他の競技と同じスタートラインに立ちつつあるという意味で素晴しい試みなんじゃないかと思います。結果は転載しますが、是非リンク先からアクセスして直接ご覧になってみてください。

http://baseballdeworld.com/2008/09/25/japan-tops-baseballdeworld-global-rankings/

1. Japan-245.5
2. United States-239.9
3. Cuba-234.7
4. South Korea-231.4
5. Taiwan-157.64
6. Netherlands-150.47
7. Canada-131.6
8. Mexico-96.5
9. Australia-77.31
10. China-51.65
11. Spain-51.5
12. Venezuela-47.2
13. Germany-47
14. Great Britain-45
15. Italy-40.3
16. Dominican Republic-38.1
17. South Africa-35.82
18. Puerto Rico-32.8
19. Czech Republic-32
20. Panama-31.98
21. France-30
22. Sweden-25, Lithuania-25
24. Nicaragua-20, Nigeria-20
26. Philippines-17.5
27. Croatia-15, Ghana-15
29. Brazil-14
30. Columbia-12
31. Ecuador-11
32. Aruba-10, Ukraine-10, Zimbabwe-10
35. Russia-9, Argentina-9
37. Austria-8, Bahamas-8
39. Guatemala-7, Thailand-7
41. Ireland-6
42. Belgium-5, Switzerland-5, Belarus-5, Lesotho-5
46. Slovakia-4, Slovenia-4, Poland-4, Finland-4, Hong Kong-4, Cameroon-4
52. San Marino-3, Georgia-3, Norway-3, Turkey-3, Pakistan-3

ランキングは実は見ただけでどういう大会結果で算定しているかが予想できる感じの内容ですね。と、銘打った上でここで皆さんに問題です。実はこのランキング、必死こいて世界の野球の情報をこそぎ集めている皆さんなら、一目であの大会の結果が加味されているなとわかる結果となっています。それは真っ白な気持ちでこのランキングを見たとき多分なぜ算定されているんだろう?という気持ちになる人が多いであろう大会なのですが、さて、それはいったい何の大会でしょうか。ヒントは国家別に結果を見ることです。



はい、これがわかった人は絶対現実で浮いているであろう人だとは思いますが、世界大学野球選手権の結果が加味されているんですね。2007年度欧州予選本戦に出場できていないリトアニアが、2008年スウェーデンに勝ったとはいえ同点数で並んでいる、欧州予選本戦にて出場選手の問題で最下位転落となったチェコがフランスより上にいる、このあたりでそれが読み取れた方は正直僕も引くぐらいの国際野球ファンであるとお墨付きを与えたいほどです、おめでとうございます。まぁわかる人にはもっとわかるんでしょうし、この手の話はわかってもわからなくても多分自慢にはならないでしょうから胸の奥底に秘めておいていただければいいんじゃないでしょうか。、むしろ実際の問題はそこではなく、このランキングに大学野球選手権の結果が算定されていたという「違和感」の方。通常の競技において代表のランキングでカテゴリ別の結果を参入することは稀ですし、このランキングをどう受け止めればいいの?といった感じでしょうか。



最初に言ったとおりランキングを作った事ぐらいで国際化への駒を進めたと見てくれるほどIOCは優しくはないでしょうし、IBAFもそんなことは重々承知でしょう。第一大学野球選手権を含めたところで額面上の参加国数は増えませんし、それだったらまだもっと下位の予選や地方別の大会の結果を算入した方が数字だけなら増えるというもの。しかし本当に強さをはかることのみを念頭に導入されたランキングでないことも一目瞭然ですし、それだったらアフリカ予選とアメリカ予選をいくら地区予選とはいえ同程度のレートに置くことはしないでしょう。実力をランキングしたものでないとするならば、このランキングは一体なんなのか。それは言ってしまえば、このランキングが「大会にしっかり出ればランキング上位へ上がれるランキング」であると言えるかもしれません。先ほどの大学野球選手権での点数加算もそうですし、WBC・五輪と各種大会へ必ず参加している中国・オランダ・南アフリカの上位進出もそう、このランキングが現在あらわしているのは「各国の国際野球への参加姿勢」だ、ということです。



このランキングは56位で止まっていますが、IBAFには加盟国が112程度存在しています。下位の予選や地区大会も総括すれば参加国数はもう少し伸びるでしょうが、それらの国々のほとんどが参加を辞退、あるいは出場のそぶりさえ見せてはいませんでした。皮肉でもなんでもなく、野球というスポーツは今現在、出場できただけでも御の字というぎりぎりのレベルで争っている状況にあります。このランキングに載っている国々はそうした意味で言えば「勝ち続けてきた国」、国際化を再度進めていく上で参加国数がどうしても必要になるIBAFにとっては、このランキングは「自分たちが参加してほしいと望んでいる大会に堅実に参加を継続している国々」の順と言ったところでしょう。IBAFの希望・野球の置かれている背景、そうしたさまざまの視点で見れば、このランキングに大学野球選手権等の結果が含まれているのも当たり前と言え、野球の戦っている舞台が眺められるようで面白い結果かもしれません。



にしてもワールドカップを規約違反で予選敗退となったパナマとか、WBCの結果で浮上してきたカリブ3国とか、欧州勢より格下にランクされてしまったフィリピンとか見ていて飽きない内容なのは確か。個人的には以前の日記で書いた予選参加国集とほぼ国家数や評価がかぶっていて、ほっとしたような気持ちとこっぱずかしい気持ちでいっぱいいっぱい。もうこれ以上あっちが上でこっちが下でということは言いませんが、皆さん是非あっちが上だのこっちが上だのケチ付け合ってこのランキングの経過を見守ってあげてみてください。カナダよりオランダが強いのはねーかな、やっぱり、でも結果だけ見れば確かにそうかな、もういいや、わけわかんなくなってきた。

posted by shoeless |15:46 | 国際大会 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年09月27日

金色のレッテル

五輪からの帰国後、国際戦の酸いも甘いも知る日本のエース上原は、今大会の敗戦を受けて「ボールを統一してほしい、韓国は国全体で取り組んでいる、日本は遅れている」とのコメントを残していきました。プレ五輪に日米大学野球と、国際舞台で大車輪の活躍を見せたかつての関西大のエース宮西は「国際球はでかい!」と断言していましたし、ダルビッシュも五輪においては国際球の影響でボールが高めに浮いたと言われています。そんな結果を受けて日本の野球でも国際球に統一すべきという動きがまことしやか程度ではありますが見られるようになり、徐々に国際球とはなんなのかという議論もかわされるようにはなってきました。もちろん国際球ってどんなもんなのか知りたいというのは本音なのですが、どうもこの話題は難しい気がしないでもありません。色んな大会やスポーツショップで多くのボールを撫で回し倒してはきましたが、ド素人程度には何の違いも感じられなかったから。この手の技術論に素人が偉そうに口を出していい事なんて何一つあるわけがないからです。



この問題を複雑にしている理由の一つとして、彼等プレイヤーには逐一大会後とにボールの感想を言う必要なんかないしそんな事もしていない、そういった情報の入りづらい環境があると思います。国際球に対する僕たちや選手達のイメージは、専ら「でかい、滑りやすい、縫い目が高い」とされていますが、それはどちらかと言うとメジャーのボールに共通して言われることと思えるような気がしなくも無いのです。野球のボールは基本的にその構造を公式野球規則に定められており、コルクやゴムなどを芯にして糸を巻き付け、それを牛皮や馬皮で覆い、縫い合わせて作られる、原則として1球あたりの縫い目は108個とされているのが通常の野球のボールとされています。メジャーのボールは1960年代馬の皮でボールを作っていた事もあり、今現在でもその質感は日本のボールに比べつるつるしたものにされていますし、慣習としてその規則目いっぱいの重さ大きさに作られている事が多いのです。縫い目も高く、どちらかと言えば日本のボールよか野球のボールらしいボールと言えるかも知れません。



それと対比して語っているわけですから、もちろん日本のボールはそれとは対照的な特徴を持っている事が多く見られます。例えば日本のボールは逆に規定目いっぱい小さく作られている事が多いそうですし、なによりあまり表面が滑らず縫い目も高くありません。それを直結させて語るのは不適切かもしれませんが、メジャーに渡り制球に苦しむことの多い日本の投手や、日米での直球のツーシームとフォーシームという違いなんかがボールが違う分かり易い結果と言えるでしょう。ただこれ結局のところは、日本とアメリカ、日本の企業とアメリカの企業の製品の差と言う程度の話。二つ比べればそりゃどこか違っていて当たり前という程度の比較でしかありません。では一般的にオリンピックで使われている国際球はどこのボールかと言うと、それはもちろんIBAFのスポンサーであるミズノのボールmizuno150、そしてミズノと言うのは日本の大阪に本社のある会社です。日本の企業と日本の企業で比べるのも難しいと言うのに、同一企業のボールを比べろと言うのですから、まぁそりゃ素人に分かれって方が難しい話題なのも頷けます。



ではmizuno150とは、一体プロの試合球とどこがちがってそれはどの程度影響の出るものなのか、というとこれもかなり語るには難しい話題と言わざるを得ません。なにせ同一企業の中での商品な訳ですから、規格をわざわざずらしているわけではなく、同一の規格で作られていると言われています。何が違うのかと言えばそれは材料や仕上がりの質の差なのですが、ミズノさんはコルクや牛皮と最上質のものをプロに納入していると仰っていますし、実は国際球のほうが弱冠その質は低いのです。しかしこの質の差が、また作っている側からしてもそれって本当に分かるのかと言うレベルの違いしかありません。IBAFはかねてから野球普及のために安価な野球用品を用意しようとしており、国際球もその牛皮や羽毛をいくらかカットして作られています。その内訳が大体、一割といったところ。今となっては何の参考にもならないでしょうが、個人的に触った意見を述べさせてもらえば、滑りやすくもなさそうですし、縫い目も高そうにも大きそうにも見えませんでした。



このまま国際球を日本のプロ野球に導入せよという事になるのなら、それはすなわち今よか質の落ちる球を使えと言っているに変わりない事になります。もう何がなんだか分からない。失礼な話ですが、これはもう選手達が錯覚を起こしているか、僕たちが勝手にその言葉を勘違いして騒いでいるだけと考える以外になさそう、という絶対揉める結論に到達してしまいそう。まぁボールがいかなるものという内実がどうであれ、日本の球界が国際球を導入しないという事の免罪符にはならない、という事も事実なのでそっちで落とそう、かと思ったのですが、実はそうもいきません。昨年、2004年から続いていた「飛ぶボール」の問題への批判に対し、日本の野球界は統一した動きとして「低反発球」を導入へ踏み切りました。当たり前の話ですが野球界にあっては「非」に近い問題に対し「飛ぶボール対策」と銘を打つわけが無く、この問題はこうした経緯から導入されたと言うことになっています。「国際試合がプロアマ問わず増加している現状にあわせ、国際使用のボールに統一すべき」。一時期品質のばらつきなどから問題とされた低反発球も、一年のときを経て今、落ち着きを見せるどころか忘れられました。実は意外にも、既に国際球へ動きを見せてはいたのです。



開始直前直後のみ声高に叫び、その後見向きもされず徐々に元へ戻っていった例は、実は新ストライクゾーンだけではありません。始めるための議論を続けることよりも、始まったことに目を向け続けることのほうが難しい、注視し続ける事は権利の上に立つ者にとって義務だと言うにもかかわらず、です。一体何が国際球で、何をもって皆国際球とよんでいるのか、もう、よく分からなくなってきました。今はただ、誰かがこれが国際球だと、そしてこういう風に違うのだと教えてくれる事を待つしかできません。



国際球とはmizunoのボールのことじゃないのか、このブログがたどり着いたのは結局牛の皮一枚どころか一割程度までです。

posted by shoeless |03:21 | 国際大会 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年09月26日

戦場にかかった橋

前日の日記の続きです

・なんで北京五輪で世界各国に対応できなかったの
全体を通してのパターンは、先程長々と述べた「彼等が考えていた世界の野球では実際の相手をとらえきれなかった」事を理由としてあげられるでしょう、なにががおかしいと呟き続けた様は、まさに自らが作った霧の中に迷うかのような仕種なんじゃないかと思います。残りの2パターンは、「対応する気がなかった」のなら「いつも通りの野球をすれば負けないという気持ちのあらわれだった」事、「相手ごとに対応できなかった」は「相手ごとに対応できる程の用意はなかった」事、といった感じでしょうか。限られた対戦相手を分析し安定した成績を残すことが必要とされる現代の試合数の多い野球リーグの中で、場当たり的に対応を変えていくタイプの選手を生き残らせていくことは、五輪に出場するチームのほとんどがそういう環境で野球をしているとは言え、まぁ酷な話かもしれません。上の二つは言って見れば、そうした制約の中でどうやって国際戦に挑むかの指針とも言えます。例えば韓国のように、完全に対戦相手を丸裸にするまで情報を奪取し、対戦相手ごとに国内リーグと同じ程度まで環境を整えて対応していくか。そしてアメリカのように、相手の情報に極力頼ることなく、自らの野球を持ち込むことによって戦い抜くか。実力以外で言い訳を探すなら、日本の敗因はまさにここにあるように思えます



情報は、今大会星野監督が野球代表候補に持ち込んだもっとも大きいコンセプトの一つでした。前出の通り監督は多くの大会に視察しましたし、スコアラーもプロで一級の人を呼び寄せてその情報収集に当たらせています。その情報量はどう贔屓目に見積もったとしても歴代で最多だったように感じましたし、ついさっき韓国は情報で戦ったという風に書きましたが、対アジアに関してみても正直日本の情報収集のほうが頭一つ抜けていたように思えました。しかし情報量は選択肢を増やしてくれるのみで、決して選択肢を絞ってくれるわけではありません。その情報の運営の仕方を今更後付けでやいやい言うのは卑怯な気もしますが、分かり易い事実として、星野監督は視察時に要注意選手としてマークしていたキム・グァンヒョンンに抑えられ、国内在籍組で情報量も注意も一人頭抜けていたイ・スンヨプに試合を決められました。対する日本はアジア予選でも韓国に注意を向けられていた藤川・岩瀬が打たれて試合を逃しています。両国共にかなりの注目をしていた選手達ですが、結果その情報が生かされていたといえるのは韓国となりました。情報戦は、如何に奪うかと同じくして如何に奪われないか、そして如何に奪わせるかが重要なポイントとなります。相手を確かに見はしたが相手に見られているという意識に欠けていた、そう考えても仕方ない結果ではあるんじゃないでしょうか。



よくブログ等で非難の的とされる準決勝での韓国戦は、個人的には左が続く場面でしたのでその起用意図に反論はありません、むしろあの場面で岩瀬以外に誰がいるぐらいの気持ちでも分からなくもありません。ただ、研究されていると分かっていた投手を出す上で、それを意識していた配球だったかと言うと別にそうでもなく、いつも通りの岩瀬の配球パターンじゃないのかといった印象を受けました。国内戦における岩瀬は本調子で、いや万全の七割くらいの力でもそれで九分九厘抑えられるだけの投手ですが、残念ながら国内戦においても調子を落とし気味で、そのまま五輪の舞台にあげられた岩瀬の状態は、何の後ろ盾も無いまま手の内だけ晒して戦場に放り出されたに等しい姿でした。奇しくも星野監督はその後の韓国報道陣とのインタビューで岩瀬の起用に際し「これが俺のやり方」とコメントし、国内戦で調子を戻しつつある岩瀬に落合監督は「ちゃんと使えば抑えてくれる」とコメントしています、落合監督の権威を借りるようでなんですが、北京での岩瀬の起用法はやはり「正当なもの」ではなかったということなのでしょう。そしてそれは同時に、「俺のやり方」が北京五輪の舞台においては、場にかみ合わないものであったという事をも意味しています。



情報が有効活用できなかったのではないか、というのは単に杞憂に過ぎないはずです。例えば情報が増えて結果に直結することには、まず成功確率の値踏みが一番きく盗塁を使った機動力攻撃があります。今回の大会においては日本チームは9試合で7盗塁、今現在の両リーグの平均盗塁数が二試合に一つの盗塁を下回る程度ですから、今大会は国内リーグ戦に比べかなり彼等が積極的に盗塁を仕掛けていったかが分かるでしょう。ただ牽制についてはヒヤッとした場面もあり、いくら一点を争う国際戦とは言え情報を持っているにしては、あんまり走塁が有効な使われ方をしている場面は見受けられませんでした。情報が無さ過ぎたといわれる台湾の不調とは対照的に、情報があるはずながら負けた日本は異様にうつります。何が情報と言うソースを上回ってチームの行動の指針になっていたのかと言えば、これはもうチームの中のルールに他なりません。それはすなわち選手達の対応への姿勢であり、究極的に言うなら指揮官である星野監督の考えという事ができます。「情報」と「俺のやり方」が交錯し、その結果お互い混ざり合った方針が作り出されていたのならば、いくつかの行動には納得がいくようになるんじゃないでしょうか。



・俺のやり方ってどういうやり方なんだ
俺のやり方を持ち込み野球を行うということは、それは「いつもどおりの野球」を世界の舞台で行うという事になります。それは例えば前出のアメリカのように、情報や世界を意識することなく、普段の自分達の実力が発揮できれば勝てるというスタイルの考え方。確かに野球のシェアにおいて、アメリカも、そして日本もそれを行うに足る力を持っている国の一つではあるでしょう。考えてみれば星野監督は今大会を通して、岩瀬・藤川・上原と言う勝利の方程式を守り、村田・新井という主軸が打って返せる野球を固持し続けていました。不調であってもそれがチームの中で一つの形であるのならば、それは確かに守り続けるべき事に違いありません。エースが抑えて、四番が打って、守護神が締め、全試合を勝つつもりでゲームを戦う、それだけの王道を貫き通す力は日本には確実にありました、というか今現在でもあります。しかし現実的に目の当たりにしたのは、エースの不調に長距離打法の湿っぽさ、勝利の方程式の停滞と散々な結果。今回それが機能していなかったことを見るに、それを行うには、やはり一つの大前提を無視する事はできません。問題はチームがルールを固持できるほどそのやり方が浸透しているのか、そしてそのやり方が北京五輪代表に本当に浸透していたかという事です。



通常スポーツの代表が選手を招集し合宿を行うのは、技術による連携、コミュニケーションによる連携を作り上げると共に、共通のルールによる連携を作り上げるために必要とされるからだとされます。技術による連携とは野球で言えば守備における位置の確認や随所のプレーにおけるサイン交換、コミュニケーションによる連携とはそのまま選手同士の親睦ですし、共通のルールによる連携とはチーム内での選手の役割や戦い方の方針を決めるという事といった感じ。国内のオールスターが集まってきている代表戦ですから、いつもと違う戦い方を強いられる選手も少なくありません、そうした選手のためにはどうしても時間をかけて「俺のやり方」を慣れさせていく時間がいります。ちょうど先ほどの落合監督の発言である「岩瀬のちゃんとした使い方」はまさに中日が長くチーム内で作り上げてきた岩瀬を使う上での共通のルール、中日は岩瀬を使用する上で「抑える使い方」を知り、作り、共有しあい、そして岩瀬自身もそれを理解してプレーしているのです。技術の面では彼等はどんな使い方をされても結果を出せる実力を持ったプレイヤーですが、ちょっとした不慣れが予期せぬ結果に繋がる最大級の前例は、皆さん繰り返し放送されたGG佐藤のプレーで脳髄に染込んでおられるだろうかと思いますので、特にこれ以上穿り返すような真似はしません。



あのプレーの引き金が選手か采配かどちらに責任があるのかの議論はもうみなさんうんざりするほどやられたと思うので、今更そんな事いくら語ってもどうにもなりませんが、そういう光景を見る事になったやり方の良し悪しはそれと別個の問題として存在しています。プレーそのものの原因が采配にあったという事ではなく、そうした采配をとるに至った経緯はどうなの、みたいな感じでどうでしょうか。今回の大会の代表は、星野監督の中に聞こえよくいえば「選手を信頼する心」、悪く言えば「ここを破られたらもう心中という覚悟」があり、そしてそれを行うにはあまりに準備の期間が短かったように感じられたのです。予選リーグ最終戦のアメリカ戦で、星野監督はダルビッシュを二回で変えて、その後に田中を登板させてきました。もちろん負けていい試合など無いのですが、星野監督の中に、この試合を使って「決勝で投げるダルビッシュの調整」と「若手の田中に国際戦の経験をつませる」という気持ちがあってのことだったように思える采配でした。限られた試合を如何にうまく使うかは、国際戦において重要な戦術の一つです、あの采配に反論があった人は確かにそうそう見かけません。皆さんご承知のとおりその後は初のタイブレーク突入、そのマウンドに上がったのは岩瀬、今から思えばそれこそまさに星野監督の「俺のやり方」でした。



この采配における疑問は3つです。負けても良い試合で何故この場面に岩瀬を投入したのか、不調の岩瀬を登板させるのならば何故もっと前の回か前日の中国戦で復調させてあげないのか、何故この場面で苦しい結果を残してしまった岩瀬を後の韓国戦にてぶっつけで投入できたか。答えは多分そう難しいものではなく、星野監督のやり方においてあの場面では岩瀬投入以外の選択肢は無いからです。これは確かに事実で、あの場面が凌げる可能性が岩瀬以上に高い投手なんてそうそう簡単に見繕うことは出来ませんし、勝っていれば「岩瀬以外に無かった!」と口を揃えて言われる場面に間違いありませんでした。「俺のやり方」の一部には勝利の方程式である岩瀬があり、岩瀬で駄目なら彼と心中する気持ちで託す、はっきり言いますがこの選択肢に間違いは一つもありません。ただ、ぶっちゃけて言えば、もし岩瀬が勝利の方程式に入っていない選手だったならば、前日の中国戦やもっと浅い回での調整登板は可能でしたし、その戦い方に固執して心中という気まではしなかったでしょう。岩瀬自身もプレッシャーを無駄に強める舞台に立つことや、不慣れな舞台で無理に投げることは多分無かったんじゃないかと思います。星野監督の「俺のやり方」は、それで戦うにはあまりに浸透していなかった、そんなところでしょうか。



・じゃあそれを踏まえてどんな人がいいの?
国内リーグとの兼ね合いで一週間程度しか時間の取れなかった星野監督や代表候補にそれを求めるのは無理な話かもしれません。となると、代表を構成する上で考えていかなければならないであろう事は、おのずと「いかにして既存のリーグを国際戦の舞台に自然に持ち込むか」と「いかにして情報をうまく活用していくか」に絞られます。代表を構成する期間が短いのですから、実質代表の中で共通ルールや役割分担を決めてそれを一個球団レベルにまで引き上げるのは不可能。となれば、各球団から「選手の使い方に関する情報やルール」をそのままごっそり借りてきて、すり合わせたりピースをはめこんだりするしかありません。まぁそんな重要な手の内を敵にすんなり明け渡すお人よしもそうそういないでしょうから、普通に考えれば「国内リーグ戦にはあまり関与していない人」を監督としてすえるのが最も硬い策のようにも思えます。情報面に関してはありがたいことに、当面の舞台であるだろうWBCにはメジャー傘下の選手ばかりが出場してきますので、選手全員どころか前回大会で泣かされた審判の情報をかき集めることも可能。となれば後はメジャーの勝手が分かる人間ならば、勘が情報を補足こそすれど邪魔をすることはありえないはずですので、メジャーに詳しい人が首脳陣に入るべきなのも明白といえます。



結論

WBCにおいては、国内リーグに参加していない人で野球代表専門の監督を用意するべき。できれば持論を選手に完全に浸透させることの出来る方、あるいは代表での戦い方を確立させられるだけの準備と日数を用意できるサポート体制が望ましい。メジャー経験のある人間を首脳陣におき、情報の収集分析を行った上で、彼等を諮問機関的に働かせる形で采配のブレーキ役としたほうがいいんじゃないかな。

posted by shoeless |04:27 | 国際大会 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年09月01日

法の精神

一般的な成人男子のほとんどは、何かを追っかけることがすきなんじゃないか、というような気がしてきました。女性が連帯を重んじて村社会を作りやすいのに比べ、男どもは仲間通しであっても競争競争と会いとぉオッ掛け合います。大体障害において男が女性の尻を追っかけていない時期はありませんし、電車を追っかけたりスポーツ選手やアイドルを追っかけたり峠を攻めあったり、もしかしたら男性は狩りを云々とか頭のよさそうな展開を広げて無理をするよりか、単に動くものとかでかいものが好きな子供と同じレベルで動いているだけなのかもしれません。そう考えるとボールを追いかけあう球技のほぼ全ては何かを追いかけていないと落ち着かない男どもの目くらましにぴったり、男ってのはやっぱり生涯を通して単なる球遊びにううつを抜かし続けるものなんでしょう。とは言っても流石に球を追っかけるのは夢溢れる少年やプレイヤーがやって様になるもので、いい年こいたおっさんが必死こいて球を奪い合うのもどうなんだろう、そんな事を考えていたらせっかく客席に球が飛んできたのに奪い合いに競り負けてしまった事がありました。客観的に自分を考えてしまってすげーテンション下がるときあるよね、カラオケで店員さん入ってきたときとか。



その時はたまたまIBAF主催のゲームだったのですが、大体良く考えてみたら野球の国際戦で使われているボールはスポンサーであるミズノのボールですから、別に汗水たらして争わなくても日本で山ほど変えてしまう代物です。国際戦になるたびに選手が「ボールの縫い目が違う」とかコメントされるので何が違うのかと気にはなるのですが、実際落ち着いて考えてみればどこでだって買えるものだと言う事実、それでいて球場においてはやはりあのどうしようもないファウルボール争いに参加してしまうのですから、偉そうなことを言っておきながら僕も一般的な例に漏れていないと言う事なのでしょう。改めて考えてみれば日本の企業が作っているボールをもってして、当の日本が使い慣れないから困るというのは、皮肉な話かもしれません。MLBで使用されているコスタリカ製のボールは日本のボールと比べ非常に縫い目が高くすべりやすいといわれており、確かにメジャーに移籍した投手達も「指のかけやすさ」からツーシームの優位や変化球の落下率上昇、すべりからの制球の難しさを指摘していました。自国製の飛ばないボールを使用していたキューバや韓国は国際戦を見据えし要求を変更しているとも言われていますし、勝負の場では投手の計算が出来なくなるのが一番怖い、たかだかボール一つと侮ることはできません。



影響の面で見れば世界の野球は「アジアの野球」と「アメリカの野球」「ラテンの野球」と大まかに分けることが出来ますが、こうしてボールをとって見てみると、世界各国の違いが前提となる国際戦の舞台にあっては、むしろ「メジャー圏」と「非メジャー圏」に分けたほうが分かりやすくそのスタイルを分類することが出来ます。IOCにせかされてからプロの参加が可能となったIBAFの管理大会、マイナーリーグ内で選手の育成を任せられるようになったこともあって各国の実力は急上昇、マイナーの参入にて大会の価値や試合内容の質も上がり、いまやマイナーリーガーは国際野球の舞台に欠かせない存在となりました。マイナーリーガーの参入が国際戦に持ち込んだものも少なくありません、例えば本塁打が打てる選手を各国揃えられるようになった事による戦略の広がり、近年になってよく見られるようになってきたワンポイントリリーフやクローザーの存在、カーブ・スライダー以外の癖のある変化球と挙げるのに暇がありません。個々十年で今までそこにあった「非メジャー圏」の野球は「メジャー圏」の野球に出会い、徐々にお互いが交じり合い「メジャー化」してきていると言っていいのでしょう。



しかしながら、「非メジャー圏」の野球がいまだに「メジャー圏」の野球に取り込まれていない通り、MLBは国際戦へメジャーリーガーの派遣を認めておらず、マイナーリーガーも国際戦の舞台で主流と呼べるまでには至っていません。メジャー化と現存の野球の間で混ざり合い染まりあいふらついている、国際野球は今そんな状況下にあります。国際戦へのメジャーリーグ化が良い事か悪い事かはここでは語るにむきませんが、当然メジャーリーグ化が技術や権威などの都合のいいものだけを運んでくるというわけではありません。1990年代の労使交渉の激化以降、選手を消耗品と考えるようになったメジャーでは、選手を商品とし、使用上限や保険をかけるなどの契約で商品を守ろうとする傾向があります。実際ワールドカップを初めとする国際戦においても、プロ選手を保護するための保険金の制度で、パナマやチェコが出場選手違反を犯し失格となったりしました。目に見えない形でも、WBCのような投手の投球数制限や試合数や使用法制限も珍しいことではなく、カリビアンシリーズなどでは既に台所のやりくりががんじがらめにされていたりもします。今後メジャー・マイナーリーガーの比率が高まればこの傾向は進むに決まっていますし、それがスポーツの代表戦としてあるべき姿なのかといわれれば、なんともコメントがしづらくあります。



まぁその程度ならまだ共存可能とも思われますが、もっと具体的にお互いがいがみ合う可能性も存在します。もともとアメリカ文化、主に都市文化の中で精錬されてきた野球は、その競技内容に色濃くその背景があらわれています。他競技と比べ圧倒的なルールの細かさと多さ、球場個々に設けなければならないグラウンドルールあたりも五輪に参加している競技としては異例でしょうか。まず厳格なルールを定めた上で土地の特性により体制を合わせていくファジーな性格は、確かに厳格に法というものを意識している上で柔軟に物事に対応するアメリカ的な性格に似ているといえるかもしれません。もともと限られた都市部の土地の中に発展したアメリカの野球場は、その土地の事情に合わせた非常に歪な形をしています。アメリカの人に言わせればそれこそがアメリカの文化の代表であり左右非対称の美しさなのですが、残念ながら記録の公正さや規格統一を前提とする国際スポーツにおいては、それは単なる不確かさと思われかねません。アメリカ以外のIBAFの大会で左右非対称の球場が使われたことは無かったと思いますが、これから野球が国際スポーツとなるのならアメリカ色の脱色は避けては通れないものであり、アメリカ的美学との対立は避けられないでしょう。世界化しようという野球と、アメリカ化しようという野球は、実は相反する部分が大きいのです。



層反する二つの野球、それが目に見える形で噴出した代表例が、昨年のワールドカップでのメキシコーオーストラリア戦でした。ことのあらましはきな臭いもので、オーストラリアが6点リードの試合中、オーストラリアTrent Oltjenが盗塁を試みた事に端を発します。勘のいい人はもう気付かれたかと思いますが、メジャーリーグの世界はリスペクトが大事にされる世界といわれ、お互いのプライドを尊重するためにいくつかの暗黙の了解があります。乱闘には形だけでも参加して闘争心を示さなければならないし、過度のパフォーマンスは相手のために自重され、それを破れば直接的な手痛い仕返しも少なくありません。この類の語られぬルールを総じてアンリトンリールと呼ぶのですが、この中で最も有名なものに「大量のリードがあるうちに盗塁はすべきでない」というルールがあります。大量にリードをしているにもかかわらず盗塁で点をとりに行こうという態度は死者に鞭打つ行為に近く、盗塁をしても記録にカウントされないこともしばしば見られるほど、つまり彼の行為はメジャーの影響を色濃く受けているメキシコチームにとっては侮辱と受け止められたのです。



とは言えワールドカップは一発勝負な上に一点でも惜しい国際戦の舞台、何点からが大量リードという明確な基準もなく、もちろんのことアンリトンルールにはなんの強制力もありません。そもそも国際戦の舞台はメジャーの舞台ではありませんし、そういうルールや世界とは無縁で生きてきた選手、そういう舞台と切り離した舞台と考える選手もいて不思議ではないでしょう。形だけ見れば、いつの間にやら新しくルールが降って湧いたかのような状況とも言える話でした。メキシコの急な怒りに場はどよめき、オーストラリア一塁手Josh Hillは結局喧嘩をかってしまう事態に。結局は大きな乱闘という事にはなりませんでしたが、もう少しでワールドカップ初の大乱闘となってもおかしくない状況だったらしく、試合は一発触発状態であったと評されていました。未遂で終わって良かったんだとは思いますが、結局この試合は「メジャー圏」の野球と「非メジャー圏」の野球が同じ舞台でぶつかり合った、ワールドカップの歴史に刻まれる試合となりました。



しかしオーストラリア自身もマイナーリーガを抱えていることからも分かるとおり、話は単純にメジャー・非メジャーで二極に分けられる事でもありません。先の最終予選などでは、メジャー文化にもっとも近いであろうカナダの面子が勝利後にバク転やアクロバット等、メジャーならば過度ともとられそうなパフォーマンスをしていましたし、先の試合を含め審判もIBAFも何のコメントも処分も出してはいませんでした、容認されているかもそのスタンスもいまいち的を得ません。メジャーリーグの背中を追いかけてやってきた世界の野球も、メジャー文化の流入によって徐々に新たな秩序がそこに生まれようとしている、もしかしたらこの件のこの対応はそうした国際戦独特の色あいの完成への一歩目なのでしょうか。文化の中で形態を変えてきた野球は、また新しい文化の流入の混沌の中で作り上げられ帰られている、思えばそれこそが今まで積み上げてきた野球のあるべき姿なのかもしれません。



異なる文化を吸収しあって面白い方向に行けばそれでいいじゃない、店員さんがはいってきてテンションが下がるよりかは、恥じることなく店員さんを迎え入れてあげよう。空気を読むのとの兼ね合いは難しいけれど、いつかは分かってもらえるはずだから、みたいな。

posted by shoeless |23:47 | 国際大会 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年08月29日

サウンド・オブ・オリンピック

北京五輪が終了したのにともなって、ロサンゼルスから続いてきた五輪野球は途切れることとなりました。テレビ局に毎日しつこく流れていた「これが最後の五輪」という将来の可能性を排除しまくった煽りや、洗脳かのように続けられていた「ロンドンで一旦お休み」の統制も終わってしまえばそこまで、凪のように音沙汰なくなった様子を見れば見るほど本当に五輪野球が今終わったのだという実感がわいてきます。日本の敗北と共に足早に去ってしまった北京を見てもついこの間までの熱狂はそこにはなく、五輪の野球はたったの一週間も持たずに過ぎ去った過去に成り果ててしまったという事なのかもしれません。五輪前の予定だと、本来ならこのエントリは「何故五輪から野球が外れてしまったのか」という事を今一度考えるべき内容だったはずなのですが、日本にとってある意味「忘れたい事実」だけが残る形になってしまった祭りの跡には、反省と言うよりは後悔しか見当たらず、それを語るには億劫な状態になってしまいました。「何故野球が五輪から外れてしまったのか」を語るのが後悔に見えるのならば、野球が五輪へ新たな道を歩みだすには「どうすれば五輪に復帰できるのか」を見たくも無い過去から切り口を変えた反省として導き出す必要があります。



そもそも何故そんな見たくも無い過去を振り返らなければならなかったのかと言うと、それはそもそもこのブログが世界の野球の話をするはずのブログだったからで、何故そもそもこのブログが世界の野球の話をするはずのブログだったのかというと、それはそもそも五輪がなくなっちゃいましたーなんて事になったからで、何故そもそも五輪がなくなっちゃいましたーなんて事になったのかというと、そもそも五輪なんてあったもんだから五輪から無くなって困ってる訳なのです。そうやって改めて考えてみれば「そもそも五輪に何故野球という競技がはいれたのか」は、「何故野球は五輪から外されたか」に直結する問題ながら、あんまり語られません。野球が五輪に復帰できる理由があるとするなら、それはすなわち過去に野球が五輪に入った理由であると見てもそうそう間違いではないでしょう。「そもそも何故この後におよんでもローカル競技と呼ばれる野球が五輪に参加することになったのか」、その疑問の根は、通常語られる五輪野球の歴史よりはるか昔、今から70年前程に端を持っています。



五輪における野球の歴史という事で見れば、五輪にはじめて野球がお目見えしたのは1904年セントルイスのことです。しかしこの当時のオリンピックは10数国といった今からでは考えも及ばないような小規模な大会で、大リーグもまだ成立からたったの30年。スポーツの種類も多く認識されていなかった時代ですし、だからこそアメリカのご当地スポーツを開催できたという事かもしれません。その後のストックホルムでも引き継がれる形で野球はデモンストレーションとして開催されましたが、まぁ当たり前と言うかなんというか、セントルイスから始まった野球の五輪参加への流れはこの2大会ですっぱり止まってしまいました。一度アメリカを出たら一発で途絶えた野球の流れが五輪に戻ってきたのは1936年、ドイツベルリンオリンピック、そしてこの第ニ波こそ、後のロサンゼルスオリンピックへの流れの源流となる流れのはじまり。そして五輪自身にとっても、ナチスドイツによるこのオリンピックは、その後の開催の方向性を決める流れの源流となった大会となりました。ヒットラーのための五輪、ナチスドイツオリンピックと呼ばれるこの大会は、言わば近代五輪のはじまりとも言える大会でした。



1914年に勃発した第一次世界大戦、英米仏露伊の連合国に敗北した中央同盟国ドイツ、オーストリアは崩壊し、両国の社会は混迷を迎えていました。特にドイツでは1921年のロンドン会議において決められた多額の賠償金や領土割譲によって国民の不満が爆発、膨大な借金の返済をまかなうための紙幣発行により今のジンバブエ並みのインフレが起きるなどなどの混迷状態、そこへ1929年の世界恐慌が追い討ちをかけ、事実どうにもならない状態だったのです。そんな状態のドイツ国民が求めたのはもちろんドイツの再建、忍び寄る共産主義の傾向、そんな状況を今一度「強いドイツ」のもとまとめあげていったのが、アドルフ・ヒットラー率いるナチス。選挙を経て第一党となったナチスは、よくその宣伝力や人身掌握力に着目され語られます。ドイツをまとめる上で共産主義や旧連合、ユダヤの人々といった分かり易い敵を作り上げ、その力を分かりやすく内外に示し喧伝する。世界中の目が集まる五輪は、まさにうってつけの広告媒体でした。



ベルリンオリンピックから始まった聖火リレーはもっともわかりやすい例で、結局のところ「ベルリン五輪」すなわちそれを開催する「ナチス」の権威を世界に広告する一番の方法となりましたし、地味なところではテレビ中継や記録映画など多くの媒体でも広告しています。本音は今となっては聞けませんが、ナチスドイツのもと、五輪は「国際社会においてその力や権威を示す」事に使われる、政治的なものへとかわっていきました。野球も同じく第一次世界大戦、連合国アメリカの慰問として欧州に持ち込まれその地で徐々に定着を見せていました。しかし運命のめぐり合わせは皮肉なもので、そうした流れにおいて野球を欧州で初めて認めたのは五輪を控えていたナチスドイツ。結果として野球は、一次大戦中敵国であったナチスドイツによって、成功を約束された上で欧州の表舞台に登場することとなったのです。



野球の近代五輪初お目見えとなった大会であるベルリン五輪ですが、あんまりインターネット上に情報が無い為、素人ながら簡単に解説しますと、大変盛り上がった反面、大変盛り上がりませんでした。グライダーとともにデモンストレーションとして開催されることとなった野球は、当時五輪内でバスケットとともにアメリカがロビー活動を激しくしていた競技でした。皆さんご存知のとおりアメリカはスポーツで独自の文化圏を築いている国ですので、今でもその傾向がありますが当時はスポーツの祭典五輪といえども陸上競技以外はあんまり見所がなく、彼等には五輪の舞台にどうしてもアメリカ産のスポーツをいれる必要があったのです。現実大会中陸上競技終了とともに行われた野球は陸上からあぶれたアメリカ人も多く集め、五輪全競技中でも異例の11万人という大観衆を記録、一躍大盛り上がりのダークホース競技へとなりました。しかしもちろん、当時のドイツ人の野球及びアメリカンスポーツへの熱は高いわけではありません。野球競技開催に伴って事前に野球のルールの説明会を市民に開いたりもしたのですが、それでも観客の多くは野球のルールを把握できず、アナウンサーさえもが野球を解説できない中フライが上がれば大歓声といった始末。そもそも競技場もサッカーのネットをネットがわりにして白いテープでラインを引いたような突貫っぷりで、照明の不良加減も相まって試合は混沌と化し、観客のほぼほとんどは途中で退席してしまったという有様でした。



参加チームもUSAオリンピアズとワールズアマチュアズというチームだけで国家対抗戦でもありませんでしたし、確かに五輪野球に関わっている人たちもこれを最初の近代五輪野球というのは気が引けるのかもしれません。しかし10万超えという観客数と失敗許されぬドイツ民族は結果的に野球を助け、この大会での「成功」をもって次回の開催地である1940年東京五輪で野球は引き継がれることになりました。同時に行われたデモンストレーション競技であるグライダーはオーストリアチームから死者を出し、軍備拡大に熱心だったドイツ空軍の副産物として競技の五輪化が頓挫していますので、確かにあの日、野球は国際競技への、五輪の中核協議への道を歩みだしていたのでしょう。野球はこの晴れ舞台でのお目見えがきっかけとなり、1938年スイスローザンヌにて国際野球連盟発足、同年はじめてのW杯が開催されイギリスがアメリカを下して初優勝、そして次回五輪。ベルリンオリンピックを燃料にどんどんと進められた野球の国際化、しかし皮肉にも、その流れを止めたのも同じくナチスドイツ、そして大戦争の存在でした。



ベルリン五輪開催の為に軍事独裁的な性格を抑えていたナチスは、五輪の終了と共に主義政策を表面化させ、反ユダヤ、失地回復、共産連合との対立と段階を踏み1939年の第二次世界大戦の勃発へ駒を進めていきます。6年越しの争いとなった第二次世界大戦は、1940年開催予定だった東京の棄権、1944年開催だったロンドンの見送りと、両大会の中止を招き、五輪への野球参加の動きを断絶。野球そのものをとっても、長きに渡り二次大戦の戦場となった欧州から撤退せざるを得ず、ようやくはじまったワールドカップも逃げるように中南米の持ち回りの大会となり、芽吹き始めていた欧州での野球の芽は、とても抗いようの無い大きな流れの中で忘れられていきました。現在欧州で野球が行われていない理由の全てをここに求めるのは正しい話ではありませんが、残念ながら歴史的な事実として、この時代野球は欧州で生き残れるような状態にはなかったのです。



長きに渡る野球の新大陸での引きこもり時代の間も、国際政治、そして五輪の状態も目まぐるしくかわっていきました。枢軸という目下の敵を失った連合・共産の両陣営は矛先を探すようにして対立を深め、植民地時代の終わりと共に各地域では独立の流れが起き、そしてその二つが絡み合うようにして、時代は「資本主義」と「共産主義」の代理戦争の時代「冷戦」の時代へと突入していきます。五輪に体現した例をなぞれば、各地で起きた動乱に対してのボイコットが相次いだ1956年メルボルン、枢軸側から資本主義と言う枠組みに組み入れられ国際社会の中心へ復帰を果たしたローマ、東京の五輪開催、今なお独立時の対立を引きずっているパレスチナ問題を表面化させたミュンヘンオリンピックなどなどという流れで主要なところは抑えられるでしょうか。徐々に加熱していく東西対立の色を見せていた五輪でしたが、1980年、ついに東側陣営であるソ連のモスクワに聖火が渡ったことにより、この問題は頂点を極めました。西側からしてみれば奪われたような五輪に、ボイコットが50国近くにのぼる異常事態が発生。ベルリンから進められた「政治的性格」を持つ五輪は一人歩きし、いつしか五輪を単なる政治の意思発信の場にまで貶める状況に成り果てていました。



モスクワで一度休止となってしまった西側にとっての五輪、西側諸国にしてみれば当然次回五輪は持ち回りで西側諸国が行うものにしたかったところだったのでしょうが、それに反し、1984年の開催国は中々手が挙がらない自体に陥ります。ベルリン以降国家の威信をかけた一大イベントとして規模を急激に大きくしてきた五輪も、その膨張には限界があった、ということでしょう。1976年のモントリオール五輪で大赤字を計上し、その後四半世紀都市に負担を続ける経済状況が露呈した五輪に、世界各国は及び腰になってしまっていました。五輪を西に取り戻す、しかし経済的に負担の大きい五輪は行いたくない、そうした葛藤の結果、ついに西側の盟主アメリカ・ロサンゼルスは開催へ向け一つの方針を生み出します。それこそが現代の五輪へ通ずる「国威発揚五輪」の次の概念「売り物としての五輪」、都市に負担をかけず五輪をコンテンツとして売れる範囲内で開催する、経済的な五輪のあり方でした。しかし先ほども言ったとおり、スポーツ独自文化圏であるアメリカにおいて五輪競技はそこまで注目が集まるものではなく、特に五輪のキラーコンテンツである「サッカー」が伸び悩むという特殊な状況がアメリカにおける五輪開催のネックとなります。



アメリカにおいて五輪の黒字化を目指すのならば、どうにかしてアメリカ人の目が集まる競技を開く必要がある。一方その頃、野球は1970年のワールドカップ欧州勢初参加からアジア大会と、中米持ち回りのローカル大会から脱出、新たな国際化へまたロビー活動を強くしていました。アメリカとしてのスポーツを求めるロサンゼルス、国際化への舞台を求める野球、1936年のドイツから半世紀、ここで五輪と野球は再び流れを交える事になります。歴史の流れで欧州を追いやられた野球は、歴史の流れでデモンストレーションではない「公開競技」として五輪に復活することになったのです。



という事で「なんで野球みたいな競技が五輪に参加できることとなったの?」、前半セントルイス五輪からロサンゼルス五輪まででした。次回は公開競技となってから北京で追い出されるまで、「なんで野球は五輪から追い出されることになったの?」部分を検証して行きたいと思います。まぁ歴史的事実をのべているだけの内容ではないので主観は入りまくってはいますが、歴史的な検証が甘いのは素人判断という事でお許し下さい。

長すぎる。

posted by shoeless |11:07 | 国際大会 | コメント(2) | トラックバック(1)
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2008年08月23日

金に同じと書くメダル戦完結

1
フジ「俺を殺す気か」

2
韓国戦ばかり実況できていませんが、他意はないよ

3
五輪ももう終わりか…

4
ストラスバーグもまだ、ダイヤとは言え原石だったという事でしょうか

5
シドニーの時よりマスコミが暗い

6
荒木、ホームランを意外性の男扱いされる

7
アメリカ投手陣、この大会ずーっと制球ぴりっときまりませんね

8
中途半端なスイングをマイナーリーガーとは言えアメリカから引き出すとは、なんという絶妙な調整

9
あんまり確たるデータ無しにこういう事を言うのはあれですが、阿部と里崎では内外の比率が露骨に違いますね

10
全体でのソックス上げ率は二割でした

11
低めや緩い球を全然振りませんねー、直球かスライダーが高めか外に来るのを狙ってんのかな

12
や、野郎!!この局面で笑ってやがる!!

13
露骨にボールが揺らぎ上擦りはじめましたって言った瞬間四球

14
荒木の好守が、次回からの和田の「内角」や「直球」への恐怖を消してくれますように

15
苦しい展開で投げる球がなくなる展開は御免です、外のスライダー要求しまくりとか、御勘弁

16
西岡一人のネガティブなイメージが、ここまで投手を脆くするものなんでしょうか、やっぱり野球は情報戦よか心理戦なのか

17
勝つたびに「これが日本野球」って言われるからいまいち何が日本野球なのかよく分からなくなった人がでる事は目に見えている

18
ポロリもあるよ的な納得の仕方で自分をなだめなさい

19
どっちが先に崩壊するかを待つ合戦

20
やったー!!センターフラ…イ………何この馬鹿試合

21
久しぶりにあんなに嫌らしい焦らしあう、相手を試しあう打席を見ました、和田君もう開き直って…!!

22
こうして大会を見ていますと国際戦でいい成績を残せる投手のタイプが見えてきます、緩急と制球を武器に勝負度胸を持って投球できる物おじしないタイプで後に引きずらない、…しもやな…

23
チラホラメジャーの極東スカウトと呼ばれる人達がスタンドとかに見え隠れしているような気がするんですが、気のせいかしら、台湾や韓国で毎度に見たよあの人達

24
あれだけサイン送って単なるフルスイング…アメリカは空サイン使ってきてるという事でいいんでしょうか

25
ブラウン一人に日本の投手陣が軒並み調子を崩されそうです

26
君は球を見るという事を知らんのかと言いたくなる程の積極性の末四球、選球眼のなせる技という事ですね

27
何をしに走ったのかがさっぱり分からない…まさか…動揺を誘うためか!?

28
日本の敗戦パターン「緊張の糸が弾けちゃって夢も希望もない敗戦」になってきましたウヘラウヘラ

29
あきらーめなーいでー

30
落ち着いて考えて欲しい、日本が仮に四点のリードがあったとして皆さんはそれで安心するだろうか、つまりまだ事態はそういう情況にあるはずなのだ、そう簡単に言えばあきらーめなーいでー

31
ボビーの楽しいけど楽しいとコメントしづらい休暇

32
完投させる気とかじゃ…ないよね…

33
あまりの重苦しさにマー君のプルペン入りが見えなくなった

34
デクスター!デクスター!

35
星野監督の顔がしょんぼりにも程がある

36
よりにもよってジャプセンがでていらした

37
球が速いにも程がある

38
ちょっとお出ましが遅すぎたようで

39
なんか、僕等のイケメンが、力みすぎて、見るからに調子がよくなさそうなんですが

40
このストレスのたまる場面で場を殺してまで追加点をとろうとするダブルスチール…悪魔的伏撃策…

41
青木に土橋の魂が宿ったー

42
すがるような展開とはまさにこのこと

43
中島つないだあああああああああああ

44
9回2アウトでもブルペンに電話をかけたくなるもんなのか

45
日本終戦

日本4-8アメリカ

46
ひぎぃ

47
星野監督のダグアウトへ向かう後ろ姿が焦りと放心しか感じられなかった…

48
アナの必死のフォローを野村一瞬で遮る

49
選手がかわいそうってのはなんでかわいそうなんだろう、怪我とかプレッシャーかな

50
野球北京五輪日本代表メダル無し!!日本国民のほぼほとんどがまさかなと思いつつ口には出さなかった事が事実となってしまいました。しかも内容はまったく胸踊らぬ試合ばかり、ソウル五輪から続くリベンジはついに、北京をもって「道標のない暗闇」に突入しました。遠退く五輪復帰に、より遠退く日本の五輪登頂。はからずも終わってしまった日本野球の北京五輪、しかしまだ北京五輪の野球は終わっていません。自分で自分の中に負けた理由を探すより、負けた相手に理由を探して一歩を踏み出せ。という訳で北京五輪決勝、韓国対キューバを、はからずも中継するはめになったフジテレビさんでお楽しみください。

それではまた今夜お会いしましょう。

posted by shoeless |11:23 | 国際大会 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年08月20日

アメリカ戦実況完結

1
本当に、本当にアメリカにダルビッシュをぶつけおった

2
今回のアメリカはロサンゼルスや他大会と比べて、あんまり「豪華」なタイプの面子じゃありませんね

3
ストラスバーグが見たかった人でこのブログは腐りきっているはず

4
いいから始球式が誰なのかを説明してくれ

5
バーデン!バーデン!

6
ケイヒル!ケイヒル!

7
5キロの欲張りが力みとシュート回転を生む、与田さん勉強になります

8
球筋が素直で制球が乱れず緩い球も平気で投げ込める、上原の国際戦での強さってこういう事なんでしょうか

9
クイックの下手さを文字通り頭で補ったということですね、わーい

10
何 故 フ ォ ー ム の 情 報 を 知 ら な い

11
今日はストライク先行、バッテリーが慣れたって事なんでしょうか

12
荒れ球ながら打たれないケイヒル、入るか入らないかは運試しのケイヒル、僕の心には洗平

13
しまった、洗平は例えとしてピーンとこない例だった

14
ちょ、ごめ、今トイレいってて、その、いつのまにやら、投げる人が急に坊主に、いやさっきから坊主は坊主なんだけど、坊主から坊主らしい坊主にメタモルフォーゼしてるっていうか、そのうまい感じの坊主に

15
もとから「最終戦は投手注ぎ込みで勝ちをもぎ取り、ダルビッシュを調整登板させる形で決勝にまわす」という事だった、というのか…!?

16
さっき既にコーチがブルペンに電話しているのを見て変だとは感じたが…こういう事だったとは…ちっくしょおおおお

17
なんだか一発浴びる流れになってきてる気がするんです、が、僕杞憂って言葉大好き!

18
何をもって投手戦とするか貧打戦とするかで悩む今日この頃

19
金をめざすならキューバ・韓国が単に順番の問題ってのはよくわかるんですが…不思議な話ですけど…キューバとなら韓国戦の方が楽に勝てそうなんですが…もし三位決定戦で韓国とかちあったら負けちゃう気がするんですよね…

20
引っ張り打ちがばれているポジショニングにしては新井は内角を意識してないように見えましたね

21
外攻めの稲葉に対してポジショニングの裏をつくエンドラン!新井の足の評価はアメリカバッテリーに対して安心感を植え付ける保険としての奇策!なんだ今日の動き方は!

22
と書きましたが、よく考えたら相手や配球にあわせてポジショニングを頻繁にかえるのって、アメリカ、もっと言えばバーデンくらいでしたね

23
雷こわいよー

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まさか…本当にこの試合は日米によるキューバ戦譲りあい合戦なんじゃ…

25
この回からアウトカウントを十進法に変えます

26
なんだか今回の五輪は死球が多い感じがするのは気のせいでしょうか

27
やばい…風呂入りたくなってきやがった…ゴクリ

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やったー!女子ソフト銀以上決定!

29
あ、そういやソフトで思い出しましたが、今月末にある女子野球ワールドカップ見に行こうかとおもってます

30
川崎と現在好調の荒木・西岡を天秤にかけるのは難しい

31
ミットの音が川上になってから漫画みたいな音が鳴ってるんですけど

32
アメリカ・カナダといい、マイナーリーグのオールスター達が外のカーブっていうか突然くる緩い球に揃ってタイミングがあってませんね…やっぱり投手の廃り流行りが日米で格差があるという事でしょうか

33
そういやシンカーボール主体の投手ってアメリカ一人もいないような…

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みんな早くNHKに「俺を殺す気か」ファックスを送るんだ

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デクスターなんというオープンスタンス、そこまで球際対応に悩んでいたのか

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風がレフト方向に吹いていた影響かしら、文字通り風向きが変わってきた

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いまいちIBAFのスタンスがわからないんですが、やっぱり今回の五輪ではアジア各国の応援団は鳴り物取り上げられちゃったんでしょうか

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礼節の国中国に生きる美徳…勝利譲り合い合戦…!ついに大詰め!

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タイブレークは普通に考えたら1番2番の機動力をいかすか8番9番を塁上に追い込んどくか、ですよねぇ

40
岩瀬がノイローゼになりかねん

41
魔物「フハハハハ死神君!」

42
はやく!誰かどんど焼きの画像を探すんだ!

43
いくらなんでも10回から比べて作為の臭いを感じる…人身御供作戦なのか…

44
岩瀬炎上は予定調和か否か、チームとしての指針か否か
ロングリリーフが久しぶりの岩瀬にタイブレークを任せたのは継投ミスか否か
アメリカの心中は素直に喜べるのか否か

朝まで生揉め

45
負けるのは最初からまぁ構わないんですが、負けの質があまりに明日へ引きずる負けに見えるんですが

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ベンチが通夜より暗い

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これ、このまま勝っちゃった方がやばくない…?

48
阿部のあんな振り見たことないって

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あまりの事に気を失わざるをえなかった

50
ついに予選リーグも終結。アメリカとキューバが潰しあってくれるのは好都合ですが、重苦しく停滞した打線、印象に残る敗戦があった投手陣、そして力つきた感のある今日の敗戦ムードと決勝トーナメントに引きずりかねない結果となりました。準決勝の相手はWBCからの国際戦粘り強さを見せる韓国、とれるメダルの色が徐々に黒味がかってきています。まぁ何はともあれもう準決勝、嫌でも明々後日には全てが終結しますし、むしろ寂しい気さえしてきました。今日もお付き合いいただいた皆様、お疲れ様でした。

posted by shoeless |19:47 | 国際大会 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2008年08月19日

中国戦実況完結

1
韓国台湾を見るに不気味にも程がある中国

2
王楠か…

3
なんか今回の中国のユニフォーム…変わってない?かっこいいけど目に悪いね。

4
中国はさっきからストライク先行に目がいってるのか甘く入ってますねー

5
ぱっと見連携がそつなくなったのかな…?

6
え?中国が1リーグ制?ってよくよく考えたら中国は1リーグ2地区制でしたね

7
お久しぶりの呂建剛、一時期は怪我でギリギリだったのに、よく復活できたもんです

8
孫国強 サイドスローながらタイミングや角度で勝負しようという気がさらさら見受けられない男

9
やばいです、初回失点4~5回で失点のパターンがまったく守られていない投手リレー、この後のリリーフも目が慣れてきたのに軟投派かいません、中国投手陣崩壊の兆し

10
NHK「頼む…!中国!なんとかあと一時間…持ちこたえてくれっ…!」

11
そういや韓国人とメールしたら「この予選リーグ全力パターン…なんというデジャヴ、これは間違いなく決勝リーグ敗退」とか言ってました、いやキューバに勝つのは素直に喜んで良いと思うんですが

12
孫嶺峰はやっぱり速いですねー、ただアスリートタイプが必ず大成するわけではないのが野球って思うと難しいところです

13
中国に ほのかに香る メジャーかな

14
李磊やめて!もうこれ以上天津が地区リーグで勝つ要素はお断りよ!

15
張玉峰が徐々に下柳と同じ道にたどり着きつつある

16
そういや何にも関係ない話ですけど、サッカーのスタジアムの芝、なんだかすごくボロボロだったような気がしたのは僕だけでしょうか

17
内角を攻めたい気持ちは分かりますが、もう少し落ち着いてからのほうがいいんじゃないか

18
中国でこんな大観衆が野球見てるの正直初めて見た、国内リーグで観客がだいたい100人以下ってところですし

19
欧州勢はだいたい球速が速いので、クイックがここまで弱点としてつかれると、中国のこれからの課題がよく見えてきますね、中国投手陣全体を見ても140キロ超えの球速は珍しい状態ですから

20
見せしめというほかない村田人身御供

21
賈といい新井といい、こういう決戦じゃ4番は調子を崩すもんなんでしょうか

22
遅くなりましたが20万再生ありがとうございます

23
西岡容赦なさ過ぎる、とは関係ないのですが、ポール際に球際判定員がいませんね、どうすんだろう

24
でたー!劉凱の超遅球!

25
劉凱の超遅球

基本角度をつけて前のめりで速い球を投げ込む投球が持ち味の劉凱、変化球はスライダーを軸にするものの、たまにバレバレにも程があるやまなりのふんわりすっぽぬけボールを投げるのだ!そしてそれは大体場をビックリさせるだけで、むしろ投げた劉凱の方がびっくりするボールなのだ!

26
とかいってたらコールドゲームの香りがしてきた

27
中国代表が完全にやる気を失う音が聞こえた

28
郭有華

顔がベテランな面構え、そして中国野球の異常な若さから年寄り扱いされるサウスポー。曲がりも速球も速いカーブと癖の無い速球の二択で投球を組み立てる。

29
明るいというかっていうか、余裕綽々なだけじゃないすか

30
こけた!緑の子がこけた!

31
振って負けたんだから、中国も変わりました、いさぎよくなったとでもいいましょうか、確かに中国は2002年とは、変わったと言っていいと思います

32
日本 10-0 中国

決勝トーナメント進出決定!スーパー俺を殺す気かデー到来!

33
くるみさんありがとう~!みたいな感じのこともやるよ

34
スーパー俺を殺す気かタイム到来だよー!

35
二人とも中国の格下扱いが露骨過ぎる

36
この似顔絵は悪意あるよこれ、そもそも誰だったんだ今の

37
ホームランバッター二人の調子がさっぱり出ないのが日本の攻勢のカードを少なくしていますし、心配ですね。普通なら中国のような勝敗が関係なくなった相手に打って感覚を取り戻すのがセオリーなんですが

38
単なる個人的な想像ではありますが、明日のアメリカ戦、韓国がキューバに勝ってしまう波乱が起きたため、日本は戦略的にアメリカに敗北を喫するような気がします。わざわざアメリカ戦に全力をつぎ込んで2位のキューバとかちあうよりはとっとと負けて1位の韓国とやった方が、いくら面子が欠けているキューバとは言え王者とやるより日本に分があるのは明白ですし。まぁアメリカもそういう気は多少あるでしょうし、明日は勝利譲り合い合戦にとか、なんないかなぁ。

39
そういえばみなさんこれ、覚えてらっしゃるでしょうか

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/shoeless/article/150

むかーしやった北京五輪のアンケートです、ちょっと時間が空いてしまったので、今現在の状況と見比べてみました

40

銅メダル派

・社会人日本代表経験がある人たちががんばんなきゃ無理
悲しいことに阿部とかを除いてほとんどいません…

・アテネに比べて相手が強い
まさかではありましたが、韓国を除いてむしろ弱体化しているイメージのほうが強いです

・キャッチャーがねえ
この当時、矢野の代表入りを出来た人間は2%に満たないはず

・キューバ最強
韓国さんが足蹴にされていきました、いや本当にまさかだったですけど

41

銀メダル派

・今度はキューバ
毎回キューバ

・決勝は上原でコケルと予想
上原の国内リーグでの不調が彼のポジションをリリーフへと変えてしまいました、これもまさかといえばまさか

・勝手なイメージだけど星野ジャパン詰めが甘そう
うわ~大当たりや~

・運も必要だからなあ 前回以上の成績なら評価したい
もうあと3戦ですが、決まったようなもんだとも思います

42

金メダル

・願望はいってます
今もです

・順当に行けば金しかない
フフフ・・・今でも同じ口が聞けるかな…?みたいな展開になったらどうしよう

43
ということで卑怯呼ばわりされる前に、今回も恒例の予想をしてみました

金 日本
銀 アメリカ
銅 キューバ
韓国

予選リーグ最終戦で日本がアメリカに敗戦し韓国戦行き、前半だけ投手戦ながらリリーフの枚数で韓国が力尽き勝利。アメリカはキューバ相手にワールドカップからの連敗を崩さんとしキューバも投手陣が限界でアメリカ決勝進出。そしてなんやかんやあって日本がアメリカに勝利し星野監督が長嶋監督に金メダル報告のニュースが東スポの一面になる。ナンバーの表紙は宮本。これでどうだ。

44
ついに準決勝進出決定!おめでたい話ですが、不気味なほど好調の韓国に王者キューバ、ワールドカップ覇者アメリカとどんどん暗雲が漂ってきました。一方の日本はいまだ不振の選手が復活の兆しが見えないこの状態、嫌な意味のほう8割くらいで目が離せません。もう後一分張り、サクロン飲んでお付き合いしていきましょう。今夜も皆さんお疲れ様でした!もうしばらくしたら東京へ行っていた韓国戦の分の実況をしようと思います。それではおやすみなさい。

posted by shoeless |19:30 | 国際大会 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年08月18日

カナダ戦実況12

1
いやー勝つってわかりきってる試合を見るのは楽しいなあ

2
いや、正直楽しくないんですけど

3
カナダは面子を見るに次のWBCで脂がのる若い選手ばっかりですね、サンダースとか、と思いきや数年前ならメジャーでバリバリやってた連中もいますし、いいチームです

4
にしても好調韓国相手に結局延長とか中国本当粘り強い、今年のアジアシリーズは駆け上がるかもしれませんね

5
左投手ばっかりぶつけられても左を並べ続けるカナダ打線

6
すごく…心臓に悪い展開です…

7
WBCにて稲葉と松井でどちらに外野手枠を与えるのか論争勃発の予感

8
カナダ打線が高めの球と外の変化球にまっしぐらすぎる

9
矢野は藤川専用捕手扱いなのかしら

10
内角の球を引っ張って本塁打にしたい、心中お察しします

11
しまった、ご飯食べながらじゃ更新のしようがない

12
稲葉敬遠は喜ぶべきなのか村田がドツボなのを悲しむべきなのか

posted by shoeless |19:47 | 国際大会 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年08月16日

韓国戦実況のはずでしたが

ただいま東京に滞在しているのですが、韓国戦を見る事が出来そうにもありません。九段下暑い。すいませんが、てことで韓国戦の解説はまた後日…。明日は実況します!

posted by shoeless |20:21 | 国際大会 | コメント(0) | トラックバック(0)
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