2007年04月18日

自費渡航の男の妄想

ニート、ひきこもり等の等に含まれているのが僕ですという現実はさておき、イギリスに来てからあっというまに一週間をオーバーしていました。「僕が野球を守ってやるからね!」とぶち上げたからには何かしなければと考えつつも、結局のところ前述の通りさっぱりの仏滅生まれである僕はアクティブさのかけらもない日々を送っています、そろそろ具体的な計画を作らなければ瞬き程度のイベントで留学が終わってしまいそうです。



とりあえずここは世界から多くの国の人々が集まるイギリス、世界の野球の認識をはかる上でこんなに行動しやすい場所もなかなかないと前回報告した後も世界の人々に野球の認知を聞きまくってはいたのですが、それはあくまで調査の範囲内を抜け出すことのない行為です。こんなんいくら続けたところで僕の学校で肩身が狭まるですのでそろそろ本質的に「イギリスの野球を支援する」活動の計画を考えなくてはなりません。あ、とりあえず参考までに前回に引き続いての調査結果をのせておきます。

知らないよグループ…仏領ギアナ、アルゼンチン
アメリカのスポーツでしょグループ…ロシア、スイス、インド
知ってるよグループ…ベネズエラ、コロンビア

全員男性です、男とばかりどんどん仲良くなる八方塞り、やはり米国文化は良くも悪くも強いといったところでしょうか。



支援の話をするにあたって彼らに話から分かったことがいくつかあるのでそれにそった話をしていきます、まず一つ目は彼らのほとんどが野球をプレーしない理由に対しするしないの前にできないんだという答えを述べているという事です。話を掘り下げれば往々にして彼らがスポーツに出会うのは学校の授業であって、そこでプレーした競技からクラブチームに所属していくという流れを持っているということ、つまり彼らの授業のカリキュラムにベースボールが存在していないためそもそも彼らの選択肢にベースボールがあげられないという訳です。確かに僕らもスポーツを始めるのは学校の授業やクラブからがほとんど、野球にその根がはっていないのなら野球の普及はしようがないということも頷けます。



彼らが学校で野球をしない主な理由としては、道具がまず手に入らない点、そして野球を教えることが出来る人間が非常に限られていることがあげられるでしょう。裏を返せばそうした不足を提供することが出来れば学校で野球が行われる可能性の目もあるということ。根本的な解決はなかなかに難しいでしょうが、授業にベースボールを盛り込んでもらう、選択肢として野球をおいてもらう程度のことは営業努力でなんとかなる範囲内のことのように感じられます。そういう背景があるならばとりあえず道具の寄付の最優先は学校、そして地元のクラブチームという筋道が最善、これにそった計画を立てればいいのでしょうか。おしつけにならない程度との兼ね合いが非常に難しそうです。



そして二つ目、彼らのほとんどが日本の漫画はうちの国ではとても読まれていると話すということです。確かにイギリス国内でも日本の漫画はちょっと大きい本屋ならコーナーで配置されていることが多く、子供たちやティーンエイジャーにとっては絶大な市民権を得ています。ぶっちゃけて言えば人気の作家の作品ならなんでも買うという人たち、漫画を含め日本の文化なら大体は好感を持って受け入れてくれるような人たちも少なくありません。身も蓋も誠意もない言い方をすれば、彼らはイギリスに野球をもたらす窓口となる大きな可能性を持っている人たちといえるでしょう、なんとか便乗させてもらえないかという話をしたいわけです。



多くの漫画マニアと呼ばれる人たちの年齢層はこれから子供を作る青年層、やましい気持ちゼロで日本の漫画を読んでくれる子供たちはこれからのイギリススポーツを担う幼年層、スポーツを広めるのにここまで都合のいいコンテンツもなかなかに無いでしょう、つけこまない方がどうかしています。何の関係も無い話ですが僕の友人は女の子が振られた瞬間ばかりを狙ってつけこむので二割り増しと呼ばれていました、いつもの二割り増しでかかっこよく見えるからという由来どおりに、二割り増しは漫画オタクながらこの手によって彼女に事欠かいたことが無いプレイボーイでもあります、さながらこの作戦は二割り増し作戦とも言える作戦、ありがとう二割り増し、そしていい加減淋病か鬱病かどっちかになれ二割り増し。



内輪ネタが過ぎたので話を戻しますが、ようはとっつきやすい野球入門のきっかけとして日本で人気を博した野球漫画をイギリスに輸入してしまうのも一つの手なのではないかと考えているという事。もっと簡単にすればアメリカなどではもうすでに英訳された野球漫画が販売されていますし、それをそのままイギリスに持ち込んでしまえばこんな単純な話はありません。とは言えヨーロッパ内では限りなく低い野球漫画の先生方の知名度、その上漫画を持ち込んだとしてもどこに寄付すればいのか皆目見当がつきません。とりあえず図書館や学校が寄贈図書を受け付けてくれるのかどうかを調べるだけでも価値はありそうです。



現時点で考えられる普及作戦は今のところこの二つ

1野球道具と教則本を地元の学校およびクラブチームに寄付する
2野球を始めるきっかけとして野球漫画を配布する

さぁさぁ、果たして東洋からやってきた挙動不審な男の生暖かい善意は英国紳士たちに受け入れられるのでしょうか。僕の外見と事の成り行きという二つの意味でこいつは見物ですね。

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posted by shoeless |00:22 | ヨーロッパ野球 | コメント(0) | トラックバック(1)
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