2009年03月30日

未踏峰への挑戦

最近なんだか大きな大会の度に更新しているため、紹介やら宣伝のためのブログみたいになっていますが、今日も今日とて大会の宣伝でございます、げんなり。まぁげんなりとは言ったものの、「2013年WBCの存在が危ぶまれていましたー」なんてニュースもちらほらあっさり出されている現実を考えると、本当だったら大会の紹介をできるだけでもありがたい話なはずなのです、と思うしかありません。ただでさえ野球は吹きすさぶ向かい風をうえけているような有様にあるというのに、それに付け加え不況風まで吹かれてはたまったもんじゃないはず、それを考えたらこんな場末のブログの更新内容なんざ何が問題なのかって話でしょう。事実、今回紹介する第8回アジアカップも、本来ならば既に大会の紹介はおろか結果の報告をしていてもおかしくはないようなスケジュールなはずでした。五輪の無い今回のアジア選手権はアジアの3強が第二チームを送り込む可能性が高く、当初予定されていたホスト国であったフィリピンはこのチャンスにそれなりの意気込みを見せてはいたのです。



アジアカップってなぁに?アジア野球選手権?アジアシリーズ?ほえ?みたいな方の為に御説明しますと、アジアカップとは今回で八回目を迎える、アジア野球選手権の下位予選です。ここで勝ち抜いた数カ国がアジア選手権に進み、またそこで勝ち抜いた国々が次のアジア3強国とのリーグ戦を行ってアジアチャンピオンを決め、年によっては五輪やワールドカップの枠を決めるという形になっています。もちろんのこと日本はシード国ですので野球に親しみ深い人でもいまいちなじみがない大会だとは思いますが、ここ数年この大会の構成国となっている南アジアの国々にとってはかなりの激動の時代を迎える重要な大会となってきているのです。本来のホストフィリピンからしてみればSEAゲームスでタイの大エースキッサダーに負けたリベンジマッチの要素も強く、7月に札幌で行われるアジア選手権に向けて是が非でも主導権を握っておきたい大会でした。しかしながら経済情勢の悪化から融資を受けられなくなった大会本部はフィリピンでの開催を見送って、あろうことかライバルタイへ5月開催を譲ってしまいました。もちろんフィリピンはタイよか実力は上の国ですし、大会に代表を送り込むことは間違いないでしょうが、なんとも世知辛さが隠せません。



前回大会では出場を表明した国々が金銭面で代表を組織できず、日本から人が派遣されている国々もパタパタと出場断念。先ほど激動と言った事も、半分くらいにはこの大会の出場する面子が経済状況によってポコポコかわる変わるという事実も影響しており、もとよりこの大会、あまり景気のいい話が聞かれるものではありませんでしたが、今年は例年にも増してその傾向が強まりそうな予感を感じずにはいられません。IOCが競技決定時期をかえるという可能性が高まっており、決定前最大の大会がアジア野球選手権になりつつある今、IBAF的にもこの大会かなり失敗が許されないピースのひとつではあるのですが、開催自体なかなか予断を許さない状況になってきました。大会の開催を譲られたタイでは代表選手が数人引退が続きメンバーの交代を余儀なくされているようですし、トップ層がそうした状況下にある今では他の国々の状況は想像がつきません。アメリカ人コーチを迎えたイラン、公式に代表の情報を出している香港・パキスタン、日本人コーチが派遣されているミャンマー・スリランカあたりはまず参戦すると思いますが、ってそれだけ見たらいつもの面子って気もしますね。



順位に関してはロースターが発表されないとなんともいえないのですが、フィリピンの優位をいかにタイのバランスブレイカーキッサダーが崩すか、打がまとまっているパキスタン・香港がどの程度噛み合うかを加味すれば、フィリピン・タイとパキスタン・香港ってとこでしょうか。フィリピンはリーグが軌道に乗って3年目の真価が問われる大会ですが、昨年までの代表のメンバーを見ていると、中国代表以上にあんまりリーグ戦で新たな人材が出てきた感がありません。リーグ開幕前に終わらせられるはずの大会が、リーグ途中に大会がずれ込んでしまったことがどの程度影響するか、それを考えるとフィリピンの「絶対」も危うい気もします。とはいえタイも前述通り代表が入れ替わっているとの噂あり、パキスタンは国内リーグでの軍隊チームの調子がいいようですがとびぬけて云々とまでは言われていませんし、他のチームは時期がずれたことで代表派遣自体がてんやわんやのようです。難しいね、スタッツが見れない野球チームの分析って。

posted by shoeless |00:24 | アジア野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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